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クルミットです♪
原家で世子を決定することになり、非清を擁する明磊と、非流の母・錦繍は非白を陥れようと、協力すべき戦闘の場でも足の引っ張り合いに。さらに西庭王朝の後継争いも、王家と原家の争いだけではなく、それを利用して錦繍がのし上がろうと企み、勢力争いが激化。
今回は、これまでの物語の流れが様々な点で一区切りついて、次なる流れに進み出す回となっているようです。最終局面に向けて、色々な思惑の向かう先がはっきりと見えてくるようです。ここから誰が生き残っていくのか、最後までしっかり見届けていきましょう♪
【双花伝(そうかでん)】(ネタバレあり)
第49話「後宮の争い」
木槿は、世子争いに巻き込まれる妹が心配で会いに行くが、錦繍は敵対心を隠さない。
太子・本復は宣王・本緒を拘束するが、それを王皇后は「本緒が本復暗殺に失敗した」と王浣灕に告げ、東都を出て実家に帰るよう指示する。王浣灕はそれに反し本緒を助けようと西都へ向かうが、それは麗貴妃が立てた計画通りで、王浣灕が非白を頼って兵を伴い皇宮に入れば、宣王とその背後の非白ごと一掃できるという策だった。
原青江は、錦繍が非白を潰す策を麗貴妃に授けたことをわかっているのでしょうか?
明磊は密かに明家の残党を再編成して訓練を行っていたが、原奉定の尾行に気付く。
そこで明磊は、原青江をひとまずは皇位に就け、その後に手を下そうと考える。
明家の復讐というより、錦繍と明磊の生き残りをかけた抗争になりつつあるような
王浣灕は木槿の予想通り非白を訪ね、宣王を助けるために兵を貸してほしいと懇願する。兵を率いて皇宮に入るのは大罪だが、木槿はそれを大団円へと転じる策を考える。王皇后と本復は本緒に自害を迫るが、その場に皇帝と王浣灕が現れ、悪事が明るみに。王家軍が反徒制圧の名目で皇宮に攻め込む予定だったが、木槿の策で沈昌宗が王家軍を全滅させていた。そして王皇后は死刑、本復は廃太子の上流刑、本緒が太子に。非白は木槿との婚姻を願い出て、木槿に貞静公主の名と婚儀を賜ることになる。
見事な大団円、さすが木槿の頭脳プレーですね!
錦繍は原青江に、宝石や絹織物よりも戦地に赴きたいとねだるが、出番がないとかわされてしまう。原青江は王家と軒家を争わせるつもりが、非白に火の粉が降りかかったことに困惑する。史慶陪から錦繍の野心について注意を促され、原青江は錦繍に疑いの目を向ける。
やっぱり原青江の意図を超えて、錦繍が勝手に動いて非白を巻き込んだようですね
南国に木槿から手紙が届くが、それは木槿と非白の婚姻の知らせだった。婚儀の準備を進めていた木槿のもとに小玉と春来が訪れ、南国を捨てるのかと問い、月容の想いを語る。月容は君記を二つに分けた財産と、白紙の手紙を送りつけてきた。
この二人覚えていますか?小玉は君家寨で木槿の生徒だった子で、ゲーム形式で翠花に勝利した子です。春来は君記時代に木槿の側近くで働いていた番頭さんです!
生生不離の解毒薬を求める非白の固い決意に、原青江はようやく解毒薬を渡すが、婚儀には出席せず戦場へ向かうと言う。そして木槿と非白はついに婚儀の日を迎えるが、月容は花嫁衣裳を前に打ちひしがれて、錦繍も非白への想いに涙する。非白は木槿に解毒薬を渡し、月容から二人の関係の真相を聞いたと明かし、二度と離れないと誓うのだった…
解毒薬は何度見てもチョコボールですよね♪
第50話「金蝉花を求めて」
月容は夕顔を連れて君家寨を訪れ、木槿と暮らした家を懐かしむが、夕顔が高熱と発疹が出て倒れる。その疫病は君家寨全体に広がり、君樹涛によるとこれは「黒瘡病」といってどんな薬草も効かないが、伝説の花「金蝉花」だけは効果があるのだという。
君家寨は南国の村だったのですね。ここで金蝉花の謎が回収されますね!
