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クルミットです♪
木槿は君莫問として商いの世界で成功していましたが、豊かながら通商を禁じている江州に支店を開かせるため、張之厳と交渉します。連夫人の自滅や非清の婚姻など、三年の歳月の経過が小五義とそれを取り巻く人々に大きく影を落とすことに…
今回は肱月を中心に話が展開していきます。碧瑩が太子妃となっている砂漠の国ですが、碧瑩をモクと思っている非珏と、肱月の財宝に執着する明鳳卿の暗躍という爆弾を抱えているわけで…。謎の多い国・肱月で何が起こっていくのか楽しみですね♪
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第37話「それぞれの居場所」
非白は、月容と木槿、そして夕顔の家族仲睦まじい様子を見せつけられ、落胆して軍営に戻ることに。月容は木槿に、非白との仲を邪魔するためにわざと夕顔を連れて行ったのだと認める。諦めきれない木槿だったが、もう非白と会うのはやめようと思う。
女装が定着してきた月容ですが、未練がましいというか粘着質ですよね~
明鳳卿は明家の復讐を急ぐように迫るが、竇家との戦いが正念場の明磊にとって今は時期ではない。明鳳卿と明磊は長年の確執をこじらせ、仲間割れを起こす。それを見ていた錦繍は、明磊を原奉定に命じて見張らせ、そうとは知らず明磊は非清と出征していく。
明磊より非清を見張っていれば、公主冷遇というネタが簡単に手に入るのに…
錯乱した連夫人は、枕を亡くなった非雲と思い込んだまま、原青江が中秋節に自分を訪ねてくるのを夢見ていた。一方、斉放は約束通り、ひとりの犠牲者も出さずに七日間で有州の民を説き伏せることに成功し、有州に分店を出して君記の商売を広げた。木槿はその功を称え、斉放を全店の副番頭に任命する。
あんなに荒れていた斉放と、あんなに威力をふるっていた連夫人の変貌ぶりがなんとも
竇英華は非白と手を結んだ張之厳に激怒するが、戦況は悪化し、潘正越の軍が疫病で身動きがとれない。そこで遺体を非白の軍営に向かって投石機で投げ込むように命じる。
さすが竇英華、考えつく策がえげつないです
江州の通商令発布三ヶ月で税収が二倍になり、張之厳は君莫問の手腕に感心する。そこに景官城での疫病の報が届き、非白も罹患したと知って木槿は動揺する。治すのは肱月にしか生えない貴重な霊薬・肉蓯蓉なので、木槿は生生不離の発作の中、無理に肱月に向かおうとするが、張之厳に君莫問=花西夫人だろうと見破られ、自分の女となるよう求められる。木槿は断るが、悠悠が代わりを申し出る。
やっぱり見破ってましたね♪ 悠悠はどちらかというと非白のためなのでしょうか?
非珏は江南でモクの香りのする女性に出会ったことで、過去の記憶がよみがえり、碧瑩がモクではないのではと果爾仁に問いただすが、ごまかされてしまう。香芹は二人の会話を聞いて、非珏が求めるモクは木槿ではないかと察する。
果爾仁が正直に話した方が、非珏の心の傷が浅く済むのではないでしょうか…
疫病に罹患した非白だが、軍営に林卒延が駆け付けて治療する。しかし肉蓯蓉はひとり分しか用意できず、多くの兵が疫病に苦しんでいるという。非白に今できることは静養することだけだった。
林卒延久しぶりです!彼は本当に非白がらみでないと診察しないですよね~
悠悠は宝石よりも張之厳の心が欲しいと言う。君莫問は肉蓯蓉を求めに肱月に行きたいと申し出、江州で葡萄生産から醸造を行い、中原や燕北に販売して税収増を図ることを提案。張之厳は肱月行きを許すが、君莫問が戻らないかもしれないと危惧した張之厳は君記の管理を質に取ろうとするが、悠悠が自らを人質に差し出す。
木槿が帰ってくる頃には、張之厳と悠悠(青媚)がラブラブになっていたりして♪
明磊は明鳳卿と袂を分かつため、休養を取る名目で碧瑩に会うため肱月に向かうことに。
月容は、木槿が肱月に行くのは非白の薬のためだと知っており、引き留めるために君記の利益を縛ろうとするが、自分に木槿の気持ちがないことを思い知らされるだけだった。
肱月への大移動が始まりました!ついでに勢いで飛燕も肱月に来ないかな
第38話「中原から来た女神」
原青江は錦繍の誕生日に、屋内でしか育たない花・金蝉花を贈る。この花は病を治すことができるのだという。錦繍は肱月に向かった明磊のたくらみを暴くため、表向きは肱月と西庭の境界付近にある穆覚寺に参拝することに。その夜、原青江は「梅香」と寝言をつぶやく…
