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クルミットです♪
11話は、冒頭の懐かしい回想シーンからいきなり戦況の急変、そして娉婷の怒涛の行動へと、止まる間もなく展開していく回でした。特に前半の手紙の場面、じわっときました。
それでは11話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 11話のあらすじ
話の始まりは陽鳳と娉婷の子ども時代の回想です。
陽鳳は燕王宮で琴を習っていて、白娉婷は敬安王府のお付きとして主人といっしょに宮殿へ来るたびにおいしいものを持参していました。陽鳳はずっと「自分が可愛いから差し入れてくれるのかな」と思っていたようで、娉婷が笑いながらその誤解を解きます。本当は「琴を教えてもらうための手土産」だった、と。
自分の可愛さを律儀に信じていた陽鳳、そういうちょっとおかしいところが好きです。
二人が笑いながら食べていると、将軍からの手紙が届きます。陽鳳は「お腹がいっぱいで部屋に戻る」と言い訳しながら手紙を持って逃げようとしますが、娉婷には全部見透かされていました。
「涼王が則尹(そくいん)を急に呼んだのは晋軍が来たから? なぜ隠す? 則尹の相手が楚北捷だから?」
矢継ぎ早に問い詰める娉婷に、陽鳳はぽつりと言います。どちらが勝っても娉婷がつらい思いをするから知らせたくなかった、と。
この言い方、友情のちゃんとした使い方だと思いました。
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一方で戦況は深刻でした。
則尹は涼王へ急報を送ります。晋軍が涼国の都・堪布へ直進中、自分は最後の防衛線を死守するという内容です。
その則尹から将軍府にも手紙が届きました。陽鳳が封を開けた瞬間、その場で気を失います。床に落ちた手紙を娉婷が拾い広げると、則尹の直筆でひとこと。
「もし私が戦死した場合、あなたは別の人に嫁いでください」
それだけ。慰めも何もなく、その一文だけ。読んでるこっちも少し固まりました。
娉婷は倒れた陽鳳の脈を診て、妊娠していることに気づきます。生まれてくる子に最初から父親がいない状況にしたくない。そう決めた娉婷は、自分で涼王に会いに行くことにしました。
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娉婷が涼王に提案した内容は大胆なものでした。
兵符を渡してほしい、堪布へ行って則尹とともに城を守る、と申し出ます。涼王は、かつて楚北捷と「燕の地を五年侵さない」という約定を結んだのがこの娉婷だと知り、ひとまず信じてみることにします。
ただし娉婷は三つの条件を出しました。ひとつ目は自分の素性を調べないこと。ふたつ目は晋軍が撤退したらすぐに離脱できること。三つ目は三軍を動かす指揮権を渡すこと。
他国から乗り込んできた女が三軍の指揮権を要求する。その度胸、普通じゃないです。
娉婷の作戦は、晋王・司馬弘に毒を盛るというものでした。意識を十日間奪う薬で、事前にはどんな手段でも検出できない。涼王に早馬で薬を晋宮へ届けさせ、司馬弘の食事に混ぜます。司馬弘が倒れたと同時に「晋の都で内乱」という情報を流せば、楚北捷は建康城に急ぎ戻るはず。その間に防衛ラインを立て直す、という計算です。
涼王も話を聞いた上でうなずきました。
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堪布の則尹のもとへ来た娉婷は、やるべきことをはっきり伝えます。
「今の任務は時間を稼ぐこと。一日延ばせれば一日の望みがある」
則尹は、楚北捷の実力なら正攻法で攻められたら長くは持たないと言います。でも相手に先に動かせたら堪布は落ちる。娉婷はそこで逆転の発想を出しました。こちらから打って出ること、です。
則尹が自ら楚北捷に一騎打ちを挑み、劣勢になったら深追いせず退く。楚北捷が追撃してきたところで、凉軍は近くの百里茂林という深い森へ誘い込みます。晋軍は地形を知りません。棘だらけの密林に入れば陣形が崩れます。でも涼軍の馬は体が小さくて足が強く、こういう地形こそ本領を発揮します。
作戦通りに動いた則尹は、見事な大勝を収めました。
馬の体型まで計算に入れてるの、さりげなくすごいと思いました。
敗れた楚北捷ですが、娉婷が向こうの陣営で指揮を執っていると知ると、気持ちがぱっと明るくなります。娉婷と対峙するのが、かえって面白くなってきた、というような様子でした。
負けてるのに。
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勝利の後、則尹と娉婷は晋軍が攻めてきた本当の理由について話します。娉婷はふと、以前に敬安王府の別院で「建業織造」という封印がされた箱をいくつも見たことを思い出しました。あれが今の戦いとつながっているかもしれません。
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別の場面では、白蘭国の王女・耀天が帰国を前に不安を抱えています。何侠が「公主の不安は自分も同じです」と打ち明け、お互いの本音を話せる相手になろうと提案しました。何侠が耀天に言ったのは、今は晋と涼が戦っているから白蘭にとって最善の結末は両国が負けることだ、そして帰国後は「守」の字を軸に考えてほしい、ということでした。国を守り、民を守り、自分を守る。
静かな場面でしたが、何侠の言葉はちゃんと届いているように見えました。
そして11話の終わりに、嫌な予感がする展開が出てきます。張貴妃が父親と密かに謀っていました。以前、楚北捷に取り込もうとして逆に恥をかかされた張貴妃が、今度は人の手を借りて楚北捷に報復しようとしているようです。
孤高の花 11話の感想まとめ
一番残っているのは則尹の手紙の場面です。
「戦死したら再婚しなさい」のひとことだけで、陽鳳が倒れる。内容としては妻を思っての言葉なんだろうけど、妊娠中の妻が読むには、きつすぎる書き方でした。そこで娉婷が脈を診て妊娠に気づいて、「子どもが父親なしで生まれてきてほしくない」と動き出す。この流れが変に盛り上げていないぶん、じわっときました。
涼王への交渉も良かったです。他国の女が乗り込んで条件を三つ並べて指揮権を求める。涼王もそれを聞いて「信じてみる」と言う。娉婷の説得力の出どころがいまいちわからないんですが、とにかく場を動かす力がある。
毒薬の作戦も、森に誘い込む作戦も、全部機能してるのが怖いくらいです。
楚北捷が敗戦を知ったあとに表情が明るくなる場面は、笑うに笑えませんでした。娉婷のことをちゃんと見ている、というのはわかるんですが、見ているこっちの気持ちはもう少し複雑です。
陽鳳は手紙を受け取って倒れてから、終盤まであまり出てこなかったけれど、あの場面だけで今話の重さの半分くらいは持っていた気がします。
張貴妃の動きが11話の最後に出てきたのが、今後どう影響してくるか気になります。楚北捷を罠にはめようとしている。娉婷はそれを知らないまま、今は楚北捷と別の陣営で向き合っている。二人の間に割り込もうとしている存在が増えてきました。
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