中国ドラマ-三国志-Secret-of-Three-Kingdoms-34話-35話-36話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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クルミットです♪
前回は、「官渡の戦い」に勝利した曹操が、ようやく物語のメインにどっしりと存在感を示すようになりました。楊平は本来なら、漢王朝を利用して軽んじている曹操を排除するために、袁紹の力を借りるつもりだったのですが、袁紹があまりに俗物だったために曹操の勝利に手を貸すことに…。そのために、鬼より郭嘉よりもっと怖い曹操と直接対決しなければいけなくなったのです。そして、曹操は「秘密」の真相にグイグイ迫ってきています…
やはり、曹操は怖いです!いちいち人を見透かすような視線を投げかけるのを見るたび、ああバレるんじゃないかとドキドキしてしまいます。その恐怖を抱えたまま、今回はさらに楊平が一緒に遠征に出発しますが、そこで楊平はこれまでにない危機に瀕することになります。このままだと重大な決断をしなければいけないのではないでしょうか、かなり心配です。
曹操と郭嘉のダブル圧!その恐怖にどこまで耐えられるか、お楽しみに~♪
【三国志 Secret of Three Kingdoms】(ネタバレあり)
34話
「楊平はどこだ」 その曹操の伝言のために楊平は郭嘉に会い、「楊平は袁紹との連絡役として官渡に行かせたが、そこで自分を守って死んだ」と説明する。しかし郭嘉は、その答えでは曹操は満足しないだろうという。
一方司馬懿は楊平からの鳩文を受け取り、これから曹操と対峙しなければいけないことに暗澹とする。しかし唐瑛との思い出を作るために二人で山登りに出かける。山頂の景色を眺めながら、二人で共に苦難を乗り越えていこうと誓うのだった…
楊平の説明には無理が。郭嘉が納得しないなら、曹操も納得しないということですよね…
官渡から逃げた袁紹の息子たち・袁煕と袁尚が烏桓(北部の異民族)と手を結んだことで、曹操は早期の討伐を計画するが、許都を留守にすると劉備と漢王朝の存在が心配だった。しかし劉備は役立たずの劉表頼りで何もできず、漢王朝については、郭嘉は「陛下は中原の平定を邪魔しない」と見ていた。さらに兵糧の不安も運河の建築によって払拭され、曹操は烏桓征伐に自信を深める。
しかし曹操は、司馬家問題が解決しなければ落ち着かないので、司馬防と末息子だけは生かし、あとは全滅させよと命じる。郭嘉はその策に困惑しつつ、満寵に楊修を連れて温県へ向かうように命じる。楊修はこれを機に、楊平についての疑惑から楊家と父・楊彪を守ろうと考え、徐福に同行を命じるのだった。
自分に従わぬ才なら脅威になるから殺せという、曹操は「無用な情け」ゼロですね!
司馬家全滅の命を聞いた楊平は、司馬懿を助けるため崔琰に助けを求める。伏寿はそこで切り札として「袁紹に内通した者の名簿」を差し出す。
楊平は儒学生たちを呼び集め、実は皆を助けた策を考えたのは司馬懿であり、審配の元に自分が送り込んだ間諜だった、と打ち明けるそして儒学生たちに司馬懿の危機を訴える。そして崔琰は名簿を手に袁紹に通じた文官たちを招集し、この裏切りを曹操はもう追及しないが、実は陛下が皆を救ったのだと訴える。
儒学生たちが、策を考えたのは「皇后さま?」って言ったところで笑ってしまいました。許都へみんなを連れていく間、伏寿先生は学生相手に様々なプチ智謀を披露したのか~
司馬家では、曹操軍が来たら唐瑛をどうするかで紛糾していた。司馬懿は「曹操の狙いは自分だから、自分が何とかする」と言うが、司馬防と司馬朗は唐瑛を別の場所に移すべきだと主張する。しかし唐瑛がよそに移ることを拒否したため、司馬懿は外で何があっても出てこないようにと言い含め、自分の力で事態を打開すると約束する。
司馬朗兄ちゃんは石橋を叩いても渡らないタイプですね。司馬懿とは正反対の性格?
