中国ドラマ-少林問道(しょうりんもんどう)-あらすじ-10話-11話-12話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。
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クルミットです♪
9話では聞道が大暴れしたけど大失敗、進退窮まって少林寺に戻ってきた、というところだったわけですが…
じゃあ少林寺としても、即出家OK!っていうわけにはいかないですよねぇ。
だって、「復讐のために出家したい」とか言ってるわけですし~
おいおい、出家、なめてんの?っていう…
そこら辺を敗火さんと正念さんがどう落としどころを見つけていくか、ですね。
あの二人の、静かな禅問答に隠れた心理戦、かなり好きです♪
ずっと剣雄のターン!って感じのストーリーでしたが、やっと聞道にメインが移ってきたので、話の展開が変わってくるのかな?楽しみですね!
今回は10~12話を紹介します。頑張れ少林三傑!(そっち?)
【少林問道】(ネタバレあり)
10話 「物言わぬ修行僧」
敗火は聞道を少林寺に帰らせようとするが、住職である正念はそれをよしとしなかった。
正念には、10年前の明徳による「十八銅人」への酷い仕打ちの記憶がいまだにしこりになっていた。また聞道をきっかけに、寺が危険に陥ることは避けたかったのだ。
それでも聞道を救いたいという敗火の願いに折れて、しかし正念は条件を付けた。
「10日以内に正念の弟弟子の正行と対話すること」これができれば少林寺に置くことを許すと…。 正行はずっと口を開かない修行をしている僧侶だった。
殊勝にしてるけど、聞道、なめてますよね…。復讐するために少林寺を利用したい、
坊さんたちなんて所詮チョロイ、くらいに思ってる感ありあり
さらに、前回寺を騒がせた罰として、聞道は棍棒で尻を殴打される。
しかしその罰は、正念による治療になっていて、聞道の魔を祓い、悪い「気」も排除していたのだった。
罰と見せかけて、実は治療してたとか、正念さんも優しいとこありますね。
正行は菜園の世話係をしている僧侶で、なぜか全身に鎖をまきつけていた。
10年前に少林寺が災難に見舞われてから、閉口禅という修行で口を閉ざし、鎖をはずさないのだという。
なぜそんなことを?と聞道が聞いても敗火はごまかすばかり。
猶予は残り10日間、やむなく聞道は腹をくくる。
剣雄以上にドMな人が出てきちゃいましたね… しゃべらないのはともかく、鎖は…
蓁蓁は剣雄のおかげで身体を売らずに済んだのに、剣雄の前で歌うことを拒否して女将を困らせていた。
他の妓女たちにしても、蓁蓁だけ特別扱いされて面白くない。しかも、今まで看板芸妓だった座を奪われた芸香は「いつか泣きを見せてやる」と恨みをつのらせていた。
後宮ものドラマにありがちな、女同士のマウントあるある~
聞道は正行に口を開かせようと、あれこれ自分の身の上を語り、仇を討ちたいためにここに来たとかきくどくが、正行は目を合わせてもくれない。
余命わずかなのだと泣き落としても、脅しても暴れてもダメで、聞道は困り果てる。
正行さんが使ってた底が尖ってる桶、尖ってるから置いて休めないんですね!
太い鎖を巻いたまま桶を提げて走るとか、自分をいじめすぎ~
劉という客が蓁蓁にご執心で、二倍払うから相手をさせろと言って女将を困らせていた。世話係の小芹が「不倒翁」を見せて慰め、彼女の素直さに蓁蓁はわずかに癒されていた。
しかし一方、芸香たちは恨みをつのらせ、蓁蓁の香炉に媚薬の麝香を仕込もうと…
出た!女の園名物、薬盛り! でも思うんですけど、蓁蓁を汚したとしても
それで看板芸妓の座が戻ってくるわけじゃない…でしょお?
夜中にも正行は、自分を追い込むような激しい鍛錬をしていた。
それを見守る正念の脳裏には、10年前の十八銅人の悲劇がよぎっていた…
このシーンなんとなく一時停止して数えちゃったんですが、十八銅人なのに、
囲まれてる僧侶は…16人…じゃないですか?むむ?どういうこと?
11話 「十八銅人」
少林三傑に心配されながらも、正行の口を開かせる方法は見つからない。
聞道は武術で解決しようと考えるが、正行はかつて十八銅人の一員だった腕前で、聞道のかなう相手ではないという。
ではなぜ菜園にいて自分を追い込むような修行をしているのか…
敗火は「機縁」が訪れたらわかる、と聞道をけむに巻いた。
少林三傑が出てくると、ほっこりしますね~♪
あのおちゃらけぶりを見てると、少林寺で修行してても道は遠そう…
楊秀が「登封県志(少林寺のある登封県の歴史をまとめた本、ですね)」という本を持ってきた。
それによると10年前少林寺が謀反を企てたため、明徳が兵で包囲し、十八銅人と武僧が故郷へ送り返されたのだという。
その十八銅人の中で住職以外一人が姿を消しており、それが正行なのではないかと…
聞道は、正行を刺激して怒らせることで口を開かせようと企む。
これ!10話のラストで十八銅人なのに16人なのはこれですね!
聞道は正行に、10年前の災難は正行が発端だったのでは?と県志を見せて煽った。
正行は本を見て号泣し、怒りに燃えてなんと正念に襲い掛かった。
敗火に「憎しみでは口を開かせられぬ」と諭された聞道は、自分が起こした騒動に落ち込んで、寺を出ていく。条件達成の期限まで、あと二日…
聞道の読みは近かったけど、方法として間違ってた、みたいな?
