東宮-あらすじ-1話-2話-3話-感想付きネタバレでありで!

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

「東宮」始まりました~!これは、中原の皇子と草原の公主の恋物語ですが、「恋物語」などと簡単に呼んでいいのかためらうほどに濃密な、入り組んだ人間模様です。四つの国の謀略と、中心となる中原の豊朝の帝位争い、そこに絡んだ復讐劇と、多様な要素が複雑に折り重なって物語を形成しています。

それでも、草原で純粋に育ったヒロイン・小楓の眩しい笑顔を見ると、彼女が愛し愛される幸せをつかむことを願ってやまないのですが… この先そう簡単にはいかなさそうです。
どんな運命が人々に訪れるのか、最後までしっかり見守っていきましょう♪

【東宮】(ネタバレあり)

第1話「東宮の難」

ひとりの男が彷徨い続けていた。彼を知る者によると、男は30年もの間「忘情の地の忘川」を探し続けているのだという。男は過去の記憶に囚われながら、草原を、砂漠を、ひたすら探して川に身を投じては、「永遠に忘れられない」という罰を受けている…
国際版で追加されたこの場面ですが、後から意味が明らかになってくるのでしょうか…

西州・焉支城。西州王曲文成は、豊朝出身の側妃・明遠の発案で、中原の祭りである七夕の乞巧祭の準備を進めていた。そこに慌ただしく第九公主の曲小楓が帰城し、師匠の顧剣の姿を探す。丹蚩出身の皇后・阿史那雲は、夫と娘の中原びいきが気に入らない。
二か国から妃を娶ると、なかなかバランスが難しそうだというのはよくわかりますね♪

小楓は顧剣に「忘川」を見つけた!と夢中で報告し、その水を飲んだ侍女のディーモが記憶を失ったのだという。顧剣は小楓が持ち帰った水を飲んで記憶を失ったふりをするが、ディーモは気を失っただけで、忘川ではなかったことに小楓はがっかりする。
短い場面で小楓の気性がよくわかりますね。我儘だけど憎めない感じでしょうか

阿史那雲が命じた仕掛けのため、乞巧祭の祭壇は倒れ明遠が怪我をする。しかし医師は明遠の肺病を指摘する。先王の妃だった明遠は、先王の死後に側妃として曲文成に娶られ、その寵愛で西州と豊朝との平穏が守られてきた。明遠は自分の死後を案じ、丹蚩と西州の血を引く小楓を豊朝の皇太子妃にと提案する。それは密偵に聞かれ、ただちに他の国々に伝わる…
西州の宮中、密偵潜みすぎ…全部駄々洩れじゃないですか…

阿史那雲の父・ティダールが治める丹蚩にも、縁談に反発する阿史那雲から情報が届く。ティダールは側近のハーシの妹・アドゥを小楓のもとへ遣わして、阿史那雲を助けさせることに。朔博にも縁談の情報が届き、側近のリドゥンが朔博王と小楓の婚姻によって朔博の発言力を強めようと提案し、朔博王はそれに大賛成する。
ちょっと、朔博王!その年で!?厚かましいにも程がありますよ♪

豊朝にも縁談の情報が届くが、ちょうど皇太子が右相・高于明による科挙の不正を告発し、高右相の讒言を信じる皇帝の不興を買っていた。皇太子を見かねて第五皇子・李承鄞は身を挺して庇い、一触即発の状態に慌てた太監が西州の急報によってその場を収める。
この場にまだ登場していませんが、高右相がすごいワルだということはわかります

西州への使者について、忠王(第二皇子派)が皇太子を遣わすことに反対する。高右相は表向き皇太子を庇い、使者を皇太子に任せるようにと進言する。皇太子は自分を切り捨てた父帝に失望し、慰めようとする承鄞に、皇太子は「皇宮より危険な場所は東宮」だと言いきかせる。皇太子・李承稷は太子を廃され、西州の使者の役目と、安護府での軍功を果たすまでは帰朝を許さぬと申し渡される。
謀略が絡みすぎていて、肝心の父子の情が全く伝わらず、すれ違ってしまう悲しさ…

