中国ドラマ-晩媚と影-あらすじ-22話-23話-24話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。
ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
晩媚は越太傅にされた拷問のせいで功力を失い、武力が発揮できない状態になっています。しかし若様が血蓮教の心法を習得させたことで、姹蘿が思っているよりはマシなようで、知恵を巡らして任務を全うし、地殺として残ることを許されています。でも姹蘿にとっては晩媚と長安はいまだ目の上の瘤であることは変わりありません。
そこで姹蘿は、晩媚にとってはかなり荷が重い任務を命じて、失敗を狙ってくるようになりました。ただ晩媚の真の弱点は、武力でも長安でもなく、自分のために犠牲を生むことをよしとできない優しさなので、それがどうなっていくやら…。
今回はなんと、姽嫿城が越太傅によって兵で攻められるという、姽嫿城設立以来の大ピンチを迎えます!話の展開が早いので頑張ってついていきましょうね♪
【晩媚と影】(ネタバレあり)
22話「仁義なき暗殺」
「秦雨桑を殺し、方歌に罪を着せる」という任務のため、晩媚は武術一途な秦雨桑に会うことにこぎつける。そして秦雨桑は晩媚の持つ神隠剣に興味を示すが、晩媚は秦雨桑の提示する条件を次々に蹴って焦らす。そして晩媚は「お互い最も重要な人の名を手に書く」と提案するが、秦雨桑は当然心酔する「方歌」と書くのがわかっていたため、晩媚もわざと「方歌」と書いて見せ、方歌が父の仇だと説明して秦雨桑を動揺させる。お互いに武術の技の提供をかけて、言葉で闘うが晩媚は敗北する。
なんて言ったらいいのか、このエア武術バトル…傍で見てたらかなり寒そうな気が…
仇討ちを諦めようとしない晩媚に、秦雨桑は方歌にすべてを与えられどれだけ世話になってきたか、自分が今あるのは方歌のおかげだと語り、晩媚の父の致死傷が新月の形をしていたと聞いても信じようとしない。晩媚は大佛寺に泰雨を連れ出し、方歌が寺に預けていた、秦雨桑の妻から方歌宛の手紙を見せる。晩媚は武術以外愚鈍で正直な秦雨桑に、「方歌が秦雨桑に妻を与えたのは、秦雨桑が集めた秘本を妻に翻訳させて方歌に献じるためで、盟主の地位を保つために秦雨桑を利用してきたのだ」と教え込む。それを聞いても、これまで方歌のおかげで幸せに暮らしてきたと思ってきた秦雨桑は、にわかには信じられない。
秦雨桑って…チョロい。方歌に散々利用されてそう。こんなんで江湖渡れるのでしょうか
その頃、方歌のもとを一人の老女が訪ね、息子を買い戻したいと懇願してきた。老女は自分の息子は秦雨桑と特徴が似ていると言い張る。方歌は否定したものの、秦雨桑に伝えるからと言って、いったん老女を帰らせる。
その帰り道に老女は襲われ、そこにちょうど行き会った晩媚と秦雨桑がそれを助ける。晩媚が襲った刺客を追いかけている間に、秦雨桑は老女から事情を聞き、方歌が自分の身売り証文を奪うため母を殺そうとした、という事実に愕然とする。老女により自分の幼い頃の記憶は方歌に改竄されていることに思い至り、秦雨桑はとうとう晩媚の策に落ちる。
晩媚は何割の真実で秦雨桑を誘導しているのかな。刺客は偽者でしょうが、母親は…
しかし、晩媚が追ったふりをしていた刺客は、晩媚の影・二月だと思っていたのに、晩香の影・風竹の変装だった。晩媚は秦雨桑を殺さず逃がそうとしていたが、それを見越した姹蘿が晩香を差し向けて秦雨桑の母を演じさせ、とどめを刺すように筋書きを変えていたのだ。晩香の毒香によって瀕死になった秦雨桑に晩媚は、話はほとんど真実で母親も生きていると語る。秦雨桑は晩媚に感謝し、方歌に対しても恨み言を言わずに絶命する…
秦雨桑は最後までいい人だ…晩媚の任務対象って割といい人多いですよね、阮娘以外は
晩香は風竹に、秦雨桑の死が方歌の仕業に見えるよう、方歌がするように新月型に致命傷を工作するように命じるが、二月が自分にもできると晩香に媚びたため、晩媚は二月と晩香に怒りをぶつけて立ち去ってしまう。二月は反省の色がないが、晩媚に不忠を訴えられたら刑堂行きだと晩香に気付かされる。晩香は二月に、先手を打つようにと入れ知恵するのだった。
