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クルミットです♪
ついに「論髄鏡」が開き、百年前の景色が目の前に広がりました。ナンジョウが抱えていた秘密と、時を超えて対面した母娘の切なすぎる抱擁、そして何よりオウソクイという男の隠された素顔が次々と暴かれていく展開に、瞬きする間もありませんでした。ジーヤンがかつての記憶をすべて取り戻した瞬間の衝撃と、そこに待ち受けていた絶望的な事実。それでは32話を一緒に見ていきましょう!
四海重明 32話のあらすじ
ジーヤンは「論髄鏡」を使い、百年前のナンジョウの神識を呼び出しました。百年前のナンジョウにとって、ジーヤンは夢の中に現れた見覚えのある存在です。ジーヤンは自身の妖心が失われる未来を伝え、身を守るよう忠告します。ナンジョウはそれを軽く受け流すふりをしつつ、実はすべてを理解し、ジーヤンとナンエンの間に宿命的な因縁があることまでも見抜いていました。誰かの訪問により、ジーヤンは術で身を隠します。
すべてを見通しているナンジョウの、あの余裕を感じさせる笑み。これから起きる悲劇を全部知っていながらあえて明るく振る舞っている姿に、こっちの胸が締め付けられました。
一方、百年前の道生天に迷い込んだナンエンは、弟子たちに混ざりオウソクイへ酒を注ぐ役目を負わされました。チク大師はナンエンの異変に気づき、姿が見えないメンショウロウを連れ戻すよう指示します。ナンエンはナンジョウの住居を探し当てますが、そこでメンショウロウがナンジョウに求愛する場面を目撃します。木の上にいたナンジョウは、ナンエンに静かにするよう合図しました。メンショウロウが去った後、ナンエンはたまらずナンジョウに駆け寄り、強く抱きつきます。
生まれる前の母に抱きつくなんて、どんな気持ちだったんでしょう。ナンエンがこぼした涙の粒、画面越しでも伝わってきて苦しかったです。
ナンジョウは未来の出来事を知り、ナンエンが自分の娘であると確信しました。ナンエンが「愛する人が走火入魔したらどうすべきか」と尋ねると、ナンジョウは「キスをするのよ。それでもダメなら、力いっぱいキスするの」と豪快に笑い飛ばしました。ナンジョウは、ナンエンがわざわざここへ来たのは未来の自分が既にこの世を去っているからだと悟ります。涅槃妖心は不老不死の力を持つため、生死の理を覆そうとする者たちに狙われる運命にありました。
緊迫感で押しつぶされそうなのに、あえて豪快に笑って娘を安心させようとするナンジョウの強さ。その裏にある絶望を思うと、涙腺が緩みます。
ナンジョウはチク大師に「運命は変えられるか」と問うた過去がありました。チク大師は「理を覆す者は破滅する」と諭しました。ナンエンは母を救いたいと願いますが、ナンジョウは争いから離れるようナンエンを足止めします。その後、ナンジョウはオウソクイに「九眼七星玉」を贈り、二人は深い関係を結びました。オウソクイは彼女の眠たがる様子を不思議に思い、結婚を申し込みます。ナンジョウは「私と娘を大切にするなら」という条件で承諾しました。
論髄鏡を通じた百年後のオウソクイは、自分とナンジョウに娘がいることを知り衝撃を受けます。ナンジョウは涅槃妖心の修練により理性を失うことを恐れていると打ち明けました。ナンジョウは、目の前のオウソクイが未来から来て、掌に「催心呪」があることに気づきます。これは愛し合いながら憎み合う者同士でなければ成立しない呪いであり、かけたのはナンジョウ自身でした。
愛してやまない人が、実は自分を追い詰める元凶だったなんて。ナンジョウが真実に気づいた瞬間の、あの凍りつくような表情には息を呑みました。
すべての真実を悟ったナンジョウは絶望します。オウソクイはナンジョウを閉じ込めようとしましたが、逆に反撃され、催心呪を植え付けられました。激昂したオウソクイは、ナンジョウの涅槃妖心を抉り取ります。ジーヤンの阻止も空しく、駆けつけたときにはナンジョウが地に倒れ伏していました。オウソクイは論髄獄を奪おうとし、ジーヤンは剣を振ってオウソクイを斬り倒します。論髄獄の奪還と同時に、ジーヤンは全ての記憶を取り戻しました。しかし、オウソクイは妖心の力で復活し、不死身の体でメンショウロウをも操っていたことを明かしました。
32話を見て一番きつかったシーン
ジーヤンが記憶を取り戻した瞬間、あまりの冷酷さに立ち尽くしてしまいました。自分から妖心を奪った犯人をずっと追いかけていたのに、その相手がすぐそばにいたオウソクイだったという残酷な真実。絶望に打ちひしがれたジーヤンの表情と、それを嘲笑うかのように不死身の体で立ち上がるオウソクイの対比。あまりにも無慈悲で、直視するのが辛かったです。
ナンジョウが残した「私と娘を大切にするなら」という条件も、今となってはあまりに痛々しい皮肉にしか聞こえません。愛した人が最大の敵だったと知ったとき、彼女はどれほどの痛みで妖心を差し出したのでしょうか。オウソクイの底知れない冷酷さは、もはや救いようがないほどです。メンショウロウまでもが操り人形だったとわかり、信頼という言葉さえ虚しく響きます。
過去と未来が論髄鏡で交差し、すべての悪の根源が繋がってしまいました。不死身となったオウソクイの支配に対し、ナンエンとジーヤンはこれからどうやって抗っていくのでしょうか。かつての絆が裏切りに変わり、物語はさらに泥沼の戦いへと進んでいきます。この無残な真実の先で、二人がどんな選択をするのか。壊れてしまった世界を前に、ただ祈るような気持ちで見守ることしかできません。
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