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クルミットです♪
今回の折腰27話は、魏儼がずっと心の奥にしまっていた想いがついに表に出てしまう回でした。魏劭との関係も大きく揺れ動き、小喬の梳粧箱をめぐる夫婦げんかまで起きて、展開が二転三転します。それでは27話を一緒に見ていきましょう!
折腰 27話のあらすじ
魏儼は蘭雲を小喬と勘違いしたまま、彼女の告白を聞いてしまいます。自分こそ小喬のことを一番理解していると思い込んでいる魏儼は、小喬を空を舞う鳳凰にたとえ、本来こんな場所に閉じ込められているべき人ではないと語ります。もし天下が統一されれば、小喬は自由になれるかもしれない。もし小喬が本当にそれを望むなら、自分は全力で力になるつもりだと打ち明けました。
蘭雲は魏儼がひとりごとのように話しているだけで、自分に向けた言葉ではないと気づきます。彼女は慌てて肖像画の前に駆け寄り、じっと見つめました。すると、描かれていたのは小喬で、絵の下には焉州の蘭の花まで添えられていたのです。
これもう、完全に本気の証拠じゃないですか。
翌朝、魏儼が目を覚ますと、蘭雲が部屋にいました。しかも肖像画の中の小喬とそっくりの格好をしています。蘭雲は自分が小喬とは別人だとわかっていると言いつつ、それでも小喬の代わりを演じたいと申し出ました。魏儼はきっぱりと断り、小喬への想いを絶対に口外しないよう釘を刺したうえで、大金を渡して立ち去らせます。そして間もなく、屋敷にいた側室たちを全員手放しました。こんな理由で側室を全員手放すなんて、思い切りすぎませんか?
この話はすぐに広まり、蘇娥皇の耳にも届きます。彼女は魏儼が小喬に恋をしたからこその行動だとすぐに察しました。
一方、小喬は水路の改修で何日もまともに食事をとれていない魏劭を心配し、点心を届けに行きます。必ず魏劭の力になると誓う小喬を、魏劭は膝の上に抱き寄せました。魏梁から康郡の点心と同じ味の店があると聞き、小喬が喜ぶだろうと自分で買いに行くことにします。
ところが魏劭が戻ってくると、屋敷の門の前に蘭雲が立っていました。蘭雲は魏儼が小喬を好きだという事実を、魏劭に告げてしまいます。
わざわざ待ち構えて言いに来るあたり、性格の悪さが滲み出てます。
魏劭はすぐに魏儼の書斎に駆け込み、小喬の肖像画を見つけてしまいました。以前魏儼が「誰かが無理やり割り込もうとしている」というようなことを言っていたのも思い出し、怒りのあまり肖像画を燃やして立ち去ります。屋敷の人々が異変に気づいて駆けつけたときには、書斎はすでに焼け落ちていました。魏儼は魏劭が来たあとに蝋燭に触れて火事になったと聞かされ、すべてを悟ります。
魏劭は屋敷に戻り、小棗と春娘が小喬の化粧箱を整理しているところに出くわします。中には小喬の大切な品々に混じって、魏儼から贈られた薫籠まで入っていました。魏劭は怒りに任せて化粧箱を床に叩きつけ、自分が贈った簪も折れてしまいます。何も知らない小喬が戻ってくると、魏劭は箱の中に他の男からの贈り物があったことを責め立てました。小喬は魏劭が薫籠を投げ捨てるのを見て、自分と魏儼の仲を疑われたことに腹を立てます。いつも疑ってばかりだ、魏家の男なら誰でもいいわけじゃないと言い返し、二人は激しく言い合いになりました。魏劭は目を赤くして出て行き、小喬もひとりベッドで怒りをおさめられずにいます。
薫籠ひとつで、そこまでこじれる必要があったのか。
