風起隴西-ふうきろうせい-あらすじ-22話-23話-最終回(24話)-結末は!?

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諸葛亮の北伐を利用しての各方面の謀略が動き出しますが、その中で郭淮は、陳恭の忠誠心を試すために荀詡の殺害を命じます。荀詡は燭龍の真の正体に疑いを抱き、馮膺を捕縛しますが、それは馮膺と楊儀が荀詡を利用して李厳の作戦の妨害を狙ったもので、陳恭の曹魏への寝返りも馮膺の計画でした。しかし荀詡は事の真相と陳恭に対して疑いを抱くように…

間諜として生まれ、間諜に育てられた二人の男たちの悲しい生き様が、三国時代という厳しい時代の中で、最終的にどこへたどり着いていくのでしょうか。今回が最終回となりますが、最後の最後までしっかり見届けていきましょう。

【風起隴西-ふうきろうせい】(ネタバレあり)

第22計「樹上に花を開(さ)かす」

郭淮のもとに黄預と陳恭から報告が入り、諸葛亮のもとへ届く兵糧は1か月分だけだが、黄預の連動によりその兵糧も届かないことで青萍計画は順調に進んでいるように見えた。郭淮は気を抜かないようにと郭剛に釘を刺し、郝昭に陳倉をひと月死守せよと命じる。
間諜を遠隔操作して情報だけが頼みの計画って、かなり危うい感じがしますよね

陳恭を分析すると、怪しいことばかりで荀詡は落ち込む。そこに西郷の関所が黄預に襲われたとの知らせが入り、陳恭がすでに向かったというので、荀詡も直ちに向かうことに。黄預は陳恭に毒矢を手渡し「これで荀詡を殺せば五仙道のせいにできる」と言う。しかし陳恭は五仙道が裏切りを予期して自分を狙っているのに気付く。
どっちを向いても信頼が崩壊していて、誰の策が成功するのか見えてきません

陳恭は迷いながらも、荀詡の胸に毒矢を命中させる。裴緒は荀詡が死んだと思い、その体を人目のつかないところに隠して五仙道に応戦し倒れる。蜀の援軍によって裴緒は助けられるが、裴緒の言う場所を探しても荀詡は見つからなかった。その知らせを受けて、陳恭は「なぜ荀詡は報告もせずに勝手に西郷へ向かったのか」と不審に思い、陰輯に意見を求める。すると陰輯は「馮膺は間諜ではない」と断言し、荀詡と裴緒には何か隠し事があると言う。
これは、荀詡に燭龍の罪を着せてすべてなかったことにしようという動きが…?

諸葛亮は陳倉を落とせず、北伐は行き詰まっていたが、李厳は「諸葛亮という人間は何事も容易に諦めない」と見ていた。諸葛亮の狙いは長安ではなく、上邽か天水を取り戻して成都の士気をあげることで、そうなると李厳の立場は悪化するのだ。馮膺捕縛後の司聞曹を掌握した陳恭に、荀詡襲撃は陳恭の手配だろうと問い詰めると、陳恭は荀詡の調査で李厳に累が及ぶことを恐れたと説明する。李厳は陳恭の忠誠に感心し、作戦の成功を確信する。
李厳は諸葛亮をあんなに理解しているのに、陳恭のことはまったく理解不能なのですね

荀詡はどこかに閉じ込められ、脱出しようとあがいていた。わずかな光で差し入れられた汁が薬湯だったため、誰かが自分を生かそうとしているとわかったものの、器を割って土壁を削り始める。実は荀詡を閉じ込めたのは陳恭で、密かに林良に世話をさせていた。陳恭はこの先、荀詡に別の名前で生き延びさせようと考えていたが、林良は荀詡が真相に近づくことを危惧し、死なせた方がいいのではと言う。陳恭は誰が正しいのかわからないほどに疲弊していたが、そんな中でも「荀詡は生かさねばならない」と確信していた。
陳恭がまた泣いてしまった…

