中国ドラマ-麗王別姫-あらすじ-76話-77話-78話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。
ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
前回は、李俶の元を離れて呉興で静かな日々を送っていた珍珠が、回紇で行方不明になった李俶の救出に向かい、死んだと思っていた可汗が生きていたけれど、同行していた陳周が実は刺客だった、という波乱の展開でした。
お忍び的なミッションに見える珍珠の回紇行きだったのに、そこにまで刺客をまぎれさせるなんて、張皇后は無駄に有能ですね。
葉護の謀反は回紇の族長たちを巻き込んでの大規模な内乱に発展しそうになっていますが、可汗がそれを何とかおさめようとしつつも、吐血するほどの体調の悪化が心配です。今まで珍珠と李俶の関係がこじれるたびに橋渡しをしてくれていた可汗の存在は大事なのに…
今回の76~78話では、その可汗の思いが二人の関係を動かします。そして李俶が唐を離れているのをチャンスと、張皇后が謀ってきますよ~!
張皇后が画面でドヤァ!という顔をしている時、つられて同じような顔をしている自分に気付いたら要注意!終盤の盛り上がりをしっかり見守って行きましょう~♪
【麗王別姫】(ネタバレあり)
76話「義兄弟の死」
怪我をした李俶を気遣う珍珠だが、李俶はいまだ冷たい態度を貫きつつ、珍珠の思いやりに心がうずくのだった。
可汗の症状はさらに悪化していた。可汗は実は毒を盛られており、激しく動くと毒の回りが早くなるが、配下に任せず自分で葉護の軍と対決しようとしていた。葉護の軍は明日哈剌和林に到着し、そこで可汗は葉護と対決することに。
李俶のツンより、可汗の毒の話が気になります。葉護がそこまでやったのか…?
決戦を明日に控えて可汗は李俶のもとを訪れ、珍珠の二年前の行動は李俶を救うためだったと語る。李俶はことの真相を聞かされて、ようやく珍珠の本心を知って愕然とし、自分のなすべきことに気付く。
可汗は明日の決戦での死を覚悟し、しかも自分の余命は長くないので、死ぬ前に回紇の安寧と、李俶と珍珠の復縁を成し遂げたかったのだと言う。そのために可汗は、二人を回紇で再会させようと計画していたのだった…
やっと李俶が真相を知りました!やはりこれは可汗の役目!そして珍珠が助けに来る無理な展開は、可汗の作戦だったのですね~!どんな手を回して珍珠を引っ張り出した?
決戦の日、李俶は可汗の意志を汲んで直接手を出さず、控えて見守ることにする。可汗は、今後は移地建を助け、珍珠を守り続けてくれと李俶に頼み、出陣していく。
哈剌和林では移地建の軍と、李婼を人質にした葉護の軍が向かい合っていた。葉護は「義父は死の間際に私に可汗の位を譲った」と偽り、移地建排除を目論み、両軍は激突寸前に。そこに可汗が軍を率いて現れ、兵士たちは生きていた可汗に動揺する。
可汗は葉護を捕え、民よりも野心を優先した結果、部族間の抗争を招いたことを弾劾した。葉護が粛宗の御前で可汗に叱られた三年来、黠戛斯と内通し回紇を襲わせていたという証拠が出され、彼を支持していた族長たちも可汗に再びの服従を誓うことに。九姓部族の族長による永遠の団結が誓われ、ようやく回紇に安寧がもたらされようとしていた…
詹可明が出てきましたが、彼は以前、可汗が弟に謀反を起こされた際に可汗を助けた将軍です。李婼が移地建に寄り添っていい義母なのが実に感慨深いですね~
可汗の病状を知る哲米依は、手遅れになるかもしれないといてもたってもいられず、珍珠と共に戦闘の様子を見に行く。
その頃可汗は、移地建に可汗の位を譲る儀式を行い、今後を託してほっとしたところで、吐血して崩れ落ち、珍珠の姿を見つけて微笑みながら静かに息を引き取るのだった。
珍珠はひとり、今までの可汗との思い出をかみしめる…
可汗の最後の笑顔があまりに切ない、切なすぎます…
77話「それぞれの道」
移地建への継承の儀式は滞りなく終わり、可汗の努力が報われ、九姓部族が団結したかつての回紇を取り戻すことができた。
