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クルミットです♪
失踪した父の手がかりをつかむために朗里春で働くことにした海棠ですが、朗家の奥様・馮春言の髪梳き係として気に入られ、朗家に入り込むことに成功します。しかしそれが面白くない人々によって、海棠への嫌がらせなども発生することに。一方で、月軒の兄・月明が密かに海棠を見初め、想いを寄せることに…
海棠と月軒の距離が急接近するように見える今回、実はそこに海棠を陥れる策略が!過去の因縁が少しずつ明かされていきますが、謎はさらに深まるばかり。あっと驚く展開をしっかり見守っていきましょう♪
【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)
第7話
海棠と月軒の接近を妬んだ蘭新巧ら朗里春の同僚は、海棠を女狐だと悪口を言う。凡真が反論しようとするが、海棠はそんな価値もないと無視する。海棠は月軒を避けようとするが、月軒に口紅を直されているところを莫嫿と新巧に見られ、誤解されてしまう。
月軒は自分で直さず、口頭で注意してやればいいのに!触りたかったのかな?
新巧は海棠の足を引っかけ、大事な香水瓶を割らせる。海棠は自分一人で責任をとろうとするが、尚監督は損失分を全員の給金から引くと決定する。新巧だけでなく全員から非難された海棠は、みんなに迷惑はかけないと啖呵を切る。
新巧は脅されてスパイしているのに、むしろイキイキと海棠を陥れていますよね♪
帰宅した海棠は、母に悩みがあるのを見破られ、弱音を打ち明ける。負けず嫌いの海棠が父親似だと、母は父との愛に満ちた幸せな思い出を語る。海棠はこの先、そんな相手に自分も出会えるだろうかと思う。
こんなに思う妻のもとに、最愛の夫を早く返してあげたいものです…
その夜、海棠のもとに莫嫿が訪ねてきて、月軒に避けられていると相談する。他に誰か月軒を狙う女がいたら一緒に闘ってと言われ、協力を約束しつつも海棠は罪悪感にかられる。莫嫿が帰った後、心配した月軒がやってきて、減給の肩代わりを申し出る。月軒の心配は「上司だから」というので、海棠は内心失望し、肩代わりを断る。帰宅した月軒は、月明に海棠の事情を話すが、彼女が援助を断ったと聞き、月明はますます海棠の人柄に惚れこむ。
工房で目撃後の訪問ですから、明らかに莫嫿は海棠に釘を刺しに来ているのですね
翌朝海棠は髪梳きに遅刻するが、馮春言は不機嫌な上に、海棠が自宅に戻ったことが気に入らず、八つ当たりして追い出そうとする。月軒は海棠を庇って連れ出し、車で自分が悩んでいる時に来るという花園にやってくる。二人はお互いの事情を隠して気持ちを探り合うが、いざ帰ろうとしたら車が故障し、海棠は意地を張って一人で帰ろうとする。
あそこは、朗里春の原料を作っている花畑だったりするのでしょうか?
海棠は花園から一人帰ろうとして道に迷い、途中で野生の猪に遭遇するが、月軒に助けられる。そろそろ帰ろうとする海棠に、月軒は一緒に星を見ようと誘う。互いに思い合いつつも、莫嫿や月明の存在が影を落とし、二人は複雑な思いで星を眺める。
中国ドラマに出てくる生き物のグラフィックはいつもどこかが微妙なのですよね~
翌日の髪梳きで馮春言は機嫌を直しており、優しい言葉をかけられ海棠はほっとする。仕事を終えて帰宅すると、家に結納の品が届けられており、母は「朗坊ちゃまとの縁談だ」という。海棠は慌てて確認しようとするが、そこに訪ねてきた莫嫿は、月軒との結婚を聞いて愕然とし、海棠を平手打ちする。月軒は莫嫿への気持ちを否定し、海棠は説明もできないまま月軒に連れ出されてしまう…
奥様が急に優しくなったのが超怖いのですが、突然の縁談が関係しているのでしょうか
第8話
海棠は結納品について説明を求めるが、月軒は「見ての通りだ」と答える。急なことで現実味がない海棠だったが、「返事はよく考えるように」と言う月軒の表情は暗い。その夜、莫嫿が押しかけてきて謝罪する。突然の縁談に戸惑う海棠に、一途に月軒を想う莫嫿は、自分が入れ替わって嫁ぐことを提案する。
入れ替わり花嫁が可能なのも、紅蓋頭で周囲に顔が見えない中国ならではですよね♪
海棠は、月軒への思いに迷いを感じつつも、自分にはまだやるべきことがあると自分自身に言い聞かせ、月軒をレストランに呼び出し、結婚に応じると答える。月軒はなぜか動揺を隠しきれず、海棠に何かを打ち明けようとするが、海棠はそれを聞きたくないと制止する。お酒の力を借りて互いに本音を打ち明けるが、肝心なことを隠し合う…
月軒の表情が暗いのはなぜでしょう、何かを隠しているようですね…
海棠が恵徳を訪れると、中には誰もいなかったが、机の上に海棠を描いたスケッチがあった。海棠はそれを月軒が描いたのだろうかと思う。そこにやってきた月軒は海棠を庭の花園に誘い、一面の赤い花を「花嫁に捧げる花」だという。海棠は月軒の愛情を信じはじめていた。
誤解と罠が積み重なった結婚のように思うのですが、このまま進んで大丈夫~?