そんな中、陳滂が陳烈を魏国に送り込み、魏劭に道を貸すと申し出ます。実はこれ、魏儼を連れ戻すための口実でした。魏劭は魏儼をとても大切に思っているので、道を使わなくてもいいから連れて行かせないと決め、使者を追い返すよう命じます。ですが、使者はすでに魏儼に会いに行っていたと知らされました。
魏劭は魏儼のもとを訪れ、去らないでほしいと伝えます。しかし魏儼は魏劭がすでに全部知っていることを見抜き、自分が小喬を好きになってしまった、持ってはいけない気持ちを抱いてしまったと正直に打ち明けました。魏劭は怒って魏儼を殴りますが、それでも気持ちを断ち切れば何もなかったことにできると諭します。魏儼も殴り返し、魏劭や徐夫人がいつも自分を腫れ物に触るように大事にしてきたことを責め、今日みたいに殴り合いたかったのだと言いました。魏劭も、魏儼がどこの国の人間であろうと兄弟であることに変わりはないと自分の気持ちを伝えます。ただ、どう決断するかは魏儼自身に委ねると告げました。
殴り合いながら本音をぶつけ合うの、不器用だけど二人らしいです。
顔中に傷を作った魏劭が屋敷に戻ると、小喬が蝋燭を灯していました。魏劭は抱きしめて謝り、先日きつく当たったことを悔いていると言います。わざと痛そうな顔をして殴られた頬を見せ、小喬と魏儼の間に何もないことはわかっている、あのときは頭に血が上って言い過ぎたと弁解しました。小喬が無表情のままなので、魏劭は自分を殴ってでも謝ろうとまでします。小喬は傷ついた顔に少し心が痛み、そっと触れようとすると、魏劭は痛いふりをして抱きしめてほしいとねだりました。小喬は結局その胸に飛び込み、二人は甘い笑顔を見せます。
この人、痛いふりまで駆使して仲直りするの、ちょっとずるいです。
徐夫人は魏劭と魏儼がけんかしたことをすぐに知り、ただの悪ふざけとは思えず、小檀と朱権を呼んで事情を尋ねました。翌日、魏劭と小喬が徐夫人に挨拶に来た際、顔の傷を見つけられ、魏劭は転んだのだと嘘をつきます。呼ばれた魏儼も同じように傷だらけで、やはり転んだと答えました。徐夫人が魏儼の焼けた屋敷の話を持ち出すと、魏劭はすぐに自分の非を認め、修繕を申し出ます。
徐夫人はあとで魏儼にそっと、屋敷の修繕で魏劭に色々頼んでいいけれど、何でも受け取っていいわけではない、特に魏劭が大切にしているものには手を出さないようにと伝えました。そして、友の妻に手を出してはいけないという道理もわかっているはずだと釘を刺します。魏儼は黙ってその言葉を受け止めました。
屋敷に戻った魏儼は、焼け落ちた書斎に座り、ふと苦笑いを浮かべます。この世の情は男女の恋だけではない、自分もその気持ちを断ち切れる。そう覚悟を決めたようでした。
喬慈は大喬と比彘のもとを訪れます。大喬は喬慈に、小喬が比彘のことを何か言っていなかったか探りを入れますが、喬慈は招待状が届かなかった理由を知らず、ただ手紙を送るのが不便だったことしか知りませんでした。これをきっかけに、大喬は小喬に対してわだかまりを抱き始めます。
裏では蘇娥皇が人を使って噂を広めていました。魏儼が小喬を好きだという話はあっという間に広まってしまいます。魏儼が点心を届けようとすると、朱権が止めに入りました。噂を聞かせたくない一心で、噂を流した者たちを捕らえようとしますが、魏儼は噂は水のようなもので、塞ぐより流したほうがいいと考えます。魏儼はこの一件を覆い隠せると踏み、すべての元凶を辺州のせいにすることにしました。辺州が外部に噂を流し、自分を辺州に呼び戻そうとしていることにすれば、真相を隠せると考えたのです。そこで陳烈を呼び出し、辺州に戻ることを了承しつつ、先にこの工作を済ませるよう頼みました。