錦繍は関心なさそうでしたが、金蝉花には特別な意味があるような気がしますね♪
明磊と配下は店で食事をしようとして毒を仕込まれ狙われる。明磊は碧瑩が狙われると考え皇宮へと急ぐことに。その店を調べた錦繍は、刺客に明家の刺青がある事に気付く。
麺は調べたのに、箸か~!箸は盲点でしたね
女皇・阿史那古麗雅は遷都の噂が流れていることを耳にし、「大地の心」が見つかればと思い悩む。碧瑩は我が子・木尹の近くに明鳳卿が宮女・アヘナとして入り込んでいるのを見て遠ざける。阿史那古麗雅は二人の様子を見て、アヘナについて調査を命じる。
明鳳卿に木尹を復讐の道具にされたくないから、近づけたくないですよね
木槿たち一行は肱月に向かう途中で休憩するが、土地の者たちに砂漠の盗賊は果樹園の砂嵐で路頭に迷った者たちのため、凶暴だと教えられる。そして金玫瑰妃(碧瑩)の努力によって環境が改善され、「中原から来た女神」とあがめられていることを知る。
木槿、ちょっと驚きすぎ。碧瑩だって頑張ったのですよ…
非珏はモクの夢を見てうなされてすべての記憶がよみがえり、碧瑩はモクではなく、モクの義姉のヘキだと思い出し不信を感じ、碧瑩は非珏の態度の変化に戸惑う。阿史那古麗雅はアヘナという宮女が存在しないと知って、碧瑩にも疑問を感じ見張ることに。
碧瑩は、果爾仁のその場しのぎの策と母親の復讐に巻き込まれただけなのに
明磊は明鳳卿から人質をほのめかす文を受け取り、碧瑩が捕らえられたのかと思う。しかし明鳳卿は「碧瑩は自分の実の娘」と明かし、人質は盗賊に捕まっていた木槿だった。木槿は明磊が明家の人間だと知って衝撃を受ける。
木槿はいつも秘密を知るのが最後になりがち、という法則があるような気がします
果爾仁は碧瑩に、香芹などが尾行していると忠告するが、実はその尾行の一部は阿史那古麗雅の指示だった。阿史那古麗雅は、碧瑩自身の善良さや非珏への愛情は理解しつつも、碧瑩が来て以来、皇宮に蠢く謎の勢力を見逃すことはできないという。
全部引っ掻き回している明鳳卿こそが諸悪の根源なのですよね~
明鳳卿は明磊の殺害を命じるが、そこに謎の老人が現れて木槿を連れて逃げ、「雪の若様の命」だと言う。碧瑩が明磊を助けようとするが、明鳳卿は流光散を盛ったのは明磊であり、非煙の暴行も自分の手下だと暴露する。碧瑩は無憂城の中で香芹を見つけ、明鳳卿の配下だと気付くが、今後自分を売るようなことはするなと言って香芹を許す。
これで碧瑩は木槿への誤解は解けたのでしょうか?香芹を許すべきではなかったかも…
明磊を追って肱月にやってきた錦繍と原奉定は、明家の拠点の入り口にたどり着く。
一方、木槿と老人は無憂城から出られないでいたが、木槿は老人の正体に気付く…
木槿の髭面よりは難易度高いですが、それでも…わかりますよね~
第39話「運命に導かれる愛」
木槿は老人に、これまでの非白に対する後悔の念を打ち明けるものの、目の前にいる人物が誰だかもうわかっていた。老人は非白の変装だったのだ。二人はもう離れないと誓う…
膝をついた状態で逃げるのはなかなか大変だったのでは♪
錦繍と原奉定が中に入る方法を模索していたところ、中から出てきた碧瑩と香芹に出会う。錦繍は碧瑩に対して開き直るが、香芹が呼んだ明家の兵を見て逃げる。明磊は逃げて無憂城の奥をさまよっていたが、明家の手の者が「大地の心」の発掘に働いているのを見る。
錦繍は強気ですね。肱月を敵に回すことをなんとも思っていないのでしょうか
錦繍は碧瑩と決裂し、木槿の死と飛燕の所在不明で、もう小五義は存在しないと嘆く。
傷心で皇宮に戻った碧瑩を阿史那古麗雅が待ち構え、問い詰めた上、木尹を預かると言う。三年の歳月、非珏に尽くしてきた碧瑩は、いまや心から非珏を愛していた。
小五義分裂の発端である錦繍が、何を言うと思いますけどね…
錦繍は晋王側室として阿史那古麗雅に謁見し、碧瑩が明家の人間だと告発する。果爾仁は碧瑩を庇うが、阿史那古麗雅は三日後に碧瑩の処刑を言い渡し、正殿に閉じ込める。果爾仁は処刑の撤回を求めるが、阿史那古麗雅は本気で処刑する気はなく、皇宮に潜む明家の勢力を炙りだすための罠だった。錦繍もその罠で明磊がおびき寄せられるのを期待し、明磊は護衛として潜入し、非珏に連絡しようと考える。
この事態に非珏はどこにいるのでしょうか?狩りに行くと言って出掛けたまま?
