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クルミットです♪
27話、本当に重かったです。越秦と眉林の間にあった、ほんの少し温かくなりかけていたものが、この一話でほぼ壊れました。越秦は確かに眉林を守ろうとしていた。でもやり方が、眉林にとっては一番受け入れられないものでした。命3ヶ月の宣告、武功を廃される。それでも眉林は、自分なりの答えを出します。
それでは27話を一緒に見ていきましょう!
春花焔 27話のあらすじ
儀式が終わり、越秦は眉林に渡す和離書(わりしょ・離縁状のようなもの)を密かに準備します。部屋でひとり、告白の言葉を何度も練習しながら。いつ渡すか、どう言うか、丁寧に考えていたようです。
和離書を渡しながら告白の練習って、どういう状況なんですか。切ないです。
そこへ眉林が毒の発作で倒れるという知らせが入ります。解毒に必要な雪龍髭(薬草の一種)はすでに開花していたのに、明駒という人物に奪われ、西焉王に献上されてしまいました。越秦と西焉王の仲を引き裂こうという謀略です。
西焉王が雪龍髭を口にしようとした瞬間、越秦が飛び込んできます。「自分が父王に献上しようとしていたものだ」と嘘をついて取り戻そうとしますが、西焉王は信じません。大祭司(神官の最高位)が越秦の潔白を証明するために介入し、越秦は天刑(神の罰として行われる苛烈な打擲)四十回を自ら申し出ます。
ところが明駒はまだ動きます。大祭司に密かに毒を盛り、天刑の執行中に大祭司が突然絶命します。居合わせた人々は「天神の怒り」だと受け取りました。
明駒のやり口が卑劣すぎます。大祭司まで巻き込んで。ここまでするのかと、本当に嫌な気持ちになりました。
越秦は天刑に耐え抜いて西焉王に許されましたが、雪龍髭はその場で王が生のまま食べてしまいました。手を塞がれた格好です。
傷ついた体のまま、越秦は眉林の傍を離れずに看病を続けます。そこへ大巫(呪術師)が訪れ、「血咒の禁術」しか残っていないと告げます。眉林と血が合う人間を見つけて血を入れ替えるという、禁じられた術です。越秦は侍女たちを別室に集め、血が合う者を探し始めます。
やがて眉林は目を覚まします。越秦は「雪龍髭が開花したから助かった」と嘘をつきました。眉林は信じて深く感謝します。そこへ越秦は和離書を手渡し、「体が回復したら青州へ帰れる」と伝えます。
嘘をついてから和離書を渡すって、越秦自身がいちばんきつかったと思います。あの練習の場面が頭にあるから、余計に。
でも眉林には、越秦の様子がどこかおかしく見えていました。贈り物を渡しに行こうとしたとき、偶然、越秦と大巫の会話を聞いてしまいます。
自分の命は、残り3ヶ月しかない。
越秦は気づかないまま暗牢(地下の牢獄)へと向かいます。眉林もそっとついていきます。そこで見たのは、阿伊(気の合う侍女)が縄で宙吊りにされている光景でした。阿伊を連れ出そうとしますが、越秦に強引に止められます。
次に目が覚めると、眉林の武功(武術の力)が廃されていました。越秦は「こうするしかなかった」と言います。でも眉林にはわかります。阿伊は死なずに済んでも、定期的に血を抜かれ続ける。それは生きているとは言えません。
越秦は眉林の訴えにも哀願にも、顔色ひとつ変えません。感情を押し殺しているのはわかります。でも眉林には、ただ冷たくなった人にしか見えなかった。
その後、阿伽が見舞いに来ます。眉林は越秦の目の前で阿伽に香包(においぶくろ)を渡し、「宿場に着いたら開けて」と伝えます。越秦はすぐに阿伽を追いかけ、香包を取り上げます。中に入っていたのは小さな紙切れ一枚。
「自分が死ねば、あの人たちを救える」
越秦が急いで宮へ戻ったとき、西焉王がすでに眉林の部屋を訪れていました。眉林は自ら命を絶っていました。西焉王は後事を阿伊に任せます。
春花焔 27話の感想まとめ
越秦が眉林の武功を廃した場面が、ずっと頭から離れません。
越秦の理屈はわかります。眉林が暗牢を知って逃げようとしたから、止めるしかなかった。眉林を生かすためには必要だったとも言える。でも眉林の立場からすると、自分の体を自分でコントロールできなくなった瞬間です。
あれは守っているんじゃなくて、閉じ込めているんですよ。越秦もわかってたと思う。
眉林に責め立てられても哀願されても、越秦が表情を変えずにいる場面も、見ていてしんどかったです。「動じないようにしている」のが透けて見える分、余計に。
慕容璟和が青州でちゃんと民の心をつかんで、眉林のために医者を送り出しているという話もこの回に出てきます。そっちの静かな温かさと、越秦のあの変貌ぶりが並ぶと、眉林がひとりで抱えているものの重さが少し見えた気がしました。
香包の件は、眉林がまだ考えていたということだと思います。武功を奪われても、自分に残された選択肢を探していた。出した答えが「自分の命」だったのが、きつかったです。
越秦の目の前で堂々と阿伽に香包を渡した眉林の動き。武功を奪われても、あの静かな意地だけは奪えなかったんだと思います。
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