非白は新婚三日にして偃州の戦場に向かい、木槿には月容から疫病を知らせる手紙が届く。金蝉花を求めて錦繍に掛け合うが、「将苑」と「商訓」と引き換えだと言われ、木槿は「商訓」だけを渡す。錦繍は、高級品を購入し商売に乗り出すことに。一方、元徳軍の参戦で竇家軍は敗戦を喫し、皇帝に非難された竇英華は暴言を吐いて朝堂から去る。
花斌は天国で、自分の娘が自分の遺産を踏みにじるのを見守る羽目になるのでしょうか
月容のもとに金蝉花が届けられ、村人たちは「莫問さんの薬」を飲み回復傾向に向かう。しかし南国全体に疫病が広がり、月容は再び木槿に金蝉花を求める手紙を書くことに。
錦繍は商売に失敗し、木槿が「商訓」で嘘を教えたのだろうと恨みを抱く。木槿は月容から手紙が届き、もう一度錦繍に頼むが、冷たく断られる。むしろ南国の惨状を木槿への勝利と考える様子に木槿は激怒し、姉妹関係は完全に断たれる…
亡き両親が化けて出てきて説教しても、錦繍を改心させるのは難しそうですよね~
錦繍は酔って久々に西林の赤い紐の樹を訪れるが、知らない間に黄色い紐が結ばれているのを見る。ふらつく錦繍を助けようとした司馬遽は錦繍に仮面を取られ、顔を見られてしまうが、錦繍は非白の夢を見ているのだと思う。
こういう肝心な時を、原奉定はそばにいて目撃していないのでしょうか?
麟徳軍を原青江に取り上げられた状態になっている明磊は、非清の立場を案じてみせるが、非清は淑儀公主との仲が円満で、世子争いにも興味を示さない。明磊は非清を「非白と父上の呪縛から解放してみせる」と言い、誕生祝いに短剣を贈ることに。
流血嫌いの短剣好きとか、非清の設定は何か歪んでいますよね…
木槿は非白に金蝉花について助けを求める手紙を書き、非白は戦場から急ぎ暗宮に戻る。実は暗宮には金蝉花が栽培されていたのだ。錦繍は二人を目撃し、自分が愛したのは司馬遽で、自分が原青江に仕えるようにされたのもその秘密を守るためだったと気付く。錦繍はこれまでの恨みを込めて司馬遽を刺すが、とどめを刺すことができない…
とうとう錦繍がすべてを知ってしまいました。錦繍は司馬遽だとわかったことで救われるのではなく、むしろ今までの恨みが増幅させてしまうのですね…
第51話「明かされた秘密」
非白は木槿に金蝉花を届けるが、それが月容のためだと知って少し妬いてみせる。南国の疫病は死者五千人に達し、届いた金蝉花でも焼け石に水だった。南国からのさらなる助けを求める手紙を見た非白は、金蝉花を暗宮に取りに行くことに。
木槿をゲットした非白は今まで以上にフットワークが軽くなりましたね~
西庭皇帝・軒復徹は原青江の快進撃を喜ぶが、太子・本緒は「東庭が滅亡すれば、原青江が次に狙うのは皇位」と吹き込む。本緒は腹心を原家軍の要職に就け、内部の機密文書を入手していた。それを竇英華に渡して原家軍の弱体化を、という本緒の策を皇帝は却下する。
本復太子はマザコン無能でしたが、本緒はさほど有能でもないのに策略好きですよね
錦繍は司馬遽が持っていた紫の短剣で自分の剣が折れたのを見て、暗宮の石を使って剣を作らせるが、同じようにできない。錦繍は暗宮に隠された秘密の存在を暴こうと考える。
錦繍が、アンタッチャブルな暗宮の秘密に気付いてしまったようです
木槿は、暗宮に金蝉花を取りに行き、そこで司馬遽の存在を知ってしまうが、錦繍と非白の関係の真相がわかったことで安堵する。司馬遽は、紫鉱を特殊な方法で精練すると鋭利な武器ができるという秘密を原青江に伏せていた。木槿は、秘密を抱えて生きる暗宮の者たちを、こっそり七夕の町に連れ出すことに。木槿たちの会話を隠れて聞いていた錦繍は、紫鉱の精錬法を聞き出そうと自害すると脅し、司馬遽は仕方なく精錬方法を教える。
暗宮の人を外に連れ出すのは、どうみても見つかるフラグ立ちまくりですよね
