覆流年 第25話 あらすじ 穆川と穆沢の決別と着物の裾を切った哀しい誓い

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前回の緊迫した展開から、息をつく暇もなく物語が激しく動きますね。
穆川と穆沢という、実の兄弟以上に固い絆で結ばれていたふたりの関係がついに音を立てて崩れてしまいました。
大切な人を守りたい気持ちは同じなのに、どうしてここまで残酷にすれ違ってしまうのでしょうか?
それぞれの信じる正義がぶつかり合い、胸が締めつけられる場面の連続です。
誰の味方をしても切なくなってしまう展開ですよね。
それでは25話を一緒に見ていきましょう!

覆流年 25話のあらすじ

陸安然は負傷した重い体を引きずりながら、庭の片隅でじっと知らせを待っています。
沈長青の容態はどうなっているのでしょうか?
そこへ冬青が息を切らせて駆け戻り、沈長青の命に別条はないと告げました。
その言葉を聞いた瞬間、陸安然はようやく安堵のため息を漏らします。

沈長青が無事だと分かって本当に肩の荷が下りました!

一方、蕭映は斉王である穆川の動きが自分たちの計画に暗い影を落とすのではないかと警戒していました。
しかし穆沢は、穆川の手元にいる数人の小作人など取るに足らない存在だと冷ややかに言い放ちます。
頭を冷やせば兄弟の情を重んじておとなしく引き下がる、穆沢は弟の心情をそう甘く見積もっていたのです。
それどころか穆沢は蕭映に向かい、妹の蕭驚雀の身勝手なわがままを厳しく戒めるように命じました。
屋敷の内輪の揉め事で外の大業を狂わせてもらっては困るのだと、鋭い口調で釘を刺します。
蕭映も何よりも大業が最優先であると頭を下げて約束したのです。

その頃、陸安然は冬青に胸の奥底にしまい込んでいた恐怖を打ち明けています。
穆川が駆けつけてくれるのを待つ猶予などなく、危険を承知で賭けに出るしか道はなかったのです。
沈長青の急所を外したとはいえ、もし手元が狂っていたらという恐怖で手足の震えが止まりませんでした。
冬青は陸安然の苦渋の決断を責めず、むしろ穆川が陸安然に剣を向けた事実に強い怒りを覚えます。
陸安然は、冷酷な女だと誤解されたままの方が情を断ち切れるのだと自分に言い聞かせていました。
でも、愛する人に憎まれる痛みに平気で耐えられる人などいるでしょうか?
誤解されたままでいいと強がる陸安然の横顔が痛々しくて、見ているだけで息が詰まります。

愛する人に誤解されたまま情を断つなんて切なすぎます!

穆川はこれまで穆沢を兄として敬い、父親のように慕い続けていました。
しかし今回の事件を通して、穆川は穆沢の冷酷で非情な本質をまざまざと知ることになったのです。
陸安然は、穆沢と蕭映の結びつきが決して揺るぎない一枚岩ではないことを見抜きます。
そこでふたりの間に生じたわずかな隙を突き、一石二鳥を狙う計略を仕掛ける決断を下しました。
蕭映が自分を激しく嫌っている心理を利用して、冬青を屋敷の外へ逃がす絶好の好機だったのです。
ふたりは穆沢が屋敷を訪ねてきた絶妙な瞬間を見計らい、主従が決裂した壮絶な芝居を打ちます。
陸安然が冷淡に冬青を追い出す姿を見て、穆沢はその大芝居を完全に信じ込んでしまいました。

屋敷に残った穆沢は陸安然の傷口を案じ、痛みを気遣う言葉を優しくかけます。
すると陸安然は自分の傷など顧みず、静かな眼差しで穆沢を見つめました。
自分よりも穆川の元へ急ぐべきではないのですか?
穆川が自分を刺したのは、自分への失望と同じくらい兄である穆沢への絶望が深かったからだと指摘します。
穆沢は兄弟の絆が揺らぐことなどないと信じていましたが、穆川が蕭映の軍営へ凶手を捕らえに向かったという驚きの急報が届きました。