また晩媚は手を汚さずに済んでしまいました。晩香は前のこと根に持っていそうですね
李嗣源は方歌を訪ねるが、韓修殺害の下手人である晩媚は連れていなかった。しかし塩の商いを譲ってほしいと依頼し、姽嫿城で秦雨桑の実母と身売り証を預かっており、それが流出すれば方歌の江湖での立場が危うくなると暗に脅しをかける。そこで方歌は李嗣源に韓修の商いを引き渡し、塩の闇取引の本拠地である雪塩楼への紹介状を出すことに。
李嗣源に会った雪塩楼の楼主は、引継ぎの挨拶がなかったと不快感を示す。李嗣源は「この道に入るには三つの関門がある」と言われる。ひとつ目は度胸、これは門をくぐってやってきたことで合格。二つ目は学識だという…
塩の専売は唐を生き永らえさせた一方で密売業者を生み、そして塩の密売は唐を滅ぼしたわけですが、雪塩楼みたいな変な組織が、ヤミでいっぱい存在していたのでしょうか
23話「噬心蠱の呪い」
二つ目の関門は学識。李嗣源は壁に裏向きに掛けられた絵について尋ねられ、管仲と即答する。管仲は塩売買の法律を整備したことで塩神と呼ばれるが、ヤミの違法取引のために管仲の目を避ける意味で絵を裏返しにしているのだと。
三つ目の関門は運気。12個の杯に入れられた酒のうちひとつが毒入りで、それを李嗣源と雪塩楼の男が順に飲んでいくという賭けに挑むという。最後に二つ残った杯の一方を飲み干して李嗣源が平然としていたため、楼主がそこで止めて李嗣源の勝ちを宣言する。
しかし実は、李嗣源は毒杯を飲んでいたのに平気なふりをしていたのだった。月影に支えられ雪塩楼を出るまでは倒れまいと必死に耐える李嗣源は、心配して覗き込む月影の顔が晩媚に見えて、ほほ笑んで「晩媚…」と呼びかけてしまう…
月影かわいそう…これはかわいそうとしか言いようがないです。これは心折れます…
晩媚の影・二月は晩香の勧めに従って、姹蘿に対して晩媚と長安が情を交わしているためもう仕えられない、と訴えた。姹蘿は主人替えを認めたものの、二月にも罰を下し、ようやく晩媚たちを罰することができると喜ぶ。そこで長安に色戒を入れようと考えるが、刑風が「第二の私を作りたくない」と反対する。
かつて姹蘿に謝家を襲わせたのは越軽崖だったが、その目的は「無字詔」を手に入れることで、果たせなかったことで殺されそうになったことを今でも姹蘿は悪夢に見るのだという。その話を長安は姹蘿の部屋の外で聞いて愕然とする。
刑風、割といい人かも?そして越太傅が仇だったら、阮娘がサクっとやればいいのに
刑風は長安に噬心蠱を入れることを提案する。晩媚にも成長した蠱虫を入れることで、二人が近づくほどに長安の心臓は激しい痛みに襲われる。姹蘿は晩媚への忠誠心を試すため、晩媚に一日以内に蠱虫を晩媚に入れて来るように長安に命じる。成功すれば長安は晩媚の影に戻されるが、失敗すれば二人には死が待ち構えているのだという。
長安は晩媚の元へ向かい、晩媚に「二つ大事な話がある」と切り出し、まず一つ目として、蠱虫を晩媚に入れさせてくれるようにと頼む。二つ目は一つ目を承諾したら話す、と長安は跪く。晩媚がためらうと、そこに月影が晩媚を呼びに来る。李嗣源が毒で苦しみ晩媚を呼んでいるのだと…
刑風いい人説が一瞬で砕け散りました。なんて惨くえげつない罰を思いつくのだろう…
晩媚が長安を置いて聴竹院にやってくると、李嗣源は毒で冷えた体を温めるためだと酒を飲み、酷く酔っていた。今日は李嗣源の誕生日で、過去の誕生日は母に一度も祝ってもらえず、自分を叱咤するばかりだったと愚痴り、今まで押し殺していた感情が溢れて晩媚を押し倒す。しかし晩媚が拒絶したため、その物音で様子を見に来た月影に李嗣源は「出て行け」と罵る。「道徳も何もない姽嫿城で、そなたは誰のために操を守る?」と聞かれ、答えられない晩媚に、李嗣源はまた明日も来るようにと命じる。
