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クルミットです♪
范閑と林婉児が互いの正体を知ることができたり、都に大男が棺のような箱に入り運ばれて来たりと色々あった前回。
そして今回、范閑と滕梓荊は大男・程巨樹から襲撃を受け…。
【慶余年(けいよねん)】(ネタバレあり)
13話
妓楼にて范閑の到着を待つ二皇子。
すると突然茶器にヒビが入り、不吉な予感がするのだった。
一方、和気藹々と話しながら馬車で妓楼に向かう范閑と滕梓荊。
すると2人が乗る馬車は突然2人の刺客と北斉の猛者・程巨樹に襲撃される。
2人の刺客の撃退には成功した范閑と滕梓荊だったが、程巨樹は強敵で2人がかりで戦うもなかなか倒せない。
互いにダメージを負いながらも程巨樹と激闘を繰り広げる范閑と滕梓荊。
すると程巨樹の攻撃により滕梓荊は戦闘不能になってしまった。
それを目撃した范閑は覚醒し最後の力を振り絞り何とか程巨樹を撃退。
范閑はそのまま意識を失ってしまった。
しばらくして王啓年が現場にやって来て范閑は目を覚ます。
そばで倒れる滕梓荊に駆け寄るも、滕梓荊はすでに息絶えていた。
范閑はまだ息がある程巨樹を殺そうとするも王啓年が「奴から黒幕を聞き出すべきだ。あとは監査院に任せろ」と范閑を制止。
范閑は怒りに震えながら、程巨樹の審理は監査院に任せることにし、その場から立ち去るのだった。
その後、二皇子の元に范閑が程巨樹から襲撃を受け、程巨樹は監査院により身柄を拘束されたとの知らせが入る。
「黒幕と疑われるのは范閑と会う約束をしていた私か…」
二皇子はそうつぶやくと、近くにいる司理理に「お前は驚かないんだな…」と話しかけた。
二皇子の仕業では無さそうですね…司理理が黒幕なのでしょうか…
一方、范家の屋敷…。
帰って来た范閑は1人、物思いに耽っていた。
そして食事を済ませると范閑は林婉児の屋敷を訪ねる。
襲撃事件のことを聞いていた林婉児が范閑を心配する中、范閑は滕梓荊が死んだことを涙ながらに話す。
林婉児はそんな范閑を優しく抱きしめた。
一方、皇太子と二皇子は慶帝から呼び出され「どっちが黒幕だ?」と問い詰められていた。
しかしどちらも黒幕ではないと否定した。
そんななか、慶帝の元に監査院から「程巨樹を解放したい」との連絡が入る。
すると慶帝は「このことを范閑に知らせてやれ」と部下に命じるのだった。
翌朝、范閑は林婉児の膝の上で目を覚ます。
そして若若から程巨樹が監査院から解放されようとしているという情報を得た范閑は、急いで王啓年の元へ。
そこで事件の真相について何も情報を得られていないのにも関わらず程巨樹が解放されようとしていることを知った范閑は憤る。
さらに監査院長が不在のためそれを指示したのが一処の朱格という人物だと知ると、范閑は彼に直談判しに行く。
そして朱格と対面した范閑。
すると朱格は「程巨樹を解放する理由は北斉がこれを機に我が国に進軍してくるのを防ぐためだ。そして解放する代わりに国境の軍事情報を教えてもらうよう北斉の将軍と取引をした」と説明した。
軍事的、政治的な理由だったんですね…
当然納得できない范閑は大激怒。
しかしこの決定は覆らず、范閑は怒りに震えながらその場を後にした。
その後、程巨樹が解放される正確な時刻と場所を教えてもらった范閑は、その場所に向かい、程巨樹が解放される瞬間を待ち伏せし殺すことに。
そして程巨樹が解放される時刻となり、程巨樹が解放されるとその前に范閑が立ちはだかっていた。
14話
解放された程巨樹の前に立ちはだかった范閑。
そして范閑は短刀で襲い掛かり程巨樹を殺害。
滕梓荊の復讐を果たしたが、この展開に朱格は大激怒し、范閑は監査院に捕らえられてしまった。
范閑はどうなってしまうのでしょう…
その後、監査院の地下牢に連れていかれる范閑。
するとその道中、王啓年が現れ、朱格にある話をする。
それは程巨樹が天涯孤独で周りから毛嫌いされていて、軍に知り合いなどいなかったというもの。
つまり、朱格が北斉の将軍と取引した「程巨樹を解放すれば国境の軍事情報を教える」という約束は嘘の可能性が出て来たのだ。
「このままだと北斉に取引を逆手に乗られ罠に嵌められてしまいます…」
王啓年がそう話すと、「范閑はその災いを取り除きました。それに免じて反省のみで処理するのはどうでしょう?」と提案。
しかし朱格は「こちらもしっかり調べている。罠かも知れないと知った上で相手の裏をかこうとしていたんだ!」と反論。
「范閑によりその作戦も潰された!」と朱格は激昂し、范閑を連れて行こうとする。
するとそこに四処主務・言若海が現れる。
彼は都以外を監督する職務に就いていて、諜報活動を統括する人物、さらにはかつて范閑の暗殺計画に失敗した責任を取り北斉に左遷された言氷雲の父である。
「お前のせいで息子は左遷された…」
そう言いながらも言若海は慶帝の密旨が書かれた巻物を取り出す。
