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クルミットです♪
前回、刺客の黒幕について探るため都にやって来て林婉児と出会い、妹・范若若と再会した范閑。
そして今回、范閑は父・范建に呼ばれ…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
4話
父・范建の部屋を訪れた范閑はそこで父と初対面。
そこで范建は范閑の母について話し始める。
范閑の母は硝子や石鹸、白砂糖などを発明し、都で営んでいた商売は大成功しかなり儲けていたのだとか。
そして母の死後はその財産は皇室が内庫と名付け管理していて、慶帝は政で忙しく、現在その管理を行なっているのは慶帝の妹・長公主なのだとか。
実の妹ではないようですが信頼されているようです
すると范建は「長公主の娘・林婉児とお前を結婚させたい。そうすれば長公主から内庫を管轄する権利を引き継ぐことができる。母親の商売を取り戻すチャンスだ」と范閑に告げる。
どうやらこれは慶帝からの提案のようで、突然のことに戸惑う范閑。
さらに范建は「お前が刺客に狙われたのもこの内庫の相続争いによるもので、裏で手を引いていたのは内庫の管理権を譲りたくない皇太子かもしれない」と話した。
その後、范建と范閑は二夫人の元を訪ね、范閑が刺客に狙われた件について問い詰める。
すると二夫人は范閑の祖母の屋敷に部下を送り范閑のことを監視させていたことは認めるも、命が狙われた件については「私の指示ではない」と否定した。
一方、長公主は娘と范閑の結婚に反対していた。
長公主は皇太子一派で内庫の管理権を范閑に奪われたくないからです
しかし皇族の結婚ということで長公主に決定権はなく、長公主は皇太后に2人の縁談を白紙にして欲しいを頼みに行くことに。
しかし拒否され「私情を挟むな」と叱責されてしまった。
その後、慶帝に呼び出された長公主。
少ししてそこに皇太子もやって来る。
するの慶帝は長公主と皇太子が范閑の縁談を潰そうと裏で動いていたことについて触れ、叱責。
そして慶帝は皇太子の息のかかった役人を罷免するのだった。
一方、長公主と皇太子は2人で話していた。
そこで長公主は范閑を潰すための次なる作戦を皇太子に提案するのだった。
その頃、范閑は范建と2人で話していた。
そこで范閑は「一目惚れした女性がいるから勝手に決められた結婚に応じられない。母の商売を取り戻すために人生を犠牲にできない」と結婚を拒否するのだった。
縁談相手・林婉児こそ、范閑が一目惚れした女性なんですが、名前を知らないので仕方ないですね
5話
范閑の部屋に滕梓荊が訪ねて来る。
そこで范閑は滕梓荊ので手配書を取り出し、「監査院はなぜ罪人のお前を引き取った?」と質問。
すると滕梓荊は「監査院の書庫からある文書を持ち出してほしい。持ち出しても罪に問われない文書だ。協力してくれるならお前の下僕になろう」と切り出す。
范閑は「その文書の内容を教えろ」と返すと、滕梓荊は自らの過去について話し始めた。
ある日、ある夫婦が誤って権力者に水をかけてしまい、護衛たちから殴打されていた。
そこを通りかかった滕梓荊はその護衛たちを撃退し、夫婦を救出した。
しかしそれをきっかけに事件は起こる。
実は夫婦を殴打していた護衛たちの主は重臣の息子で皇太子の配下・郭保坤で、翌日殺人の罪状で滕梓荊の手配処が出されたのだ。
そして助けた夫婦からも裏切られ、捕まり投獄された滕梓荊だったが、監査院に助けられる。
その後、家族と都を出て暮らそうと考えた滕梓荊だったが、家に帰ると家族の姿は消え行方不明になってしまったのだ。
「私が求める文書には家族の行方が記されているはずだ」
滕梓荊がそう言うと、范閑は滕梓荊にしてあげることにした。
滕梓荊には辛い過去があったんですね…
一方、林婉児は屋敷に訪ねて来た親友・葉霊児と2人で話していた。
そこで林婉児は自らの病のことで結婚についても不安に感じていること、そして今回の縁談にあまり乗り気ではないことことを明かす。