朗家では婚礼の準備が進められていた。その指示をしながら、妙蘭はまだ幼い日の自分の婚礼のことを思い出していた。浮かない顔の朗夫妻、三拝して紅蓋頭を上げると、花婿の持つ鶏が鳴いていたこと… 妙蘭は複雑な思いで婚礼の調度を眺める。
妙蘭の結婚はあんなに幼い時だったのですね、それはさすがにかわいそうです
莫嫿は自分の花嫁衣裳を海棠の家に届けに来る。莫嫿が入れ替わりを楽しみにしているのと、母が海棠の花嫁衣裳を嬉しそうに縫っているのを見ると、海棠の心は痛む。
婚礼当日、こっそり莫嫿がやってきて、海棠は複雑な気持ちで莫嫿の花嫁支度を整える。その頃、月軒は泥酔して倒れており、馮春言は慌てて花嫁の輿を先に出発させる。
私の予想が確かなら、このまま莫嫿が入れ替わったら大変なことになるのでは…
婚礼の宴会に沸く顧家に、突然龍徳水が兵を率いて現れ、嫌がる莫嫿を無理やり連れ帰る。混乱の中に朗家の輿がやってきたため、海棠は花嫁支度をすることになってしまう。海棠は母と夏合に別れを告げ、花嫁の輿に乗り朗家へ向かう。
あっという間に入れ替わり失敗… でも海棠は本当に結婚して大丈夫でしょうか
妙蘭は花嫁を迎えに出ようとするが、「不吉な人は参加を禁ず」と馮春言から命じられ、悔しさをにじませる。そんな中、朗家の花嫁花婿は紅蓋頭姿で三拝三礼の儀式を行うが、嬉しそうな馮春言に対し、朗斯年はなぜか浮かない表情だった。
おめでたい日でも、妙蘭へのいびりには決して手を抜かない奥様、さすがです
寝台で花婿を待つ海棠は、紅蓋頭をあげてこっそり辺りを見回すと、ここは恵徳だと気付く。そこにやってきた花婿は月軒ではなく仮面姿で、思わず海棠は叫び声をあげる。婚礼を挙げた相手が月軒の兄・月明だと知り、海棠は説明を求めるが、月明は謝罪するばかり。海棠は月軒も馮春言も承知で自分を騙したのだと気付き、出ていこうとするが、月明の仮面の下の傷を見て、驚き失神してしまう…
やっぱり… 月軒は承知だったのでしょうが、月明はどこまで知っていたのでしょうか
第9話
馮春言は、朗斯年に月明が顧海棠を娶りたいと言っている、と切り出した時のことを思い出していた。体面ばかり気にした朗斯年が月明を閉じ込め、養子である月軒ばかり大事にしていると感じている馮春言は、朗斯年と言い争いに。朗斯年は海棠を気に入っているが、月明との婚姻は無理強いできないと考える。そこで馮春言が月軒との婚姻を偽装する計画を提案したのだった。
えっ、月軒は養子? これは出てきてなかったですよね、びっくりです…
月軒は荒れて泥酔し、海棠との日々を思い出しながら、朗里春の店で呆然とたたずんでいた。馮春言から月明のために縁談を偽装するよう持ち掛けられた時、馮春言は海棠が月軒を好いていることを知りながら、それを利用しようとしたのだ。月軒は反対したが、協力しないなら母子ではないと脅され、心ならずも引き受けたのだった。
もう清朝は終わっているのに、奥様のやることなすこと清朝後宮風味で怖いです
海棠が結婚を承知したと聞いた時、何も知らず喜ぶ月明に、月軒は手作りの庭園を海棠に贈るよう勧めていた。その日以来月明は外に出て庭づくりに励むようになり、作り上げた庭園に月軒は海棠を連れて行って「花嫁に捧げる花」を見せたのだった。偽りの結婚で海棠を深く傷つけ、そして自分自身も傷つき、月軒は激しく後悔にかられるのだった。
あの赤い花は月明の作ったものだったのですね。結局誰も幸せになっていないような…
その頃、婚姻の真相を知ってか、妙蘭はひとり籠の鳥たちに話しかけていた。朗家にまたひとり、哀れな新婦がやってきたのだ。自分はもう孤独ではない、と妙蘭はニヤリと笑う…
ここにも清朝後宮風味な人がもうひとり…
莫嫿は婚礼から連れ戻されて以来、閉じこもっていた。しかし海棠が朗家に嫁いだと聞いて、いてもたってもいられない。龍徳水は勝手に結婚を画策した娘を叱るが、月軒のことしか頭にない莫嫿は聞く耳を持たず、力を貸してと泣きつく。仕方なく龍徳水は朗家に押し掛け、月軒が莫嫿を捨て、その結婚にも呼ばなかったとねじ込む。馮春言は誤解だと説明を始める。