魏軍の虎威将軍・王双は、撤退する蜀軍を追い詰めようとするが、撤退も諸葛亮の罠なのではと疑心暗鬼で引き返そうとする。しかし出口を落木で塞がれたため、騎馬を諦めるが、そこに崖上で待ち構えていた蜀軍が新型連弩を駆使して王双を討ち、魏軍を全滅させる。
これぞ「孔明の罠」!小型の連弩・元戎の機動力と大型の蜀都の威力は圧倒的でしたね

李厳のもとに「丞相は兵糧不足で撤退するものの、王双を討った」との報告がもたらされたため、苛立った李厳は江州に使いを送って「次の動き」に出ようと、「諸葛亮が東呉から裏切られ、策がことごとく失敗している」という密書を書き、部下に黄門令の黄皓に会って陛下に必ず届けさせるよう命じる。
黄皓は劉禅に寵愛された宦官で、蜀の滅亡を招いた一因と言われていますね

蔣琬や鄧芝は、王双の首によって皇帝の諸葛亮への疑念は晴らされ、李厳も大局を見るのではないかと考えていた。しかし兵糧担当の魏延は周到さに欠けるところが欠点だと諸葛亮は心配したため、鄧芝が様子を見に行くことに。一方、沔水上流では黄預が水をせき止めていた。後は陳恭の合図を待って山津波を引き起こす準備が整えられる。
五仙道の人々は「なんで俺たちこんなことを」って思ったりしないのでしょうか

荀詡は薬湯を差し入れに来た者の腕を捕えると、それが林良だったため、自分を監禁しているのが陳恭だと察して問い詰める。林良が「陳恭はお前を救おうとしている」と説明したため、荀詡は陳恭に「直接説明しに来い」と言うが、陳恭は定軍山に行っているという。荀詡は壁穴から続く抜け道を発見し、そこから脱出を図る…
抜け道なんてそんなに簡単にある?というか、陳恭にしては杜撰な監視体制ですよね

柳瑩は別荘の書斎に入ろうとするが、李厳の命だとして止められる。そこで変装をして動こうとするが、その姿を影児に目撃され、即座に始末する。
柳瑩はあれ以来、本当に書斎に入れずにいたのですね

狐忠は魏延と鄧芝に兵糧を引き渡す。二人は兵糧の輸送に出発するが、李厳の謀略で二日余分にかかる東側の道を選択せざるを得ず、雨の中無理をしなければならなかったのだ。
19話に出てきた策です。李厳の馬岱取り込み策で東の道を選択したのですね

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第23計「賊を擒(とら)えるには王を擒(とら)えよ」

李厳は魏延が輸送する兵糧を諸葛亮のもとへは届かないように工作を進めていた。楊儀と陳恭らは、李厳を弁解の余地のない段階まで追い込むため、むしろ兵糧を妨害させようと企み、さらに李厳の罪の確証を得てから五仙道の滅亡も画策していた。
これで楊儀が勝利すれば、李厳がかなりピエロに見えてきます

柳瑩は夜、書斎に忍び込んで密勅を奪おうとするが、物音に気付かれて兵が集まってくる。密勅をしまった箱が開かないため、柳瑩はやむなく箱に火をつけて逃亡する。李厳の告発を受けた皇帝が諸葛亮を召喚するというので喜ぶ李厳だが、書斎で火災発生の知らせが届く。
柳瑩はとうとうやりましたね。でも燃え残ったりはしないのでしょうか?

五仙道の堤防が完成し、燭龍からの合図で堤防を決壊させようとした時に襲撃を受ける。黄預は陳恭の裏切りを察するが、蜀軍に取り囲まれ撤退を余儀なくされる。五仙道一行が曹魏国境近くに到達すると、そこには陳恭が黄預を待ち構えていた。再三の裏切りに激高した黄預は、配下に陳恭の殺害を命じるが、陰に蜀兵が潜んでおり、五仙道は黄預を残し全滅する。陳恭は翟悦の剣を持って対峙し、死闘の末に翟悦の仇を討つ。
二人の戦闘シーンは圧巻です!どっちもカッコイイ!

