ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
蕭綦は王儇との間のわだかまりを解き、ようやく夫婦として第一歩を踏み出しますが、皇帝の弟・謇寧王が兵を率いて皇都へ進軍を開始したため、蕭綦は出陣し、王儇は皇都へと向かいます。しかし謝淵の策略によって、呉謙が暉州で王儇を捕らえようと企みます。
皇帝の病によって生じた政治不安に、今が好機と各方面が動きを見せ始め、今回はとうとう戦乱へと突入していきます。皇都防衛の要衝・暉州を王儇と蕭綦が守り切ることができるのか、豫章王夫妻の最初の戦いを見守っていきましょう♪
【上陽賦(じょうようふ)】(ネタバレあり)
第16話「王儇の智慧」
呉謙の兵と宋懷恩らとのぶつかり合いの中、牟連が「呉謙こそが謀反を企てた」と兵に説き、大成への忠誠を誓わせる。王儇は宋懷恩・牟連・龐癸に、謇寧王の入城を阻むよう命じ、呉謙を捕縛させる。
王儇の人心把握術は天性のものでしょうか、すっかり三銃士を従える女王♪
子澹は「阿嫵を救いたい」と軍を率いる許可を懇願するが、皇太子は許さない。皇太子が王藺に実権を抑えられていて何もできないとわかり、子澹は単独で暉州に向かうことに。
暉州に行くのはいいとして、何もできないのに子澹は何がしたいのかと思いますが…
龐癸が「豫章王が来た」と暉州に触れまわって扇動し、呉謙は動揺する。その情報につられた謝淵の刺客が呉謙を殺しに来るが、庇った呉夫人を殺して逃げていく。暉州の街には火の手が上がり騒然とする中でも、王儇は蕭綦が来て守ってくれることを固く信じていた。
呉夫人はいいい人だったのに、残念なことになってしまいましたね
朝廷では皇太子が「豫章王妃が謇寧王の手に落ちたため、我々が王妃の救出を」と呼び掛け、桓公を暉州に送ることに。宛如は子澹や子律に功を奪われるなと皇太子に注意を促すが、皇太子は宛如の機嫌を取ってごまかそうとする。
子隆が即位したら、皇太后と皇后の血みどろの戦いになりそうですね…
暉州の南門では、砂埃を立てて豫章王軍来襲に見せかけ、牟連が投降を呼びかけると、暉州兵たちは反乱軍になるのは嫌だと応じる。王儇が暉州を掌握したことで民も落ち着きを取り戻し、刺史邸に居を移した王儇は兵たちの忠勇を称えてねぎらう。王儇は恩人の呉夫人が命を落としたことを悔やみ、呉謙の娘を引き受けることに。その頃、謝淵は暉州の城門に到着するが見破られ、宋懷恩が捕らえようとするが自害する。
謝淵がこんなところで命を落とすとは。これで皇帝の味方が消えてしまったのですね
子律はひとりで皇帝を見舞うが、実父ではないと分かった今動揺してしまい、咄嗟に隠れる。子律がいるとは知らず、皇帝は子澹の動向を薛道安に尋ね、暉州に行っていると知る。子律は桓宓に実の父が謇寧王だと話し、皇位を奪ってくれるなら誰が父でもいいと開き直る。
子律はこの時、皇帝が正気だと気付いているのでしょうか?
龐癸率いる王氏の護衛兵とようやく対面し、王儇はその功をねぎらい、豫章王のもとにと誘うが、龐癸は王氏に生涯の忠誠を誓ったのだという。そこで王儇は自分への忠誠を誓わせることに。
王儇が優秀なヘッドハンターになって、王氏の兵力をかすめとっている感じが♪
謇寧王は暉州に到着するが、王儇たちの工作で「豫章王が暉州を掌握した」と思い込んですぐには攻め込まず、城門を包囲することに。一方桓公は表向き王儇救出に向かうものの、謇寧王に協力するため、橋の落下を理由に暉州到着を遅らせる。
一方、謝淵の亡骸が皇都に到着し、宛如は「父は王儇に死へ追いやられた」と恨むが、子澹が王儇を救おうとするのが許せず、錦児を呼びつけ利用することに。
桓公がサボってくれたのは、実は暉州にとっては超絶にラッキーですね♪
呉謙の娘・呉蕙心は、王儇のせいで母が亡くなったと考えており、食べ物を受け付けないでいたが、王儇は「復讐のために生きなさい」と言い聞かせる。牟連の妻・牟夫人は夫が謀反に手を貸さなかったことを証言して欲しいと訴え、王儇は共に暉州を守ろうと元気づける。
呉蕙心は王儇が攫われた時に出てきた娘さんですが、わかってくれるといいのですが
王儇は呉夫人と呉蕙心のことが気になって眠れず、玉秀と散歩するが、宋懷恩が部下たちに指示をしているのを見て「こんな猛将を得て大王も幸せ」と思う。王儇に気付いた宋懷恩は、謇寧王が暉州に攻め入ってくることを告げる。
宋懷恩は登場当時の蕭綦へのウザ絡みから、随分成長しましたよね♪
錦児は子澹と一夜を共にしたが、その後冷たくされ会ってもらえないことを宛如に報告する。宛如は子澹の心にいる王儇を追い出すためにいい策があると言う…
錦児の心の中の優先順位は一体どうなっているのか、よくわからない子ですよね…
第17話「戦の序幕」
牟連が暉州に大軍がいるように見せかけているが、長くはごまかせない。謇寧王が攻め入ってくるのは時間の問題で、激戦が予想されるが、必ず蕭綦が助けに来てくれると王儇は信じ、逃げずに兵士と共に暉州を守り抜くのだと決意する。
地味なフェイクをやっている牟連の頑張りは、大いに評価したいです!
