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クルミットです♪
肱月では碧瑩の命が犠牲になったものの、明家の残党との戦いに勝利。木槿は金谷真人に導かれて飛燕と再会しますが、明磊と錦繍もまた自軍に飛燕を引き入れようと企みます。
非白との絆を再確認した木槿ではありますが、生生不離は次第に体を蝕んでいきます…
東西王朝の争いが激化しているというのに、それ以上に原家内部の抗争、西庭王朝の後継者争いの方がドロドロです。錦繍が連夫人を超える毒婦と化してきた昨今、原家を滅亡させるラスボスは錦繍なのでは?彼女が最後に狙うのは原青江の命?かもしれませんよね♪
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第46話「再び戦場へ」
明磊が桃花源に到達し、さらに錦繍も姿を現したことで初画と木槿は不安を抱く。景官城の戦いへの参戦を巡り、麟徳軍と奉徳軍で飛燕を奪い合うが、飛燕は非白への恩もあり、東営に戻る意志を見せる。明磊と錦繍は密かに語り合い、自分たちの地位を固めるために非白と手を組むしかないと確認し合うが、木槿はその二人の本音を聞いてしまう。
錦繍と明磊から野心のオーラがムンムンに立ち上がっているのを感じます♪
非白の元徳軍は雨で戦闘が小休止していたが、雨が上がったら手負いの元徳軍に向かって潘正越が攻めてくるため、麟徳軍と奉徳軍の助けが必要だった。そこで非白は非清と錦繍に直接協力を依頼しようと考える。そこに斉放が木槿の無事を知らせ、非白は安堵する。
木槿が無事だとわかったので、ようやく集中して戦えますね!
飛燕は景官城への参戦を逡巡していたが、そこに金谷真人が現れ、「道を選んで進め」と啓示を与える。錦繍は三年間幸せに暮らしてきたくせにと木槿を突き放し、「将苑」と「商訓」を渡すよう要求するが、木槿は今の錦繍に渡すのは危険だと考える。
錦繍には渡さないのはいいけど、明磊に渡したのは正直失敗だったかも…
飛燕は燕子軍の兵たちに景官城への出征を宣言する。そして雨が止み、潘正越との戦いに悩む非白のもとに木槿が飛燕の帰還を知らせ、元徳軍・麟徳軍・奉徳軍の三軍共闘が成る。原青江はその報を聞いて、自分の衣鉢を継ぐ者が誰なのか見極めようとする。
原青江より潘正越の方がよりシビアに原家軍の現状を把握しているのが痛いですね♪
計画通り元徳軍が潘正越をまず引き入れるが、麟徳軍と奉徳軍は動かない。錦繍も明磊もまず非白に潘正越を消耗させ、非白を倒させようと考えていた。元徳軍と燕子軍が大敗し、潘正越によって元徳軍と燕子軍は兵糧攻めに追い込まれていた。
やっぱり。共闘を誓った次の瞬間に即裏切り、早すぎです
非白のもとへ駆け付けようとする木槿を、月容が馬車で連れ去る。月容は木槿が南国王妃になるなら兵を出してもいいと言うが、木槿はそれだけは受け入れられない。月容は3万の兵を景官城に向かわせようと考えていたが、そこに父(現南国皇帝・段剛)の危篤の知らせが入る。仕方なく木槿に張之厳に助けを求めるよう助言し、南国へ戻ることに。
木槿を王妃にしたいと言うけど、生生不離問題が解決しないことにはどうにもこうにも
木槿は頻繁に起こる発作を抑えて張之厳のもとへ走り、非白を助けるよう懇願する。木槿の必死の説得に張之厳は心を動かされて挙兵し、形勢は逆転する…
張之厳のイケオジぶりが大渋滞♪
第47話「乱世を終わらせるため」
張之厳の兵が潘正越を圧倒し、非清は兵を動かさなかった明磊を非難する。錦繍は張之厳を連れてきた木槿の実力に歯噛みする。明磊に東庭への帰路をふさがれた潘正越は逃亡するが、非白と飛燕に出会い、飛燕と潘正越は父子で刀を交えることに。己の手で乱世を終わらせるのだという飛燕の言葉に、潘正越は満足して自らの命を飛燕の刃に委ね、戦いは終結する。
潘正越はまるで三国志の名将のような最期でしたね…
