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クルミットです♪
54話、やっとここまで来たかという回です。娉婷と楚北捷の再会からの続きで、二人の間にある息子の話がようやく明かされます。それと並行して白蘭と大凉の情勢もどんどん動いていて、後半は全体的にずっしりとした空気でした。それでは54話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 54話のあらすじ
再会してからずっと、楚北捷は娉婷に「今は一人か」と聞けずにいました。聞いて、もし違う答えが返ってきたら──そう思うと踏み出せない。
娉婷はそんな夫の様子を見て、わざと焦らします。「今はもう一人じゃない」と言い、楚北捷が青ざめたところで「一緒に暮らしている男の子は長笑という名前、聞き分けが良くて賢くて、今年三歳です」と告げました。
楚北捷の顔がぱっと変わる場面、良かったです。あの数秒の落差がたまりません。
楚北捷はすぐに誓いを立てます。これからは天の果てどこへ行こうとも、この母子を二度と離さないと。長い別れの末にその言葉を聞けた娉婷は、ほっとしたと思います。
そして出陣前の鎧のシーン。燕十三娘が前もって楚北捷のために用意しておいた戦袍を、娉婷が夫に着せようとすると合わない。
夫が痩せていた。それだけで全部わかってしまいます。
楚北捷は「合わないなら着なければいい」と言います。娉婷たちと再会した今、それ以上に大事なことはないから。
娉婷は「今は大晋が苦しい、何侠が都城に攻め込んで民が塗炭の苦しみを受けている」と言いかけます。でも自分が鎮北王(楚北捷の称号)の側に立てば、その名声を傷つけるかもしれないと。
楚北捷は娉婷の言葉を口づけで遮りました。国のことも賢さも全部しまっておけ、ただ自分の女として側にいればいいと。
白蘭の方では、駙馬(何侠のこと)が建康城を落としたという知らせが届いていました。白蘭が天下統一に近づいたということで、臣下たちは次の君主が誰になるのかと気をもみ始めます。耀天は「白蘭王室の血は絶やさない、君主も変わらない」と言い切りました。
でも耀天の本音は別のところにある。何侠が白蘭に来た日から、彼を王座に座らせないと決めていた。腹の子が白蘭の次の王になる──その一念で動いている。
飛照行が何侠のもとに報告に来ます。雲安城の中が二つに割れていて、何侠に取り立ててもらった臣下たちは彼の凱旋を祝おうとしているけれど、公主(耀天)は古参の臣下たちと密かに謀っていると。飛照行は「公主を始末しては」と進言しますが、何侠は監視するよう命じました。
耀天は駙馬付きの侍女・風音に「あの人は反乱を起こすか」と聞きます。風音の答えは一言でした。「起こします」と。建康城を落とした後も雲安城の外で兵を止めて動かないのは、白蘭の出方を待っているから。もう公主が決断するしかない、と。
大凉では上将軍の若韓が兵士たちに、何侠の野心を止めなければならないと話していました。
ただ、兵も食糧も足りない。勝ち目が薄いのは全員わかってる。
ある兵士が「いっそ何侠に降伏して、残った命を守っては」と口にしました。若韓はその場で斬り捨てます。降伏を口にする者はみな同じ末路だと言いながら。
それでも若韓は行き詰まっていました。そこへ白娉婷と楚北捷が大凉の軍帳に現れます。士気の落ちていた凉軍に、この二人の到着は大きな支えになりました。
孤高の花 54話の感想まとめ
一番残ったのは、鎧の場面です。長年離れていた夫が痩せていた。それを娉婷が手で感じ取る。あの静かさが、台詞よりずっと重かったです。
楚北捷が娉婷の言葉を口づけで遮るのは、ロマンチックといえばそうなんですが、娉婷がどれだけいろいろ抱えてきたかを思うと、少し切ないところもありました。でも娉婷の顔が穏やかだったから、まあいいか、という気持ちにはなりました。
耀天と風音のやりとりは淡々としているだけにきつかった。「起こします」の一言、重いです。何侠の動きも読まれていて、もう誰も止められない流れに入ってきている。
若韓が降伏を口にした兵士を斬る場面は、正直引きました。正論で返せないから力で黙らせるしかない状況がはっきり見えて、見ていてつらかったです。
士気の落ちた凉軍の陣に、娉婷と楚北捷が静かに現れる。それだけでいい。なんかそれだけでいいんです。
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