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クルミットです♪
国境へと向かう旅路、舞い降りた雪がシエ・ウェイの心の奥底にある地獄の記憶を呼び覚ましてしまいました。平南王の乱という忌まわしい過去、激しい離魂症の発作、そしてジャン・シュエニンを追い詰めていくその狂気。完璧な軍師としての仮面が剥がれ落ち、獣のような執着を剥き出しにする一夜に、私は画面の前で完全に言葉を失いました。それでは31話を一緒に見ていきましょう!
寧安如夢 31話のあらすじ
シエ・ウェイたちはラーヤン長公主を救い出すため、国境へと急いでいました。しかし、空から雪が舞い散り始めた瞬間、シエ・ウェイの顔から血の気が失せていきます。幼少期に体験した平南王の乱、300人の子供たちが虐殺された光景がフラッシュバックし、彼は激しい離魂症の発作に襲われました。一行は急いで古い建物に身を隠すことになります。
あの冷徹で完璧なシエ・ウェイが、雪を見ただけでこれほどまでに脆く崩れ落ちるなんて。彼が背負っているもののあまりの重さに、胸が張り裂けそうでした。
建物の中で二人きりになると、彼の精神はついに限界を迎えます。シエ・ウェイはジャン・シュエニンの首を掴んで壁に押し付け、過去に自分を裏切った者たちの幻影を彼女に重ねてしまいました。さらに、ジャン・シュエニンがチャン・ジャーを想っていることに激しい嫉妬を爆発させ、彼女を激しく責め立てます。
首元を掴むあの手、怒りなのか悲しみなのか分からないほど震えていて、見ていて息が止まりそうでした。
なだめようとするジャン・シュエニンの言葉はシエ・ウェイには届きません。彼は「お前を殺して、自分も死ぬ」と心中を口にし、愛というよりも呪いのような、噛みつくほどの激しい口づけを彼女に浴びせました。外ではピンナン王の残党たちが包囲網を狭めており、シエ・ウェイの弱点を突こうと虎視眈々と狙っています。翌朝、雪が止むと彼はいつもの冷徹な軍師に戻っていましたが、ジャン・シュエニンの唇には昨夜の出来事を示す傷跡が残っていました。捕らえられたラーヤン長公主が過酷な運命の中で耐え続ける中、シエ・ウェイは体調が悪化する自分に鞭打ち、作戦を強行する決意を固めます。
体調も心もボロボロなのに、自分を追い込むことでしか自分を保てない生き方があまりにも苦しすぎます。
シエ・ウェイという男の狂気に飲み込まれた夜
今回、一番きつかったのはやはり廃屋でのシーンです。チャン・リンホーさんが見せた、冷淡な軍師の仮面が崩れ落ちていく瞬間、瞳に宿った絶望の深さに圧倒されました。「誰にも愛されない」という悲鳴があの一連の行動にすべて詰まっているように見えました。恐怖に震えるジャン・シュエニンを前にしても、自分の孤独を埋めることで頭がいっぱいなシエ・ウェイの姿は、あまりにも脆く悲しいものです。
チャン・ジャーという存在が、これほどまでに彼を追い詰める要因になっているという事実も重くのしかかります。正道を歩むチャン・ジャーと、泥の中で復讐に生きるシエ・ウェイ。ジャン・シュエニンの心を巡るこの二人の対極的な在り方が、物語をより複雑な場所へ引きずり込んでいると感じます。
ピンナン王の残党たちが仕掛ける罠、そして壊れてしまった二人の関係。ジャン・シュエニンの唇に残る傷跡は、二人の間に生まれた決定的な亀裂を突きつけてきます。この一夜を境に、彼らが戦場でどのような距離感で接していくのか。救出作戦という戦火の中で、行き場を失った二人の感情がどこへ向かうのか。今はただ画面を見つめるしかありません。
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