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クルミットです♪
王儇は皇都に向かう途中、暉州で呉謙に捕まえられますが、助けを得て暉州を掌握し、謇寧王の軍と対峙することに。暉州の民と皇都を守るため時間を稼ぎ、城攻めをしのいで、ようやくたどり着いた蕭綦の援軍によって敵を退けることに成功します。
そういえば王儇は父の「ハハキトク」の文で皇都に帰省するところだったのでした。思わぬ寄り道の果てに久々に帰ってきた実家、そして幼い王儇の心地よい居場所だった皇宮は、その裏の顔を露わに…。皇宮に渦巻く謀略がすでに爆発寸前のところまできていますよ!
【上陽賦(じょうようふ)】(ネタバレあり)
第19話「父との確執」
錦児は毒を盛った茶を差し出すが、王儇の様子には変化がない。実は何も知らずに玉秀がお茶をこぼして入れなおしていたのだ。宛如の刺客が王儇を殺害しようとするが、侍女たちと宋懷恩に阻まれ自害する。王儇は牟夫妻と呉蕙心、そして王儇を慕う多くの民に見送られ暉州を後にする。
せっかく玉秀ナイスアシスト!と思ったのに、宋懷恩推しが強すぎますね♪
王藺と王栩は、蕭綦に放った間者が気づかれたことを知るが、今は呉謙の黒幕を明らかにすることが優先事項だった。徐授の屋敷からは温侍中の文が発見されたことで、温氏と皇帝と謝淵が蕭綦殺害計画に絡んでいるのではと考える。
温侍中は初夜から蕭綦を遠ざけた前科があるので、やはり謝淵派なのでしょうか
宦官の金全は、王皇后からの薬を皇帝に飲ませようとするが、薛道安は巧みに別の薬にすり替え、王皇后からの薬は自室に隠していた。金全はそれに気付き、王皇后に急いで報告する。
このぽっちゃり宦官さんは前から出ていましたが、お名前は金全だとわかりました
「皇帝の病の深刻さに乗じて、丞相と皇后が政と軍の指揮権を乗っ取り、謇寧王は奸臣を排除するため出兵」という噂が流れ、それを鵜呑みにした康平王が、婿の蕭綦も丞相一派と見て城門を開かない。蕭綦は周辺の皇族の動きに神経をとがらせることに。
蕭綦は王氏派だと勘違いされ、否定も肯定もできない立場というのがつらいですね
王儇一行は皇都に到着するが、子澹とは城門で別れる。王儇は実家に向かうが、鎮国公府では王儇の帰省に沸き立っていた。しかし父娘の再会は冷ややかで、王儇は母と兄の姿がないことに違和感を抱く。長公主が慈安寺にいると聞き、王儇は食事に手も付けず席を立つ。
王儇は、王藺が自分の好む桂花の菓子のため、温室で金木犀を育てさせていると聞くが、今となっては素直になれない。
王藺は娘の帰還を誰よりも喜んでいたのに… 日頃の行いってことでしょうか?
王皇后は薛道安が薬を飲ませずに隠していたことを暴露し、薛道安を尽善司に移し労役を課す。皇帝には金全が仕えることになり、唯一の味方を失った皇帝は薬を飲まされることに。
皇帝はこれで命綱を切られてしまいましたね…
寧朔軍では兵糧不足で兵士に不満が起こる。それを見た蕭綦は、特別扱いを拒み下にしめしをつけるが、その兵糧不足は謇寧王が寧朔軍の消耗を狙い、さらに藩王らが通行を拒んだため、寧朔軍は補給ができずにいた。蕭綦は3日以内に補給できなければ、寧朔軍として初の撤退を行うとする。胡瑤は王妃との婚姻が招いたことと不満を漏らし、胡光烈から叱られる。
蕭綦は上司にしたい将軍ナンバーワンですね♪ 鳥の丸焼きちょっと足りなさそう
鎮国公府を後にした王儇は、これから我が家になる豫章王府に帰宅する。かつて初夜に置き去りにされた屈辱の場所だったが、王儇は実家よりも落ち着くのを感じていた…
寧朔軍には前もって王府を整える気の利く人はいないと思うのですが、一体誰が?
