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クルミットです♪
26話、内容が本当に盛りだくさんでした。眉林の視力が戻るところ、万民碑の完成、そして最後の山頂のシーン。どれもじわっと来て、見終わったあとしばらく黙ってしまいました。
それでは26話を一緒に見ていきましょう!
春花焔 26話のあらすじ
前の話で毒蛾の翅粉(羽の粉)を浴びてしまった眉林。その毒の影響で両目が見えなくなってしまいます。慕容璟和が手持ちの薬帯を使って毒を和らげ、越秦が駆けつけたときにはもう静かに去った後でした。
越秦が来る前にわざわざ立ち去る慕容璟和、この人ほんとに自分を消す選択ばかりする。
幸い、眉林の目に深刻なダメージはなく、越秦はそばで一晩中看病を続けます。薬を取り換えながら、ただ待ち続ける。光が戻った瞬間、越秦はようやく胸のつかえが下りたような顔をするんですよね。
越秦はここで眉林に、大祭司と手を組んで明駒を罠にはめたことを話します。西焉王に「明駒が謀反を企てた」と思わせる神のお告げを演出し、明駒の兵権の半分を奪うことに成功した、と。
明駒が反撃できない状況を作ってから報告する越秦、スキのない人だと思いました。
その後、越秦は西焉王に呼ばれて青州をいったん離れます。眉林にいくつか言葉を残して、さっと去っていく。この人の去り際はいつも早い。
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場面は変わって燕来香館。眉林の姉妹たちが営む店で、商売は順調のようです。眉林がそこへ顔を出すと、衛老二という人物から「景王(慕容璟和の役職名)が百姓に恨まれて石を投げられた」という話を聞きます。青州大火の責任が慕容家にあると思われているので、民の怒りが彼に向いているんですね。眉林はそれを聞いて、なんとも言えない気持ちになります。
眉林は李石匠というかたくなな石工の元へ向かいます。青州大火で家族を失った、慕容璟和への怒りがいちばん強い人物のひとりです。眉林は昔話をしながら、こう伝えます。「みんながあの時生き延びられたのは威北軍のおかげだった。青州に火をつけた本当の下手人は別にいる」と。
でも李石匠は信じません。「景王の代弁に来たんだろう」と。
眉林はまっすぐ言います。「違う、青州全体の百姓のために来た」と。
ここの眉林、かっこいいです。媚びてないし、言い訳もしない。ただ本当のことを言う。
眉林の言葉で、李石匠の心がわずかに開きます。その後、慕容璟和が訪ねてくると、李石匠は彼に石碑の刻み方を学ばせます。試すように。
雨の中、慕容璟和は黙々と石を刻み続けます。手が血だらけになっても、一言も言わない。その姿を見て、李石匠はついに心が動き、青州の遇難者の名簿を書くよう命じます。
眉林は慕容璟和を手伝って、亡くなった百姓の名前を全員分集めます。名前が全部そろったとき、眉林は石碑の中に自分の父の名前を見つけます。
この場面、言葉がなかった。眉林がどんな顔をしたかは、見ていればわかる。
万民碑の完成の日。慕容璟和は人々の前で頭を下げ、青州の百姓を守れなかった自責の念を語ります。日夜、慕容家の罪を償い続けると。
そのとき、眉林がふと声を上げます。「あの年、青州を守った威北軍の兵士たちは命がけで戦った。ぬれぎぬを着せられても、刃を百姓に向けることはしなかった。だから一万三千人の名前を石に刻むべきだ」と。
この一言で、青州の民はようやく気づきます。本当のことが、やっと届いた瞬間です。景王と民の和解が生まれ、威北軍が英雄として認められる。慕容璟和が青州を治める道が、ここで初めて開けます。炎帝(皇帝)からも詔が下り、慕容璟和は威北軍の再建を許可されます。
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越秦が青州に戻り、西焉王からの命令を持ち帰ります。眉林と越秦が、青州の聖山で西焉王のために長明灯(永遠に燃え続ける灯)を点す儀式を行うように、と。越秦はこの頃、父王がおかしくなっていると感じています。長生塔の建設に大金を投じて、民の生活はそっちのけ。
そんな折、妹の子顧から手紙が届きます。妊娠したという知らせ。「自分は母親として大丈夫だろうか」という不安も書いてある。越秦はその手紙を読みながら、あの頃まだ小さかった妹がもうこんなに大人になったんだ、と思います。
越秦がこういう顔をするとき、なんか少し切なくなります。
越秦は慕容璟和のところへひとりで出向き、自分の計画を打ち明けます。灯を点した後は眉林を連れて西焉に戻り、雪龍須という毒の解毒薬を飲ませる、と。慕容璟和は自責します。自分が眉林に毒を盛ったあの時から、もう二人が会えなくなることはわかっていた。庭の赤い実の木を見ながら、あの実の効力は老窩子村でしか発揮されない、眉林への約束はもう果たせないと、ひとりで抱えます。
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儀式の前夜、眉林は姉妹たちと最後の酒を酌み交わします。越秦は眉林が青州を離れたくないことに気づいていて、心の中でこう誓います。「少君妃(越秦の妃としての役目)という縛りがなくなったら、必ず自由を返す」と。
そして儀式当日。明駒が裏から手を回して、眉林の輿(こし)を壊してしまいます。でも西焉の習わしでは、少君妃が祈りを捧げる際に足が地面につくのは禁じられています。困った状況の中、輿かきに扮した男が現れます。慕容璟和です。
眉林は背中に乗せられて山道を登りながら、ふと言います。「山道は長くても、必ず終わりがある。あの鉱山から私を連れ出してくれたのが誰かも、わかっています」と。
慕容璟和は何も言わない。ただ黙って、山頂まで背負い続けます。
この無言が、たぶん全部だった。
山頂に着いて、眉林と越秦が儀式を終えるのをそばで見届けた慕容璟和は、静かに涙を落として、仮面を地面に置いたまま去っていきます。
春花焔 26話の感想まとめ
山頂のシーンが、この回でいちばん刺さりました。
輿かきに化けて眉林を背負って登る慕容璟和。眉林はとっくに気づいていた。それでも「誰ですか」とは聞かない。「あなただと知っています」とだけ言う。慕容璟和は何も返さないまま、ただ山頂まで届けて、儀式が終わるのを黙って見ていた。
仮面を置いて去る後ろ姿を見て、胸のあたりがきつかったです。どう表現すればいいかわからないけど、仮面だけが残された山頂の場面はしばらく頭から離れませんでした。
万民碑の場面も良かったです。眉林が一万三千人の名前を刻むよう訴えた瞬間、周りの空気がじわじわ変わっていくのを見ていました。目立とうとか、かっこよく見せようとかじゃなくて、ただ本当のことを言っただけ。それが刺さった。
眉林が石碑に父の名前を見つけるところも、台詞がなかったぶん、余計重かったです。
慕容璟和が赤い実の木を見ながら、眉林への約束はもう果たせないと悟るシーン。誰にも言わないのが慕容璟和らしい。ずっとそうだ、この人は。
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