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クルミットです♪
今回は魏儼が思わぬ形で家を出ていく展開から始まります。そして後半は小喬が知恵を絞って戦況をひっくり返す回でした。姉妹の気持ちのすれ違いも重くて、見ていて胸がぎゅっとなる話数です。それでは30話を一緒に見ていきましょう!
折腰 30話のあらすじ
魏儼が少主にふさわしいと皆が認め、陳滂も満足げに拍手をして出てきます。ところが魏儼はその場で少主の座を拒否しました。自分は魏家の飯を食べて育った身で、陳滂の息子になるつもりはないと言い切ります。そして母を連れ去ったのはあなたなのかと問い詰めますが、陳滂ははぐらかし、逆に魏儼へ辺境の守備を命じてしまいます。
ここで答えないの、ずるいです
魏儼が去ったあと、陳滂は複雑な表情を浮かべます。魏儼は本来狼のような男だが、長年魏家に抑え込まれて犬にされてしまった、だからこそ無理にでも狼に戻す必要があると考えているようでした。親心にしては歪んでいますね。
一方、魏劭は磐邑の橋のたもとに兵を進めます。魏渠たちは、博崖が以前のように出兵してくれないのではと不安を口にしていました。それでも魏劭は磐邑へ入ります。劉琰はその報せを聞いても動じず、磐邑を渡すつもりはないと言い切ります。
そして大喬のもとに小喬が兵を率いてやって来ます。小喬が兵馬を連れている姿に、大喬は妹の立場の重さを感じ取ります。比彘は境外の巡回に出ていて留守でした。小喬は焦った様子で、廉城と焉州がすでに包囲され、魏劭が援軍に向かったこと、しかし劉琰は十万もの兵を率いていることを伝えます。
大喬は事情を分かっていながら、自分たちにできることは祈るくらいしかないと言い、比彘が小喬に優しくしてくれていることも話します。ただ、博崖を得てから比彘が夜も眠れず、薛泰との攻防が五日も続いていることに、大喬自身も不安を抱えていました。
大喬の気持ちもわかるので、責められないです
小喬は今囲まれているのは本家なのだと訴えますが、大喬は博崖にはわずか二万の兵しかなく、劉琰には対抗できないと拒みます。小喬が、劉琰の援軍が到着すればもう手遅れになると言っても、大喬は涙を流しながら、小喬は民のために魏劭を危険な場所へ追いやれるが、自分は夫を守りたいだけなのだと返します。愛情で人を脅すことはできないとも口にしました。
そこへ比彘が戻り、二人が泣いているのを見て理由を尋ねますが、大喬は何も言わず、小喬もまた本心を伝えないまま、これ以上大喬に頼らないと告げて涙を流して去っていきます。大喬も涙をこらえきれず、比彘に抱きしめられていました。
小喬は外に出てから声を殺して泣きます。大喬は比彘のために命懸けで守ろうとしているのに、自分は魏劭を走り回らせているだけなのではと自問していました。
切ないです、姉妹なのにこんなにすれ違うんですね
小枣が代わりに大喬へ頼みに行こうかと申し出ますが、小喬は断ります。小枣と春娘には漁郡へ戻るよう言い、自分は約束通り五百の兵を率いて磐邑へ向かうと決めます。たとえ死地になっても魏劭を孤立させないという覚悟でした。道端で子供たちが遊んでいる様子を見た小喬は、水路の図を思い出し、ある考えにたどり着きます。水は低い方へ流れ、地形を使えば少ない兵でも大軍を打ち破れるかもしれないというものでした。堤防を築いて劉琰の軍を待ち、洪水で一気に押し流す作戦です。
小喬は魏劭に自分の到着を待っていてほしいと祈ります。十五年前、喬家は約束の日に間に合わなかった過去がありましたが、今度こそ共に戦うという思いでした。