西州。馬の早駆け競争で小楓が優勝するが、暴れ馬の暴走に巻き込まれる。見物していた顧剣に助けられ、小楓は商品の鞠を顧剣に贈り「師父になら嫁いでもいい」と言う。
実は小楓と豊朝皇子の縁談は、明遠の側近である柴牧の案だった。顧剣と小楓の仲の良さを案じた明遠は、顧剣の義父でもある柴牧に忠告するよう求める。
明遠と柴牧はかつて小楓と顧剣のような関係性だったのではないかと想像してみます…

承鄞は廃太子・承稷に頼まれ、太傅を秘密裏に都から脱出させる。承稷と承鄞は信頼し合っていたが、承鄞の養母である皇后・張玫娘は、叔父の高右相に承稷の廃太子を画策させ、承鄞を東宮にと考えていた。第二皇子・宣徳王一派は、承稷が使者となったことを不満に思い、復活させないようにしようと企む。
正統派帝位争いのドロドロ♪盛り上がってまいりました~!

承稷の出発の日、承鄞は同行を申し出る。承稷の暗殺を企む張玫娘や宣徳王は阻止しようとするが、皇帝が同行を認めてしまう。高右相は暗殺を強行した場合、同行している承鄞が疑われることがないため大丈夫だと考えるが、宣徳王は二人まとめての殺害を決意する…
「皇子の暗殺をするので、息子が巻き込まれると困ります」とは言えませんよね~

スポンサーリンク

第2話「消えた皇子」

小楓のために明遠は豊朝の都で漢服を作らせ、成人の祝いとして贈る。明遠は小楓が豊朝に行きたくなるように誘導しようとするが、素直な小楓はその気持ちに気付かず、「病が治ったら一緒に行こう」と言う。
母があんなに対立している明遠にこんなになついて、小楓はいい子ですよね…

西州へ向かう一行の列を、承鄞を想う娘・趙瑟瑟が待ち構え、手製の匂い袋を渡そうとする。承鄞は彼女の想いには応えられないと言うが、瑟瑟はずっと待っているという。一方、小楓は都に憧れ、顧剣に連れて行ってくれとねだり「曲小楓」の漢字を教わる。二人の距離が縮まっているのを察した柴牧は、顧剣が負う「顧家の名誉回復」という使命を思い出させる。
今のところ、予定のカップルがそれぞれ違う方向に運命フラグ立っていますが大丈夫?

小楓は自分が豊朝に嫁がされることを知って、顧剣に「私と逃げて」と求めるが、柴牧に釘を刺された顧剣は一緒に逃げられない。小楓は父に撤回を求めて謹慎を命じられる。
承鄞は豊朝に嫁ぐ第九公主の相手は承稷だと思っていたが、朝廷の闇を知ってしまった承稷は、もう自分に復活の芽はないと諦めきっていた。
好きな女の子から「私と逃げて」って言われてYESと言えない顧剣、つらいですね

寝殿に閉じ込められた小楓は、丹蚩から遣わされたアドゥに連れて逃げてもらおうとするが、どこに行ったらいいかわからない。行き詰まった小楓は顧剣にまで突き放されたことで、絶対に嫁ぐものかと意地になる。
アドゥと小楓のコンビもなかなかよさそうで、これから楽しみですね♪

西州へ向かう一行に突然刺客が襲い掛かり、承鄞は承稷を助けて馬で逃げ出す。そうとは知らず、承稷から「焉支城まであと3日」との知らせを受けた明遠は、心配で柴牧に迎えに行くよう頼む。一方で阿史那雲は、小楓の縁談は明遠の差し金だと同郷のアドゥに吹き込み、アドゥは明遠を襲おうとして顧剣に見つかるが、顧剣は黒幕が王妃と察し見逃すしかない。
阿史那雲にとって明遠は存在自体許せないのでしょうが、何もアドゥに殺させなくても