宛如は錦児に「体ではなく心を傷つけるもの」と言って薬を王儇に飲ませるよう命じる。それが成功したら子澹の貴妃にと約束し、錦児は子澹のためなら何でもする覚悟だった。寝言で「阿嫵」と叫んで目覚めた宛如だが、皇太子には「阿嫵が心配で」とごまかす。
その薬を飲ませたらなぜ子澹が王儇を忘れることになるのか、錦児よく考えて~
謇寧王は蕭綦が暉州にいるかどうかの真偽を確かめるため、明日暉州に攻め込むことに。
暉州では穀物の備蓄の半分がかび、民にも配給すると五日も持たないが、王儇は民を飢えさせないことを優先する。しかし攻められたら二日持ちこたえるのがやっとだと知り、王儇は豫章王が暉州にいることを信じさせて時間を稼ぐことに。
「豫章王待ち」しか打てる手がなくなってきましたね
「王妃に会わせろ」と騒ぐ者を見に行くと、そこにいたのは子澹だった。すべてを捨てて一緒に行こうと言われても、王儇は自分の心はすでに豫章王のものだと言い切る。そして子澹を民の前に連れ出し皇子が来たからと安心させるが、南門に城攻めが始まろうとしていた。
再会した時はときめいたけど、このタイミングで逃げようとか邪魔でしかないです♪
王儇は対戦が避けられないと見て、ひとり謇寧王軍の前に姿を見せ、民を守るために1日だけ猶予をと申し入れる。強気の謇寧王も女子を踏みつけて攻め入ることはできず、王儇は1日の時間を稼いで民を避難させることに。王儇は兵士に「命がけで暉州を守ろう」と檄を飛ばして兵も応えるが、子澹はその場でただ何もできずにいた。
王儇が出てきたという事は蕭綦がいないという証明でもあるのですが、大丈夫?
皇帝の薬師・青雲道士はずっと皇帝に毒を盛っており半年以内に崩御する予定だが、王藺から三ヶ月以内に結果を出せと命じられて困惑する。しかし青雲道士への信用を失っていた皇帝は薛道安と示し合わせ、薬を飲んでいなかった。
王氏も謝氏も、毒で何とかしようとするところは似た者同士ですね
翌日、謇寧王軍は暉州の南門に総攻撃を仕掛けてくる。王儇は刺史府に民を避難させ不安を鎮めていたが、王儇自身は蕭綦からの連絡がないことに不安を感じていた。昼夜を問わず攻め立てられとうとう城門が突破されるが、宋懷恩らが必死で守り通そうとする…
中国時代劇の戦争シーンの華は、やはり攻めと守りの拮抗する城攻めですよね♪
第18話「待ちわびた英雄」
戦況の悪化は明らかで、子澹は王儇に一緒に逃げようと言うが、王儇は皇子としての責任を説き、自分は蕭綦が国を守ろうと死力を尽くしている姿に惹かれたが、あなたはどうなのだと現実を突き付ける。
子澹はもうちょっと早くその現実に気付くべきでしたね、少なくとも軽蔑される前に…
城門で押し込まれ突破されそうになる寸前でとうとう豫章王軍が到着する。兵をなぎ倒す蕭綦の姿に宋懷恩らの士気は上がり、たまらず謇寧王は撤退する。王儇は裏門へと民を避難させ、自死の覚悟をかためていたが、蕭綦の姿を見て王儇は駆け寄って強く抱きあう…
子澹軽蔑の後にこの英雄登場の比較、なんとも容赦ない演出ですよね♪
反乱軍の撤退により暉州は勝利に沸き立ち、宋懷恩と牟連らの功績や王儇の勇気ある行動が賞賛され、兵たちは口々に「大王の武勇、王妃の武勇」とたたえ合う。蕭綦たちの祝宴に、酔った子澹が姿を現し、酒を飲めない蕭綦に子澹が絡んで恥をさらす。
子澹をここまで下げなくても…子澹のライフはもうゼロですよ!