晩媚が媚殺院に戻ると、長安は一晩中跪いて待っていた。晩媚は迷った末に蠱虫を入れることを承諾する。そして二つ目。長安は「あなたの影、長安が戻りました」と…
以前から、城主として藍禾は結構酷いなと思っていましたが、母親としても…あんな母親に育てられると酔った勢いでないと女を口説けず、押し倒すような子に育っちゃうのね…
越太傅はようやく血蓮教に戻り、藍若の亡骸と対面を果たす。信者に喪に服すように命じて下がらせた後、越太傅は藍若に「お前の死を無駄にはしない」と語りかけ、禁軍を出兵させ姽嫿城を滅ぼす決意を固める。その命は摘星楼に伝えられ、阮娘は越太傅から預かっている禁軍の令牌を手に姽嫿城へと向かうが、ただし姹蘿は自分が殺す、と配下に伝える。
その頃姽嫿城では、月影が埋めた煎じ薬の滓を調べた刑風が、李嗣源は先が長くないのではと姹蘿に話していた。しかし姹蘿が喜んだのもつかの間、禁軍を率いる阮娘が姽嫿城に迫り、最弱の地殺院から攻め始めようとしていた。阮娘は媚殺院に向かい、長安に「今夜謝家の仇を討てます」と告げるのだった…
とどのつまりは、越太傅と藍禾の夫婦喧嘩に周囲が巻き込まれただけのような気が…
24話「姽嫿城の危機」
阮娘が姽嫿城を襲撃しているとは知らない晩媚は、昨夜の命に従って聴竹院の李嗣源を訪ねていた。李嗣源は素面だったが、昨夜は酔っていても本気ですべて覚えているという。謙遜するような態度をとりつつも、「寧王の女」となることを拒否する晩媚は「私が望むのは身分が釣り合い、苦楽を共にできる相手」と答える。そこに突然、無数の矢が降り注ぐ。
酔った翌日全部覚えているのだけでも辛いのに、このふられ方は相当きつい気がします
長安は、阮娘が姹蘿以外の姽嫿城に属する者を全滅させようとしていることに反発し、禁軍と対峙して戦うことに。そこに姹蘿と刑風が駆け付けるが、阮娘が越太傅の命で禁軍を派遣したことを聞いて驚く。流光も合流して毒攻撃で禁軍を足止めするが、徐々に姽嫿城側は後退していく。
一方聴竹院では、矢の雨から晩媚を庇った李嗣源が負傷していた。肩を貫いた矢は白羽の黒矢で、禁軍で使用される武器だったため、李嗣源はこれが越太傅による攻撃と悟る。
内部でゴタゴタしている姽嫿城も、外から攻められると一致団結するのは新鮮ですね
姽嫿城側は次第に追い詰められ、阮娘の「姹蘿を生け捕ったものは殺さずに千金を与える」との言葉に動揺する地殺も。それを見せしめに殺した姹蘿だったが、体内で蠱王が暴れ始める。それに気づいた刑風が姹蘿のつぼで動きを封じ、姹蘿を連れてその場から逃げ去ってしまう。置き去りにされた姽嫿城の面々は、主を失って呆然とする。
その一同の前に李嗣源が降り立ち、彼岸殿へ退却を命じる。禁軍の兵たちの中にはかつての李嗣源を見知る者もいて「太保ではないか」とざわつく。阮娘は越太傅の命は晋王の命も同然、たとえ寧王であろうと殺すという。そこに駆け付けた晩媚が機転を利かせて「晋王の許しなく出兵した責めは誰が?」と問い、阮娘がたじろいだ隙に彼岸殿へと逃げ込む。
阮娘は越太傅の令牌をかざして禁軍に彼岸殿への攻撃を命じる…
あ~刑風、これはヘタをうちましたね。姹蘿は何があっても逃げてはいけなかった…
心ならずも敵前逃亡してしまった姹蘿は刑風に怒るが、刑風は「城主を失うわけにいかなかった」と言う。姹蘿は今まで逃げたことなどないのにと屈辱に燃え、命を惜しむなら一人で逃げてと言い放つ。しかし刑風は影であるゆえに、主である姹蘿の行くところについていくことしかできない。
禁軍は彼岸殿を包囲したものの、戦闘の被害は阮娘が思ったよりも甚大だった。それでも退くわけにいかない阮娘は、彼岸殿の門を突破するように命じる。
李嗣源は姽嫿城の生き残りたちを前に、自分が寧王である李嗣源だと明かし、名ばかりの主だと言われているのは知っているが、姽嫿城と生死を共にする覚悟を見せる。そして姽嫿城が何たるかを見せてやろう、三か月後には姽嫿城の栄光を取り戻すのだと檄を飛ばす。そうして姽嫿城の心を一つにまとめたものの、李嗣源は持病が悪化して限界に近かった…
若様のインディペンデンスデイ!この場面の若様は超かっこよかったですね~!
