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クルミットです♪
49話、ようやく楚北捷が娉婷の手がかりをつかみます。長笑がひとりで迷い込んで、父親とは気づかないまますれ違い、娉婷も嬌嬿楼にやってきながら入れ違いになって、それでも梅酒の一口が全部つなげていく。この展開はじんわりきました。
それでは49話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 49話のあらすじ
娉婷と陽鳳が話し込んでいるうちに、長笑がいつの間にかいなくなっていました。気づいた二人は急いで手分けして探し始めます。
そのころ楚北捷は「冬某人」という偽名を使って嬌嬿楼という商館の主として振る舞い、域外の商人カンジ先生と会合中でした。戦乱を避けた新しい通商ルートを開拓するための話し合いです。表舞台では戦っていても、裏ではこういう地道な工作もやっている。
迷子の長笑が嬌嬿楼に迷い込んできたとき、思わず「ここで?」となりました。
十三娘が長笑の手を引いて「お母さんを探してあげる」と声をかけます。楚北捷は子どもを目にした瞬間、なぜか言いようのない親しみを感じます。本人には理由がわからないけど、見ているこっちはわかる。自分の子だから。
娉婷も長笑を探して嬌嬿楼にやってきますが、楚北捷はカンジ先生の接待中で出られず、ここでまた入れ違いになります。
惜しい、惜しすぎる。でもこの話、娉婷と十三娘の短い会話がけっこうよかったです。
娉婷は十三娘とのわずかな会話の中で、外で噂になっている低価格で米を放出している大晋の商隊が嬌嬿楼と関係していると見抜きます。そして「大晋を救ってくれた」と十三娘に礼を言いました。正体を明かさずに感謝している娉婷の落ち着きがよかったです。
楚北捷の方は配下の者たちに、物資を雁林城の臣牟将軍のもとへ届けるよう命じます。道中で民に「大晋にはまだ食糧がある、まだ戦える」と見せること、軍の食糧を確保したうえで被災民にも配ること、この二つを同時にやれという指示です。戦況が厳しい中でも、楚北捷がここまで細かく手を打ち続けているのは地味にすごいです。
貴家の話はしんどかったです。
貴炎が雁林城攻略を申し出て、何侠に「援軍が必要なときは必ず二叔の貴常寧を送ってほしい」と頼みました。出発前に二叔に「酒を飲むな」と念を押していきますが、貴炎が陣を離れたとたん、貴常寧は何者かに打ち倒されて、睡眠薬入りの酒を大量に飲まされてしまいます。
貴炎がちゃんと言い残していったのに、最初から狙われていたんですよね。見ていてイライラしました。
楚漠然の軍に白蘭軍が伏撃されたという報告が入り、援軍が必要になります。何侠が貴常寧を指名するも「酒に酔って起きません」と言われる。縛られて帳前に連れてこられた貴常寧が目を覚ますころには、貴炎率いる永霄軍は全滅、貴炎は戦死、という知らせが届いていました。
何侠はそれを利用して「権勢を笠に着て援軍を怠った」と罪に問い、貴常寧を処刑。貴家の軍内での勢力は一夜にして消えました。貴炎が死んだと告げられる場面、見ていてきつかったです。
嬌嬿楼の競売が終わった後、十三娘が「最後にもう一つ大切な品を出す」と言い出し、自分自身を競売にかけます。楚北捷は冬楼主の名で十万両の黄金を出して十三娘を落札しますが、十三娘は、買われたのに本当には受け入れてもらえないことに苦しんでいます。絡んできた客を殺しかけて楚北捷に止められる場面がありました。
十三娘の怒りの向けどころ、気持ちがわかるだけに見ていてしんどかったです。
楚北捷は後片付けをした後、ふと手近の酒壺を手に取って一口飲みます。濃厚な梅酒の味。
その瞬間、表情が変わります。
楚漠然が地中から掘り出した、娉婷が自ら仕込んだあの梅酒と同じ味だと気づいたのです。すぐに番頭を呼んで仕入れ先を問い質します。百里梅林は誰が植えたのか、この梅酒は誰が造ったのか。
嬌嬿楼の梅酒が娉婷の手によるものと確認できると、楚北捷は夜のうちに馬を駆って百里梅林へ向かいます。
その百里梅林では、娉婷と陽鳳がそろそろここを離れようかと話し合っていました。
孤高の花 49話の感想まとめ
一番頭に残ったのは、楚北捷が梅酒を飲んだ瞬間の顔です。味で気づく。あれだけ探し続けてきた人の痕跡が酒に残っていたというのが、理屈より先に来ました。
長笑のすれ違いも今回はありましたが、あっちよりもこっちの梅酒の場面の方が刺さりました。子どもと対面していても気づかない、娉婷が来ていても出られない、それでも梅の味だけが正直だったという流れが、きれいというより切なかったです。
貴家の話は、罠にはめる流れが手際よすぎてゾッとしました。何侠がずっとこれを狙っていたのか、それとも機会ができたから使ったのか。どちらにしても、貴炎が出発前に言い残したことが全部利用される形になっていて、胃が痛かったです。
十三娘の自己競売は、楚北捷への感情をどこにも置けなくなった末の行動として見ていました。追い詰められていることだけは伝わりました。
夜を駆けていく楚北捷と、梅林を離れようとしている娉婷。楚北捷が嬌嬿楼で梅酒の壺を持ち上げたあの一瞬が、49話で一番好きです。
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