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クルミットです♪
慶王の穆沢に嫁いでから5年という月日が流れました。
陸安然はすっかり落ち着いた王妃の顔になっています。
でも、王府の中には不穏な空気が渦巻いていました。
穆沢が新しく迎えた側室の蕭驚雀が、とんでもない波乱を持ち込んできます。
そして安然の周りで、信じられないような悲劇が次々と起きてしまうのです。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
覆流年 2話のあらすじ
陸安然が穆沢に嫁いでから、早くも5年の歳月が流れていました。
この日は安然の誕生日でしたが、夫の穆沢は宴に姿を見せません。
妹の陸欣然は、穆沢が側室として蕭驚雀を屋敷に入れたことに腹を立てていました。
陸家に対する扱いが軽すぎるのではないかと不満を爆発させます。
しかし、安然は至って冷静でした。
穆沢が蕭驚雀を娶ったのは、兄である蕭映将軍の武勇と兵力を頼りにしているからだと分かっていたからです。
皇帝の座を目指す夫の重荷を減らし、心に自分を置いてくれていればそれで十分だと安然は考えていました。
宴の席には、陸欣然と弟の陸昀、そして安然が生んだ息子の毓児が集まっています。
家族水入らずで誕生日を祝おうとしたその時、側室の蕭驚雀から贈り物が届きました。
運ばれてきた鳥籠の中にいたのは、よく喋るインコです。
そのインコは、5年経って草も枯れ果て、今日になって落ちぶれて道が尽きたという、あからさまに安然を侮辱する不吉な言葉を口にしました。
おめでたい誕生日の席を台無しにされた陸欣然は憤慨します。
わざわざ誕生日の席に嫌味を喋る鳥を送りつけてくるなんて、本当に底意地が悪すぎます!
ところが、安然はインコの失礼な言葉を理由に蕭驚雀を叱責しませんでした。
彼女が目をつけたのは、蕭驚雀が身につけている派手な腕輪や簪の数々です。
それらの装飾品が朝廷の役人の妻たちから贈られた賄賂のような品であることを見抜きました。
このような軽率な振る舞いは穆沢の立場を危うくすると厳しく指摘します。
安然は蕭驚雀に対し、受け取った祝いの品をすべて送り返して礼状を添えるよう命じました。
さらに1ヶ月の外出禁止という厳しい罰を申し渡します。
蕭家は穆沢にとって大切な右腕であるため、処罰は体裁を保つ程度にとどめる必要がありました。
その席で、弟の陸昀が北臨への出征を志願していると姉に打ち明けます。
戦場で手柄を立てて立派な功名を勝ち取り、姉たちの確固たる後ろ盾になりたいという熱い想いがありました。
安然は弟が危険な戦場へ行くことを心配します。
でも、弟の大きな志を知っているからこそ、引き止めることはできませんでした。
無事に帰ってくることを願い、その背中を押します。
夜遅く、仕事を終えた穆沢がようやく屋敷へ戻ってきました。
穆沢は安然への誕生日祝いとして、生花を詰めた小さな木箱を手渡します。
多忙を極める夫が自分の誕生日を忘れずにいてくれただけで、安然は心から満足でした。
夫婦と幼い毓児の3人で、穏やかな家族の時間を過ごそうとします。
ところが、蕭驚雀が突然倒れたという知らせが入り、穆沢は部屋を出て行きました。
駆けつけた穆沢と安然の前で、蕭驚雀が子どもを身ごもっていることが判明します。
蕭驚雀は懐妊を理由に、自分が閉じ込められている罰への不満を訴え出ました。
安然は機転を利かせ、その場ですぐに外出禁止の処分を解いてあげます。
しかし、穆沢自身は蕭驚雀に対して特別な優しさを見せようとはしませんでした。
それから5ヶ月の月日が流れました。
お腹が大きくなった蕭驚雀が庭を散歩していた時、事件が起きます。
外で無邪気に凧揚げをしていた毓児の糸が引っかかり、蕭驚雀は躓きそうになりました。
激昂した蕭驚雀は、幼い毓児に平手打ちを浴びせます。
叩かれて痛みに泣き叫ぶ毓児が口にした言葉に、蕭驚雀はさらに逆上しました。
目障りな世子への憎しみを募らせ、嫌悪感を露わにします。
外での仕事を終えて屋敷に戻ってきた安然は、耳を疑うような凶報を耳にしました。
最愛の息子である毓児が、池に落ちて命を落としたという知らせです。
安然は取り乱し、冷たくなった我が子を抱きしめて泣き崩れました。
そこへ屋敷の侍女が、毓児が池に落ちた時、蕭驚雀が築山の影から慌てて逃げ去る姿を目撃したと証言します。
我が子を殺されたと悟った安然は激しい怒りに震え、剣を手にして蕭驚雀の部屋へ乗り込もうとしました。
その行く手を阻んだのは、帰宅した穆沢でした。
目の前で我が子を奪われた母親の剣を止めるなんて、一体どういうつもりなんでしょうか!
