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クルミットです♪
今回はいきなり徐夫人が倒れるところから始まります。魏典が魏劭に嫁と兄のどちらかに決着をつけろと迫っていたタイミングでの卒倒で、もうこれだけで胸がざわつきました。麦種すり替え事件の犯人探しはどう転ぶのか、そして魏儼の出生の秘密はどこまで明かされるのか。気になる要素が一気に動き出す回でした。それでは15話を一緒に見ていきましょう!
折腰 15話のあらすじ
魏劭は徐夫人が倒れたことで城門を閉じさせ、誰も渔郡から出られないようにしました。そして徐夫人は密かに、魏儼の本当の出自を魏劭に打ち明けます。世間では魏儼は徐夫人の娘・青云が家奴との間にもうけた子と噂されていましたが、実際は青云が辺州の陳滂にさらわれ、戻ってきたときにはすでに身ごもっていたというものでした。青云はそのまま心を病んで亡くなり、徐夫人はやむなく私生子ということにして隠してきたのです。
重すぎる過去でした。噂だけ独り歩きして、本人がずっと矢面に立たされてたなんて
徐夫人は今回の魏儼の様子がいつもと違うことに気づいていて、何かを知ってしまったのだと察していました。魏劭に、誰も傷つけない収め方を考えてほしいと頼みます。
その後、魏劭は酒娘たちとかくれんぼをしていた魏儼のもとを訪れ、酒娘を追い払いました。外祖母のところにも行かず、身の潔白も証明しようとしない魏儼を責める魏劭。でも魏儼からすれば、魏劭たちが自分を疑っていること自体がつらいことでした。徐夫人が自分をかばうために仮病を使ったのも分かっていて、結局は喬家の人間の方を信じているのだと感じてしまいます。魏劭は魏儼に、自分を信じているかと問い、辺州に行ったことがあるかと単刀直入に尋ねました。
この兄弟、お互い大事に思ってるのに噛み合わなくてもどかしいです
魏儼の反応で、魏劭は彼が自分の出自をすでに知っていることを見抜きます。それでも魏劭は、どんな事情があろうと魏儼は自分の兄だと言い切りました。魏儼はこの先も無実の疑いをかけられ続けるだろうと考え、あえて自分がやったと認めてしまいます。
一方、蘇娥皇と蘇子信は自分たちの企みがうまくいったと得意になっていました。蘇娥皇は魏劭の性格をよく分かっていて、身内が関わることなら深追いはしないだろうと踏んでいたのです。
小喬の屋敷は魏劭の兵に昼夜見張られていて、魏国の法に従えば処刑もあり得る状況でした。春娘は気が気でなく、小桃は母を励まします。小喬本人は不思議と落ち着いていて、大殿で魏劭が自分をかばってくれたことを何度も思い返していました。小桃と春娘が衣装箱を整理していると、徐夫人に贈ったものと同じ腕輪が出てきます。小喬は以前魏劭が訪ねてきたときの箱がそれだと気づき、開けられていなかったことも思い出しました。腕輪が戻らなくても、魏劭がずっと自分を守ってくれていると分かったのです。
そこで小喬はあえて家書を書き、魏渠に横取りさせて魏劭のもとへ届くよう仕向けました。麦種の件でこの時期に家書とは、と一瞬怒った魏劭でしたが、開いてみると自分宛てのものでした。結果がどうであれ魏劭を責めたりしないという小喬の言葉に、魏劭は明日戻って直接会おうと返事をし、事件の徹底調査を命じます。
魏劭が自ら麦種を量ってみると、以前納めた分と明らかに違っていました。これで小喬の疑いは晴れましたが、魏儼がやったことになってしまいます。魏典は魏儼を処罰しろと迫りますが、魏劭は魏儼の潔白を信じ、真相がはっきりするまで誰も渔郡から出さないと言い渡しました。
魏儼は自白したのに、それでも信じるって言い切った魏劭、かっこいいです
追い詰められた蘇子信は、真相にたどり着かせないために鄭楚玉を殺してしまいます。小喬は魏劭の帰りを待ち続け、再会したふたりは自然と笑顔になりました。魏劭は小喬を愛おしく思います。普通なら自分の潔白ばかり主張したくなる場面なのに、小喬はむしろ魏劭の立場を気遣ってくれていたからです。大殿でかばってくれたことがそのまま信頼の証だったと分かっていて、魏劭を困らせたくないと思っていました。見送るときについ「夫君」と口にしてしまった小喬に、魏劭は嬉しさを隠せません。
調べは鄭楚玉に行き着きますが、当の本人はすでに死んでいました。魏劭は捜査続行を命じ、公孫羊に家では師母をなんと呼んでいるか尋ね「夫人」だと知ります。魏劭も小喬の呼び方を改めようと考え始めました。