可汗の遺体を前に李俶と珍珠は涙にくれる。李婼は二人に「可汗は葉護から毎日微量の毒を食事に盛られていたけど、気付いた時には治療が施せない状態だった」と語る。二人の前では悟られないように薬を飲まずにいた、と聞いて珍珠は自分のせいで可汗を死なせてしまったと自分を責めるが、李婼は「そんな風に考えると可汗を悲しませるだけ」と珍珠を慰める。珍珠は一晩李俶の肩で泣き続けるのだった…
珍珠泣きすぎ。夫を亡くした李婼の方がまだ冷静なのはどうかと思います~
翌朝、珍珠は「このまま回紇に残って暮らしていく」と李俶に告げる。しかしもう二度と珍珠を離したくない李俶は、可汗から聞いた真相を突き付ける。
珍珠は動揺するものの、靖瑶との誓いを破れば李俶の命が危ないことを思い、素直に李俶の差し伸べる手を受け入れられない。
靖瑶に暗示をかけられたようになってしまった珍珠ですが、それだけ靖瑶の手法が珍珠の気にしていたところのど真ん中を射抜いた、ということなんですよね…
可汗は生前、珍珠が帰京を拒んだら敦煌に連れて行ってやってほしいと哲米依に頼んでいた。それを聞いて珍珠は敦煌に行く決心を固める。
李婼もまた唐には戻らないと拒絶して李俶を困らせていた。そこで珍珠は比較的長安に近い敦煌に一緒に行かないかと提案するが、李俶はいい顔をしない。
そこに側仕えの秀瑩が李婼の身代わりを申し出る。年老いた両親のためにどうしても長安に戻りたい秀瑩は、顔を自ら傷つけて代理を演じる策を示す。珍珠もその策に乗って「可汗を忍んで傷をつけたことにして、数か月公主として扱って実家に帰せばいいのでは」と提案し、その案を李俶も受け入れる。
そして新たに可汗となった移地建が李婼の帰国を許可する勅旨を下し、李婼は回紇の宮殿を後にすることに…
哲米依がずっと回紇にいるので、敦煌王の結婚はどうなったんだ、と思っていたらまだ設定は生きていましたね。李婼は三年間いい皇后だったのが伝わってきます…
粛宗は容体がさらに悪化し、1年ももたないであろうという状態に。しかも李泌が粛宗から「李俶を監国に任じる」という意志を伝えられていたと聞き、張皇后は焦りを募らせる。
陳周の李俶暗殺が失敗に終わったとみた張皇后は、何霊依に、李俶が金城郡の関所を通過する前に殺せと命じる。さらに、いまや敗戦続きで破滅寸前の史思明に手を差し伸べ、再び手を組もうと持ちかけることに。
しかし密かに何霊依が城外に出ていくのを靖瑶が察知し、配下に尾行を命じるのだった…
史思明と張皇后、お互い懲りないですね…。しかも「失敗したら帰ってこなくていい」って、まぁ死ねってことですよね~
張皇后は姜侍医に、粛宗を目覚めさせるよう命じる。姜侍医は容体が劇的に悪化すると懸念を示すが、張皇后の命には逆らえずに鍼で覚醒させる。
そして張皇后は「皇太子が回紇で災難に見舞われ亡くなった、と内飛龍使から連絡が」と嘘の情報を粛宗に吹き込み、李係を皇太子に冊封させようと企む。そして詔書を出させようとするが、その前に粛宗が吐血し、再び昏睡状態に陥ってしまう。
張皇后、粛宗を生かしておきたいのか殺したいのか、段々わからなくなってきました…
回紇を出た李俶たち一行は、敦煌と長安との分かれ道にさしかかった。李俶は長安に戻ったら靖瑶と話をつけるつもりで、「全部私に任せてくれ」と珍珠を抱き寄せる。そして李俶は長安へ、珍珠は敦煌へと、別々の道へと分かれていく…
ところが李俶たちが金城郡の関所に到着すると、見張りの門番にいきなり攻撃され、李俶たちは撤退を余儀なくされる。
さらに宮中では、張皇后が朝議の場で李俶の死亡を発表し、証拠として「程元振の書状」を提示した。新たな皇太子として李係の冊立を宣言するが、李泌は詔書がないことで異議を唱える。しかし張皇后は口頭の詔だったと、李輔国と口裏を合わせるのだった。
思えば楊国忠はシンプルに李俶を殺そうとばかりしてましたね、張皇后の手口の遠回しさ、複雑さを見ると、楊国忠の単純さが懐かしいです~
78話「愛憎の果て」
張皇后が詔書なき冊立を押し通すので、李泌は李俶の存命を申し立て、粛宗の回復を待とうと主張する。しかし張皇后派の大臣たちが「今、唐には主が不在、皇太子の冊立が必要」と声高に皇后の肩を持ったため、李泌は朝廷で孤立無援状態に。そこで李泌は「唐の主なら太上皇(玄宗)がおられる」と抵抗するが、張皇后に期限を5日と切られてしまう。5日たっても李俶が戻らない場合は、李係が新皇太子として冊立されることに…