満寵と楊修、そして徐福が兵を伴って司馬家を取り囲む。満寵は司馬家家臣の生首を投げ入れ、司馬懿の捕縛を命じる。ところが司馬家の中から楊彪が出てきて親不孝だと指弾したために、楊修は愕然とする。しかし満寵は動じずに「司馬防と末息子の他は殺してもかまわぬ」と命じ、曹軍と司馬家の戦闘が始まる。
家の奥までその戦闘の音は響き渡り、唐瑛はたまらず剣を持って飛び出し戦闘に加わる。そして戦闘は膠着状態に陥っていくが、その時楊彪の合図で徐福が満寵に剣を突き付け、曹軍に撤退するように言うが、満寵は頑なに退かない。そこで司馬懿は「一日だけ時間をもらって我らを赦免する詔が得られなければ、我が命を差し出す」と…
あの生首…「家臣まで殺すとは」ってことは番頭さん?ナイスキャラだったのに…
楊平は郭嘉に、儒学生とその一族の署名を突き付け、司馬家から手を引くように言う。遠征中の安全を人質に強気に出る楊平に郭嘉は驚き、一緒に曹操の元へ行こうと誘う。しかし楊平は「君臣の分をわきまえよ」と、曹操の方から出向くようにと命じる。
郭嘉が曹操に、陛下が司馬懿を救いたいのは「情」からだと説明したため、曹操は「昔の陛下は情などとは無縁だった、まるで別人だ」と考え込む。そして参内しようとする曹操に、曹丕が司馬氏の討伐中止を嘆願する。曹操は曹丕に、「考えてみろ、なぜあの者はお前を助けた?」と言い残して宮中へ向かう。郭嘉は残された曹丕にそっと「慌てるなかれ」と書かれた文を握らせる…
郭嘉はなぜか曹操に陛下偽者疑惑を伏せていますよね。郭嘉の真の意図やいかに?
楊平は曹操の参内を緊張して待っていた。曹操は三年も参内しておらず、先帝がどうしていたか伏寿さえもわからなかった。そしてやってきた曹操に、一対一で対峙した楊平は「司馬家を許してくれ」と取引を持ち掛ける…
ずっと参内していないという事実が、曹操と漢王朝のシビアな力関係を物語りますね~
35話
楊平は曹操に、「司馬家を許せば、自分もお忍びで遠征についていく。そうすれば留守中許都で事が起こることもない」ともちかける。さらに遠征には伏寿も連れていくという楊平に、曹操は「陛下はいつから臣下のことを思い、皇后さまを慈しむようになったのですか」とつきつける。
退出してきた曹操は、郭嘉に赦免状を温県に送るように命じるが、郭嘉はすでに曹操の名で赦免状を書いて曹丕に送らせていた。曹操が去った後、呆然と玉座に座る楊平だったが、曹操の手から伏寿も司馬懿のことも守り抜く、と固く誓う…
楊平頑張った!でも曹操のというよりも、郭嘉の策略の一人勝ちという気がします
司馬家では約束の夜明けが来ようとしていた。楊修はためらわずに皆殺しを命じる。しかしそこに曹丕が赦免状を手に到着する。そこには「司馬氏の袁紹への内通の罪を許す」だけではなく、「司馬懿は曹操に仕えるよう命ず」とあった。さらに曹丕は唐瑛を唐王妃として許都へお連れすると言い、司馬懿と唐瑛は言葉を失う。
満寵は計画を裏切った徐福を連行するように命じる。司馬懿は楊修に「またしくじったな」と挑発の言葉を投げかけ、逆上した楊修は司馬懿を剣で刺す。司馬懿はその傷のせいで「足の感覚がない」と訴えるが、それは曹操の手から逃れるためだった…
「軍師連盟」ではわざと馬車で轢かれたやつですね。こっちの司馬懿の方がズルいかも…
唐瑛は王妃の衣服に着替えて司馬家から旅立つこととなり、唐瑛の身分が公にされてしまった。共に許都に連れていかれる司馬懿に、曹丕は「父に仕えるのが怖いのか」と足の狂言のことを指摘するが、司馬懿は「曹操のやり方には従えぬ」と答える。しかし曹丕は「お前はある人のために動いている」と見抜いていた。
許都に到着した司馬懿に、郭嘉と楊修は鍼を打たせて尋問するが、司馬懿は痛みをこらえて反応しないふりをする。あくまでも白状しない司馬懿に、郭嘉は「要らない足なら切ってしまえ」と詰め寄るが、そこに楊平が到着する。そして鍼が拷問のために打たれたものだと怒って郭嘉と楊修を追い出す。
楊平の正体について拷問する側に楊修がいる、っていう事実がなかなか腹立たしい~!楊修の方が策の中心にいて、司馬懿は巻き込まれた側なのに、何ニヤニヤしているのかな!