朗家もおかしいですが、龍家の父娘もさらに上を行くおかしさですよね♪
海棠は目覚めるが、ショックで熱を出していた。外から鍵をかけられていたため、月明は海棠が大変だ、医者を呼べと騒いで、飛び出していこうとする。その様子を庭にいた莫嫿が見ていて、海棠の結婚の真相を悟る。
詐欺で結婚させて、外から鍵をかけて閉じ込める、っていうのも相当酷い話ですよね
朗斯年は龍徳水に、隠してきた朗家の長男・月明について語る。美しく聡明で朗里春の看板だった月明は、10年前の火事で顔に火傷を負い、離れに閉じこもるようになった。その存在を商売のために隠してきたが、工員の女性を見初めて結婚に導いたのであり、月軒の結婚ではなかったと説明する。莫嫿は隠れてその話を聞いていた。
その火事もまた、何か陰謀とか裏があるのではないかと疑ってしまいますよね
馮春言は熱を出した海棠を看病する。気が付いた海棠は家に帰してほしいと訴えるが、馮春言は耳を貸さず、見張りをつけて閉じ込める。間違っていたのではと落ち込む月明に、馮春言はこれから海棠の愛を手に入れるのだと励ます。
奥様はモンスターですね… そのやり方は月明を幸せにはしないと思います
莫嫿は無理やり海棠の部屋に押し入り、海棠に恨み言をぶつける。海棠は月軒のことが好きだと認め、二人のために諦めようと思っていたが、母が喜ぶ姿と月軒の思い出にどうしたらいいかわからず嫁いだと話す。莫嫿は怒りながらも騙された海棠を励まそうとするが、海棠はこれが夢だったらと泣くことしかできない…
莫嫿も、そこで被害者の海棠に怒ったってしょうがないのに…
7~9話の感想
中国の時代劇でヒロインは「二夫にまみえず」の原則は固くて、殿方は何人側室を持ってもOKですが、女性はたとえ望まない結婚であっても、嫁いだらそこで他の男性との縁は終了です。「二人目の男」が堂々と許されるのは、武即天かスン・リーが演じるヒロインくらいでしょうか。
それなので、こんな序盤で海棠が、まさかこんな形で結婚詐欺にあうとは。しかもその詐欺に月軒自身も関与していたなんて、朗家恐ろしすぎます。
これで朗家はどうするつもりなのでしょうか、最初から月明の結婚だったのを周囲が勘違いしていただけ、みたいなふりを通すのでしょうか。それはあまりに海棠がかわいそうですよね…
最初、海棠母が結納を受け取った時に、「もしかしてお母さんが
朗坊ちゃま
の名前を聞き違えたのでは」と疑ってしまいました。でも、月軒自身がちゃんと月軒の縁談だと認めていましたし、さすが朗家、堂々と騙していましたね。
結婚をめぐる象徴的な場面だったのが、海棠が縁談を承諾する初デートのシーンでした。海棠は求婚に応じるのは別れを意味していて、月軒も罪悪感から海棠の本音を見抜けず、お互いに想いあって結婚の約束をしているはずなのに、今生の別れのようになっていて、見ている方がつらくなるようで、とても印象的でした。あの時月軒がちゃんと真相を告げていたら、海棠が遮らずに月軒の話を聞いていたら、二人の傷の深さはもうちょっとマシになっていたのでしょうか。
結婚騒動のさなかに、実は月軒は朗家の養子だという話が出てきました。施家も一人息子の迪文は養子(実際は施済周の甥)でしたが、朗家も養子だったとは。親子の情を人質にして詐欺への荷担を命じる様子は、愛情がかけらも感じられませんでした。朗家の闇、深すぎ。
しかし今回気付いたのですが、朗斯年と馮春言の夫婦仲はかなり冷め切っていませんか?この二人の過去の因縁が、積み重なってこじれて現在への布石となり、朗家の闇を作り上げているような気がします。月円の時も今回同様、朗斯年が新郎新婦から拝礼を受ける時に不機嫌な表情をしていましたが、これからその意味が明らかになっていくのでしょうか。
まだ始まったばかりなのに、もうこんなにドロドロで、この先どうなってしまうのか、これからがとっても楽しみですね♪
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