その頃、穆川は被害に遭った農民たちを引き連れて蕭映の軍営の門前へと堂々と乗り込んでいました。
軍規の乱れを正し、罪なき民を殺害した凶悪犯を引き渡すよう蕭映へ真っ向から要求します。
蕭映は慶王である穆沢の面目を潰す気かと威圧的な脅しをかけました。
しかし穆川は一歩も引かず、相手が何者であろうと国法を破り人の命を粗末にする者は罰を受けるべきだと叫びます。
苛立ちを募らせた蕭映は、軍営に押し入って騒動を起こしたという濡れ衣を着せ、農民たちを皆殺しにするよう兵士に命じました。
無抵抗な民を皆殺しにするなんて、蕭映の冷血さはどこまで底知れないのでしょうか?
穆川と護衛は身を挺して武器の前に立ちはだかり、逃げ惑う農民たちを必死にかばい続けます。
罪なき民が次々に傷つけられる惨状を見て、穆川は皇子としての身分を掲げて兵士たちを一喝しました。
皇子の凄まじい威厳と気迫に圧倒された兵士たちは、構えていた弓矢を地面へと下ろします。
追い詰められた蕭映は、軍営にいた陸昀の首元を刃で脅し、穆川を射殺するように強要します。
恩人である穆川に弓を向けろと命じられた陸昀は、恐怖で手足がすくんでしまったのです。
矢が放たれそうになった絶体絶命の瞬間、馬を飛ばして駆けつけた穆沢が割って入り、間一髪で弟の命を救い出しました。

弟を脅迫して穆川を狙わせる蕭映の汚いやり口に怒りが爆発しそうです!

穆沢は我を忘れて暴走した蕭映を激しい怒号で叱責します。
そして穆川に向かい、この場は早く立ち去るように促し、詳しい事情は後でいくらでも説明すると必死になだめました。
しかし穆川は、これ以上の言い訳に耳を貸す気など微塵もありませんでした。
穆沢の目には名もなき民の尊い命が、道端の小石程度にしか映っていなかったのです。
誰の命も他人の都合や野望のために犠牲になっていい道理などない、穆川の怒りは頂点に達していました。
穆川は佩剣を引き抜くと、迷いのない手つきで己の着物の裾を一刀両断に切り落とします。
かつて固く誓い合った兄弟の情を切り捨て、己の良心だけに忠実であると告げたのです。
実の兄へ向けた絶交の言葉を口にしながら、穆川の胸中にはどれほどの痛みが渦巻いていたのでしょうか?
冷え切った瞳で蕭映を射すくめ、凶手を直ちに引き渡すよう強く迫ったのです。
穆沢は弟が命を落とす事態を恐れ、苦渋に満ちた表情で蕭映に凶手を差し出すよう命じました。
穆川は凶手を捕縛し、その混乱の隙を突いて陸昀も軍営の外へと無事に連れ出したのです。

着物の裾を切り落として決別を告げた穆川の気迫に圧倒されました!

軍営に残された穆沢は、勝手な暴走を働いた蕭映に氷のような冷たい視線を向けました。
身勝手な真似をして穆川を傷つけるなら、万の手段を使って代償を支払わせるという凄まじい威嚇です。
一方、穆川はかつて陸安然と交わした約束を果たし、陸昀を連れて陸府へと送り届けました。
あんなに頑固だった陸昀が、ここまで素直に非を認めるなんて信じられますか?
無事に姉と再会を果たした陸昀は、陸安然の前に膝をついて深々と頭を下げたのです。
姉が軍営に入るのを頑なに止めていたのは、すべて弟である自分を守るための深い思いやりだったのです。
二姉の死を巡って姉を激しく責め立てた己の浅はかさを、陸昀は涙ながらに謝罪しました。
陸安然はこれ以上の厄介ごとを防ぐため、信頼する衫越に命じてその夜のうちに陸昀を蘇城へと出発させたのです。

