春花焔 第10話 あらすじ 蛍を浮かべた川の上で、眉林の心が初めて揺れた夜

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今回は「春花焔」第10話のあらすじと感想をお届けします。

10話、全体的にじんわり来る回でした。景王と眉林(メイリン)のふたりはまだ「演技」のはずなのに、舟の上の蛍、お誕生日のお菓子のくだり……少しずつ、ほんの少しずつ、眉林の気持ちが揺れていく。それがはっきりわかる話です。

それでは10話を一緒に見ていきましょう!

春花焔 10話のあらすじ

太子・慕容玄烈(むろんげんれつ)は弟の慕容璟和(むろんけいわ)が眉林と頻繁に会っているのを密かに見張っています。上巳節の夜に璟和が本当に火龍見物だけが目的だったのか、朝廷に景王側についた者がいるのではないか──そんな疑いを抱いています。

一方の璟和は、西山の鉱場にいる李青に近づこうとしているものの、警備が厳重で手が出せない状態。そこで逆の発想をします。太子に「完全に眉林に惚れ込んだ」と思わせてしまおう、と。

鴻臚寺で眉林が踊りの稽古をしている場所へ、璟和は足しげく通うようになります。

眉林はもともと武術の人で、舞踊の素養がほとんどない。稽古を見ていると、体がかちこちで、まるで糸が絡まった木の人形みたいな動きだったようです。

そこで璟和が鼓を叩いて伴奏し始めると、武術と組み合わせることで眉林の動きがぐっと自然になるというのが面白い。弱点を強みでカバーする発想、璟和は頭の回転が早いですね。

でも教習嬷嬷(きょうしゅうぼぼ:踊りの教育係の女性)は厳しくて、それでも眉林に二時間の立ち番を言い渡します。璟和は直接口を出せる立場にないので、こっそり人を手配して扇で風を送らせ、日傘まで差し出させます。お咎めのはずなのに、他の妃嬪たちから見ると完全に優雅な立ち時間になってしまい、嫉妬を買う始末。教習嬷嬷も言い返せなくなったようです。

罰を快適にしてしまうという対処法、璟和らしくてちょっと笑えました。逆らわないのに、ちゃんと守ってる。

別の場面では、子顧(しこ)公主が書墨(しょぼく)の死を悼んで、御花園で伊桑花を育てようと土を掘っていたら、炎帝が丹精込めた牡丹の花壇を危うく掘り返しそうになります。炎帝・慕容乾(むろんけん)は咎めず、農官に命じて花師を子顧の宮殿に遣わすよう手配してくれました。

子顧自身は、兄の越秦(えっしん)がいつも何かを隠していることへの怒りと、もうすぐ別れなければならない悲しさの両方で揺れています。幼い頃に母が亡くなってからふたりで支え合ってきたのに、越秦が大炎に人質として送られた時、子顧は意地を張って見送りに行かなかった。そのことをずっと後悔しているようです。

今は違う。自分が家族を守る番だ、という気持ちに成長しています。越秦は炎帝と碁を打ちながら、両国の友好関係を確かめ合い、炎帝は子顧が後宮で幸せに暮らせるようにすると約束しました。

さて、璟和と眉林の話に戻ります。璟和は鴻臚寺に通うだけでなく、次々と贈り物も届け始めます。装飾品、服、滋養強壮のお薬まで。眉林の仲良しの友人たちが「景王は本気で惚れてる」とはしゃいで、なんと男女の事柄を描いた絵本まで押し付ける場面があり、眉林は真っ赤になっていたようです。

そして眉林の誕生日。越秦が贈り物を持って訪ねてきて、気持ちを打ち明けようとします。ところがそこへ璟和が突然現れ、ふたりが正面から向き合う形になってしまいます。眉林は「璟和は演技している」とわかっていながら、この場にいる璟和に対してどこか違う感情が生まれていることに気づきます。

越秦が告白しようとした瞬間に割り込まれてしまうシーン、越秦がかわいそうで。眉林の顔が見たかったです。

璟和は眉林を舟に連れ出します。かつて大炎の北境で従軍した時、蒼藍江を船で渡り、青い星の川のような光景を目にしたことを話してくれます。そして大量の蛍を川面に解き放ち、眉林への贈り物にします。

さらに、璟和は眉林の本当の誕生日を知っているただひとりの人物で、灯果餅(とうかへい:灯の形を模したお菓子)まで用意していました。眉林は両親のことを思い出します。璟和はその場で眉林のために家族の絵を描いてくれます。

眉林が「生き延びて、春花餅の店を開きたい」と願うと、璟和は「太子が討たれたら、必ず店を出してやる。利益は五分五分だ」と約束します。

演技のはずなのに。そうとわかっていても、眉林はこの瞬間、本当に少し心が動いたようです。

翌朝、璟和は鴻臚寺に「眉林のために菓子を作れ、ただし味は問わない、見た目を美しくすること」と命じます。眉林は以前「味覚がないから、見た目が綺麗なら少し救われる」と言っていた。璟和がそれを覚えていたんです。

この小さな気遣いが、一番じんわりきました。何気なく言ったことを、ちゃんと覚えてくれている人がいる。それだけで、すごく嬉しいんですよね。

ところが、そのさなか、教習係の嬷嬷のひとりが実は慕容玄烈の密偵だった。眉林に味覚がないことが太子に筒抜けになります。さらに王全(おうぜん)という人物が調べたところ、璟和が上巳節の夜に眉林の病を診させに行っていたことも発覚。担当の太医・孫泰青が治せなかったとわかると、璟和は孫泰青を殴り飛ばしたようです。

しかし慕容玄烈はむしろ喜んでいます。弟が駒に惚れ込んでいると思えば、自分と殷落梅(いんらくばい)の関係にとって好都合だ、と。

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春花焔 10話の感想まとめ

一番印象に残ったのは、やっぱり川の蛍のシーンです。

璟和が大量の蛍を川面に放つ場面。派手な演出じゃなくて、静かなのに、眉林が受け取った気持ちの大きさが伝わってくる。璟和の口から出た「蒼藍江の青い星の川」という話も、良かった。戦場の記憶から来た言葉なのに、すごく柔らかい。

灯果餅の話も忘れられないです。眉林の本当の誕生日を知っているのが璟和だけというのが、静かに効いてきます。

「味覚がないから見た目で補う」という話をちゃんと覚えていて、菓子の注文に反映させた。あの細やかさで眉林が心で甘さを感じた、というのがちょっとズルいですよね。

越秦の告白未遂はかわいそうでした。悪い人じゃない、眉林を大切にしようとしているのはわかる。でも璟和の割り込み方、タイミングが良すぎて、意図的だったのかどうか少し気になります。

子顧と越秦の話は今回は少し控えめな扱いでしたが、書墨の死への哀悼と伊桑花のくだりは心に残りました。炎帝が子顧の気持ちをちゃんと汲んで花師を手配したのも、思ったより優しい人なのかもしれないと感じました。

最後、慕容玄烈が「弟が駒に惚れた、好都合だ」と内心ほくそ笑んでいるシーン。璟和と眉林の間に本物の感情が芽生えかけているのを、太子はまだ自分に有利な駒の話だと思っている。このすれ違いがいつ、どんな形で崩れるのか。蛍の川面に映った灯果餅の光が、もう戻れないなにかの始まりに見えました。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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