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「恋華-れんか-」第29話では、重傷を負った炎越(えんえつ)を救うために慕南(ぼなん)が命をかける行動に出ます。一方、魏枝(ぎし)は深い眠りの果てに新たな局面を迎え、三界のバランスが大きく変動していくように感じられます。
それでは第29話を一緒に見ていきましょう!
恋華-れんか- 第29話のあらすじ
炎越は苛烈な戦いの末に重傷を負い、神識が崩れ落ちそうな状態になります。慕南は、姉である魏枝を守る唯一の方法は炎越の命を繋ぎ止めておくことだと悟り、自らの修為をすべて炎越に注ぎ込む決心を固めます。彼は死を覚悟して最後の力を振り絞り、自分がまとめた魔界食譜を意児(いじ)に託し、彼女にどうか幸せを見つけてほしいと言い残して息絶えてしまいます。 慕南が最後まで見せてくれた優しさと姉への思いは、見ていて胸が締めつけられるほどでした。
炎越は慕南の犠牲によって辛うじて意識を取り戻し、魏枝が昏睡状態から復活するよう“花戎(かじゅう)”を使って手を尽くします。ようやく魏枝が安定すると、炎越は「どんな未来があろうとも、それは本意ではない」と言いかけたところで、天帝が乱入して激しい戦いとなります。魏枝を守ろうとする炎越と、鳳凰殲滅を強行する天帝の激突の末、三者は玉石俱焚のように倒れ込み、気づけば魏枝の傍らには“鳳凰の卵”が残されていました。
三界の天秤が崩れ落ちるような激戦は、あまりに凄絶で言葉を失います。
それから長い月日が流れ、炎洛(えんらく)が新たな天帝代理となって天宮を治め、天帝は寒冰窖に封印される形となります。炎越の行方は不明であり、炎洛も「いまは捜すつもりがない」と語り、意児が関わる人々も皆それぞれの道を歩み始めるころ、魏枝は三十年ぶりに百花のなかで意識を取り戻します。欧亜(おうあ)と藍蘇(らんそ)が見守るなか、彼女は自分のそばに残る鳳凰の卵を見て、かつて炎越が言った言葉を思い出しつつ、卵の未来を案じます。しかし卵には微かな反応があり、牵机落の紋様が浮かび上がったのを見て彼女は複雑な想いを抱きます。
苦しみのなかでも、親子の絆がわずかに残されているかもしれない…そんな希望を感じさせてくれますね。
その後、魏枝は姿を消して顧城へ向かい、弟の魏葉(ぎよう)が城主として盛り立て、明朗(めいろう)も新たな国師として立派に活躍している光景をひそかに見届け、すべてが安泰な現状に安心します。そして母の墓前で今後の行き先を報告し、炎越を探し出すための旅に出ることを決意します。弱水の結界には天帝代理・炎洛の符文が施されており、素手の凡人の身では破れないものの、そこで木老が現れて“もし越境したいなら容姿を代償に差し出せ”と取り引きを持ちかけます。
恋華-れんか- 第29話の感想まとめ
慕南の自己犠牲には、胸を締めつけられました。
彼が意児に“魔界食譜”を渡す場面には、ほんのりした温かみを感じつつも、その直後に絶命してしまうという悲しさで涙が止まりません。
>さらに炎越や天帝までもが壮絶な結末を迎え、気づけば魏枝のそばには“鳳凰の卵”だけが残っていた展開は衝撃的でした。 三十年もの眠りから目覚めた魏枝が、まだ姿を消した炎越を求めて行動し始める流れは新たな希望を感じさせますが、弱水の結界を越えるために容姿を差し出すかもしれないという木老の条件が引っかかります。いったいどんな道をたどるのか、次回も目が離せませんね!
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