緊迫した空気の中、妹の陸欣然が駆け込んできます。
陸欣然は、毓児が事故に遭った時刻、自分は莫懸寺で蕭驚雀の姿を見かけたと証言しました。
蕭驚雀にはアリバイがあり、毓児の死はただの事故で彼女とは無関係だと訴えます。
表向きには、穆沢の調査によって世子の死に蕭驚雀は関わっていないという結論が出されました。
しかし、穆沢は裏で蕭驚雀を人目のない場所に呼び出し、厳しく叱責したのです。
陸欣然の偽証は、蕭驚雀を庇うために穆沢が裏で根回しした筋書きでした。
穆沢は冷酷な目で蕭驚雀を見据えます。
子どもが何人死のうと構わないが、お前が勝手な振る舞いをすることは許さないと冷たく言い放ちました。
穆沢はこの騒動を盾に取り、蕭家が密かに集めていた私兵をすべて自分の支配下に収めてしまいます。
我が子の命すら平気で政治の取り引きに利用するなんて、本当に人間とは思えません!
我が子を失ったというのに、夫の穆沢はあまりにも冷淡な表情を崩しませんでした。
そんな夫の姿を見て、安然の心に深い不信感が芽生えます。
穆沢はこれまで一度でも、自分や息子のことを本当に愛してくれたことがあったのでしょうか?
安然は溢れ出す悲しみに押し潰されないよう、朝から晩まで造船所に閉じこもるようになりました。
無心で作業に打ち込み、5ヶ月の歳月をかけて新たな車船を完成させます。
その頃、蕭驚雀は無事に男の子を出産しました。
王府の屋敷中が新しい世継ぎの誕生に沸き立ち、お祝いムードに包まれます。
しかし、安然の胸の傷が癒えることはありませんでした。
いたたまれなくなった安然は、一人で静かな庭の散歩に出かけます。
そこで偶然出会ったのが、宴の喧騒から逃れて一人で休んでいた穆川でした。
穆川は旅先で見つけてきた魔除けの腕輪を安然に手渡します。
愛する息子を亡くして傷心の日々を送る安然の心が、少しでも安らぐことを願っていました。
そこへ穆沢が歩み寄ってきます。
世間話をする中で、穆川には心に決めた想い人がいるという話になりました。
穆川は、かつて一目惚れした女性がいたものの、縁がなくて結ばれなかったと寂しそうに語ります。
その相手が目の前にいる安然自身であるとは、誰にも言えませんでした。
安然は穆川に向かって、今後は畑仕事ばかりに夢中になっていないで、好きな人が現れたら今度こそ見逃してはいけないと優しく助言します。
穆沢は安然との冷え切った関係を取り戻そうと考えていました。
その日の夜、亡き毓児の供養のために天灯を空へと飛ばします。
そして、自分が毓児のために生前手作りしていた玩具を安然に見せました。
夫もまた父親として息子を想い、悲しみを抱えていたのだと安然は信じてしまいます。
穆沢を許し、家族の情がない冷酷な人間だと責める気持ちを静めました。
北方の戦地から、蕭映将軍が輝かしい戦功を挙げて都へ凱旋してきます。
しかし、陸昀の姿はそこにはありませんでした。
陸昀は退却する敵軍を深追いした際、待ち伏せしていた伏兵の罠にかかって命を落としていたのです。
最期まで一人で力尽きるまで戦い抜いたという非情な知らせでした。
愛する息子に続き、かけがえのない大切な弟までも奪われた安然は、絶望のあまりショックに耐えきれず気を失って倒れてしまいます。
駆けつけた侍医は、もはや手の施しようがなく、貴重な霊薬である血参がなければ命を保つことはできないと告げました。
この陸昀の悲劇には、恐ろしい陰謀が隠されていました。
蕭映将軍は朝廷の場で、翊王の穆霖を激しく告発します。