非白は洞窟の中に原家の秘密の符丁が記されていることに気付き、それをもとに門を開く仕掛けを発見する。非白は、原青江から教わった鍵となる数え歌を知っていたが、それを試せるのは一度だけだった。仕掛けを試すと扉が開くが、そこには別の部屋が…
暗宮と同じ仕掛けが肱月にも存在しているということは、司馬家の謎なのでしょうか
三日経って処刑の日になっても誰も碧瑩を救出に来ない。木槿と非白が到達したのは樹母神の真下で、そこには原家の祖先の伝説を模した石刻があった。そこに阿史那古麗雅と果爾仁が現れ、木槿と非白は身を隠す。阿史那古麗雅はかつて原青江に連れられて無憂城の存在を知った時の原青江との一夜の恋物語を語り、大地の心を探しに行く決心を固める。
若き日の阿史那古麗雅はかわいいやんちゃな女皇だったのですね♪
大地の心よりまずは碧瑩の処刑問題が先だと話す阿史那古麗雅らの話を聞き、木槿は碧瑩を助けなければと考える。その頃、正殿には錦繍が姿を見せる。明鳳卿と明磊が突入の機を伺う中、非白と木槿が手を取り合って正殿に現れたため、錦繍は姉の生存に衝撃を受ける。非白は阿史那古麗雅に、木槿を花西夫人だと紹介する…
明家残党をおびき寄せるはずが、なぜか原家メンバーが揃ってしまったという…
37~39話の感想
張之厳はやっぱり木槿の変装を見破っていましたね!木槿に懸想する何人目の男ということになるのでしょうか、でも競争率の高い木槿より、悠悠こと青媚を幸せにする方が好感度爆上げだということに、賢い張之厳なら気付くのではないでしょうか♪
ところで今回は肱月を中心に話が展開しましたが、女皇・阿史那古麗雅と原青江のなれそめがご本人の口から語られました。少女時代の阿史那古麗雅、カワイイ♪そりゃ原青江も陥落するわ、と思いました。同一人物が演じていてあの落差、すごいですよね!
それにしても、当初語られていた果爾仁と原青江のさや当て的な話はどこに?20年もの間、果爾仁は女皇との風評被害に一方的に巻き込まれていたのでしょうか。あんな形で女皇が未婚の母、しかも相手は外国人、となると都合のいい伝説をでっち上げないと国がもたなかったのかもしれませんが、原青江もよく女皇を捨てて帰国しますよね!
しかしこれ、全部肱月での話が片付いた後に、原青江は大激怒すると思われるのですが、誰が一番怒りの対象になるのでしょうか。疫病の治療中かと思っていたら、戦列を離れてまた木槿を追いかけていた非白か、非清を一人前線に残して、明家の騒動に身を投じた明磊か、明磊を陥れようとして原青江に嘘をつき、肱月に「晋王側室」の肩書で騒動を引き起こした錦繍か、死んだはずなのに非白を振り回して肱月にまでそれを広げた木槿か…
非白と明磊の方が、戦列放棄した分罪が重いような気がしますが、この二人は簡単に罰せられないので、その分怒りが花姉妹に向きそうな予感がしますよね~!
しかも考えてみたら錦繍は原青江の側室なので、阿史那古麗雅にしてみたら、あまり会って気持ちのいい相手ではないのでは…。錦繍は帰ってからが大ピンチのような気がしてなりません。
暗宮と同じ仕掛けが肱月にあった謎とか、色々話が広がってきましたが、非白と木槿を数日閉じ込めて大地の心を発見させたら万事解決、だったりして。木槿と非白はそれで許されるとしても…やはり錦繍が一人負けで大ピンチの予感??
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