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クルミットです♪
蕭映が倒れたあとも、慶王府の中は少しも穏やかになりません。
家族を失って復讐に燃える蕭驚雀と、ますます冷酷になっていく穆沢の狭間で、安然の心が削られていく姿を見るのは本当につらいですね。
安然はこの息苦しい場所から、無事に抜け出すことができるのでしょうか?
そんな中、今回は蕭驚雀の身勝手な八つ当たりから、取り返しのつかない大事件が起きてしまいます。
穆川を襲った突然の悲劇と、そこで安然が吐き出した切なすぎる本音。
互いの本当の気持ちがぶつかり合い、物語が一気に動き出します。
それでは27話を一緒に見ていきましょう!
覆流年 27話のあらすじ
穆沢は陸安然を伴い、命を落とした蕭映の弔いに訪れます。
兄を奪われた蕭驚雀は激しい憎しみに取り憑かれ、陸安然を見るなり刃を向けて殺そうとしました。
しかし、穆沢はその腕を力任せにねじ伏せ、容赦なく蕭驚雀を叱り飛ばします!
これからは陸安然に二度と手を出すな、慶王府でおとなしく暮らせ、さもなければ命はないと脅したのです。
夫からそこまで冷たく言い放たれて、彼女は何も感じないのでしょうか?
蕭驚雀はあまりの冷淡さに言葉を失いました。
一方の陸安然も、この光景に決して胸がすく思いはしていません。
悪事を働いた蕭映の無残な末路を見つめながら、どこか物悲しい虚しさを噛み締めていたのです。
かつてはあれほど威張り散らしていた蕭驚雀が立場を失っていく姿、自業自得とはいえ複雑な気持ちになりますね。
穆沢から厳しく釘を刺された蕭驚雀でしたが、怒りは少しも収まりません。
その夜、彼女は生前の蕭映に忠誠を尽くしていた配下たちを密かに呼び出します。
兄の無念を晴らすため、ある人物を亡き者にしてほしいと依頼しました。
狙われたのは、なんと心優しい穆川です!
兄の仇討ちだからといって、無関係な穆川を標的にするのは筋違いではないですか?
配下たちは暗い林の中に潜み、通りかかった穆川を一斉に取り囲んで襲撃します。
穆川はたった一人で剣を抜き、必死に刺客たちへ立ち向かいました。
しかし多勢に無勢の戦いの中、穆川は深い傷を負ってその場に倒れ込んでしまったのです。
何の落ち度もない穆川を巻き込むなんて、蕭驚雀の八つ当たりには心底イライラします!
同じ頃、蕭驚雀はお酒の壺を抱えて陸安然の部屋へやって来ました。
穆沢の警告がある以上、陸安然自身に直接手を下すことはできません。
でも、同じ女として陸安然の目線を見れば、誰を想っているかは一目瞭然でした。
穆川を見つめるときの陸安然の瞳には、どうしても隠しきれない情愛が宿っていたのです。
蕭驚雀は冷酷に笑いながら、穆川へ刺客を放った事実を告げました。
お前にも一番大切な人を奪われる地獄の苦しみを味わわせてやる、と言い放ちます。
穆川の命が危ないと悟った陸安然は、血相を変えて慶王府を飛び出しました!
自分の手を汚さずに一番急所をえぐってくるあたり、本当に意地が悪くて嫌気がさしますね。
陸安然は沈長青へ急ぎの知らせを送り、穆川の救出を頼みます。
知らせを受けて沈府へと駆けつけた陸安然の前に広がっていたのは、信じたくない光景でした。
寝台の上に、すでに息絶えた穆川の亡骸が横たわっていたのです。
侍女の冬青も、声にならない涙を流して立ち尽くしていました。
蘇城の陸家を守ること、そして穆川が無事でいること。
この2つだけが、陸安然が地獄のような日々に耐えて生きてこられた心の支えだったのです。
その穆川を失ってしまった今、彼女はこれから何を道しるべにして生きればいいのでしょうか?