第20話「忘れ去られた過去」
豫章王府を整えて待っていたのは王夙だった。再会を祝った王夙は、妹が蕭綦と相思相愛だとわかって胸をなでおろす。王儇は母の別居について王夙に問いただすが、皇帝の病で王氏が天下掌握し、兄と夫の間で板挟みになったのだろうと…。
王夙は王府を整える気配りはさすがですが、自分の家庭を把握はしていないのですね…
王栩は拷問で真の黒幕を探ろうとするが、呉謙はすべて謝淵の指示としか答えない。王儇が密かに護衛をつけて呉謙を連れ帰ったため、子律は刺客が皇都到着前に始末できなかったことに焦る。その頃皇宮では、王皇后が悪夢にうなされ、皇帝は薛道安が遠ざけられたことに不満を見せていた。
王儇が皇都に嵐を連れてきたかのようですね。これから揉めそうですね!
翌日王儇は慈安寺を訪ね、母にとって慈安寺以外安らぎが手に入る場所がないのだと思いつつも、一緒に帰ろうと誘う。実は昔、王藺の側室・韓氏を、皇太后が王藺の目の前で服毒死させ、それを王藺がずっと許せずにいたのが夫婦の溝となってきたのだという。長公主は出家する決意だが、王儇は母を説得して連れ戻せる者がいると思う。
王藺と長公主の不仲の理由は、皇太后の横やりでしたか。これは無理もない…
牢の呉謙が刺客に殺されていた頃、桓公と子律は食料提供に乗じて蕭綦を殺害する計画を立てる。桓公は子律に龍袍を贈り、虎符と密詔さえ手に入れば天下を手中にできると目論む。
王藺と王栩は呉謙を殺させたのが誰かわからず、桓公に対しては疑いもしていなかった。
玉座のレプリカとフライングで誂えた龍袍は、ほぼ100%謀反失敗フラグですよね
薛道安は肉体労働に従事させられていたが、皇帝の寝殿である式乾殿の前を通りかかる度、皇帝に一目会わせてと懇願しては衛士に追い返されていた。過酷な扱いで体が弱った薛道安は、弟子の宦官に玉佩を授け、皇后の使いを装って王儇を宮中に呼び出させる。
薛道安の切羽詰まった忠誠心は、事態を動かすのでしょうか?
錦児は酒館に宛如に呼び出され、失敗を激しく叱責されていた。子澹のためなら何でもすると訴えたため、錦児は宛如に豫章王府に戻って王儇に仕えるよう命じられる。
錦児はもはや子澹に愛されたい一心で、乱心してしまったようにも見えます
王栩は温侍中が豫章王夫妻殺害の共謀者であると告発し、温侍中は投獄される。
王皇后は牢の温侍中を訪ね、「私を恨んでいるか」と尋ねる。実は二人の間にはかつて美しい思い出があったのだが、王皇后は温侍仲が皇太子側に着くよう取引をもちかける。
王皇后も、皇后になるために捨ててきた、かなわなかった想いがあったのですね
第21話「伯父か皇帝か」
「王氏が皇帝を破滅させた」と考える温侍中は、王氏と手を組むことを拒否し、王皇后は牢を後にする…
かつて愛した女がこんな風になった、というのを見るのはつらそうです
追い詰められた寧朔軍に桓公の食糧手配の報がもたらされ、胡光烈はこれで撤退が回避されるかと喜ぶが、蕭綦は桓公の意図をはかりかねる。
まさか敵が援軍のふりで兵糧担いでやってくるとは思わないですよね~
王儇は皇帝を見舞うが、その変貌ぶりに皇都を離れた自分を責める。しかし皇帝は、自分の乱心は芝居であり、謝淵・徐授・杜盟の行動の糸を引いたのは自分だと明かす。最愛の伯父が自分と夫を殺そうとしたことを知った王儇は衝撃を受ける。
皇帝は黙っていることもできたのに、王儇には嘘がつけなかったのですね
王儇は薛道安に助けを求められ、「皇后に会えばすべてわかる」と言うので、薛道安を伴って王皇后に会いに行く。すると薛道安は王皇后に襲い掛かり、衛士に阻止されるが、巻き添えで廖女官長が殺され、玉秀が刺されてしまう。
薛道安は思い詰めていたのでしょうが、なぜこの方法をとったのか…