承鄞と承稷は僅かな手勢と共に逃げるが、刺客は承鄞を殺さないようにしていた。承鄞の弓矢術を見た承稷は、それが顧家の「五珠連環箭」に似ていたことから、承鄞の実母について言いかける。承稷は承鄞に国書を預けるが、そこに襲い掛かった丹蚩人の刺客は承鄞にも容赦なく襲いかかる。そこで承稷は承鄞を逃がし、命を落とす。その後安護府の裴照が駆け付け、承稷の亡骸を発見する。承稷を迎えに来た柴牧は陰から見るが、承鄞が見当たらず、丹蚩人の剣があったと知り、事態の悪化を悟る。
承鄞と柴牧との関係、顧家の過去とか、色々気になる話の匂わせがありましたね!

顧剣は小楓と逃げることにし、先に城を出て砂丘で待たせ、3日後に追いつくことに。小楓の家出を知った文成は激怒し、連れ戻すよう大捜索が行われる。顧剣は明遠をアドゥに任せて遅れて出発するが、待ちわびた小楓はひとりきつねの歌を歌う。
しかし、小楓の前に現れたのは顧剣ではなく、満身創痍の承鄞だった…
アドゥはかっこいいですね!でも顧剣はよく彼女に明遠任せられますよね~

第3話「偶然の出会い」

砂丘で顧剣を待つ小楓の前に、傷だらけの男=承鄞がやってきて倒れ、小楓は彼を助けて運ぶことに。気が付いた承鄞は小楓が刺客だと思って襲い掛かるが、意識を失ってしまう。
小楓はせっかくそりを作って毛皮敷いて、親切に運んであげたのに~

安護府に承稷の遺体が運ばれ、裴照は安護府の長の高顕に事態を報告し、高顕はひと波乱を予感する。一方、知らせを聞いた明遠は柴牧に承鄞を探すように頼む。
安護府付近密偵多すぎませんか?高顕は高右相の関係者でしょうか

ようやく待ち合わせの砂丘に到着した顧剣だったが、そこに小楓はおらず、中原の馬が倒れていたことに顧剣は不安を感じる。小楓は暴れる承鄞を縛り上げ、解放を条件に3つ願いを叶えさせることにするが、願いをすぐには決めずに焦らす。
顧剣の焦りとは裏腹に、小楓は呑気ですね。あの縄すぐにほどけそうなのに…

安護府周辺の丹蚩の密偵たちは豊朝の異変を察知し、ティダール王に伝えようと動く。安護府の近くで酒場を営む丹蚩人のミロは、客の豊朝人・袁通らの会話から豊朝が丹蚩に攻め込む計画であることを知る。
諜報活動では丹蚩が一番活発ですね。ミロはこの先どんなポジションになるのでしょう

各方面が承鄞を必死に捜索する中、当の承鄞は身動きが取れない。小楓は承鄞の国書を取り上げるが、小楓は字が読めないことに気付いた承鄞は、咄嗟に身分を「豊朝の商人」と偽り、拘束を解かれる。その頃西州では、小楓が顧剣と一緒に逃げたのではと気付く。
全然読めないわけじゃないですよね、難しい漢字が多いだけだから~!

小楓と承鄞は将軍イモイェン率いる丹蚩兵から身を伏せるが、そこに高顕率いる豊朝の兵もやってくる。丹蚩軍に奴隷にされた漢人たちは高顕に助けを求めるが、高顕とイモイェンたちは手を組んで悪事を黙認し合っていたのだ。承鄞たちは見つかりそうになるが、小楓がイモイェンと仲良く話してやりすごす。その隙に承鄞は書置きを残して姿を消す。
承鄞は小楓に何て書き残したのでしょう。読めないってわかっているくせに♪

