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クルミットです♪
ジーヤンの体内で荒れ狂う魔気、ナンエンとの切ないすれ違い、そして船で起きたまさかの事件。第20話は、幸せなひとときと不穏な影が入り混じって、感情のアップダウンが激しい展開でしたね。恋愛小説を片手に一生懸命アプローチするジーヤンの姿には笑ってしまいそうになるけれど、背後に忍び寄る「死」の気配には背筋が凍りました。
それでは20話を一緒に見ていきましょう!
四海重明 20話のあらすじ
ジーヤンの体内に消えない魔気が渦巻いていました。制御を失ったその魔気の中から森羅が姿を現し、ナンエンに襲いかかります。森羅はナンエンの正体が「七浮造業書」であることを嗅ぎつけ、過去の恨みを爆発させました。
攻撃を止めることもできず、ボロボロになっていくナンエンの姿、見ていて本当にいたたまれませんでした……。
圧倒的な力の前に消滅の危機に陥ったナンエンですが、ジーヤンと森羅が同一人物であることを察し、全力で反撃することができませんでした。その結果、彼女は深い傷を負ってしまいます。しかし、この窮地でジーヤンが意識を取り戻し、強引に森羅を自身の体内に引き戻しました。ナンエンを傷つけた事実に打ちのめされるジーヤンに対して、彼女は「もしあなたが心を失うようなことがあっても、私は煉獄に飛び込んででも、一葉の小舟となってあなたを対岸へ渡してみせる」と力強く伝えました。
ボロボロの体でこんな誓いを立てるなんて、ナンエンの覚悟が重すぎて胸が張り裂けそう。
その後、ジーヤンはナンエンに謝罪する方法を必死に探します。恋愛話本を参考に花を摘んだり、高価な装飾品を贈ったりと、慣れない努力を重ねます。そのあまりの大盤振る舞いに、ナンエンはかつてのジーヤンも経済観念が欠如していたことを思い出し、思わず苦笑いを浮かべました。
恋愛小説を真面目に読み込んでいるジーヤンの姿、真剣であればあるほどシュールで笑ってしまいます。
ジーヤンは、ナンエンが素直に喜ばない様子を見て、本に書かれていた「口では否定しても心では喜んでいる」状態だと誤解してしまいます。ですが、彼が煎じてくれた薬を飲み、看病を受ける中で二人の距離は少しずつ縮まっていきました。かつてナンエンが自分の心疾を治してくれたことを聞き、ジーヤンは「恩だけで繋がっているのではないか」という不安を口にしますが、ナンエンは、恩だけでなく、互いの安否を気遣い支え合ってきた歴史があるのだと語り、二人の絆を確かめ合いました。
一方、ム・ザンテイは酔った勢いで詩を詠もうとしていましたが、現れたム・コウカンに叱責されます。そして、龍都に到着したはずの婚約者が、かつて男装して出会った人物であることを知り、愕然とします。
ム・ザンテイのあの呆然とした顔、面白すぎて巻き戻して見てしまいました。
ジーヤンは亭で酒を飲みながらエン・ホウに教えを請います。海域に住む霊魚「浮星鲢」の鱗が無病息災の護符になると聞き、ジーヤンは信じていないそぶりを見せつつも、人混みをかき分けてナンエンのためにその鱗を手に入れました。翌朝、鱗を受け取ったナンエンは喜びますが、同時にジーヤンの魔気が露見しないよう「誅心砂」という薬を服用するよう強く勧めました。ジーヤンの身を案じるナンエンと、自分の意志を曲げたくないジーヤンの間で、わずかなすれ違いが生まれます。
イン・ヤがナンエンの部屋を訪ねると、そこには浮星鲢の鱗がありました。ナンエンは急いで誤魔化しますが、外でジーヤンとエン・ホウの会話を盗み聞きしたイン・ヤは、ジーヤンが「血凰釵」を持っていることを知ってしまいます。不審に思ったイン・ヤはジーヤンを尾行し、船長管理室へと向かいました。そこで彼が目にしたのは、すでに命を落としていた船長の無残な姿でした。事の重大さを悟ったイン・ヤはナンエンに事実を伝えます。ナンエンは、ジーヤンが船長を殺したとは決して信じようとせず、二人だけの秘密として胸にしまうようイン・ヤを諭すのでした。
真実を知ってしまったイン・ヤの震える手を見て、この先一体どうなってしまうの、と冷や汗が止まりません。
20話で見えたジーヤンの危うさと強さ
今回の20話、なんといっても印象的だったのは、ジーヤンの「恋愛音痴ゆえの真っ直ぐさ」です。記憶をなくしても、本能がナンエンを求めるように動いている。恋愛小説を片手に慣れない手つきで贈り物をしたり、人混みをかき分けて鱗を獲ったりする姿は、本当に愛おしいです。特にあの鱗を手に入れるために奮闘するジーヤンの横顔には、これまでの彼にはない泥臭い優しさを感じて、思わず応援したくなりました。
その一方で、物語の影で進行している船長殺害事件の闇が深すぎます。ナンエンがいくらジーヤンを信じようとしても、周囲が手にする証拠はあまりに無慈悲です。イン・ヤが感じている疑念も、あの光景を見れば当然のことですよね。彼らが船内でひた隠しにしようとしている「二人だけの秘密」が、いつか取り返しのつかない形で暴かれてしまいそうな予感に、今はただただ胃が痛くなる思いです。
魔気という避けられない宿命と、大切だからこそ隠し通そうとする真実。ナンエンが守ろうとしているものは、あまりに危ういバランスの上に成り立っています。この小さな船の中で、二人の絆が今後どのような試練にさらされるのか、とにかく今は続きを追うしかありません。
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