李厳は密勅が焼けてしまったことに愕然とする。そして影児が殺されて柳瑩が行方不明だと聞き、戒厳令を敷いて柳瑩に懸賞金をかけて捕縛を命じる。そして江州の右曲三営を全軍南鄭に戻させることに。
李厳はやっと気づいたのですね♪遅い!

馬岱は突然、狐忠を「李厳のもとで曹魏に通じ、北伐の阻止を企てた罪」で捕縛する。さらにそこに楊儀も現れたため、狐忠は自分たちが謀られたことに気付く。そして楊儀と馬岱は、最後の仕上げのために南鄭に戻ることに。その頃、荀詡は抜け道をたどって進み、ようやく出口を発見していた。
荀詡は灯を持っていますが、どこから…

李厳は陳恭の嘘の報告で、計画が成功したと思い安堵するが、一方で書斎が焼かれたことで、馮膺と柳瑩が曹魏の間諜ではと動揺し、密勅を失ったことに落胆する。楊儀と馬岱は陳恭を逃がさなければならず、李厳から攻めてくれば謀反を確実なものにできるが、楊儀は漢中全体が戦場になることを恐れ、武力で解決したくないと考える。李厳は楊儀と馮膺の結託を恐れて腰が引けるが、陳恭は李厳を煽り立てる。しかし馬岱軍が幕府を包囲し降伏を迫ってきたため、追い詰められた李厳は徹底抗戦の構えに。馬岱軍は別荘を包囲しようとしていたが、司聞曹の管轄内で高台にあり、警備も厳重なために手をこまねいていた。精鋭の右曲三営が到着すれば馬岱軍に不利になるが、楊儀はまだ決断できずにいた。
孫令が別荘を選んだ時には、こんな事態は想定不可能でしたよね~

その頃司聞曹では裴緒が情報を収集して事態を把握しようとするが、なぜ馬岱と李厳が一触即発になっているのかが理由がわからずに困惑していた。その時、南の山に狼煙が上がっていると報告があり、靖安司が使う合図だったため、裴緒は荀詡の生存に気付く。
裴緒は蚊帳の外にありながらも、ちゃんと自分の仕事をしていたのですね、偉い!

右曲三営が到着したものの、李厳は反逆罪に問われるのを恐れて城門攻めを決断できない。陳恭は不安要素ばかり並べて李厳を揺さぶり、すぐに成都へ向かって皇帝を説得するべきだと説き、兵符を預ければ自分が時間を稼ぐと言う。李厳の右曲三営と馬岱軍は戦闘態勢で睨み合いが続くが、楊儀は戦闘を回避するため、李厳が一人で逃げるのを待っていた。
陳恭が説得しきれなかったら内乱勃発で犠牲多数となる、究極の心理戦ですね

陳恭は李厳に、江州にいる李豊(李厳の息子)を頼って、そこから成都を目指すようにと必死に説得するが、その後に陳恭が謀反に問われることを恐れる李厳は脱出に踏み切れない。陳恭の恩師を思う気持ちを信じた李厳は、二度の危機をいずれも陳父子に救われることに感動しながら、一人脱出していく。
騙されて逃げる李厳も、将が逃げて置いていかれる兵たちもかわいそう…

裴緒に発見され、気が付いた荀詡は陳恭の居場所を尋ねる。楊儀は無血開城された別荘に乗り込むと、李厳は陳恭の助言通りに逃げたため、馬岱が追ったという。楊儀は李厳と郭淮の鼻を明かすことができ、陳恭の存在こそが勝利を導く奇策だと絶賛する。そこに、陰輯と荀詡率いる司聞曹が陳恭の身柄を要求し、楊儀は荀詡の生存に顔色を変える。
この荀詡の「お呼びでない」感、ここまで順調に来た計画をひっくり返す勢いです