承鄞はひとりで安護府に向かおうとするが、そこで自分を探しに来た柴牧に出会う。
小楓はようやく顧剣と落ち合うことができたが、逃げようとした二人を西州の兵が取り囲む。兵に「逃げるなら私たちを殺してくれ」とまで言われ、小楓は戻るしかない。
小楓は、兵を殺して逃げるほど我儘放題な姫君にはなれないのですね…

皇帝・李賾は息子の暗殺の報に荒れる。張玫娘は知らないふりをして驚いて見せるが、内心自分たちの企みがばれるのではと動揺する。一方宣徳王は、刺客に「安護府に承鄞が現れたら殺せ」と命じる。
承稷に、この父の荒れた様を見せてあげたかったです。父はあなたを思っていた、と…

承鄞は柴牧に送られて安護府に到着する。宣徳王の刺客が待ち構えていたが、裴照がやってきたため暗殺を実行できない。承鄞は安護府の都護・高顕が、草原で丹蚩とつるんでいた悪徳役人だと気付く。承鄞と裴照は承稷の遺体に面会し、復讐を誓う。一方、豊朝の朝議は、丹蚩への報復を求める意見で荒れるが、宣徳王は自分が兄の仇を討つと名乗り出る…
逃げ込んだ先も安心できないとわかった承鄞ですが、これからどうなる?

スポンサーリンク

1~3話の感想

このドラマ、一筋縄ではいかないものを感じます。
中国時代劇のセオリーから言うと、暴走馬から助けたり匂い袋を受け取ったりと、二組のカップルが順調にフラグを立てているのですが、「ソレジャナイ」ということのようなのです。
小楓は顧剣が相手なら、親が反対する許されない恋で、むしろ承鄞は政略結婚の相手になりそうな上、兄の仇の仲間という要素まで加わってきました。命を助けるという運命的な出会いをしたものの、顧剣との方が「ありそう」なのに、あえてそこをはずして、難易度の高い展開にするとか、なかなかひねくれていると思います。

小楓は本当にかわいい娘さんなので、彼女が幸せになる方向に話が進んでいってほしいのですが、嫌な予感しかしません。顧剣がもう少し早く小楓のもとにたどり着いていたらよかったのに。顧剣もいい男なのですが、家のために近づくなと釘を刺されてしまいました。どう考えても顧剣の方が小楓を幸せにしてくれそうな気がするのですが…

それにしても各国キャラが濃い!豊朝以外の三か国は、ただでさえ衣装とかで濃い目に設定されていますが、ちょっとしか出てきていない朔博王がロリコン爺さんとか、西州王は父の妃を?とか、ツッコミどころ多すぎです。
豊朝も、皇后・張玫娘は夏木マリのようなビジュアルが存在感ありすぎで、独特なメイクにどうリアクションしたらいいかわからなくなる上に、やはりキャラが濃い高右相と二人で対峙していると、濃厚すぎて空気が足りない感じがします。ところがですね、張玫娘と高右相を演じているお二人、実は俳優さん同士はリアルでご夫婦なのですよ!役の上では叔父と姪の悪だくみコンビですが、演技の息はピッタリですね!

ところで片尾曲(エンディング)で流れている「初見」という曲はとってもエモーショナルなデュエットですが、中国配信時には別の人が歌っていたのが、我々が見ている国際版では主役の二人・チェン・シンシューとポン・シャオランのデュエットのバージョンになっています。当初本国では52話だったのが、海外向けに55話に直された際にこのバージョンになったようです。出演の俳優さんが歌っていると思い入れが深くなるし、お二人とも情感の溢れたいい声なので、この先毎回これを聞くのが楽しみになりますね♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • こんにちは
    韓国ドラマでは、いつもクルミットさんのサイトで楽しんでいます。
    今は中国ドラマも楽しんでいます。
    丁寧で分かりやすいストーリーの内容に、より一層
    ドラマが楽しみながら見られます。
    これからもクルミットさんのサイト、楽しみにして
    おります。
    ありがとうございます。

コメントする