李泌は李婼救出のために回紇に行く、って李俶が言った時、相当に反対したのではないかと思うんですよね。粛宗が危ない時期に長安を留守にすべきじゃない、って…
李俶たちが金城郡の関所で攻撃されたのは、実は史思明が金城郡に夜襲をかけて関所を占拠したためだった。敦煌にもその知らせは届き、珍珠は史思明の狙いが李俶だと気づく。そこで李承寀は敦煌の兵を金城郡に送り、李俶を助けることに。
李俶たちは史軍の攻撃により関所で足止めされていた。装備も乏しく兵の数も少ないため、李俶は以前金城郡で見かけた裏山の将軍の墓の副葬品から武器を調達することにする。
17話で出てきた裏山の墓が、まさかこんなところで回収される伏線だったなんて!風生衣が鎮墓獣を見つけてきた、阿奇娜に出会ったあの墓ですよ、そんなの覚えてない~
墓の副葬品で武装を固めた李俶たちは、再度関所に向かって攻撃を開始する。投石器のおかげで攻撃の効果が上がっていたが、そこに珍珠が馬で駆け付ける。関所が史思明の軍に乗っ取られていると知らせに来たのだ。李俶は驚き「戻ったからにはもう離さぬ」と…
すると、関所の中から何霊依と史思明の配下の周摯将軍が出てきて、李俶はもう唐では死んだことになって新皇太子が冊立されている、と宣言し、何霊依がその手で李俶と珍珠を殺そうと襲い掛かってくる。
投石器は、李倓が改良したのでしたね…。そして「皇太子はもう死んでいる」って死んだはずの何霊依がそれを言うのか、とツッコミますよね!
何霊依が李俶を攻撃しようとした時、靖瑶が独孤軍を引き連れて到着し、「史思明は史朝義に帝位を簒奪された!お前たちの主はもういない!」と宣言する。史思明が殺されたと聞いて、燕軍の兵士たちに落胆と動揺が走る。
さらに李承寀と哲米依の率いる敦煌軍が加勢し、戦況は李俶に優勢に。何霊依と周摯は生け捕られ、敵兵はすべて投降して、関所での戦闘はようやく終結する。
史思明まさかの台詞死。史朝義は史思明の長男で、史思明が末子の史朝清を跡継ぎに立てようとしたため簒奪に走ったという経緯です。まるで安禄山と慶緒のようですね…
靖瑶は李俶の態度から、彼が真実を知ってしまったことを悟る。珍珠の手を放さず、「君には借りがあるが、命で返せと言うなら私を殺せばいい」と言い切る李俶を見て、靖瑶は「私があなたを殺せぬこともご存じのはず」と涙を落とす。
処罰のために連れてこられた何霊依は、今までの報われぬ李俶への想いと、卑しい出自のためにかなわなかった恨みを吐きだす。それでも張皇后の罪を暴くために生かしておこうとするが、何霊依は隙を見て自害をはかる。何霊依は靖瑶の耳元で「殿下が想いに応えてくれないことを恨まないの?手に入らぬなら殺せばいい」と囁いて死んでいく…
李俶、罪な男…何霊依の告白を聞いて、初めて気持ちを知った、みたいな顔しましたよ。靖瑶も結局キャラに合わない闇に落ちたので、後悔のあまりあっさり引くんですね…
何霊依の執着心に恐怖した靖瑶は、珍珠と二人で話すことに。靖瑶はもはや、珍珠が戻っても李俶に害をなすつもりはないと言う。自分らしくない陰湿な手を使って李俶の心を手に入れようとして失敗した、そんな自分の完敗だったことに靖瑶はようやく気付いた。「今でもあなたに劣るとは思ってない。もしこの世にあなたがいなければ、負けなかった。」靖瑶はそう珍珠に言い残し、涙をこらえて李俶の元から去っていった…
何霊依の呪いが、逆に靖瑶の憑き物を落としたようでしたね。何霊依は長いこと張皇后に悪意を植え付けられて育ったので、愛を知ってもそれが執着にしかならなかった…
帰還の期限である5日が経過し、いまだ李俶は戻らず、李泌は朝議の場において孤立無援で吊し上げられていた。張皇后は新皇太子を冊立と同時に李泌の失脚をも狙い、立太子を先延ばしする李泌の叛意を印象操作していた。そしてとうとう張皇后は議論を打ち切って李係の冊立の勅命を読み上げさせる。
ところが、その場に李俶と程元振が姿を現し、李俶は張皇后へ「たびたびの危機にみまわれた」と皮肉を放つのだった…
来ると分かっていてもハラハラさせられる、安定したカタルシスがたまりませんね!