潘正越の敗戦によって東庭は総崩れとなり、その隙に錦繍は戦功をあげる。明磊は景官城に到着するが、先回りしていた木槿と青媚が、城印は非白にしか渡さないと宣言する。明磊を撤退させたことで、木槿は小五義の瓦解を実感する。
「空城の計」ってちょっと意味が違うような気がしないでもない…
月容が南国に戻ると、皇帝・段剛は危篤状態で、月容に「中原の戦乱が終わるまで南国は決して関わらない」ことを誓わせて、段剛は安心して息を引き取る。
段剛は息子をよくわかっていたわけですね。月容にとって大きな縛りとなりそうです
西庭皇帝・軒復徹に非白の勝利の報がもたらされ皇帝は大いに喜ぶが、「太子を見直す時期ではないか」と考え始める。そこで宣王が非白を、太子が非清を支援していることから、原家の世子の行方を見極めてから太子を決定することに。東庭朝廷では皇帝・軒復昱が潘正越の死に狼狽える。国土の半分を奪われたことで、竇英華は皇帝に原青江の死を約束する。
今の西庭皇帝は父親似ですよね。あっちを疑いこっちを疑い、そして全部に裏切られ…
景官城の戦果を聞いた原青江は、足の引っ張り合いに終始した内容に憮然とする。木槿は生生不離の発作で倒れ、毒は五臓六腑に及ぶ。そこで非白は原青江に解毒薬を求めようとするが、都に出発して不在だった。そこで林卒延の秘伝の劇薬を試してみることに。
錦繍は非白の世子決定を阻止するため、「非白は木槿のため元徳軍五千を犠牲に」との噂を紫園内に流す。その頃南国では月容が皇帝に即位する…
非白を害そうとしたことが原青江にバレたらとんでもないのに、錦繍大丈夫?
西庭皇帝は原青江に世子を立てるよう勧める。その話を聞いた王皇后は、皇帝が原家の世子に合わせて太子を決めようとしていることに気付き、太子を即位させる決意を固める。王皇后が勧めた甘草湯を口にした皇帝は苦しみ倒れる…
以前「太子を決めるべき」で朝廷を混乱させる策を立てた原青江ですが、「世子を決めてはどうか」で倍返しされたわけで、一本とられましたね♪
林卒延は秘伝の薬を木槿に投与するが効果がない。非白は必死に「長相守」の調べで木槿に呼びかけ、三日三晩「長相守」を弾き続け、紫園に流れる噂も耳に入らない。その必死な願いが通じたのか、木槿は意識を回復する。
三日三晩琴を弾き続けるとか、無茶しますよね…
原青江は紫園に流れる非白の噂を耳にして、非白を陥れたい人物が噂を広めたのだろうと見る。そこで「世子を決定する」との噂を流して炙り出すことに。その噂を聞いた明磊は罠とみて静観するよう非清に助言する。しかし錦繍は原青江の意図を探ろうとする…
錦繍には軍師の存在が足りないので、動いてはいけないところで動きますよね~
第48話「諦めきれない思い」
錦繍は原青江の意図を探ろうとするが、冷たくあしらわれる。そこで原青江と非白に、噂を流したのは明磊だと思わせるよう工作し、先に非清を倒そうと考える。そして非流の後ろ盾として麗貴妃への接近を図るが、そんな錦繍の変化を見守る司馬遽は一人苦しむ。
原家でのし上がるため、逆に原家クラッシャーと化した錦繍はどこまでいくのでしょう
皇帝が王皇后の作った甘草湯を調べさせると、皇帝にとっては毒になりえる成分だった。宣王本緒は王皇后による謀反行為ではと訴えるが、皇帝は偶然だとして不問に付すことに。
宣王も王皇后を陥れたいのなら、ちゃんと証拠を固めないとダメですよね~
飛燕は偃州の戦場に戻るため、木槿と非白に別れの挨拶に訪れ、「乱世が終わるまで西都には戻らない」と語る。木槿は飛燕に「将苑」を託す。
錦繍が飛燕に「将苑」をあげたことを知ったら、またひねくれるかも…
木槿は非白に料理を手伝わせじゃれあっているところに原青江が現れる。非白と木槿は自分たちが裏切っていないことを訴え、原青江は解毒剤と引き換えに「商訓」と「将苑」を求めるが、木槿は「将苑」は飛燕に託したことと、君記が原家の後ろ盾となることで忠誠心を示す。一方、原青江は明家の跡取りの件を追及するが、明磊はすでに仇討の意志はないと訴え、疑いが深まるものの許したふりをすることに。
非白も月容みたいに家事能力成長するといいですね♪木槿の天ぷらは美味しいのかな?