そこには范閑を解放するよう綴られていて、こうして范閑は投獄されることなく自由の身となった。
またしても慶帝に助けられましたね
范閑が解放された理由は街中で堂々と程巨樹を殺したからだった。
この件は多くの民衆の目撃者がいて、彼らは滕梓荊が程巨樹に殺された件も知っていて、范閑が復讐のため程巨樹を殺したことも知っている。
つまりここで范閑を捕らえて投獄してしまうと、慶国は自国民・范閑よりも敵国・北斉の猛者・程巨樹を守るのかと反感を買ってしまうこととなるのだ。
慶帝はそれをさせないため范閑を解放したのだった。
なるほど〜
その後、范閑は自分達を襲撃した黒幕について調べるよう王啓年に頼んだ。
一方、司理理は自らの妓楼船を燃やし都を出て逃走していた。
その後、范閑は滕梓荊の妻子の元を訪ねる。
そこで滕梓荊が殺されたこと、そして自分が仇をとったことを報告。
それを聞いた妻は衝撃を受け取り乱す。
その姿に范閑は罪悪感を感じながら、その場を後にした。
その後、范閑は襲撃事件で襲って来た刺客が北斉の密偵で軍の武器を使用していたことを知ると、軍の武器の出どころを探ることに。
その夜、参将が怪しいと踏んだ范閑が彼の屋敷を訪ねると、そこには屋敷にいる全員が首を吊り死んでいた。
一方、王啓年は朱格の密報に手掛かりがあると考え、朱格から密報を盗もうと監査院に侵入。
お目当ての密報をゲットするも朱格にバレてしまい、逃げることに成功するも、王啓年は追われる身となってしまうのだった。
その後、参将の屋敷にいる范閑と合流した王啓年は屋敷の状況を知り衝撃を受ける。
「これは警告であり威嚇に違いない…」
范閑はそうつぶやくのだった。
15話
王啓年が監査院で調べた結果、范閑たちを襲撃した刺客が慶国に潜伏していた北斉の密偵だと判明する。
程巨樹も密偵だった可能性が高いようです
それを知った范閑は滕梓荊の死を無駄にしないためにも黒幕特定に全力を尽くすことを心に決めるのだった。
その後、范閑は刺客たちが襲って来た様子から、黒幕は自分達が二皇子に会いに妓楼に行くことを事前に知っていたと推理。
そしてその黒幕は、司理理の可能性が高いと推理し王啓年にそのことを話した。
そんななか、范閑は司理理の妓楼船が燃え、司理理は都を出て行ったことを知る。
そして王啓年の提案により、范閑は王啓年と都を出だ司理理を追跡することに。
どうやら王啓年は監査院の中でも追跡の達人のようです
都を出る準備をし、翌朝出発しようとする范閑と王啓年。
すると朱格とその部下たちが行く手を阻む。
朱格が王啓年を捉えようとする中、そこに范建が軍を引き連れてやって来て、朱格は頭を下げ立ち去った。
父に助けられましたね
その後、都を出た范閑と王啓年は司理理が都から出る際に追跡されないよう同じ服を着た影武者を複数用意し、複数の経路で逃げて行方をくらませたことが判明。
范閑は少し引っかかる点がありながらも王啓年と追跡開始。
すると王啓年は監査院の文を運ぶ伝書鳩を打ち落とし、情報を盗む作戦に出る。
監査院も総動員で司理理の行方を追ってますからね
その後、監査院により複数の経路で逃げる司理理の影武者たちは次々と監査院に捕らえられていくなか、王啓年は「司理理は北斉日より早く着くために必ずこのルートを行くはずだ」と推理し2人でそのルートを進んでいく。
そんななか、范閑は「なぜ司理理は船を焼いたんだ?そしてなぜ変装して密かに都を出るのではなく、影武者を用意して逃げるような真似をしたんだ?」と違和感を感じていた。
そして司理理が北に逃走したというのはミスリードで、その隙に全く別のルートを逃げているのでは?、そしてそれは北上せずに北斉に向かうルートなのでは?と推理した范閑は、そのルートで通る澹州港に向かうことに。
一方、逃走中の司理理は、宿で一息ついていた。
すると少し遅れて范閑と王啓年が同じ宿にやって来る。
2人の姿を見た司理理は「なぜ范閑が…?」と思いながらも慌てて部屋に隠れた。
その後、宿泊する部屋に入った范閑と王啓年は宿で用意された食事を摂ることに。
すると范閑はそれに毒が入っていることに気付き、料理人を問い詰める。
そして同じ日に来た女性客が料理に触っていたという情報を得るのだった。
司理理の仕業でしょうね
感想
13話は范閑と滕梓荊が大男・程巨樹から襲撃を受け、滕梓荊が亡くなってしまうという衝撃的な展開でした。
突然の滕梓荊の死に驚かされましたね。
復讐に燃える范閑は14話で再び程巨樹と対峙。
程巨樹を殺し滕梓荊の仇を取るという展開でした。
范閑が滕梓荊の死を彼の妻に報告する場面は辛く見ていて胸が痛くなりました。
そして15話では范閑が自分達を襲った刺客の黒幕について調べ始めました。
今のところ司理理が絡んでいた可能性が濃厚ですが、まだまだ謎だらけなので今後の展開が楽しみです。
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