楊平は郭嘉に対して「何かと助けてくれた」と思っていて、司馬懿に対しても酷いことはしないのではないかと思っていた。そして司馬懿たちをこれ以上巻き込まないように、曹操が勝つように遠征についていって手助けするのだという。
唐瑛の処遇について心配した楊平が念を押したことで、郭嘉は新しい屋敷と手厚い世話を用意していた。曹丕がそこに唐瑛を送って曹操の気持ちを売り込むが、唐瑛からは冷たく無視される。
このところニコニコしていた唐瑛が、能面のような王妃モードに戻ってしまいましたね
郭嘉は曹操に「司馬懿の足は本当に立てず、治らないらしい」と報告する。曹操は楊平の真意をつかみかね、「予は袁紹ではない、予と手を組むつもりなら少しは誠意を見せろ」と楊平に伝えるようにと言って、郭嘉を内心動揺させる。「誠意」とは、皇后を廃し曹節を娶ることだという。皇帝夫妻の絆は固いことから、郭嘉は廃后について懸念を示す。
そんな郭嘉の配慮を知らない任紅昌は、司馬懿を虐待したと怒る。郭嘉にとっては才にあふれる司馬懿を曹操と戦わせるわけにはいかない、と思うのだった…
曹操は自分に反抗的な伏寿を排除したいということなんでしょうが、とうとう来たか…
楊彪はひそかに徐福を逃がし、郷里に帰って学問に励むように促す。徐福に今後どうするかと問われた楊彪は、楊家が代々そうしてきたように「全力で漢王朝に尽くして陛下のご恩に報いる」と答える。その高潔さを師と仰ぎ、徐福は去っていく…
楊彪はまっすぐな善人なのに、なぜ楊修のような歪んだ息子が育ってしまったのか…
曹丕は、曹操の命の出る前に赦免状を出したことで、反省の意を示して跪いていた。曹操は今から参謀を求める息子を叱り、「今はまだお前では司馬懿は乗りこなせぬ」と言う。曹丕は遠征へ出発する前に、司馬懿に「立って私と来れば唐王妃と婚姻させる」と取引を持ち掛けるが、司馬懿はしらを切りとおす。それを漢王朝に忠誠を捧げていると曹丕は考えるが、司馬懿は「我が心石にあらず、転がすべからず」と答える…
司馬懿が連れてこられたのは、独立した別宅なのか、それとも曹家の中でしょうか?
36話
曹丕は王越に奥義の指導を受けていたが、司馬懿に言われた言葉が頭から離れず、苛立ちを深めていた。王越はその憎しみを剣術に活かせと言う。曹丕は王越に「仇討ちに絶好の機会が来ました」と、遠征に同行する楊平の暗殺を勧める。
一方、司馬懿は身の回りの世話のために配された使用人に金子をちらつかせ、誰の配下だと問い詰める。三人はそれぞれ楊修、曹丕、満寵の配下だったが、残り一人は司馬朗が心配して遣わした者だったことで、司馬懿はため息をつく。
司馬懿の四人の使用人が、それぞれ雇い主を思わせる躾の悪さだったのが笑えます~
遠征軍は長雨にたたられ、兵は陣幕を張るのに手間取り、柱が倒れて大騒ぎになるが、楊平が雨の中飛び出して兵を助ける。兵たちは次々に病に倒れ、曹節も熱を出してさすがの曹操も不安を感じる。郭嘉の助言で盧流に駐屯することになるが、そこでも率先して病兵を診察しており、楊平は兵士から好評だった。その話を聞いた曹操は、以前の陛下と今の民を慈しむ陛下は別人だといぶかしむ。
曹操が語る劉協の逸話が…まぁ…伏寿が楊平の優しさに心惹かれるのもわかるような…
唐瑛が弘農王府から脱出したところ、人の気配を感じる。それは司馬懿が遣わした者で、司馬懿の元へ案内してくれた。「会いたいと思えば、どこでもわれらは会える」と司馬懿は立ち上がり、唐瑛を抱きしめる…
多分唐瑛を呼びに行ったのは、四人いたうちの司馬朗兄さんが派遣した人ですね~
乱世を憂う楊平に、郭嘉は「曹司空の娘を娶って、手を組んで天下統一を早めよう」と提案する。曹節との結婚が伏寿の廃后を意味すると知って、楊平は拒否するが、そこに若い兵士が声をかけてくる。それは以前楊平が温県で見逃した盗賊の青年だった。人違いだと否定するが、郭嘉が興味を示す。しかもそれを見ていた曹丕がその青年に声をかけ、話を聞き出そうとするが、「温県でのこと」と聞きだしたところで郭嘉に連れ去られてしまう。楊平は郭嘉が青年を連れて行ったと知って、郭嘉を説得しようと考える…
うわーこれはピンチです!まさかの展開!悪意じゃなくて善意が落とし穴になる事態!
