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クルミットです♪
慶王の穆沢がとうとう危険な行動を起こしました。
権力を手に入れるための罠が宮殿いっぱいに仕掛けられます。
穆川を陥れようとする翊王の悪だくみまで利用する穆沢の冷徹さには寒気が走りますね。
陸安然もじっとしていられず、危険を承知で動き出します。
慶王府で待ち受けていた蕭驚雀の選択があまりにも重い結末でした。
大切な人を信じた結果がこれなのかと思うと、本当にやりきれない気持ちになります。
それでは29話を一緒に見ていきましょう!
覆流年 29話のあらすじ
穆沢は、翊王が燃灯大典の準備のために大量の荷物を運び込んでいる動きをつかみます。
その積み荷の中に怪しい燐粉が混ざっていることを知りました。
翊王が燃灯大典の場で穆川を亡き者にしようと企んでいると穆沢は察知します。
そこで穆沢はこの危険な罠を逆手に取って利用しようと考えたのです。
一方、蕭驚雀は王妃の立場をすっかり奪われ、慶王府での居場所をなくしていました。
穆沢は屋敷の金銭管理をすべて陸安然に任せることにします。
大晦日の夜、穆沢は公務のために陸安然と一緒に年越しを過ごすことができません。
しかし穆沢は屋敷の部屋いっぱいにウサギの灯籠を吊るさせました。
陸安然を喜ばせるための細やかな贈り物だったのです。
穆沢は、自分を家族だと思って絶対に裏切らないでほしいと陸安然に語りかけます。
二人が幸せに暮らせる良い日がすぐにやってくると約束しました。
ウサギの灯籠で喜ばせようとしても、今さら穆沢の言葉なんて信じられません!
陸安然は渡された屋敷の帳簿を細かく確認し始めます。
半月前、慶王府が緬国から大量のスイカを仕入れた記録に目が留まりました。
普段は倹約家の穆沢が、どうしてこれほど大量の果物を買い込んだのでしょうか?
不審に思った陸安然のもとに、衫越からも重要な情報がもたらされます。
埠頭で働く仲間たちの話では、翊王も同じように大量のスイカを買い込んでいたというのです。
二人の王が同じ時期に同じ品を仕入れている事実に陸安然は強い違和感を覚えます。
それから別の帳簿を調べると、屋敷には大量の花火が運び込まれていました。
陸安然が花火の保管場所を確かめると、中の火薬だけがすべて抜き取られていたのです。
穆沢が都で反乱を起こそうとしていると陸安然は直感しました。
この恐ろしい企みを止めるため、陸安然は蕭驚雀の部屋へ駆け込みます。
宮殿へ入るための通行手形を蕭驚雀に必死で求めました。
スイカの仕入れから火薬の消失まで見抜く安然の勘の鋭さには感心します!
宮殿では、翊王の配下が灯籠の中にひそかに毒薬を仕込んでいました。
穆川が灯籠に火を灯した瞬間に毒を吸い込んで命を落とす罠です。
翊王は穆川が毒で倒れる瞬間を冷酷な笑みで待ち受けていました。
一方の穆沢も自分の計画を着々と完了させます。
盛大な燃灯大典の幕が開き、集まった大勢の臣下たちが一人ずつ灯籠に火を灯していきました。
最後に穆川が中心となる大きな灯籠に火を点けます。
華やかな音楽が鳴り響き、歌や踊りの宴が始まりました。
翊王は灯籠の蝋燭が燃え尽きる瞬間をじっと待っています。
仕掛けた燐粉が燃え上がれば、巨大な灯籠の仕掛け全体が跡形もなく燃え尽きます。
そうすれば穆川が毒殺された証拠も完全に消え去るという冷酷な計画でした。
しかし、燃え盛る蝋燭の炎が吊り下げていた縄を一気に焼き切ってしまいます。
大典の広場にあったすべての灯籠が頭上から落下し、会場は激しい炎に包まれました。
燃え広がる火の手に驚いた大臣たちや宮女たちは、我先にと逃げ惑います。
頭の上から巨大な灯籠が次々と落ちてくる火災の場面は息を呑みました!
