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クルミットです♪
13話は、ようやくふたりの距離が縮まる回です。索道が切れて崖下に落ちて、雨が降って、楚北捷が高熱を出して——そういう積み重ねの末に、白娉婷がやっと覚悟を決めます。でも後半がきつかった。その幸せはずっとは続かないんです。
それでは13話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 13話のあらすじ
白娉婷は楚北捷に、則尹将軍が典青峰頂に援軍を送ってくると伝えます。山の中はもう涼軍で埋まっているはずだから、どこかに隠れてほしいと。
思いっきり心配しているのに「隠れて」という言い方をする。そういうところが白娉婷らしいです。
楚北捷はその言葉を素直に喜んで、月下の誓いの話になります。白娉婷は正直に言いました。「知り合って2日で山盟海誓なんて、あなたは登徒子ですか」と(山盟海誓とは山や海に誓うほど固い永遠の約束のこと。登徒子は浮気者・女好きを指す言葉)。
でも楚北捷の答えはこうでした。「この誓いは20年前から、もうずっと心の中で許していた」。今生では白娉婷だけを愛する、生死をともにする、月下の誓い、永遠に裏切らない——
涼軍が追ってきます。白娉婷が「先に行って」と言っても、楚北捷は彼女を馬に引き上げて一緒に逃げます。則尹将軍はその光景を見て、楚北捷が白娉婷を人質にしていると勘違いして追いかけてきます。
ふたりは索道(山を渡るためのロープ状の移動手段)に乗りましたが、途中で断ち切れます。崖底まで落下して、楚北捷は白娉婷をかばって大怪我を負います。
実はこの索道を切らせたのは白娉婷自身でした。楚北捷が峰頂を攻めてこられないように命じていた。でもまさか楚北捷が先回りして峰頂にいたとは思わず、自分たちが落ちる羽目になりました。
自分で切らせて自分が落ちる。でも責めようがない。
雨が降り出して、傷が感染し楚北捷は高熱を出します。白娉婷は彼を山洞に連れ込んで火を焚きますが、震えが止まりません。そのとき彼女は決断します。ふたりの衣服を脱がせて、体温で温めることを。今夜、楚北捷の女になる覚悟を決めたのです。
山洞の外では、則尹が崖底の火の明かりを見つけて、部下たちと松明を持って捜索しています。でも洞窟の中のふたりは、そんなこと気にしていません。
しばらくして、楚北捷が言います。「ずっと気になっていた。お前はずっと引き延ばし戦術を取っていた。何を待っていた?」。白娉婷は答えます。晋王宮からの知らせを待っていた。でも大事にはならない、誤解に終わるはずだから安心してと。
楚北捷は静かに考えます。自分が彼女と一緒にいるためには、鎮北王のままではいられない。彼女も敬安王府の白娉婷でいられない。これから先の一歩一歩を慎重に考えていかなければ。
外から涼軍の叫び声が届いてきます。白娉婷は、見つかったら楚北捷を守りきれないと判断して、ひとり外に出て涼軍と合流することにします。「すぐに大晋でまた会います」と言い残して。
一方で、何侠が大涼に来て陽鳳を訪ねます。白娉婷の行方を聞きますが、陽鳳はしばらく府で待つよう伝えます。
白娉婷が涼軍の陣営に戻ると、晋軍が撤兵したという知らせがありました。将士たちは一様に白娉婷を称えます。弱い女ひとりの知略で、大涼が滅びかねなかった戦争が逆転したと。
白娉婷はてっきり、晋軍が退いたのは司馬弘が昏睡に陥ったからだと思っていました。でも韓将軍から告げられた事実はまるで違いました。
「晋の都城が混乱したのは、10歳にも満たない皇子2人が同時に毒死したからです」
皇子2人が毒死。自分の想定とはまったく違う形で事が動いていた。
白娉婷は自分の手の届かないところで事態が進んでいたことを知り、その場に倒れてしまいます。
目が覚めると、部屋に何侠がいました。白娉婷はすぐに分かりました。一緒に薬を調合した何侠が、その薬の効果を涼王に伝えた。それが皇子たちの死につながった。
何侠は静かに問いかけます。「楚北捷は間接的に司馬弘の息子2人を死なせてしまった。司馬弘がどうやって楚北捷を許すと思う? あなたはこれから楚北捷とどうやって……?」
孤高の花 13話の感想まとめ
一番引っかかったのは、最後の何侠の言葉です。
「司馬弘がどうやって楚北捷を許すか」——これ、答えがないんですよ。皇子2人が死んでしまっているんだから。白娉婷がどれだけ「誤解に終わるはず」と思っていても、もうその段階じゃない。
山洞の場面を経てきたあとだから、余計にきつい。
あの夜、高熱でふるえる楚北捷を体温で温めながら、白娉婷は自分から覚悟を決めた。鎮北王をやめてもいいとまで言った。そこまで来たのに、外の世界はそんな話を置いてけぼりにして動いていました。
索道を自分で切らせたのが白娉婷だったというのも、この話の嫌なところで。彼を守るために切った、でもそれが原因でふたりが崖から落ちた。何侠に薬の情報を渡したのも白娉婷で、それが最終的に皇子の死につながった。彼女の選択が積み重なって、自分たちを追い詰めています。
20年前から心の中で誓いを持っていたという楚北捷の言葉は、この話でいちばん印象に残りました。でもその言葉が出てきたまさに同じ夜に、ふたりの未来をひっくり返すことが起きていた。
何侠が問いを突きつけてきたとき、白娉婷の顔にはもう言葉がありませんでした。あの表情が、頭から離れません。
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