自室に戻った穆川は、幼い頃に穆沢が自分を喜ばせようと手作りしてくれた木のおもちゃを取り出しました。
争いなど何ひとつ知らず、ただお互いを慈しんで笑い合っていた純粋な時代だったのです。
しかし目指す道が決定的に違ってしまった今、あの無邪気な日々に帰ることなど叶うのでしょうか?
同じ夜、穆沢もまたこの世で唯一無二だった兄弟の絆を完全に失った激痛に苛まれていました。
空っぽになった心の寒さを埋めるかのように、穆沢は陸安然のいる庭へと足を運ぶのです。
帝王へと登り詰める道が孤独で過酷であることは、穆沢自身も百も承知です。
それでも、穆川がここまで非情に自分を切り捨てる現実を受け止めきれなかったのです。
幼いあの日、自分が飢えて死にそうだった時、穆川は自分が飢える危険も顧みず持っていた餅を半分分けてくれました。
絶対に何者にも傷つけさせないと誓っていた穆沢の切実な思いが胸に迫ります。
しかし血塗られた野心を抱いて歩み続けた穆沢は、もう二度と引き返すことのできない場所まで来てしまっていました。

覆流年 25話の感想まとめ

何と言っても一番胸を打たれたのは、穆川が自ら剣を抜いて着物の裾を切り落とし、穆沢に決別を言い渡したあの瞬間です。
幼い頃から父のように敬い、誰よりも信じていた兄に自ら絶交を突きつける穆川の絶望は、どれほど深かったのでしょうか?
名もなき民の命を虫けらのように踏みにじる穆沢のやり方に、穆川の清らかな良心がどうしても耐えられなかったのですね。
裾を切り落とした瞬間に響いた鋭い切断音は、ふたりが過ごした温かな歳月の終わりを冷酷に告げていました。
あんなに仲睦まじかった兄弟が、どうしてこんな悲惨な形で袂を分かつことになってしまったのかと涙があふれます!

そして蕭映の度を越えた身勝手さには、見ていて本当に強い憤りを覚えました!
自分の失態を隠蔽するために無実の農民たちを皆殺しにしようとするだけでも言語道断です。
さらに陸昀を脅迫して穆川を狙わせるなんて、人の心を持った人間のすることですか?
姉を慕う少年の純粋な心を利用して、一生消えない大罪を背負わせようとする卑劣さには虫唾が走ります!
駆けつけた穆沢が蕭映を一喝してくれた瞬間は、本当に胸がすく思いがしました!

でも、非情な悪党でありながら穆川だけは特別扱いし続ける穆沢の歪んだ愛情も、本当に哀しいです。
飢え死にしそうだった幼い自分に餅を分けてくれた日のぬくもりを、穆沢はずっと大切に抱きしめて生きていました。
弟には何も求めず、誰の手からも絶対に守り抜くという誓いだけは、純粋な本心だったと思えてなりません。
それなのに、権力を掴むために重ねてきた冷酷な行いが、結果として最愛の弟を最も深く絶望させてしまった皮肉に胸が痛みます。
守りたかった実の弟から完全に拒絶され、自らの手で唯一の温もりを壊してしまった穆沢の孤独は、自業自得とはいえ見ていて本当に辛い光景だったのです。

一方で、陸安然と陸昀の長年のわだかまりが解けたことには心から安堵しました!
命がけで約束を守り、陸昀を送り届けてくれた穆川の誠実さには、本当に頭が下がる思いがしたのです。
誤解が解けて涙を流す弟の姿を見て、陸安然もようやく重い肩の荷を下ろせたはず、そう祈らずにはいられません。
蘇城へと旅立つ陸昀を見送る陸安然の瞳には、深い哀愁が漂っていました。
幼い頃に貰った木のおもちゃをひとり静かに見つめる穆川の寂しげな瞳と、もう後戻りのできない暗闇の中で立ち尽くす穆沢の孤独な背中。
かつて分け合った温かな餅の記憶を胸に抱いたまま、二度と交わらない道へと歩み出したふたりの哀しい姿に胸が詰まりました!

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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