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クルミットです♪
23話は白娉婷(ペイ・ピンティン)の作戦回です。状況は絶望的なのに、見ているこっちは「すごいな」と思いながら、同時に「大丈夫なのか」と心配になる、そういう回でした。
楚北捷(チュ・ベイジエ)との再会シーンも短いのにしっかり来ます。
それでは23話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 23話のあらすじ
涼軍(りょうぐん)は淮河(わいがわ)の対岸で楚北捷を包囲したまま、川が凍るのを待っていました。若い漢将軍(かんしょうぐん)が「凍るのを待たずに浅瀬を渡りましょう」と提案しますが、涼王(りょうおう)は「援軍など来やしない。楚北捷に裏切られた苦しさをじっくり味わわせてやれ」と余裕の構えです。
その涼王の思惑をまったく読んでいたのが白娉婷です。彼女は天象(星や空の様子)を観察して、本来なら臘八(旧暦12月8日)を過ぎてから凍るはずの淮河が、今年は旧暦12月2日には凍り始めると見抜きました。臘八とは旧暦12月8日にあたる節目の日のことです。
天象を見ただけで凍結日を6日も正確に読み切るって、普通じゃないですよね。これが作戦の核になっていくんだと分かった時点で、もうこのシーンから緊張しました。
「今すぐ先手を打たなければならない」と楚漠然(チュ・モーラン)に伝え、二人は兵士たちと保護色の袍(ほう)をまとって夜陰に乗じ、涼軍の陣営に潜入します。
白娉婷は覆面姿で涼王の前に現れ、刃を突きつけました。そして冷静に説得を始めます。涼軍が淮河を越えれば晋(しん)と涼の大戦になる、そのすきに何侠(かきょう)が背後から攻撃すれば挟み撃ちだ。鷸蚌の争い(ぎょぼうのあらそい)で漁夫の利を拾う者がいる、と。
目の前で刃を突きつけながら「あなたの国が損をしますよ」って冷静に説くの、どれだけの胆力なんでしょう。こっちが代わりに震えました。
涼王は「要するに楚北捷を助けろということだろう。その挑発心は死に値する」とせせら笑います。白娉婷は微動だにしませんでした。
「大王が犯した最大の失敗は、この陣営を窪地に張ったことです。私が一柱香(ひとつの線香が燃え尽きる時間)以内に戻らなければ、山上に展開した10万の大軍が一斉に矢を放ちます」
涼王が陣幕の外に出ると、山の上には人影が幾重にも重なっていました。どう見ても大部隊です。涼王は撤退を命じるしかありませんでした。
あの山上の「10万の軍勢」の正体が稲わら人形だったと分かる場面、思わず笑ってしまいました。白娉婷と楚漠然が兵士たちを連れて一晩中せっせと作り上げたものが、涼王を完全に騙した。夜目には本当に人が立っているように見えたんですね。
何日も包囲されて策もなく追い詰められていた楚北捷は、「涼軍が退いた」と聞いた瞬間、信じられない顔をします。そして楚漠然が連れてきた白娉婷の姿を見た瞬間、もう我慢できなくて彼女をぎゅっと抱きしめました。
強がってきた分だけ、この崩れ方がリアルでした。言葉より先に手が動いた、という感じ。
一方、耀天(ようてん)と何侠は「白娉婷が10万の援軍を連れてきた」という話を聞いて顔色が変わります。もし楚北捷が10万を率いて反撃してきたら太刀打ちできない。二人は丞相の進言を受け入れて、晋軍をまず宴席でもてなすことにしました。
白娉婷は楚北捷に「朝廷に戻っても危険が待っている」と警告します。楚北捷も感じていたようです。彼は「朝廷に復命したら辞官して、一緒に山の中で隠居したい」と言います。
以前は戦場で死ぬことを恐れなかった楚北捷が、今は「死ねない、死んだら娉婷を誰が守る」という思いが頭を離れないと語ります。天下には優れた武将が何人もいる。でも白娉婷の楚北捷は自分だけだ、と。
晋軍は白蘭(はくらん)の城に招かれ、市民に歓迎されながら入城します。大殿での宴席で楚北捷は酒ではなく水で、故郷に帰れなかった将士たちを静かに弔いました。
耀天はその場を収めようと「道を誤って晋軍との合流を妨げた奸細(かんさい)を見つけた」という作り話の犯人を用意してきます。臣下たちも殊勝な顔で3年分の俸禄を差し出すと言い出しました。
楚北捷はそれを断り、「耀天自らが晋に赴いて謝罪すべきだ」と言い放ちます。
場面は変わって張丞相(ちょうじょうしょう)と張貴妃(ちょうきひ)の父娘へ。「なぜ涼軍が退いたのか」「白娉婷がなぜ生きているのか」と首をひねる父に、張貴妃は「今は対策を考える方が先、関与が知られてはいけない」とたしなめます。張丞相は腹を決めました。楚北捷を大晋に生きて帰らせない、と。
孤高の花 23話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、稲わら人形の場面です。
「10万の援軍」の正体が一夜で作った稲わら人形だったというのは、さすがに笑いました。でも笑えたのは結果が成功したからで、白娉婷が涼王の前に立ったあの瞬間は、失敗したら本当に死んでいたはずで。
涼王に刃を突きつけたときの白娉婷の落ち着き方は、怖いくらいでした。揺らぎが一切ない。このシーン、音楽もそうですが、白娉婷の目がずっと冷静なんですよね。
楚北捷が白娉婷を抱きしめる場面は、セリフがなかったのが良かったです。強がり続けた人が、ようやくそれを手放した瞬間でした。
大殿で楚北捷が水で将士を弔ったシーンは、静かなのに重かったです。耀天が用意した作り話と偽りの謝罪が横に並んだとき、そのずれが余計に目に刺さりました。
張丞相の「生きて帰らせない」という言葉が、楚北捷の「死んだら娉婷を誰が守る」という言葉のすぐ後に来る。その重なり方が、23話が終わった後もしばらく頭から消えませんでした。
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