玉秀は深手を負い、非常に危険な状態に。王皇后は「次は私の番」と憔悴し、侍女に「謝貴妃の祟り」と言われる。王儇は怯える叔母に付き添うが、枕元に隠された手巾で王皇后と温侍中の秘められた恋を知る。薛道安が刺客と聞いた皇太子は、尽善司に移された恨みとみるが、王儇はもっと複雑な事情があるのではと考える。
久しぶりに訪れた宮中で、王儇は慣れ親しんだ居場所の裏側を知ってしまったのですね
王藺が皇帝に会いに行くと、将棋を打っていた皇帝は子律を子澹と呼んでおり、薛道安の死を報告しても何も反応しない。皇帝は厠で薬を吐き出し、二人きりになった子律に正気だと明かして、これまでの謀略の黒幕だろうと指摘する。二人は手を結び、子律は父帝に大権を取り戻すと約束し、地方に送る皇帝の密詔を求める。
皇帝のトイレが見られるとはレアですね。トイレの床に土下座する皇子もレア…
豫章王府には心配して駆け付けた子澹がいたが、王儇は冷たく扉を閉ざす。錦児は子澹に声をかけるが、無視されてしまう。王儇は宋懷恩に皇宮で玉秀が重症を負ったことを話すが、玉秀の危篤の知らせが届き宮中に引き返し、太医に唯一の手段の石針の使用を求める。
宋懷恩に枕元で呼んでもらえたら、きっと玉秀は元気になれるのに!
王栩は、謝淵の件には温侍中が関与していたという証拠を発見し、王藺に渡す…
皇帝ですら察した黒幕に、策士・王藺が全く到達していないのが恐ろしいところですね
19~21話の感想
錦児のお茶は、玉秀のやらかしでひっくり返されていました。そんなことだろうと予想していましたが、この失敗がまた錦児が宛如に借りを作り、間者としてさらに取り込まれていくことになりそうです。中国時代劇では男性には従者、女性には侍女が、幼いころから身の回りにぴったり張り付いて人生を共にしますが、錦児があんな風に裏切っていると、王儇のそばに玉秀がいてよかったと思わずにはいられません。錦児は子澹のストーカーになっていますが、間違いを犯した相手が王儇の侍女である錦児だからこそ、子澹は余計に受け入れられないのだということに錦児はいつ気付くのでしょうか。
そして蕭綦との婚姻以来久々に皇都に戻ってきた王儇ですが、再会した両親、皇帝、皇后の変化に直面し、自分の知らなかった過去の真相をも目の当たりに。両親の夫婦仲の原因は、王儇を溺愛した皇太后であり、王儇に婚姻を強制した王皇后にも想い人と引き裂かれた過去があったことなど、大人の世界の現実はあまりに過酷です。
しかし王藺は、自分はあんな風に望まぬ結婚で苦しんだからと、息子には王夙本人の選んだ相手と政治のバランスをとった婚姻をさせたわけですよね。しかしそれが桓宓と子律を引き裂くことになって不幸な夫婦を再生産する皮肉な結果になったわけで…王藺の父親としての不器用な愛情が、子供たちには全く伝わらないのは悲しいですね…
謝淵と薛道安の死によって孤立した皇帝は、生き残りをかけ協力者として子律と手を結ぶことにしましたが、これは皇帝の世紀の大失敗ですね。これまでの黒幕だとわかっていながらも、さすがに子律が裏で玉座のレプリカまで作って恨みをこじらせているとは思いませんよね。しかしそこで助けを求めるのが、最愛の息子だった子澹ではないのが皮肉です。
こういう事態になった以上、子律の謀反は待ったなしというところでしょうか。色んな問題が暴発寸前で待ち構えている状況で、次回誰が生き残っているのかわからない緊迫感です。誰が玉座の主となっていくのか、予測不可能ですね!
コメント
コメント一覧 (1件)
先週録画に失敗し見れなかったのであらすじ読ませていただきました。ありがとうございます!
今まで王夙は側室に夢中で、父に無理やり結婚させられた妻に冷たいのだと思っていましたが、もしかして、もともと王夙の方がひつを好きになり、父が願いを叶える形で息子の嫁にしたのですか?それだと見え方が全然違ってきますので、教えていただければ嬉しいです。
それから長公主は韓氏の事が無ければ、王りんを好きだったのでしょうか?