10年前の二人のしこり、根深そう…
蓁蓁を恨む芸妓の芸香は、蓁蓁の着物に媚薬の麝香を仕込んでいた。
そして蓁蓁にご執心の上客の劉の席に、さらに麝香の香炉を仕掛け、次第に蓁蓁と劉は香の効果でクラクラして、劉が蓁蓁に接近していく…。
麝香を仕込むパターン、割と中国時代劇あるあるですが、ホントに効くのかな?
いやいやそれより蓁蓁ピーンチ!
寺を出た聞道は、楊秀のところに転がり込んでいた。
楊秀の情報によると、実は10年前の災難の元凶は正念で、彼が武兵や銅人たちの抵抗を禁じたためにああなったのだという。
半信半疑で聞道は少林寺に戻っていく…
楊秀、たま~に役に立ちますよね!ほんとたま~にだけど♪
蘭女将は突然の剣雄の来店に大慌て。
足止めしようとするが、剣雄は強引に入っていって、蓁蓁の危機を救う。
そして香炉の細工に気付いて激怒し、劉を二回から突き落として殺してしまう。
蓁蓁のピンチにはやはり剣雄! …だけど、殺しちゃったらヤバイのでは?
12話 「枷を解く時」
正念にとって、10年前の災難は水に流せないこととして大きな責任を感じていた。
少林寺のためを思い、武僧を解散させれば朝廷は寺を見逃すと思って、屈辱に耐えて明徳に従った。なのにそれが結果的に十八銅人を失う結果に…
正念さんは少林寺を無血開城すれば寺を守れると思ったんですね~。
それは世間知らずのお人よしというものよ… 相手は明徳だもの…
聞道は、10年前の十八銅人事件の真相を探るべく、正念の禅坊を捜索することに。
通林を煽って無理やり協力させるが、「十八銅人の行方不明の原因が正念」ということは通林でも知っている周知の事実だった!
正念は聞道に過去を掘り返されたことで、封印していた思いが吹き上がり、弟弟子たちに済まないと詫びながら号泣していた。
回想シーンの功夫、格闘なのに舞のように美しかったですね~。
ところで少林三傑たちは、いくつで出家して今何歳なんでしょう…
禅坊の家探しの最中に弟子が掃除に来て、咄嗟に寝台の下に隠れた聞道と通林は、寝台の裏に血文字で書かれた文を発見する。
それは行方不明になった16人の銅人の名前だった。
血文字の書かれた板を見た正行は、崩れ落ち、魂の叫びを放つ。
お互いの苦しみを知って、10年にわたる正念と正行のわだかまりが、ようやく溶けたのだった…
敗火さんの「この世の執念は幻影のごとし」という語りかけは、正行だけじゃなく
聞道にも伝えたかった言葉なんじゃないのかな… ちゃんと聞いてた?聞道!
蘭女将は、勝手に策を弄したことで芸香に激怒。
しかし剣雄がいる限り蓁蓁では稼げない、損になるなら人買いに売ってしまえ、と逆に入れ知恵され、蘭女将は蓁蓁をこっそり売りに出してしまう。
そして剣雄には「逃げられた」と報告し、焦った剣雄は城内を封鎖して捜索させる…
芸香は、さすがに看板芸妓を名乗るだけあって、しぶといっすね!
そしてその策に案の定、まんまとハマってしまう剣雄…チョロい…
聞道は倒れ、敗火に幼い頃教わった門外不出の功法で修行をすることに。
それでも条件をクリアしたのだから、武芸を教えろと聞道は迫るが、それは「本当の和尚になりたいのか、仮の和尚か」それによると。
自分の心を見つめ、自分で答えを探せと敗火に言われて、聞道は考え込む…
やっと聞道が、少林寺の入り口に立った、って感じですね…
捜索にあけくれていた剣雄のもとに、明徳が叱りにやってきた。
明徳には蘭女将たちの弄した策はお見通しで、蓁蓁が人買いに売られたとようやく気付き、剣雄は激昂する。
剣雄、時すでに遅し… しかし明徳先生の黒い名言がまた出てきましたね!
「愛は徐々に薄れていくが、憎しみは一生心に刻まれる」 黒い、黒いよ!
10~12話の感想
「少林寺の十八銅人」というのは、少林寺の中で武術のベスト18っていうことのようなんですが、なんで18なんだろう10じゃダメなんですか、っていうことはさておき。
過去、「十八銅人」をモチーフにしたアクション映画が何回か制作されているようで、「親の仇を倒すために少林寺に入って、十八銅人を倒さないといけない(!)」みたいな映画もあったりします。
聞道がこの先そんな無茶をしなくてすみますように~。
しかし10年前にベスト18が寺から出されてしまったということは、それ以来少林寺はかなりレベルダウンしているということなのか、でも敗火さんは十八銅人に入っていなかったのにあんなに強いですよね~。あれより強いのが18人いたということ?
正念さんが日和らず、ガチでぶちあたれば、明徳倒せたかもしれなかったのに!
さて、聞道、とうとう少林寺に入門か、というところで…やはりそこで第一の関門があるわけですが… この正行さんというのがまたクセの強い、ドMキャラでした♪
このドラマ、ムダに自分を追い込むの好きな人目立ちますよね~。
聞道は運よくクリアしたものの、出家するという意味にようやく直面した感じで…
むしろ彼は正行さんの鎖と桶を借りて、しばらく自分を追い込んだ方がいいと思います!
蓁蓁にしても聞道にしても、状況は不幸なんだけど、まだ今のところ不幸中の幸いというか、どん底だと思ってたら「これからが本番のどん底」なんですよね。
剣雄の庇護のなくなった蓁蓁、修行や復讐の意味と向き合うことになった聞道…
一体この先どうなってしまうのでしょうね…。
運命は意地悪にも、彼らが不幸に立ち止まっている余裕すら与えてくれないようです。
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