恋華-れんか-第3話あらすじと感想|魏凌月が芽生えさせる想いと、炎越の苦悩

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「恋華-れんか-」第3話では、魏枝(ぎし)の過去や境遇を深く理解した炎越(えんえつ)が、彼女を励ましつつも仙界の規律に縛られるもどかしさを見せます。そして魏凌月(ぎりょうげつ)は師である炎越に対して憧れの気持ちを募らせるようになり、姉妹の関係や周囲の思惑が一層複雑に絡み合っていく展開が印象的です。
それでは第3話を一緒に見ていきましょう!

恋華-れんか- 第3話のあらすじ

貧しい者はまるで蟻のように小さな存在だと言われてきましたが、炎越もまたかつては同じ立場に身を置いていたことから、魏枝が粗使いの丫鬟として苦労してきた気持ちを理解し、彼女に「たとえ蟻でも大樹を揺るがすことはできる」と励まします。魏枝はその言葉に大いに勇気づけられ、世の不公平を許容する心を少しずつ身につけ、落ち着いて自分の境遇に向き合おうとするようになりました。夜になり部屋に戻った魏枝は、散らかっていたはずの部屋がきちんと片付けられ、文房四宝の入った木の箱まで置かれているのを見つけて驚きます。その頃、炎越は魏枝の幼い頃の住まいを訪れ、弟の魏葉(ぎよう)が貧しさから仲間にからかわれている様子を見て、魏枝が今までに感じてきた苦しみを改めて痛感します。仙術で亡くなった母親を甦らせてあげることはできませんが、人としての立場で銀を渡し、少しでも救いになればと考えるのでした。
一方、炎洛(えんらく)は仙侍の大桃(だいとう)を連れて瀛洲(えいしゅう)へ向かいますが、そこは荒地ばかりで農耕はまったく行われておらず、今後の危機が予感される状況です。炎洛は息壤(そくじょう)を大桃に託し、三界に草木が絶えないよう、少しでも時を稼いでほしいと願います。そんななか、魏枝の母・顧氏(こし)は白鷺書院に入った魏枝の“価値”を利用しようと考え、以前に取り決めていた縁談を勝手に進めていました。男方の父も魏枝を手放したくない思惑があり、顧氏の欲望と結託して魏枝を嫁に迎えれば店の権利証を渡すと約束します。

魏凌月は師尊である炎越に対してすっかり思いを寄せているようで、彼の衣服を洗い、破れた部分に竹の葉を刺繍するなど心尽くしを見せますが、彼の部屋には結界が張られていて扉を押しても開きません。そこへ魏枝が洗面用の水を持って現れ、何の苦もなくドアを開けてしまうため、魏凌月は驚きを隠せません。炎越は魏枝に向かって刺繍を法術で消しながら「ここでは修行に専念しなさい」と諭します。翌日の授業で魏凌月は、炎越の衣の刺繍が消えていることから魏枝が余計なことをしたのだと誤解し、密かに不満を抱えたまま黙り込んでしまいます。その授業では、炎越が木雀を幻化させ、弟子たちの身法を測ります。魏凌月と明朗(めいろう)は難なくクリアしますが、魏静月(ぎせいげつ)は失敗し、魏枝は法術を使いこなせずに苦戦が続きます。炎越は授業を早々に切り上げ、魏枝を残して修行の進捗を尋ね、彼女を特別にフォローすることにしました。すでに書院のほとんどの弟子が瞬移術を使えるようになっているなか、魏枝は資質が平凡でうまく使えません。炎越は彼女を木の上に連れて行き、書物の口诀をもとに心を落ち着かせて修行するよう促します。ところが炎越が立ち去った後、魏静月が弓のようなもので魏枝の持つ書物を撃ち落とし、周囲から笑いものにされてしまいますが、最後には魏凌月が仲裁に入って何とか収まります。

魏枝にとってはつらい状況が続きますが、炎越や魏凌月が少しずつ彼女を気にかけているところに希望を感じます。
一方、保良(ほりょう)は魔族大尊の魔眼に操られた状態で炎越の部屋を訪れ、「金銭で成績を優遇してほしい」と持ち掛けます。炎越は彼にまとわりつく魔気を見抜き、その正体を追及。魔族大尊はこのままでは不利と判断し、保良から魔眼を引き下げますが、その拍子に激しい風が起こり、魏枝は木から足を滑らせてしまいます。炎越が日冕(にちべん)を召喚して救い出しますが、魏枝は「仙骨を持つあなたたちはいつも上から人間を見下しているだけ」と怒りをぶつけ、思わず炎越の頬を打ってしまいます。

救われたはずの魏枝が、あえて強い態度をとるのは、彼女なりの誇りと悔しさが混ざり合った感情なのでしょうね。
炎越は魏枝の言葉に大きく心を揺さぶられ、部屋に戻ってからもその意味を考え込みます。そんな彼に対し青涣は、魏枝の運命を調べてみたところ“命格は普通の凡人だが、近いうちに大きな災いが降りかかる”と報告し、炎越の胸をさらに曇らせます。とはいえ魔族の動向を天帝へ速やかに伝えねばならず、妖界にも過剰な介入をしないよう通達する必要があるため、炎越は葛藤を抱えながらも任務を進めるしかありません。一方、妖界では狼族の王子・欧亜(おうあ)と狐族の公主・藍蘇(らんそ)の婚礼が近づいており、妖界の生育を助ける“鳳凰の尾羽”を手に入れるため、真の鳳凰捜索への参戦を決めるようです。そんな状況をよそに、炎越は新たな修行「無中生有」を弟子たちに教え始めます。これは何もないところから道具を生み出す高等法術で、心の乱れが術の成否を左右するため、しっかりと心法を身につけるよう厳しく指導を行うのでした。

恋華-れんか- 第3話の感想まとめ

第3話では、これまであまり心を開いてこなかった炎越が、魏枝の過去を知ることで彼女への理解を深める様子がとても印象的でした。魏凌月は炎越への思いを募らせつつも、魏枝に対して何とも言えない複雑な感情を抱いているようで、姉妹同士の微妙な距離感が見どころになりそうです。そして魔族の暗躍や妖界の事情も絡んできて、物語の世界観はさらに広大さを増しています。魏枝は相変わらず厳しい境遇に立たされていますが、それでも折れずに自分なりの意地と信念を貫こうとしている姿が応援したくなるポイントです。炎越との溝が深まったようにも見えますが、互いに相手を意識し始めているのも事実かもしれません。次回、彼らの修行と三界の動乱がどのように進んでいくのか、楽しみに待ちたいですね。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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