楊平は郭嘉に直接対峙するが、楊平の素性に鋭く切り込まれても、「もともと楊殿などいない。誰とも知れぬものを漢王室がどうして受け入れる?」と切り返す。そこで郭嘉は10日の猶予で証拠を探すから、楊平も曹操の望む結婚について考えるようにと言う。「所詮皇后様は陛下の皇后ではない」という郭嘉の言葉に内心怯えながらも、楊平は伏寿に本当のことは言えずにいた。
曹丕は例の青年が隠されている場所に踏み込もうとするが、任紅昌が守っていて中に入れない。そこで曹丕は「父上を欺くことはするな」と郭嘉に伝えさせる。それを聞いた郭嘉は、曹丕が官渡から戻ってから人が変わってどす黒い気に包まれている、といぶかしむ。
楊平はちゃんと正解を告白しているのですが、郭嘉をもってしてもまさか双子とはねぇ
伏寿は楊平が何か隠しているのではと感じていたところに、曹丕から「父が曹節を陛下に嫁がせるつもり」と聞かされる。曹丕は「何があろうと皇后様をお守りします」と言う。
楊平の様子を見に行くと、楊平と曹節が仲良くしているのを見て、伏寿は内心穏やかではない。そこに曹操が来て曹節の縁談をにおわせるが、楊平は「婚礼には呼んでくれ」ととぼけてみせる。伏寿から問い詰められた楊平は、縁談の存在を否定しきれない…
曹節の表情を見るに「お前は陛下に嫁ぐのだぞ」って喜ばされている雰囲気ありあり…
34~36話の感想
袁紹を倒した「官渡の戦い」は西暦200年で、そこからあまり時間がたっていないように感じていたので、ハテこの先どのくらいのペースでどこまで三国志を進めていくのかなと思っていたのですが、「烏桓への遠征」が始まったということは、現在207年の「白狼山の戦い」の手前まで来ているのですね!「曹操が三年間参内していない」「ここ一年で陛下は変わった」って言っておきながら、無茶するなぁ。
こういう感じで時間のペースが見えないところでショートカットされていく進行具合だと、今回曹操と郭嘉がぐいぐい押してきていた「皇后問題」は、まだまだ先だと思っていたのですが、結構目の前に迫ってきているのだと感じます。
しかし、1話目の楊平と司馬懿の盗賊討伐は、楊平の弱点である「無用な情け」を象徴するシーンでしたが、ここにきて思った以上に深い意味が込められていました。あの時楊平がわざとはずして助けた青年が、めぐりめぐって本当に楊平の首を絞める存在になろうとは。彼自身は改心して楊平の思いは達成されていただけに、跳ね返ってきた反動の大きさに愕然とさせられます。このところは楊平の秘密を曹操に伏せてくれているように見えた郭嘉が、ここにきてスイッチが入ったように、楊平を責めにかかっています。当然ですが「楊平への恩より、曹操の勝利の方が大事」というのが郭嘉の立ち位置だと思い知らされます。
これで10日後、どうなっているのでしょう。…なぜか司馬懿の足が治ったことになっている、というのは割とありそうですが。
そして曹丕が王越を使って楊平を暗殺しようとしている目的が、前回はよくわからなかったのですが、今回の展開でもしかして… 伏寿狙い?ということがうっすら浮上した感じです。曹丕は伏寿と曹家で出会った頃、伏寿に道を示してもらったみたいなことがあったのですが、そういえば伏寿と楊平のベッドチェックして仮面夫婦かと探っていたっけ…
いざ「皇后さまを賜りたい」とか曹丕が言い出したら、さすがの曹操でも度肝抜かれそうですよね。「でも唐王妃様の時は許したじゃないですか」とか言いそう、あの曹丕なら。
思春期の屈折丸出しなのに、愛されたがりの策略家…そういうとこがパパに嫌われるんだぞ!と説教してやりたくなります。
さぁタイムリミットは10日後ですが、どうする楊平!どう見ても曹父子+郭嘉とガチでやりあって伏寿と漢王朝を守っていくのは、楊平ひとりには荷が重すぎると思います。司馬懿よ、今こそ立ち上がれ!無理か~!!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして
中国ドラマはファンタジー要素が強い印象がしばしばありましたが、次が気になるという点で、これは、なかなか楽しめます。お世話になります!
ファンタジーの融合は最近の中国ドラマの特徴ですね!
これからドンドン盛り上がってきますよ!