暗宮の者たちは七夕の街にはしゃぎ、それを見て非白と木槿も喜ぶ。非煙と明磊も二人で遊びに出ていたが、それを密かに戦場にいるはずの原青江が見守っていた。木槿は皆を君記経営の食堂に連れていくが、そこに原青江が現れ一同は緊張に包まれる。原青江は木槿の言い分に理解を見せるが、その代わりに君記に出資させて新しい武器を作るよう求め、木槿はそれが即位のための布石だと気付く。
木槿が何かをやらかすたびに、原青江が君記を削り取っていく図式でしょうか
木槿のもとに月容が夕顔を連れてきて、金蝉花の礼を言うが、夕顔には「もうあの人はお前の母ではない」と言い聞かせる。月容は自分が非白の地位のために利用されたと思いつつも、木槿を永遠に待ち続けるという。
最初から月容に傾く可能性はなかったとはいえ、こんな形で母を失う夕顔の気持ちが…
錦繍は司馬遽に酒を勧めて眠らせ、暗宮の紫鉱と金蝉花を全部奪う。一方、非白の目をそらした隙に、南国の衣服を着た男たちが暗宮の者たちは皆殺しにされ、その刺客は特殊な剣を使っていた。原青江は暗宮の件を知って誰の仕業か問い詰めるが、司馬遽は答えられず、原青江はその上、司馬遽が紫鉱の精錬の秘密を自分に伏せていたことにも激怒する。
司馬遽はこんな目に遭っても錦繍を庇うのですね
実は南国を装った暗宮の者たちの殺害も錦繍の仕業だった。さらに錦繍は手にした紫鉱で作った短剣を非清の誕生日に明磊が贈るよう仕込んでいた。原青江は非清の誕生日を祝うことでこれまでの埋め合わせをしたいと考え、非清に「原家軍の権力は決して他人に渡してはならぬ」と、明磊を遠ざけた意図を諭し、西都と紫園の防衛の任を託す。
原青江の明磊に対する不信感は、結構行くところまで行ってる感じがします
原青江は、明磊が非清に贈った短剣が紫鉱のものだと知って明磊を問い詰めるが、明磊は「非白のために南国と近い木槿が企んだのでは」と言い逃れて原青江の猜疑心を煽る。そうして明磊と原青江、非白の対立を仕組んだ錦繍は、漁夫の利を手に入れようと企む…
明磊はもう、木槿に罪を着せて平気でいられるようになってしまったのですね…
49~51話の感想
今回までは「錦繍が司馬遽の秘密を知ったら、これまでの誤解が解けて、木槿や非白との関係が少しは改善するのではないか」そんな風に思っていました。でも、司馬遽のことを知ったことで、むしろ錦繍の恨みが倍増してしまう事態に。これまでずっと見守って助けてくれた司馬遽に対して、逆に愛情を利用して暗宮の秘密を我が物にしようとする始末です。
錦繍は明磊に罪を着せ、明磊は木槿に疑いを向けようとしていますが、紫鉱で武器を量産し始めたら遅かれ早かれ発覚するのでは… それが明るみに出た時こそ、錦繍の紫園の女帝としての立場が終わるような気がします。原青江はとことん冷酷になる人間ですが、それでも我が子に対しては特別モードが発動する人なので、非流にとって害になる母親は取り除くとか、平気でするのではないでしょうか。
そして今回とうとう非白と木槿が結ばれましたが、それを公式の招待状で知らされる月容の立場、そして夕顔の気持ちを考えると素直に祝福できないものがあります。その心の傷を埋めるためか、月容が夕顔を女帝として育てようという、何か間違った方向に向かっているように思えますが、それが夕顔にとって幸せなのでしょうか。
かといってもう母として木槿が関われる立場でもないので、月容の暴走を止める者がいないですよね。南国の平和以上に、夕顔が幸せになって欲しいと願わずにはいられません。
しかし今回の木槿たちの初夜の演出を見ていて思ったのですが、このドラマの監督さんは「布を飛ばす」のが好きですよね… 衣服を飛ばす暗喩はこれが三度目で、今回は幸福な布飛ばしだったのでよかったのですが、不幸な布がこれ以上飛ばないといいですね♪
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