ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
王府という閉ざされた空間で、沈驪歌(しんりか)の張り詰めた生活が続いています。今回は沈驪歌が王妃・謝韫之(しゃうんし)から厚い信頼を寄せられる一方で、背中の傷を悪用した沈楽清(しんらくせい)の卑劣な罠が牙を剥く回となりました。自身の秘密を抱えながら、執拗な噂を跳ね返す沈驪歌の凄まじい覚悟と、暗殺の機会を寸前で逃す悔しさが入り混じっています。それでは18話を一緒に見ていきましょう!
驪妃 18話のあらすじ
王府での暮らしが本格化し、沈驪歌は正式に王妃・謝韫之のもとを訪問することになりました。以前、沈驪歌が罪を犯した侍女を助けた件に関心を持っていた謝韫之は、彼女の毅然とした態度や理路整然とした言葉に触れ、すぐさま好感を抱きます。謝韫之から惜しみない贈り物を贈られ、二人の距離は急速に縮まっていきました。
権力争いに疲弊している王府の中で、二人の間に流れる穏やかな空気感。こういう心を通わせるシーンが出てくると、少しだけ肩の荷が下りる気がします。
含冷閣へ戻る途中、王府内で兵が増強されていることに気づいた沈驪歌は、何か裏があるのではないかと足を止めます。ちょうどそこへ急ぎ足で帰宅した劉義康(りゅういこう)とすれ違いました。劉義康は沈驪歌の背中を見て一瞬立ち止まりますが、公務に追われ、一言も交わさずに通り過ぎていきます。あと一歩で再会できたはずのタイミングなのに、二人の縁はまたしても空回りしてしまいました。
それからの沈驪歌は、礼儀作法の稽古の合間に、花を摘んだり鳥をからかったりして気ままに過ごすようになります。王府に響く屈託のない笑い声に月梅姑姑(げつばいここ)は眉をひそめますが、厳格な規律の中で生きてきた謝韫之にとっては、その奔放さがかえって新鮮でした。将門の娘としての強さを秘めた沈驪歌を、謝韫之は次第に深く慕うようになります。
しかし、陰では沈楽清が恐ろしい計画を進行させていました。沈楽清は霊犀(れいさい)を使い、「沈驪歌の背中には数多くの刀傷がある」という不吉な噂を街中に広めます。薛逑(せつきゅう)がこれ以上騒ぎ立てないよう制止しますが、嫉妬に狂った沈楽清は聞く耳を持ちません。孫太妃(そんたいひ)が王府を訪れる機会を狙い、わざと彼女の耳に噂が入るように仕向け、沈驪歌を罰の場へ引きずり出しました。
孫太妃に呼び出された沈驪歌は、柑橘類を例に出した陰湿な嫌味を言われ、噂の真偽を厳しく問われます。謝韫之が助け舟を出そうとしたその瞬間、沈驪歌は周囲を圧倒する迫力で服の襟をはだけ、背中の生々しい刀傷をさらけ出しました。
あの迷いのない服の脱ぎっぷり!周りを一瞬で黙らせる目つきの鋭さ、画面越しに背筋がゾクゾクしました。
王府内では「側妃の体に傷があるのは不吉だ」との噂が広がり、小辛(しょうしん)も不安を隠せません。しかし沈驪歌は「劉義康が沈家と縁を結ぶ目的は軍権にあるため、噂程度で婚約が解消されることはない」と冷静に言い放ち、小辛を落ち着かせます。孫太妃は判断を劉義康に委ねる形となり、謝韫之は劉義宣(りゅういせん)に沈驪歌を見舞うよう提案しました。謝韫之の賢明な采配により噂は沈静化し、劉義康も謝韫之に感謝を伝えて、沈驪歌に高級な発飾りを贈ることに決めました。
劉義康が部屋へ向かうと知った沈驪歌は、復讐の絶好機と捉えて侍女たちを退散させ、発飾りを袖に隠して待ち構えます。しかし、劉義康が足を踏み入れる直前、許詹(きょせん)が竟陵王からの緊急軍報を届けにやってきたため、劉義康はその場を去らざるを得ませんでした。
暗殺は失敗に終わりましたが、沈驪歌は疑いを晴らすべく謝韫之に探りを入れます。謝韫之は沈驪歌の背中の傷を深く案じ、名医の孫澤海(そんたくかい)を呼び寄せました。孫澤海が持つ秘伝の塗り薬「玉膚膏」は完治までに激しい痒みを伴うものですが、沈驪歌は王妃の厚意を受け入れ、治療を誓います。
18話で一番の衝撃は背中の傷を見せつけた瞬間
何よりも印象に残ったのは、迷いなく背中の傷を晒したあのシーンです。不吉だと責められ、追い詰められた状況で、あえて傷を堂々と見せるなんて普通はできません。あの毅然とした背中には、彼女が戦場で生き抜いてきた過酷な時間がすべて刻まれていました。彼女の芯の強さが際立つ場面でした。
それに引き換え、沈楽清の執念深さには呆れてしまいます。自分の悪事が露見すれば自分自身も危うくなるというのに、嫉妬だけで突き進む姿は見ていて本当に不気味です。彼女の歪んだ心根が、これから王府をどう引っ掻き回すのかと思うとゾッとします。
謝韫之の優しさには、少し胸が締め付けられる思いです。厳格な環境で育ち、常に気を張っている彼女にとって、将門の娘である沈驪歌の突き抜けた明るさは初めて触れる「自由」そのものでした。二人の信頼関係が深まるほど、沈驪歌が抱える復讐心との間で彼女の心がどう揺れ動くのか、今後の展開が重たくのしかかってきます。
せっかくの暗殺のチャンスが、軍報というタイミングの悪さで消えてしまったのは沈驪歌にとって悔しい限りでしょう。しかも、その傷を治すために「激しい痒みを伴う」薬を塗らなければならないとは……。復讐と感情の間で揺れ動く彼女が、身体的な苦痛にも耐えながら王府でどう立ち回るのか。夜中に一人、激しい痒みと復讐心に耐える沈驪歌を想像すると、その孤独感に胸が痛みます。
コメント