荀詡は中に押し入ろうとして成藩に止められ一触即発に。楊儀は翟悦のため荀詡を殺せなかった陳恭に「お前の弱点は優しすぎるところだ」と激怒し、蜀漢のために荀詡を殺さねばならないと断じる。陳恭は事態を打開する方法が一つだけあるという。
「方法」が何となく予想できてしまうだけに、荀詡を誰か止めてという気持ちに…

第24計「李(すもも) 桃に代わりて僵(たお)る」

楊儀は荀詡に、陳恭から供述を引き出したと言って去っていく。荀詡が問いただしても陳恭は何も答えないため、荀詡は連行を命じる。李厳は逃亡中に馬岱の軍に取り囲まれ、投降を促されるが納得できず、「諸葛に会わせろ」と要求する。
やはり陳恭がすべてをかぶってしまうことになるのですね

そしてひと月後。諸葛亮の北伐は、曹魏の将軍・王双を殺し、陰平と武都を回復して終結を迎え、20万の大軍は粛々と漢中へ戻った。諸葛亮は李厳の謀反が信じられずに楊儀に問いただすが、楊儀は「李厳の愛弟子である陳恭が曹魏の間諜だった」と、李厳と郭淮が画策した北伐妨害の全容を語る。諸葛亮は諜報を政争に用いた楊儀に深く失望し「何をしたか考えろ」と、漢の復興のためだと言いすがる楊儀を突き放す。
李厳のラブレターが諸葛亮に見られる羞恥プレイだけはやめてあげて…

荀詡はこの1か月、事案に関わることを禁じられてきた。裴緒に「ここで待っていても結末は変わらない」と言われても、荀詡はなすすべもなくただ待ち続けるしかできない。
とはいっても、荀詡には心身ともに休養が必要でしたよね

監禁中の李厳と諸葛亮がようやく顔を合わせる。諸葛亮は楊儀のしたことは知らなかったと謝罪するが、李厳の二心があったからこそ曹魏と手を組んだのではないかと指摘し、行ったことは国の根幹を揺るがす行為だと指摘する。二人の間の私怨は関係ないとする諸葛亮に対し、李厳は「国策の違い」だと相いれない。しかし諸葛亮が国を永らえさせるために互いに力を尽くすべきだとの考えだと知り、李厳はようやく己の私欲に気付いてうなだれる。
もっと早くに両者が腹を割って話し合えば、ここまでの騒動にはならなかったのに

楊儀は荀詡に、陳恭の事案が結審し、斬首の後晒し首に決定したと知らせる。荀詡は牢の陳恭に会い、斬首の判決を知らせて、なぜ曹魏と内通し、李厳に汚名を着せたのかと問う。捨て鉢な態度で、陳恭は燭龍になったこれまでの表向きの経緯を語る。しかし荀詡は、郭淮の信頼を得ながらも、実は楊儀と馮膺から反間計を授けられ、真の目的は李厳の失脚と見抜く。
陳恭だって、荀詡なら早晩真相にたどり着くだろうとわかっていたでしょうに

しかし、その計画に自分という邪魔が入ってしまったために計画が狂ったのではないかと荀詡は指摘する。さらに楊儀までもが調査を止めない自分を殺すように命じてきたことも察する。それは荀詡の調査により李厳失脚の合理性を疑われ、諸葛亮に累が及ぶことになりかねないからだ。双方に迫られた陳恭は毒矢を射ず、林良に矢を射させて荀詡を守ることで、全員を満足させようとした。しかし荀詡が逃げ出したために作戦は破綻。そこで陳恭は己を犠牲にするしかなくなったのだろうと言う。
毒矢はわざと外したのですね。荀詡が毒の治療をされず生き残っていたので不思議に思っていました。だって黄預なら解毒剤のない毒を使用しますよね