夜、魏儼は徐夫人に点心を届けながら、ここを離れるつもりだと伝えます。徐夫人は魏儼がもう戻らないつもりだと察し、目に涙をにじませました。魏儼は家族を巻き込みたくない、小喬の潔白を汚したくない、魏劭の面目もつぶしたくない、そして徐夫人を板挟みにしたくないという思いから、覚悟を固めていたのです。徐夫人は行かせたくないと引き止めますが、魏儼はそれでも跪いて別れを告げます。ただの気晴らしの旅だと思ってほしい、外に出ればこの想いも手放せるかもしれないと告げました。徐夫人は去っていく魏儼の背中に大きな声で呼びかけて追いかけますが、うっかり門の階段から足を滑らせて転んでしまいます。
この転び方、ただでは済まない気がします。
一方、噂を耳にした魏劭は部下に徹底的な調査を命じます。蘇娥皇が近づいてきて、噂を避けるために小喬を街の外へ出したほうがいいとそそのかしますが、魏劭はきっぱりと拒みました。妻が根も葉もない噂を流されているのだから、噂を流した者を捕らえて厳しく罰するべきだと言い切ったのです。蘇娥皇はそれ以上何も言えませんでした。
魏劭の部下は噂を流していた者たちを捕らえますが、その正体は辺州の者たちでした。ところが魏儼が現れ、この間者たちをかばい、連れて行こうとします。魏劭は魏儼の本当の身分が露見することを恐れて駆けつけ、辺州の者たちを見逃してしまいました。魏劭は改めて魏儼を自分の従兄だと言い張りますが、魏儼は魏劭の耳元でそっとささやきます。弟の妻を好きになるような従兄がいてはいけないのだと。
折腰 27話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり最後の魏儼のひとことです。ずっとかばって、ずっと兄のふりをしてきた魏劭に対して、耳元で本音をぽつりと告げる場面。あれ、優しさなのか意地悪なのかわからなくて、しばらく考え込んでしまいました。
魏劭と魏儼の殴り合いも忘れられません。血のつながりはないのに、ここまで本気でぶつかり合える関係ってなかなかないと思います。殴りながら「今日みたいに殴り合いたかった」と言う魏儼の気持ち、少しわかる気がしました。ずっと大事に扱われすぎるのも、それはそれで息苦しいですよね。
小喬と魏劭のけんかは、正直ちょっとひやひやしました。薫籠ひとつでここまで揉めるものですか。そう思いながらも、小喬が「魏家の男なら誰でもいいわけじゃない」と言い返したところは胸がすきました。魏劭が痛いふりをして仲直りに持ち込むところは、ずるいと思いつつ憎めません。
蘭雲が小喬のふりをしてまで魏儼に近づこうとしたのには驚きました。あそこまでするかと思ったし、あの肖像画を見つけたときの表情を想像すると、なんとも言えない気持ちになります。
徐夫人が階段から転んでしまう場面は、次への不安が残ります。魏儼を引き止めようとした結果があれでは、あまりに切ないです。魏儼が辺州に戻る決意を固めていく過程も、家族を守るための選択だとわかるだけに複雑でした。
蘇娥皇が裏で噂を流していたと知って、やっぱりこの人は油断できないと改めて思いました。魏劭が「妻が噂されているのだから捕らえて罰する」ときっぱり言い切った場面は、小喬を大事にしている証拠のようで、少しほっとしました。
書斎を燃やしてまで怒りをぶつけた魏劭と、耳元でぽつりと本音を明かした魏儼。あの言葉を囁かれた瞬間の魏劭の顔、きっと今までで一番複雑な表情をしていたと思います。あの二人がどんな顔で見つめ合っていたのか、想像するだけで胸がざわつきます。
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