阮娘の表情から越太傅の独断で出兵したと考えられ、晋王に撤退を命じてもらうのが唯一の方法と考えられた。そこで包囲網を突破することを考えて晩媚と月影が王宮へ向かうことに。二人が彼岸殿から外に出た時、姹蘿と刑風が戻ってきて突破を助ける。晩媚と月影は無事に出られたものの、禁軍の数の前に姹蘿と刑風は捕らえられてしまう。
すでに彼岸殿の門が破られるのも時間の問題となっていた。李嗣源は長安に、だから晩媚を外へ出したのではと指摘する。さらに阮娘と長安は旧知であり、阮娘が謝停雲の娘だということもすでに調べがついていた。李嗣源は、なぜ阮娘の味方をしないのかと問うが、長安は「姹蘿の他は誰一人死なせたくない」と言う。
ここの「私もか?」のあたりに若様の男の意地を感じますね。そしてそれに対して「晩媚様と約束した」と返す長安も、晩媚を通しての複雑な男心のラリーの連続が緊迫感…
阮娘は、姹蘿の弱みが刑風と知りつつ姹蘿が苦しむようにいたぶり、自らの正体を明かす。そして狙いは姹蘿の宝石箱に入っている「無字詔」だと。刑風はツボで動きを封じられていたが、気血を逆流させて解放し、姹蘿を連れて逃げる。
彼岸殿の門は持ちこたえられず、禁軍兵が中になだれ込んでくる。長安は阮娘と対峙し、晩媚が王宮に着いて晋王に報告した頃だと脅す。阮娘が「寧王さえ差し出せば他の者は見逃す」と言うので、長安は「自分も一緒に残る」との条件を出す。
阮娘は詰めが甘いというか、ここで最大の目的を明かすべきではなかったのでは?
晋王は最近、踊り子の舞が気に入らないと殺すのを繰り返していたため、都から踊り子が逃げ出していた。晩媚たちはそれに乗じて踊り子として潜入する。晋王は晩媚の舞を見て気に入ったものの、晩媚の体つきから刺客と見破る。晩媚は姽嫿城の者だと打ち明け、事情を説明するが、晋王はにわかには信じられない。しかし宦官から越太傅が独断で禁軍を出兵させたと聞いて愕然とする。そこで晩媚は越太傅の謀反の可能性を匂わせ、姽嫿城をお助け下さいと懇願するのだった…
腰の強さから見破るとは、晋王もただのヘンタイな暴君ではなかったようですね~
22~24話の感想
「晩媚と影」は、他の中国時代劇に比べて話数が少ないから、展開が早いですね!今回にしても、通常は秦雨桑の話だけで3話分引っ張るくらいなのですが、そこにさらに姽嫿城襲撃まで盛り込んでいるので、あれもこれも言いたい話が山盛りです。
それと、前の方に出てきた話が後になってつながってくるので、ちゃんと覚えていないと「この人誰?なんで出て来るの?」ということになりかねません。しっかりついてきてくださいね~!
秦雨桑はいい人でしたね…。老け顔だったけど。このドラマの中では藍若と双璧のいい人なんじゃないでしょうか。でも乱世にあって武術マニアなのに、あの人の良さだったら「愚鈍」と言われても仕方がないレベルのお人よしです。必ず暗殺対象を生かそう逃がそうとしてしまう晩媚ですが、その晩媚に騙される(というより真相を教えられた)んだから、いつか方歌に用済みにされて殺されたのではないでしょうか。それでも彼は、真相を知らないまま方歌と妻を愛して死ねれば、本当はそれで幸せだったのだと思います。
この乱世にそうは生きられないのは仕方ないというか、越太傅のために藍若が攻撃されたように、方歌にとっても利用価値が高い弱点だったので、彼が幸せなまま死ぬことはできなかったのでしょう。誰にとっても敵はおり、誰にとっても弱点は存在するのです。
そして越太傅と若様の親子喧嘩ともいえる阮娘の姽嫿城襲撃ですが、これで姽嫿城は相当数の人材を失ったようです。実際姹蘿がひとり地殺を殺していますしね。
姹蘿はこれで求心力の低下は免れず、すでに若様が急場を救って姽嫿城を我が手に取り戻してしまいました。あの演説の若様はかっこよかった~!
それに比べて姹蘿は…普段から残虐を繰り返して敵を作っておきながら、いざと言うときにさっさと逃げるのですから、無様この上ないです。阮娘にさっさと仇討ちさせたいです。
阮娘は姹蘿を仇討ちするために越太傅に近づいたわけですが、実は真の仇は越太傅だったことを長安が知ってしまいました。長安も阮娘にそれをさっさと教えてやれば襲撃は終わるのではないかと思うのですが、各自姹蘿が憎くてそこを忘れているのでは?
…でも、そういうストーリーの大きな動きがあったにもかかわらず、酔っ払って晩媚を押し倒した若様や、「あなたの影・長安が戻りました」に萌え萌えになって他はどうでもいい、って思っちゃダメですか? …いいですよね~♪
コメント