荀詡は、自分が陳恭を殺すのと同じことだと泣き崩れるが、陳恭は自分が燭龍だとして死んでいこうとしており、もう荀詡に捜査を続けないで欲しいと頼む。あの荀詡が陳恭を捕えようと迫った日、陳恭が「一つだけ方法がある」として提案したのは、「自分を黒幕にすること」だった。馮膺の罪をすべて陳恭に着せれば馮膺は復職できるというので、楊儀は不満ながらもその案を受け入れたのだった。
楊儀は、荀詡より陳恭の方が「使いやすい」という判断ですよね。モヤモヤする~

陳恭の処刑当日、司聞曹の者たちは刑場で陳恭を見守っていた。馮膺は無罪となり、あらためて司聞曹を任され、荀詡に「東呉へ向かい、建鄴で新たな情報網を作れ」という任務を授ける。荀詡は馮膺に、陳恭と翟悦を必ず同じ墓に葬るよう求める。そして陳恭は処刑され、さらに狐忠もそれに続く。
助かる道はないのかと最後の瞬間まで祈っていましたが、何とも容赦ない…

郭淮は陳恭も五仙道も失い、呆然としていた。そして一人難を逃れた柳瑩は、陳恭から渡された令牌と、荀詡から渡された令牌を並べ、二人に思いを馳せる。荀詡は東呉への旅立ちを前に、約束の通り二人が共に葬られた墓に参る。罪人である陳恭の名は伏せられたものの、荀詡の目には翟悦と陳恭が一緒に旅立っていく姿が見えたように思えた。
多くの間諜に接してきた柳瑩が、この二人に対してはどう思ったのでしょう

東呉には林良が同行していたが、荀詡が思い悩む様子を見て、陳恭から言伝があると切り出す。実は荀詡の脱出は陳恭の思惑通りだったのだ。穴を掘るための茶碗も、灯のための火打石も、抜け道を荀詡が見つけ出すこともすべて陳恭の考えだった。翟悦の死から己を責めた陳恭は死を求め、陳恭のせいで死ぬのではないと言っていたという。燭龍を捕えた後に翟悦と隠居するつもりだったが、翟悦を失い計画を変えたのだと知り、荀詡はようやく納得する。東呉での林良は役人の立場が与えられ、荀詡もまた新たな日々に心を切り替えていく…
荀詡はずっと前を向いて生きて行って欲しいものです…

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22~24話の感想

「陳倉の戦い」から「祁山の戦い」をまとめたような形で描かれていますが、実際のところ北伐は諸葛亮にとってあまり成功とはいえない内容で終息しています。李厳は諸葛亮を讒言したことで、罷免され庶民に落とされて流刑となり、その後は諸葛亮の引き立てを期待していたものの、諸葛亮の死を知って間もなく息を引き取っています。李厳の描かれ方があまりに悲惨な感じですが、実際はもっとみっともない終わり方だったかも。郭淮は対諸葛亮との敗北の後は、比較的順当に曹魏の終盤を支えて活躍する生涯でした。蜀側の混乱が中心の本作の中で、魏側のボスに郭淮を持ってきた原作のセンスの良さが光りますね。

最後の最後まで、視聴者までも陳恭の策に騙され続けました。諜報のありかたを変えるとまで言われた才能の持ち主・陳恭が、実は間諜であることに疲れて抜け出したいと思っていたために、自分を殺して荀詡を救うために動いていたのですね。誰よりも国を守るために働いていた陳恭が、国を裏切った国賊として処刑されていく最後に、本人が望んだことだとしても、何か割り切れないものを感じずにはいられませんが、それでも、ようやく翟悦と二人になれて、彼は幸せになったのだと思うしかないのでしょう。

蜀漢側の人々の口から何度も出てきた「漢の復興」がいかに空虚なものか、その後の歴史の結末を知っていると「そんなだから漢は復興できなかった」と思ってしまいますが、繰り返された「大局を見る」という言葉のために簡単に犠牲にされる人々の命に、そして陳恭に生かされ心に傷を負いながらも、使命のために再び立ち上がっていく荀詡の思いに、色々感じさせられるものがあった終幕でした。荀詡がまだ生きようとしてくれてよかった…
全24話、お付き合いいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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