中国ドラマ-開封府-かいほうふ-あらすじ-28話-29話-30話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
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明月小築に火をつけたのは仁宗でした。そして二つの火事には張徳林の息子が関わっています。包拯はこの難しい事件にどう決着をつけるのでしょうか?
【開封府】(ネタバレあり)
開封府・第28話
雨柔が連れていったのは展昭が王守忠を軟禁するあばら家でした。包拯は王守忠に事件について訊ねます。すると王守忠は包拯に真相に迫ることは死に近づくことだ、と言うのでした。雨柔と都へ帰る馬車の中で包拯は真相なきことが真相、という尹若朝の言葉を思い出します。皇宮を変えたいのでしょうという雨柔に夢物語だと答える包拯。雨柔は心の綺麗なあなたしかできないことだと包拯を励ますのでした。
開封府に戻ると待っていたのは王延齢と張徳林でした。二人は明日皇宮で明らかにする真相を先に聞きたいと言います。今は言えないと黙り込む包拯に、孫の霊児を死なせた王延齢は怒りを爆発させます。すると張徳林が包拯の代わりに自分が話そうと言い出すのでした。
王延齢は霊児の屋敷に火をつけた犯人を知りたくてたまらないのですね!霊児の悲惨な末路を作った人間を王延齢は絶対に許さないでしょう。息子二人が関与している張徳林はどうするつもりでしょうか・・
張徳林は皇宮に侵入したのは自分の息子であり、また霊児の屋敷に火を放ったのはもう一人の息子の子栄だと正直に言うのでした。しかし包拯は意外にも霊児の屋敷の放火は子栄ではなく陳林だと言いだします・・。
開封府・第29話
仁宗に会おうと皇宮にやってきた仁宗の実母の李太妃。夏懐敏の手引きで楊太妃に匿ってもらいますが、伝え聞いた仁宗とやっとのことで再会します。
そして仁宗自ら火を放ったと聞いた皇太后・劉娥は、包拯達の前で乾いた季節は火事が出やすい、無実の者に罪を着せないようにと言います。この言葉に納得できない王延齢。霊児のためにも曖昧にはできません。すると張徳林が皇宮の侵入者の子雍ら二人を連れてこさせます。放火したのはこの二人かと訊ねる劉娥。包拯は否定して火を放ったのは陛下だと言うのでした。
仁宗から燕燕の明月小築に火を放ったと聞かされた劉娥は、真相を明らかにはしたくないのですね。仁宗を失えば皇太后という立場を失うことになってしまうのですから!でも真相はすでに何人かが知っているので、もう事件を曖昧に収めることはできそうもないですね
そして劉娥の前で霊児の寝所に火を放ったのは自分だと陳林が明かします。今回の放火事件は自分が考えたことだと言う陳林。皇太后と王延齢、張徳林が保つ均衡を崩すことが目的でした。そして皇太后に政を陛下に返上するように訴えると、毒薬を飲んでいた陳林はこと切れるのでした。真相は陳林、王守忠、郭槐による謀反だとする皇太后。しかし包拯はそれは真相ではないと否定します。そして仁宗に政の全権を譲るよう進言するのでした。
開封府・第30話
体調が悪くなり咳こむ皇太后。自分の形勢が不利であることがわかった皇太后は玉座の下から宋の玉璽を出して、仁宗に渡します。これで宋の国は仁宗が治めることになったのでした。そして皇宮の侵入者の処分は仁宗が決め、子雍たちは投獄され王守忠は処刑されます。
ついに宋の政治は仁宗によって行われることになりました!長い間皇太后の傀儡政権で我慢を強いられていた仁宗も解放されますね。それにしても皇太后は具合が悪そうです。これまでの疲れがどっと出たのでしょうか・・
皇太后の容体は回復せず亡くなってしまいます。そして親政を行う仁宗は包拯からの上奏書を受け取ります。それには范仲淹を都に呼び戻して欲しいということと、民の信頼を得るために放火事件は仁宗が起こしたことを知らせるべきだと書かれていました。仁宗は范仲淹を都に呼び戻すことは許可するが、皇帝としての面子を保つために放火事件の真相は明らかにしないと言います。包拯は国は公明正大であるべきだと食い下がりますが、仁宗は譲りませんでした。
包拯は開封府尹に任ぜられます。包拯の家族も開封府に越してきましたが、妻の端午の悩みは子供が出来ない事でした。端午は雨柔を包拯が娶って跡継ぎを産んで欲しい、そのためには自分は側室になってもいいと考えます。
開封府・第28~30話の感想
皇宮を揺るがした放火事件も決着してやっと仁宗も政治を行えるようになりました。仁宗自ら火を放つという危険な試みでしたが、まんまと皇太后を退かせることに成功しましたね!それにしても真宗亡き後、愛人の張徳林と天下を取ることもできた劉娥だったでしょうに何故それをしなかったのでしょうか?この二人愛し合っていながらもお互いを信用していなかったようですね。劉娥にとっては仁宗の母后として権力を握る方が張徳林の愛人になるよりも魅力があったのでしょうか。張徳林の息子子栄を宮廷の人質に取って張家の力が増大しないようにしたりと、二人の駆け引きにはし烈なものがありましたが、最期はやはり張徳林の胸の中で亡くなっていく劉娥でした。結びつきの深い二人だったのですねえ・・。
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