龐癸の知らせにより、蕭綦の側近の兵が王氏の間者だったとわかるが、王儇はその文を破棄する。父と夫の間の不信、そして父と自分の間に生じた距離に、「いつか二人が敵対する日が来たら自分は」と危惧しつつ、離れていた時間を埋めるように王儇は蕭綦の腕に抱かれる。
蕭綦は少し子澹に妬いて見せるが、二人の心はすでに強く結び合っていた。しかし蕭綦はこれからすぐに出陣しなければならず、王儇は皇都で帰還を待つことに…
こんな理想的で完璧な夫がいたら、初恋の王子様なんて吹っ飛びますよね~
子律のもとに作戦の失敗と謇寧王の攻城の敗戦が伝えられる。一方、宛如は暉州に毒を持った錦児を送り込むが、監視役の宦官に「成功したら錦児を殺し、失敗したら王儇の始末を」と命じる。
宛如も宮廷の闇に染まって王皇后並みの悪女になってきましたね…
帰京する王儇を守るため、蕭綦は大事な短刀と、武芸に長けた侍女を二人、王儇の護衛につけることに。蕭綦は軍と共に出立し、宋懷恩が王儇の護衛に残されるが、玉秀は宋懷恩に想いを寄せるようになっていた。
玉秀はいい趣味していますね♪ かわいいカップルができあがるのでしょうか?
暉州に錦児が王儇を訪ねて現れ、錦児はようやく再会できたことに号泣する。しかし子澹を持ち上げる錦児に、錦児に嫉妬し蕭綦を尊敬する玉秀は面白くない。錦児は子澹を解放するため茶に毒を盛るが、玉秀が給仕するというのでその場を任せることに…
そのお茶がどうなるのか、気になります~!
16~18話の感想
思わぬ形で王儇が王妃としてリーダーシップをとらなくてはいけない状況に追い込まれ、暉州防衛戦で軍師デビューです!民を見捨てない姿勢が士気を高め、「豫章王妃」としての役割を立派に果たしました。民にとっては、高貴なお姫様がたった一人で体を張ってくれた事実だけでありがたかったのではないでしょうか。そして王妃の名声があれほど高まっていると、心の狭い男は僻みがちですが、蕭綦がのろけて自慢気なのが実にいいですよね♪俺たちの大王に尊敬できる王妃が来てくれた!みたいな高揚感が配下(特に胡光烈)に感じられるのが実に微笑ましいです。
何より王儇が有能な人物を発見すると、すかさず寧朔軍にリクルートするというチームワークが素晴らしかったですね。王氏への忠誠を誓った龐癸ですら、蕭綦になかば取り込まれつつあるように見えます。
そんな夫婦として燃え上がっている状態の豫章王夫妻に、空気を読まずに割って入ろうとする子澹はまるでピエロでした。ドラマの出だしではあんなに素敵な王子様だった子澹が、ただのお呼びでない邪魔者に成り下がっていく過程はあんまりでしたね…
あんな微に入り細に入り、子澹のダメさを丁寧に描かなくてもよかったのでは。ことごとく王儇の邪魔をして空気を悪くして、申し訳程度に負傷兵の担架を担いでいるみじめな姿、さらに泥酔して絡むなんて、さすがにあそこまでしなくていいのに。
そして地に落ちた子澹の様子を知らない錦児が暉州に到着し、宛如に操られて王儇を毒殺しようとしたところで今回は終わったわけですが… 今、登場人物の中で一番わからないのがこの錦児です。あんなに敬愛していた王儇を、子澹のためなら殺せるのでしょうか。
さらに子澹は王儇の前でも錦児を無視できるのか?とか、桓公と謇寧王に挟まれる形になりそうな蕭綦はどうなるのかなど、色々気になることが先送りされているので、次が気になって仕方ありません! でも一番気になっているところは、暉州到着でお洒落度がアップした王儇の服が、どれだけ地面を掃いているのか、という点です。雨の日でもあの裾を引きずっていますからね…
コメント