本孝皇子の形見の首飾りを発見させた錦繍は、原青江に麗貴妃の抱き込みを持ち掛け、麗貴妃に朝廷の勢力争いを引き起こさせて決起しようと進言する。原青江はまずは王家を潰そうと、錦繍の計画に乗って見せる。
「寝物語」と「恨み」を持ち出したことで、錦繍の野心が原青江にバレバレになった気が
夕顔は「女の子だから」と勉学をなまけがちだったが、月容は厳しく学習を課す。実は
月容は夕顔に皇位跡を継がせるつもりで帝王学を学ばせており、跡継ぎを求めて詰め寄っていた南国の群臣は、女皇の前例がないため混乱する。
前例以前に、夕顔は血がつながっていないのに跡を継がせて大丈夫なのでしょうか
司馬遽は錦繍を捕まえて暗宮に閉じ込め、正しい道に導こうと諭すが、錦繍は人質を取って解放させ、急ぎ東都へ向かう。そこで麗貴妃に近づいて本孝皇子の首飾りを手渡し、本孝の死の真相を明かして原家が後ろ盾に、と唆す。第七皇子を擁立し麗貴妃を皇太后にという計画を聞いた麗貴妃は、我が子の仇討のため同盟を受け入れる。
養子の皇子を即位させて皇太后になる、後宮サバイバルあるあるですね♪
木槿は錦繍が東都へ向かったことで、西庭に大きな動きが起こるだろうと予想し、不安を感じる。そんな中、明磊は竇英華討伐を申し出るが、原青江は飛燕に麟徳軍を指揮させるという。実は非清が父の命に乗って明磊を排除したとわかり、明磊は明家の残党に訓練を命じる。
非清は明磊無しでは世子になれないと思うのに、明磊に対して強気ですね!
麗貴妃は錦繍の指示通り王皇后に会い、王家軍が辺境に追いやられるという情報を耳に入れて取り入り、「宣王とその背後の勢力を退ける方法」を王皇后に伝授するという…
王皇后も肝心なところで底が浅そうですよね。さあどうなるのでしょう…
46~48話の感想
中国時代劇のお料理シーンで粉まみれは割とお約束ですが、その状態で原青江のお説教タイムになだれこむとは思ってもみませんでした。原青江はあれで結局木槿と非白を許したということなのでしょうか。許したというより、むしろ君記を実質手に入れてホクホクじゃないですか?自分のお気に入りの息子に最高の軍師をつけられて、さらに軍師の弱みに付け込んで財産総巻き上げですから、原青江には何の損もありませんよね。
そして原家の世子問題が、西庭後継問題と並んで佳境となってきました。とはいっても、原青江の中では世子は非白一択にしか見えないのですが、非清や非流に勝利の芽は残っているのでしょうか?木槿と非白は、二人でいられたら世子の座など望んでいないのでしょうが、非清はともかく錦繍は非流が世子になったら、他の息子たちを確実に潰して回ると思います。原青江としては全方向に可能性があるように振舞って、原家への貢献を吸い上げるだけ吸い取っておいて、害になりそうな存在をさっさと切り捨てるつもりなのでしょう。
どうも、花姉妹が主役と考えると二人の運命がフラフラしているので、話が落ち着かない印象がありますが、原青江がこの物語の真の核だと考えると、結構落ち着いて見えてくるような気がします。真のテーマは「原青江の国盗り物語」で、小五義も周囲を彩るモチーフ… そう見ていくとちょうどいいのかもしれません♪
そろそろ終盤にさしかかってきますが、誰が退場させられてもおかしくない展開です。ここからどう落としどころをつけていくのか、全く見えてこないのが逆に楽しみですね!
う!立ち聞きしていい方向に話が転がることなどまずないですよね♪
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