劉琰は兵の士気を上げるため、魏劭の首を取れば重賞すると宣言し、兵たちは磐邑へなだれ込みます。両軍は激しくぶつかり合い、死傷者が続出しました。そのころ小喬と魏梟の一行は山中で、喬圭が話していた貯水池の場所を見つけます。小喬は親兵たちを鼓舞し、一か八かの賭けに出ようと役割を割り振っていきました。
良崖側の攻勢は激しく、磐邑の前線はすでに突破されてしまいます。魏劭は小喬がきっと援軍を連れてくると信じていました。小喬たちは堤防を築いて水を溜めながら、鳥をたくさん捕らえて放つ準備も進め、伏兵がいるように見せかける仕掛けを整えます。準備が整うと小喬は烏澤の堤防を爆破するよう命じ、水は一気に流れ落ちました。一晩水を流し続ければ貯水池は満たされる計算です。魏劭側も水位の低下には気づきますが、敵が渡河のために操作しているのだろうと考えていました。
大喬は小喬のことを思って涙をこぼします。比彘はその理由を知らず、心配なだけだろうと慰め、五百の護衛がいれば大丈夫だと言い、自分が博崖を守れと言われていなければ自ら護衛したのにと口にします。大喬は何か言いかけて、結局言葉を飲み込みました。
翌日、魏劭と劉琰の軍が再び激突します。劉琰の援軍を率いる林将軍が烏澤の水位を調べに来たところ、橋の向こうに赤い衣をまとった小喬が立っているのを見つけ、大喜びで捕らえろと命じます。公孫羊は魏劭が敵陣に囲まれたのを見て太鼓を打ち鳴らし、魏家の兄弟たちは奮戦しました。劉琰の兵は大きな損害を受け、援軍に来た林将軍も伏兵にかかって崩れてしまいます。劉琰はやむなく良崖へ撤退し、魏劭は勝利を収めました。
堤防作戦、まさかここまでうまくいくとは思いませんでした
公孫羊は小喬が二万の援軍を打ち破ったのだろうと感心しますが、魏劭は内心小喬を思いながらも、口では手紙一つ寄こさなかったと文句を言います。そこへ喬慈と魏梁が廉城と焉州を取り戻したという知らせを持って駆けつけ、喬慈は魏劭の助けに感謝しますが、魏劭は手柄をすべて小喬のものだとします。
川面に水灯が見つかり、魏劭はそれが小喬の仕業だと察します。彼女がわざわざ良崖まで援軍を求めに行ったからこそ、これほど早く駆けつけられたのだと考え、水灯を手に小喬を思いながら自ら迎えに行こうとします。公孫羊がその様子を見てなだめ、すぐに支度をして一緒に迎えに行こうと声をかけますが、魏劭は小喬のことを誰よりも褒めながらも、彼女はただ小賢しいだけだ、自分のために動いたなんて認めないと意地を張り、焉州のためだと言い張っていました。公孫羊はそんな魏劭の態度に思わず笑ってしまいます。
折腰 30話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり大喬と小喬が泣きながら言い合う場面です。小喬は本家のために動けと言うし、大喬は夫を失いたくないと言う。どっちも間違っていないから余計につらいです。愛情って人によって形が違うんだなと思わされました。
魏儼が少主の座を蹴った場面も気になります。母のことを問い詰めたのに、はぐらかされて辺境送りにされるなんて、割に合わなさすぎます。陳滂の考え方も、息子を狼に育てたいだけの身勝手さが見えて、素直に応援できません。
そして後半の水攻め作戦、正直ここまで鮮やかに決まるとは思っていませんでした。子供たちの遊びからヒントを得て、堤防を爆破して敵を押し流すなんて、小喬の頭の回転の速さに驚かされます。魏劭は素直じゃないところがまた彼らしくて、水灯を見つめながら意地を張っているのを見て、思わず笑ってしまいました。あの不器用さ、そろそろ本人に自覚してほしいです。
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