横たわる穆川の前に崩れ落ちた安然の姿を見ていたら、胸が詰まって息が苦しくなりました。
陸安然は穆川の亡骸に取りすがり、激しい涙とともに後悔の言葉を吐き出します。
最後に顔を合わせたとき、策を弄して穆川を利用してしまったことが悔しくてたまりませんでした。
そして、かつて穆川に聞かせた影絵芝居の話を語り始めます。
悪夢の中で全てを奪われて地獄を味わったあの主人公は、他でもない自分自身だったのだと打ち明けました。
前世で全てを失った悪夢の話なんて、誰が信じてくれるでしょうか?
穆沢に嫁いだのも、すべては穆川と陸家をあの悪夢から救い出すためでした。
冷たく突き放して穆川の真心を傷つけてしまった自分を、陸安然は激しく責め立てます。
もっと早く好きだと伝えておけばよかった。
地獄のような苦しみの中で、穆川の存在だけが唯一の光だったのです。
誰にも信じてもらえない前世の孤独を一人で背負ってきた安然が、ようやく本音を吐き出せたのがこの場面だなんて切なすぎます。
生きる気力を完全に失った陸安然の瞳には、死の覚悟しか残っていませんでした。
彼女は髪から鋭いかんざしを抜き取ると、迷わず自らの喉元へと突き立てようとします。
その瞬間、突然穆川が声を出して安然の手を止めました!
横たわっていた穆川が、慌てて身を起こしたのです。
実は、これは穆川と沈長青が手を組んで仕組んだ芝居でした。
穆川が本当に命を落としたと思わせることで、陸安然の本心を聞き出そうとしたのです。
目の前で生きている穆川の姿を見て、陸安然は激しい安堵に包まれました。
しかしすぐに表情を引き締めると、沈長青に穆川の看病を託し、足早に慶王府へ帰ってしまいます。
死んだふりだったと分かってほっとした反面、かんざしを止めるタイミングは間一髪で冷や汗が出ました!
沈長青が林に駆けつけたとき、穆川は重傷を負っていたものの幸い命に別状はありませんでした。
そこで沈長青は、穆川に隠されていた真実を明かしていたのです。
以前に陸安然が自分自身を刺したのは、彼を穆沢の魔の手から守るための策だったと教えました。
陸安然の真意を誤解していたと知った穆川は、大きな衝撃を受けます。
そこで偽装死を試み、陸安然の頑なに閉ざされた本音を確かめようと決意したのでした。
安然を試すような真似をした軽率さを、穆川も深く反省しています。
前世の記憶という告白は、普通なら到底信じられない突飛な内容でした。
それでも穆川は、陸安然が語った言葉の全てを何一つ疑うことなく信じる道を選んだのです。
どれほど奇妙な話でも、安然の言葉なら全部そのまま信じる穆川の器の大きさに救われますね。
慶王府に戻った陸安然の様子が明らかにおかしいことに、穆沢が気づきます。
穆沢は蕭驚雀の乳母を呼びつけ、厳しく問い詰めました。
蕭驚雀がまた裏で陸安然にちょっかいを出したのだと見抜いたのです。
穆沢は乳母に対し、蕭映が死んだのは自業自得だと冷たく言い放ちました。
兄が罪人となった後も蕭驚雀を王妃の座にとどめているのは最大限の償いなのだから、つけあがるなと警告します。
夫からの情け容赦ない言葉を聞かされ、蕭驚雀は部屋で深く傷つき涙に暮れました。
穆沢の冷徹さは本当に徹底していて、利用価値のなくなった人間への切り捨て方が恐ろしすぎます。
その頃、穆川は陸安然への想いをますます揺るぎないものにしていました。
安然が本当はずっと自分と共に生きたいと願っていたことを知り、強い覚悟が決まったのです。
穆川は、かつて陸安然が自分に宛てて書いた手紙を陸府へと届けさせました。
あなたの苦しみも本心も全て理解した、というメッセージを伝えるためです。
そして沈長青に対し、今までは思慮が足りず後悔ばかり残してしまったと打ち明けました。
これからはもう迷わず、陸安然をあの息苦しい慶王府から救い出すと力強く誓います。
穆川はいったいどんな作戦を考えているのでしょうか?