翊王が軍給や軍銀を横領して私腹を肥やしていた証拠を、陸昀が偶然掴んでいました。
悪事を隠蔽したい翊王は、叔父の秦将軍に命じて救援部隊の出動をわざと遅らせたのです。
その結果、陸昀は前後から敵に挟まれ、孤立無援のまま見殺しにされました。
すべてを知った皇帝は激怒します。
翊王穆霖の親王の位を剥奪し、屋敷に生涯幽閉して過ちを反省させるという厳しい罰を下しました。
一方の穆沢は、次の布石を打つために動き出します。
穆沢は生母の身分が低かったため、幼少期から弟の穆川とともに林婉貞皇后の手で育てられていました。
皇后は穆沢が長年にわたって皇太子の座を手に入れるために血のにじむ努力をしてきたことをよく知っています。
皇帝の体調が回復したら、早めに皇太子を立てるよう進言する約束を交わしました。
しかし、穆沢は失脚した穆霖の母親である貴妃が巻き返しを図ることを警戒しています。
皇太子の座を確実に手中に収めるため、皇后に今回だけは自分の力になってほしいと懇願するのでした。
覆流年 2話の感想まとめ
一番鳥肌が立つほど恐ろしかったのは、我が子の命さえも権力闘争の道具にしてしまった穆沢の冷酷さです。
幼い毓児が池で亡くなった時、普通の親なら取り乱して蕭驚雀を問い詰めるはずですよね?
それなのに、裏で蕭驚雀を脅して蕭家の私兵を奪い取る口実に使うなんて、計算高さにも程があります。
「何人子どもを失おうが構わない」と言い放った場面の冷たい目つきには、背筋が寒くなりました。
それなのに夜になると天灯を飛ばして、手作りの玩具を見せて安然の同情を引こうとするのが本当にずるいです!
安然は情の深い人だから、あの細工を見せられたら夫を信じて許してしまいます。
信じ込ませて手元に置いておくための芝居だったとしたら、あまりにも救いがありません。
安然が夫の本当の顔を知った時、どれほどの絶望を味わうことになるのかと考えると胸が苦しくなります。
蕭驚雀の身勝手さにも心底うんざりしました。
妊娠して気が大きくなっていたとはいえ、小さな毓児に手を上げるなんて母親になる資格がありません。
毓児が亡くなった時の慌てぶりを見ても、事故に関わっていたのは明白です。
それをもみ消すために嘘の証言をした妹の陸欣然にも腹が立ちました。
実の甥が亡くなっているのに、姉を裏切って穆沢の言いなりになる神経が信じられません!
陸家のために怒っていたはずなのに、結局は自分の保身や欲のために動いているのが透けて見えます。
そして何より辛かったのが、弟の陸昀の死でした。
姉の盾になりたいと意気込んで戦場へ向かった純粋な青年が、あんな卑劣な罠で命を落とすなんてあんまりです。
軍費の不正を暴こうとした正義感のせいで、援軍を断たれて見殺しにされる結末はあまりに理不尽でした。
息子に続いて弟まで奪われた安然の絶望を思うと、吐血して倒れてしまうのも無理はありません。
安然ばかりがこんな理不尽な苦しみを背負わされる展開には、胸が締め付けられます。
瀕死の安然を救うには血参が必要だと言われていましたが、穆沢は本当に妻の命を救うために動くのでしょうか?
頭の中は皇太子の座を奪い取ることばかりで、皇后にすがりついて根回しをしている姿を見ていると、妻への情など二の次のように見えてしまいます。
床に倒れ伏したまま息も絶え絶えになっている安然の枕元を顧みず、冷たい野心だけをぎらつかせる穆沢の横顔が目に焼き付いて離れません。
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