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クルミットです♪
16話、正直かなりしんどい話でした。白娉婷がどうなったのかという答えがここで出ます。そして張貴妃がついに本性をさらけ出して、長年溜め込んできたものを全部王后にぶつける。あの場面は予想以上に重かったです。それでは16話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 16話のあらすじ
15話で楚北捷に剣で刺された白娉婷。血を流しながら楚北捷の腕の中に倒れ込みます。息も絶え絶えな中、彼女はそっと手を伸ばして楚北捷の顔に触れようとします。「こうしていられるなら、これでいい」と言って、そのまま意識を失う。
あの「これでいい」の一言、じわっときました。死にかけているのに、怒りも恨みもなくて。ただ好きな人の顔を触りたいというだけで。
晋王は宦官に白娉婷の死を確認させ、群臣の前で「鎮北王が皇子殺しの下手人を誅殺した」と宣言します。
楚北捷はすぐに動きます。友人の則尹の助命を晋王に願い出る。「命を賭けて友を救いに来た義士です。白娉婷の遺体を故郷に届けさせれば、民はきっと陛下の器の広さを称えます」と説得します。晋王はそれを聞き入れ、則尹を解放。則尹が「遺体」を抱き上げると、楚北捷は意味ありげに「大切に頼む」と一言だけ添えます。
宮殿の外では、神医(名医)の馬車がすでに待機していました。神医の弟子・酔菊がすぐに白娉婷を受け取り、急いでその場を離れます。
全部計算の上だったんですね。剣で刺して見せかけ上は死なせて、外で神医が待機している。どれだけ冷静に段取りを組んだのか。
一方で張尚書(張貴妃の父)が晋王に盛り続けていた丹薬、二弾目の三分の二を消費済み。晋王の体は確実に弱っています。張貴妃と父は新たな皇子の即位を本格的に画策し始めます。
そしてこの話最大の場面。
張貴妃が病床の王后を「見舞い」に永延殿を訪ねます。下人を全員下げた後、本性をさらけ出します。「司馬家の血筋はこれで絶えた。王后として恥ずかしくないのか」と嘲る。戸惑う王后に向かって、張貴妃は溜め込んできたものを一気に吐き出します。
十数歳のころ、朝廷での父の影響力を恐れた側が、牽制として自分を強引に宮殿に連れ込んだ。愛する人と一緒にいる権利を奪われ、愛してもいない年老いた王の前で毎日笑顔を作り続けた。本当に好きな人に対しては「鎮北王殿下」と礼儀正しく呼ぶしかなかった。
張貴妃が楚北捷を好きだとは知っていたけど、ここまで言語化されると少しだけ景色が変わります。同情はできないけど、なぜこうなったかは分かる。
「王后に気に入られようと努力した時期もあった。でも晋王にとってこの宮殿で唯一の女はずっと王后だけだった。それが分かってから、全員死んでほしくなった」。
そして最後に「小皇子を殺したのは白娉婷でも楚北捷でもない。今から王后を小皇子のもとへ送ってあげる」と言い放ちます。
王后は命を落とします。
皇子に続き王后まで失った晋王の打撃は深く、楚北捷が後事を一手に引き受け、朝廷停止七日を宣言します。
その後、楚北捷は部下の漠然を伴って神医の家を訪ねます。酔菊が出迎え、漠然がすぐ「白娉婷は助かったか」と問う。酔菊の答えは「死んでいない。でも助かったとも言えない」。昏睡状態のまま。治療が遅れた分、神医が全力を尽くしてもこれが限界。「あの剣があと一分ずれていたら本当に死んでいた」という言葉が重い。
楚北捷がいつ目が覚めるか問うと、酔菊は「明日かもしれないし、一生目が覚めないかもしれない」と答えます。漠然が慌てて酔菊を連れ出し、楚北捷と白娉婷を二人きりにします。
「一生目が覚めないかもしれない」その言葉を、楚北捷が一人で受け止める。何も言わないんですよ。それがきつかった。
廊下で酔菊が「なぜ殺そうとして救ったの」と漠然に問うと、「殺すために救った。あの剣の精妙さが全てだった」と答えます。
話の最後は白蘭国へ。耀天公主が初めて朝廷に臨みます。丞相の貴常青が自分の息子・貴炎を婿にと推薦しますが、公主は「もう心に決めた人がいる」と言い、小敬安王の何侠の名を挙げます。
孤高の花 16話の感想まとめ
一番頭に残ったのは張貴妃の独白です。
あれだけ悪役として出てきた人物が、ああいう形で自分の半生を語り始める。十代で政治の道具として宮殿に入れられ、好きでもない王の横に立ち続けた。憎しみが積もったのは分かります。
でも、それを王后や皇子にぶつける理屈は通らない。分かった上でそれをやるのが、この人の恐ろしいところです。
「好きな人を”鎮北王殿下”と呼び続けなければならない」という台詞は、少し刺さりました。感情ではなく礼儀だけで接し続けることのしんどさ。
白娉婷が「これでいい」と言いながら倒れる場面も、ずっと引きずっています。あの状況で怒りも恨みもなく、ただ楚北捷の顔を触ろうとする。うまく言えないですけど、残ります。
昏睡状態の白娉婷を見つめる楚北捷の場面は、セリフが少ない分だけ重かったです。「一生覚めないかもしれない」という言葉を黙って聞いている。きつかった。
張貴妃の「小皇子のもとへ送ってあげる」という最後の一言、冷たくてぞっとしました。
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