【天啓異聞録】第9話あらすじ・感想|褚思鈺“海神祭”で失踪――母の正体、沈淙の血筋…衝撃が重なる真相回!

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クルミットです♪

第9話は、これまでの伏線が一気に“胸に突き刺さる形”で回収される回でした。
特に沈让(シンジョウ)の妻・蘇牧冉(スー・ムラン)の正体と褚思鈺(チョ・シギョク)が参加した“海神祭”の全貌が明らかになり、私は画面を見つめたまましばらく動けませんでした…。
沈淙(シンソウ)の“力”がどこから来たのか、その血筋の秘密にもつながる内容で、回を追うごとにドラマのスケールが大きくなっていきます。

それでは第9話を一緒に見ていきましょう!

天啓異聞録 第9話のあらすじ

前回、沈让が語り始めた“二年前の真相”。
その続きは、彼にとってあまりに残酷で、褚思鏡(チョ・シケイ)が知りたかった弟の足跡と深く絡み合っていきます。

沈让が家へ戻った夜――。
彼の妻・蘇牧冉は、普段と変わらぬ穏やかな笑顔で迎えました。しかしその裏にある“見えない影”を沈让はまだ知らない。
芊儿(チエンアル)が密かに沈让を外の洞窟へ案内し、そこで初めて褚思鈺と出会います。

褚思鈺は沈让に“大事な真実”を語り始めました。
横公の血祭は単なる儀式ではなく、島で風寒に罹った村民が皆“意識を奪われている”という事実。彼らは正常な判断ができず、まるで蜂の巣の中の働き蜂のように、蘇牧冉の指示に従って動いていると…。
沈让は、この言葉に心臓を掴まれるような衝撃を受けます。
大切な妻が“村人を支配している存在”かもしれないと突きつけられた沈让の表情が、本当に見るのがつらいほど痛々しかった。

褚思鈺はさらに「正月十五日に“海神祭”が行われ、その夜に何かが必ず起こる」と予告。
決定的な真実を知るため、ふたりはその日を待つことにします。

しばらくして、沈让は蘇牧冉に「石窟で見たのはなんだ」と正面から問いかけます。しかし蘇牧冉は優しく笑いながら「横公は私たちを守る存在よ」と言い、沈让に意味不明の薬湯を飲ませました。
沈让はたちまち幻覚に襲われ、熱い溶岩と断崖が続く地獄のような光景を漂うことになります。
愛する妻を信じたい気持ちと、目にした恐怖の狭間で沈让が壊れていくようで胸が苦しくなりました。

やがて“海神祭”当日。
沈让は手下たちに「危険だ、嫌なら抜けてもよい」と告げますが、誰一人退く者はいません。
ずっと命を預けあってきた仲間だからこそ、その決意が重く響きます。

夜――石窟の奥深くで海神祭が始まります。
横公の信徒たちは黒衣に身を包み、血の匂いが充満する中、蘇牧冉が腕を切り、滴る血を酒に混ぜ“血酒”として配り始めます。
村人たちは次々とそれを飲み干し、まるで憑かれたように蘇牧冉へひれ伏します。

そして、沈让の娘・沈淙が信徒に連れられ、蘇牧冉の前へ。
沈让の体が震え、父としての怒りが爆発。
褚思鈺が騒動の中で匕首を取り、蘇牧冉の胸を刺した瞬間、祭壇は一気に混乱状態に。
蘇牧冉は褚思鈺の衣を掴み、そのまま崖の下へと落下していきました。

翌日、沈让たちは崖下で蘇牧冉の遺体を見つけます。
しかし褚思鈺の姿はどこにもありませんでした。
褚思鏡が固唾をのんで聞いている中、沈让は静かに告げます――
「褚思鈺は…生死が分からないままだ」

弟の遺体がないと聞いた瞬間の褚思鏡の瞳に“希望の光”が戻ったのが泣きそうなほど胸に響きました。

褚思鏡はすぐさま援軍を呼ぶため伯顔をウ暮島から脱出させようとします。
彼に羅盤を渡し、「ここを出ろ」と背中を押しますが、伯顔がどれだけ漕いでも海はぐるぐると同じ位置へ戻ってきてしまうのです。
伯颜は泳いで脱出を試みても同じ場所に戻され、まるで“島に閉じ込められている”かのよう。
逃げられない海の描写は、本当に島全体が呪われているみたいでゾッとしました。

沈让は島の歴史書を開き、過去に“東南の海域へ隕石が落下した”という記録を褚思鏡へ見せます。
その毒性が海の生態系を狂わせ、毒魚を食べた人々が変異し、横公がその力を利用し続けているというのです。
怪物のルーツが“隕石”というスケールに一気に物語の深淵が見えた気がして震えました。

一方その頃、千戸・徐宗器は密かに賀子礁と会い、牢の怪物をどうにかしろと懇願します。
賀子礁は白い粉薬を渡し、「時間を稼げ」とだけ言い放つ。
徐宗器の首に浮かんだ灰色の鱗はその薬で一時的に消えます。
つまり彼もすでに“変異の道”に足を踏み入れている…。
徐宗器が自分の変異を必死に隠す姿が哀れでもあり、恐ろしくもありました。

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天啓異聞録 第9話の感想まとめ

第9話は沈让と褚思鈺、そして沈淙の“血で繋がれた悲劇”が一気に織り重なり、まさに衝撃の真相回でした。
沈让が妻の本性に気づくシーンは胸が張り裂けそうなほど痛々しくて、ただ悲しくなりました。

褚思鏡は弟の生存を信じたい気持ちと、自分も変異が進む恐怖の間で揺れ動き、見ていて心がぎゅっと締めつけられます。
隕石による“島の呪い”、海神祭の異様な儀式、そして沈淙の血筋に受け継がれた不可思議な力――
物語が一気にクライマックスへ向けて加速していくのがひしひしと伝わる回でした。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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