蘇娥皇は陳滂の看病を理由に渔郡を出ようとしますが、城門を守る魏梁に止められます。仕方なく魏夫人のもとへ向かうと、魏夫人は鄭楚玉が殺されたことを知ったばかりでした。蘇娥皇はここぞとばかりに、事件が魏劭にまで及ぶかもしれないとあおります。息子を巻き込みたくない魏夫人は徐夫人の言葉を思い出し、周りの大切な人を危険にさらすくらいならと、自分が鄭楚玉に指示して熟した麦種にすり替えさせたと人前で認めてしまいました。理由は小喬にいつも突っかかられていたことへの意趣返しだったといいます。政事だった一件は一転して内廷の争いになり、魏劭は母を徐夫人に処罰させることにし、拝寿に来ていた人々にも帰宅が許されました。蘇娥皇は目的こそ果たせなかったものの、ひとまず難を逃れて安堵します。
魏夫人があそこで庇いに出るとは思いませんでした。息子を守りたい気持ち、切ないですね
途中、魏儼は蘇娥皇を呼び止め、これ以上騒ぎを起こすなと釘を刺します。外祖母も蘇娥皇に会いたがっていないし、徐夫人につらい記憶を思い出させたくないという思いからでした。ところが蘇娥皇はここでも挑発を仕掛け、魏儼は本当の魏家の人間ではなく、勝手にそう思い込んでいるだけだと言い放ちます。
それ以来、魏儼は魏家の人々を避けるようになりました。魏劭が徐夫人に会いに行くよう誘っても顔を合わせようとせず、周りの者たちも辺州へ戻るよう魏儼をそそのかします。
魏劭はこの一件で頭を悩ませていました。誰よりも魏儼が傷ついたと分かっているし、徐夫人も魏儼を恋しがっています。小喬は、陳滂がいずれ魏儼と血縁を主張しに来るはずで、はっきりさせないまま放っておけば魏儼は渔郡を去ってしまうかもしれないと感じていました。自分も似た境遇だからこそ、魏儼を説得できるかもしれないと小喬は考えます。同じころ小喬は水利について調べた資料を魏劭に見せに行き、魏劭は文字をよく見ようと小喬の肩を抱き寄せて竹簡に見入りました。小喬はその横顔をぼんやり見つめてしまいます。
この距離感、完全に夫婦の空気でした
魏儼が酒娘たちと踊っているとき、ふと小喬の姿を見つけます。人をかき分けて小喬の前に立った魏儼に、小喬は自分の考えを伝えました。血のつながりだけで身内か他人かが決まるわけではない、自分も渔郡に来たばかりのころは誰にも女君として認めてもらえず、喬家の子だと見られていた、それでも今は皆に信じてもらえて祖母にもかわいがってもらえている、喬家の身分を捨てれば魏劭に嫌われてしまうかもしれない、それでも魏劭と正直に向き合ってきたからこそ信頼が生まれたのだと。そして、祖母は魏儼のために床に伏せてしまったこと、徐夫人はずっと魏儼をかわいがってきたこと、魏儼自身も徐夫人を気にかけているはずだということを伝えます。徐夫人が何より恐れているのは、魏儼と心が離れてもう会いに来てくれなくなることだと小喬は言い切りました。
その言葉を聞いた魏儼は、転がるように徐夫人の部屋へ駆け込み呼びかけます。徐夫人が無事な姿を見て、小喬にうまく騙されたのだと気づき、その場を去ろうとしました。しかし徐夫人は涙をこらえきれず魏儼を呼び止め、もう二度と自分に会いに来る気はないのかと尋ねます。
折腰 15話の感想まとめ
一番心に残ったのは、小喬が魏儼を説得しに行く場面です。血のつながりうんぬんより、自分がどう信じてどう向き合ってきたかが大事だという言葉、喬家育ちの小喬だからこそ説得力がありました。誰かに言われた正論じゃなくて、自分の経験から出てきた言葉だったのが良かったです。
魏夫人が自分から罪をかぶった場面もぐっときました。蘇娥皇に脅されて追い詰められた末の選択とはいえ、息子を守るために表に出るところは母親らしさが出ていて、憎めない人だなと思いました。一方で蘇娥皇と蘇子信の悪知恵はどんどんエスカレートしていて、鄭楚玉が口封じに殺されたのは正直ぞっとしました。この二人、次はどこまでやるつもりなのか少し心配になります。
小喬と魏劭の距離が急に縮まった感じもありました。「夫君」と呼んでしまった瞬間も、肩を抱き寄せて竹簡を覗き込む場面も、事件の緊迫感の合間にふっと差し込まれる甘さがちょうどよかったです。
最後、魏儼が徐夫人の部屋に駆け込んで、無事な姿を見て立ち尽くすところで終わったのが引っかかっています。あの場に立ち尽くす魏儼の背中を思い浮かべながら、次はどんな顔でおばあちゃんに向き合うのか気になっています。
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