立太子後は、王府から皇宮内の東宮に住まうようになっていた李俶は、あらためて珍珠を新居に案内し、适との再会も果たす。さらに素瓷の息子・逸も救出され、一緒に育てられていたのを見て、珍珠は喜びに浸る。
これから張皇后が業を煮やして無謀な手を使ってくる恐れがあった。決着の時は近いが、今は幸せな日々を取り戻すために抱き合う二人だった…
逸の発見がかなり拍子抜けでしたが、「にゃんにゃん」がかわいかったので許します~
李俶が帰ってきたことに動揺した李係は、弱音を吐いて張皇后に蹴り飛ばされる。現状を打開するため、張皇后は簒奪という最後の手段に出ることを考える。そのため、内飛龍使を手なずけることから始めようと、程元振を呼び出す。実は内飛龍使の強固な皇帝への忠誠心には秘密があり、毎月解毒薬を飲まなければ死ぬという毒で縛られていたのだった…
張皇后のやけっぱちに巻き込まれる内飛龍使の皆さん、ほんとお疲れ様です…
76~78話の感想
可汗のおかげでやっと靖瑶の策略を李俶が知ることになり、珍珠が李俶と适のもとに戻ることができました!可汗ありがとう!今まで様々なトラブルを陰でそっと支え、突破口を開いてきてくれた可汗の存在は本当に大きかった…。その可汗を失うことになって、残りわずかとはいえ李俶たちは唐の荒波を乗り越えていけるのでしょうか?「もう可汗はいない」というのは、最終兵器を失ってラスボスと闘うような危険なキーワードですね。
李俶と葛勒可汗が義兄弟を名乗っていたのは史実で、可汗の時代は唐と友好的な関係が続いていました。李婼の寧国公主は、実際は幼い少女だったようですが…
さらにその後、移地建はなんと史朝義と組んで唐を裏切っています。説得されて和解したものの、李俶の息子李适を侮って問題を起こしたり、乱鎮圧の功績を鼻にかけて唐で略奪したりと、回紇はその後の唐を長く悩ませる存在になっていきます…
そして靖瑶の闇からの覚醒ですが、同じ立場の何霊依の執着の闇がより深かったことで、むしろ客観的になれたのがよかったのかもしれませんね。あんなにあっさり引いてしまったのは驚きでしたが、靖瑶は元々さっぱりとした性格でしたから、とりついていた妄執が落ちて、元の靖瑶に戻れたということかも… でも、あれだけ尽くしても報われないというのはなかなか切ないですね。李俶としてもまったく想いがないわけではなかった結婚だけに、愛憎という魔物の恐ろしさよ。なんだか靖瑶のことは憎めないので、彼女には何らかの形で幸せになってほしいです。
さて、残り4話です。
そして李俶が強運過ぎて、やることなすこと裏目の張皇后ですが、李泌いびって李係を皇太子にする寸前までのツヤツヤな顔色は楽しそうでしたね~♪ 悪巧みってそんなにお肌にいいのでしょうか? でもとうとう汚れ仕事担当の何霊依も失ったことで、武力での簒奪に手を出すことにしたようです。とうとう終わり間近、皇位を巡る闘いも最終決戦を迎えようとしています。李俶と珍珠はラスボス張皇后を倒してハッピーエンドを迎えられるのでしょうか?次回は79~81話をお送りしますので、お楽しみに~♪
コメント
コメント一覧 (2件)
七七話昨夜見ました。 はい今日も二回 でした。 可干がやっぱり二人を幸せの路案内をして悲しくも亡くなりました。 珍じゅの思いを吐き出している時李淑のも たまりませんでした。
次が待ちきなく、貴女のコメントを読むまいなと思いつつ 読んでしまいます。 m(_ _)m ございます。✋
クルミットさんm(_ _)m
私の気持ちが収まらない点をアドバイスして下さい。
李俶が靖遥に薬を飲まされて 珍珠と李俶は辛い何年かを過ごしました。私には珍珠の心が計り知れません。
なのに 李俶は可干から靖遥が犯人と知った時、 靖遥には借りがある私を殺せ、とは言いましたが、もっと靖遥を責めて欲しかったですが…。 珍珠が可哀想でたまりません。 アドバイス下さい。