今まで耐えて見守るだけだった穆川が、ついに自分から動く覚悟を決めてくれて頼もしいです!
そこで穆川は宮殿へと向かい、皇帝に謁見します。
河川工事の総仕上げとなる堤防の締め切り工事について、ある提案を行いました。
大瀚朝の国土において、河川の性質を最も深く熟知しているのは陸安然に他なりません。
国家の重大な工事を無事に成功させるため、陸安然の力が必要不可欠だと願い出たのです。
皇帝の許可を取り付けた穆川は、誇らしげに聖旨を掲げて慶王府へと乗り込みました。
皇帝直々の命となれば、慶王である穆沢であっても逆らうことはできません。
穆沢は悔しさを顔ににじませながら、陸安然が恭しく聖旨を受け取る姿をただ見つめるだけでした。
皇帝の聖旨を使って堂々と安然を連れ出しに来る穆川の行動力、本当にかっこよかったです!
穆沢は、穆川の本当の狙いが陸安然を奪うことだと直感していました。
陸安然がこのまま自分の元を去ってしまうのではないかという焦りが、穆沢の心を激しくかき乱します。
あの冷酷な穆沢が、こんなにあっさり引き下がるでしょうか?
工事へ向かう陸安然に対し、堤防が完成する日には必ず迎えに行くから待っているようにと強く言い含めました。
そして迎えた堤防合流の当日。
侍女の冬青が陸安然の身代わりとなって服を着込み、慶王府の見張りたちの視線を巧みに誘導します。
その隙を突き、穆川は陸安然を連れて瀚京の城外へと脱出させようとしていました。
陸安然に陸家や周囲の重荷ばかりを背負わせるのをやめさせたい。
穆川は彼女を偽装死させて逃がし、あの影絵芝居で語られた幸せな結末を実現させようとしていたのです。
冬青の見張り対策は、最後までうまくいくのでしょうか?
自分の身を削って戦ってきた安然のために、今度は穆川が幸せを用意しようとする姿に胸を打たれます。
覆流年 27話の感想まとめ
27話で何より強烈に胸に焼き付いたのは、やっぱり沈府で穆川の遺体を前にした安然の姿でした。
冷たくなった穆川に取りすがり、これまで誰にも言えなかった前世の秘密を泣きながら告白する場面は、見ていて本当に息が詰まりそうになりました。
誰にも信じてもらえないと諦めて、孤独な悪夢を一人で背負ってきた安然。
その苦しみが一気に溢れ出し、かんざしを喉元に向けた瞬間は、見ていて本当に怖かったです。
穆川が生きていてくれて、本当に心の底からほっとしました!
偽装死で本音を確かめようとした穆川のやり方は、少しズルい気もします。
でも、そうでもしなければ安然が絶対に本心を明かさないと分かっていたからこそですよね。
普通なら「前世で悪夢を見た」なんて言われたら、突拍子もなさすぎて戸惑ってしまうはずです。
それなのに穆川は、安然の言葉を何一つ疑わずにそのまま受け止めてくれました。
穆川のまっすぐな優しさに、安然の凍りついた心がじんわりと救われた気がします。
そして後半の、聖旨を盾にして慶王府へ安然を迎えに行く穆川の頼もしさ!
いつも一歩引いて見守るだけだった穆川が、穆沢から安然を奪い返すために正面から仕掛ける姿は本当に清々しかったです。
穆沢が焦りを隠せず「迎えに行くから待っていろ」と安然に執着する姿も、これまでの冷酷さを思うと何だか妙に引っかかりました。
城外へ逃がすために危険な身代わりを引き受けた冬青の勇気と、安然を絶対に救い出すと決めた穆川の背中に、心からのエールを送りたいです。
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