落ち込む林婉児を見た葉霊児は「なら范閑に縁談を辞退するよう直談判しに行こう」と言い2人で出掛ける。
その後、林婉児と葉霊児は范家の屋敷に到着するも范閑は出掛けたため不在。
酒楼に行ったという情報を得た2人はそこに向かうことにした。
一方、范閑は范思轍と若若と滕梓荊と馬車に乗り酒楼に来ていた。
そこで話をする中、店の前に郭保坤がやって来る。
滕梓荊がの因縁の相手登場です
そして郭保坤から因縁をつけられた范閑は、彼の護衛を殴り飛ばし一触即発な空気に。
するとそこに靖王の世子が現れる。
彼は二皇子の配下で慶帝の弟の息子、つまり慶帝の甥です
靖王の世子は「明日詩会を開くから、そこで2人で詩で勝負してはどうだ?」と范閑と郭保坤に提案。
そして2人もそうすることに同意しその場は丸く収まり、范閑たちはその場から立ち去るのだった。
その後、范閑は「屋敷の者に私の不在を知られるな」と范思轍に言い残し、1人馬車を降り監査院へと向かうのだった。
6話
范閑を降ろした馬車が屋敷に戻ろうとするなか、偶然林婉児と葉霊児が乗る馬車と遭遇。
そして葉霊児と若若が馬車から降り話すことに。
葉霊児は縁談について林婉児と范閑を直接話させるために、范閑を馬車から降ろすよう言う。
若若は「体調が悪い」と理由をつけてその場を乗り切ろうとするも失敗。
林婉児は「直接話がしたい」と馬車に向かって呼びかける。
「このままだと范閑の不在がバレてしまう…」と焦った范思轍は范閑のフリをして馬車の中から呼びかけに答えた。
「話すのはまた別の機会にしよう…」
すると林婉児はそれに納得し、范思轍と若若はなんとかその場を乗り切るのだった。
なんとかやり過ごせて良かったですね
一方、范閑は監査院に到着し、監査院の腰牌を見せ、文書がある書庫に案内してもらう。
そこで監査院の文書を管理している王啓年に目的の文書を準備するよう指示を出す。
しかしそれを準備するには時間がかかるようで、明日屋敷に届けてもらうことにした。
さらに范閑は王啓年から自分の命を狙った黒幕についての話を聞く。
どうやら徐雲章という人物がこの件に絡んでいるようで、それを聞いた范閑はその人物について調べることに決めるのだった。
その後、院内の石碑を見に行く范閑。
そこ石碑はかつて費介から「母について知りたいなら見ておくべきだ」と言われていたものだった。
石碑には母がこの社会に望むことについて刻まれていた。
「国民それぞれが思いやりを持ち、銭や財で優劣を決めず権勢に屈しない。みな平等で幸せな社会になって欲しい」
范閑の母はこの世界が平等な社会になるよう願っていたんですね
その後、范閑は若若と話していた。
そこで一目惚れした美女がいること、そしてもしかしたら明日の詩会の会場にその美女が来るかもしれないと話す。
「陛下からの縁談はどうするの?」と問われた范閑は「その美女が縁談相手の林婉児だったらいいのにな…」とつぶやくのだった。
そんななか、滕梓荊が父・范建に捕らえられ、范思轍も范閑と郭保坤を揉めさせ皇太子を敵に回させたとして跪かされていた。
それを知った范閑は誤解を解くため范建の元へ。
そして皇太子を敵に回したのは范思轍でも彼の母・二夫人の仕業でもないことを説明。
それにより范建は范思轍を疑ったのは誤解だったことを認め、彼を解放するのだった。
さらに范閑は滕梓荊の解放を要求した。
感想
4話では范閑の母が様々な発明で財を成していたこと、そしてそれを皇室で管理していることなど相続争いの背景が明らかになった回でした。
5話では滕梓荊の辛い過去、そして目的などが明らかになりました。
また皇太子派の郭保坤や二皇子派で慶帝の甥・靖王世子など新たな登場人物も続々と登場しました。
そして6話では范閑が母の石碑を見つけたことで、母が平等な世の中になることを願っていたという人となりが少し明らかになりました。
滕梓荊が探す文書の件、皇室の人間による相続争い、范閑の恋模様などそれぞれのストーリーが今後どんな展開になるのか楽しみです。
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