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「恋華-れんか-」第36話(最終回)では、ついに天帝が本性を露わにし、魔界と妖界、人間界までも巻き込む大戦が勃発します。魏枝(ぎし)と炎越(えんえつ)は運命に抗いながら最後の戦いに臨み、鳳凰の力が三界を新たな未来へと導くラストが描かれます。
それでは第36話を一緒に見ていきましょう!
恋華-れんか- 第36話(最終回)のあらすじ
炎洛(えんらく)の死は多くの者の胸を痛め、とくに意児(いじ)はその想い出を抱えながら炎洛の住処を訪れては、彼の姿を思い浮かべていました。そこに残された桃花と相思豆の手がかりが、かすかな痕跡だけを残し、彼女の悲しみをさらに深めます。彼女は天后に協力を求め、時の塵(ときのちり)を使って真相を探ろうとしますが、すでに天帝の強力な封印によって大きく傷つけられてしまいます。天后は意児をかばいながら、天帝が奪った炎越の身体を巡る陰謀を知り、自らが止めに入ろうとするも天帝は聞き入れる様子はなく、その暴走に心を痛める天后は時の塵へ飛び込み姿を消します。 天后の深い悲しみが伝わってきて、さらにこれが三界にとって最後の大きな試練になるのだと感じさせます。
妖界では欧亜(おうあ)が亡き妻・藍蘇(らんそ)のために復讐を誓い、妖王の位を継承。魔界も巫木(ふぼく)が大尊として力を取り戻し、魏枝とともに天界に立ち向かう決意を固めます。三界それぞれが神経をとがらせるなか、“炎越”を名乗る天帝は鳳凰を殺すために大軍を率いて魔界を攻めようとしますが、魏枝(ほうおう)もまた、炎越の身体に宿る天帝を追い出す決戦を望み、戦いは避けられぬ運命をたどるのです。
愛する人の肉体を操る天帝と、彼を救いたい魏枝…最後の戦いに向けて緊張が高まりますね。
天帝は魔界だけでなく人間界の顧城までも狙い、無辜の民を巻き込もうとしましたが、魏枝は先手を打ち、城に強力な防御陣を張っていました。天帝は激怒し、最後の切り札として“時の法術”を使用。世界を停止させ、炎越の意識を消し去ろうとしますが、そのわずかな隙に炎越の元神が体を取り戻しかけ、魏枝は花戎(かじゅう)の力を使って天帝を討つ決意を固めます。
この場面の攻防はまさにクライマックス!両者のわずかな隙に緊張感が走ります。
時が止まった世界で、魏枝は己の命と花戎を代償に“真の力”を解放。無数の光が天帝を包み込み、炎越はその光の中で再び本来の意志を取り戻します。最終的に天帝は魏枝と炎越の連携により完全に滅ぼされ、三界の大いなる脅威は消え去りました。しかし、激戦の後で二人の姿はどこへともなく消え、多くの者が「魏枝と炎越は亡くなった」と考えさせられる結末に。
彼らが最後まで自らの愛を貫き通す姿に、胸を打たれます…。
やがて半年が過ぎ、意児は天帝の座について新たな統治を宣言し、三界は“共治”の道を進み始めます。妖族も人間界も魔界も、それぞれの理念を尊重し合い、一致団結して次代を切り開こうという流れが生まれ、欧亜も王として責任を背負いつつ、亡き妻への想いを抱えながら新たな道を歩みだします。
姿を消したままの魏枝と炎越ですが、妖界に残された“鳳凰の卵”が年月とともに光を放ち、孵化して飛び立つシーンがラストを飾ります。大空に響く鳳凰の鳴き声は、新しい時代の希望を暗示し、あらたな花戎(かじゅう)の世界が幕を上げるのでした。
恋華-れんか- 最終回の感想まとめ
最終回は、天帝の正体と陰謀が一挙に暴かれ、“真の炎越”を守り抜くため魏枝が自らの命や花戎を懸けて戦う壮絶なクライマックスでした。
彼女と炎越が最後に消えゆくシーンは切ないながらも、鳳凰の卵が孵化して空へ舞い上がる描写が希望を感じさせてくれます。
三界は意児が天帝の責務を継ぎ、妖界や魔界もそれぞれの新しい指導者たちによって「共治」の道を歩むことになり、これまで対立していた世界が一つにまとまる未来を期待できるエンディングでした。魏枝と炎越の行方を思うと、どこか寂しさが残りますが、“鳳凰の再生”が余韻を残し、いつの日か彼らが再び巡り会うのかもしれない…そんな想像が膨らむ締めくくりです。
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