この混乱に乗じて穆沢は密かに火薬の導火線に火をつけます。
皇帝を救い出そうと必死に駆け込んできた穆川の前に穆沢が立ちはだかりました。
穆沢は、翊王が穆川を毒殺しようとした企みを暴きます。
自分が事前に毒薬をすり替えて穆川の命を救ったのだと穆沢は平然と言い放ちました。
穆沢はその企みを逆手に取り、火薬で皇帝と翊王を二人まとめて吹き飛ばそうとしたのです。
実の父親や兄まで手にかける穆沢の非情さに穆川は言葉を失いました。
良心をすっかり失った兄の姿に、穆川は深い絶望を覚えます。
穆沢は皇帝たちの息の根を止めたと思い込み、配下の兵士たちに広場を取り囲ませました。
皇帝と翊王が不慮の火災で命を落としたと嘘の報告を口にします。
国家の危機を救うという名目で、穆沢は自ら帝位に就こうと宣言しました。
命を奪われることを恐れた大臣たちは、慶王を新たな皇帝として支持します。
父親を爆殺した直後に皇帝になろうとする穆沢の厚かましさには腹が立ちます!
すると次の瞬間、別の兵士たちの大群が広場になだれ込んできました。
穆沢の兵士たちを完全に包囲します。
そして死んだはずの皇帝が、何事もなかったかのように姿を現しました。
皇帝は、かつて穆沢を処刑せずに命を助けてやった過去の温情を深く後悔します。
でも追い詰められた穆沢は、少しも反省の色を見せません。
自分をここまで冷酷な人間に追い込んだのは皇帝自身だと激しい怒りをぶつけました。
かつては自分も熱い忠義を胸に抱き、国のために命を捧げようとしていたのです。
しかし皇帝は身分の低い自分を一目も評価せず、冷たく無視し続けました。
そこへ、穆川の安否を心配した陸安然が息を切らして駆け込んできます。
形勢が逆転した穆沢は、隙を突いて陸安然の体を強く引き寄せ、人質にしました。
形勢が悪くなるとすぐに安然を人質にするなんて、本当に情けない男です!
息子の暴挙に激怒した皇帝は、穆沢をその場で直ちに処刑するよう兵士に命じます。
しかし穆川は床に崩れ落ち、父である皇帝に必死で土下座を繰り返しました。
実の兄を殺さないでほしいと涙ながらに命乞いをします。
穆川の悲痛な叫びを聞いた皇帝は、穆沢と陸安然を行かせるよう命じました。
二人は広場から姿を消します。
実は皇帝は、事前にこの危険な謀反の動きを察知していました。
以前、皇帝が穆川を食事に招いた際、穆川が口にしたスイカから微かな火薬の匂いがしたのです。
不審に思った皇帝が秘密裏に調査を進めさせました。
その結果、慶王と翊王が企てていた恐ろしい計画が事前に暴かれていたのです。
先回りして周到な罠を張っていたため、皇帝は爆薬の被害を避けることができました。
果物についた火薬の匂いから陰謀を見抜く皇帝の勘も油断なりませんね。
穆沢は慶王府へ急いで戻り、蕭驚雀を連れて都から逃亡しようと試みます。
しかし蕭驚雀は穆沢の差し伸べた手を固く拒みました。
反逆者の妻として追われ、生涯日陰に隠れて生きる屈辱に耐えられなかったのです。
忠義を重んじてきた蕭氏の誇りを汚すくらいなら、死を選ぶ決意でした。
お腹に新しい命を宿したまま、蕭驚雀は穆沢の目の前で剣を抜きます。
そして迷うことなく自分の首を切り裂き、命を絶ってしまいました。
穆沢を一途に愛し抜いた代償は、あまりにも重い結末だったのです。
生まれてくる子どもの命まで道連れにして散った驚雀が不憫で胸が痛みます!
蕭驚雀の亡骸を残し、穆沢は陸安然を連れて荒れ果てた屋敷を去ります。
穆沢は、陸安然が以前から穆川と密かに通じていた事実をとっくに把握していました。
帳簿を陸安然に預けたのも、彼女の心を試すための罠だったのです。
それにもかかわらず、陸安然は穆川の命を救うために危険な宮殿へ飛び込んできました。
穆沢は陸安然への怒りと悲しみを爆発させます。
穆川をそれほど愛しているなら、なぜ嘘をついて自分に嫁いできたのかとなじりました。
注いできた真心を弄ばれた穆沢の心は深く傷ついていたのです。
自分には権力を奪う以外に生きる道がなかったと穆沢は主張します。
しかし陸安然は穆沢を冷たく見据えました。
穆沢はいつだって他人の命を犠牲にし、自分の欲望と権力だけを選び取ってきたのだと言い放ちます。
安然の言う通り、穆沢はいつでも自分の野心のために他人を犠牲にしてきました!
その頃、穆川は慶王府の秘密の部屋で見つかった品々を皇帝の前に差し出します。
そこには、穆沢が生母のために密かに設けていた位牌と質素な祭壇がありました。
身分が低いために宮中で蔑まれてきた母を、穆沢はずっと一人で供養していたのです。
幼い頃から集めていた品々も大切に保管されていました。
穆沢が本当に渇望していたものは、皇位ではなく父親である皇帝からの温かい承認だったのです。
息子の知られざる孤独と苦しみを知り、皇帝の心には強い動揺が走ります。
皇帝は穆川に対し、穆沢の行方を捜し出して連れ戻すよう命じました。
過ちを犯した息子に対し、もう一度だけ父親として向き合う機会を与えようとしたのです。
もっと早く親子の対話ができていればこんな悲劇にはならなかったのでしょうか?
覆流年 29話の感想まとめ
29話で一番胸に刺さったのは、蕭驚雀が自ら命を絶ってしまった場面です。
今まで散々わがまま放題で陸安然をいじめてきた蕭驚雀でした。
でも、穆沢への一途な愛情だけは本物だったのですよね。
名門の誇りを胸に抱いたまま、お腹の子と一緒に逝ってしまう姿は見ていて本当に辛かったです。
あんなに傲慢だった彼女が選んだ最後の道が自害だなんて、言葉を失いました。
穆沢を愛したこと自体が彼女の最大の悲劇だったのだと思います。
そして穆沢の謀反ですが、父親である皇帝のほうが一枚上手でしたね。
スイカについた火薬の匂いで見破られるというのも驚きです。
皇帝に認められたくて必死だった穆沢の生い立ちは本当に不憫だと感じます。
生母の位牌をひっそり祀っていた秘密の部屋の品々を見たときは、切ない気持ちになりました。
でも、だからといって父親や兄弟を爆破して殺そうとするのは絶対に間違っています!
どんなに辛い過去があっても、人を殺していい理由にはなりません。
陸安然の冷静な言葉も胸に深く刺さりました。
自分には選択肢がなかったと言い訳する穆沢に対し、欲望を選んできたと切り捨てた安然。
前世から穆沢の本質を嫌というほど見てきた安然だからこそ言える重い言葉でした。
穆川が必死に土下座して穆沢の助命を願う姿にも、彼の純粋な優しさが溢れていました。
どれほど酷い仕打ちを受けながらも兄を助けようとする穆川のお人好しぶりには呆れつつも救われます。
皇帝が最後に穆沢と向き合おうと決めた言葉を聞き、穆沢がどこで何を感じているのかが気になりました。
これ以上誰も命を落とさずに、穆沢が自分の罪を受け止めてくれることを願うばかりです。
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