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クルミットです♪
今回の27話は、楊采薇(ヤン・ツァイウェイ)が「莳萝院(ジールオ院)」という罠の屋敷に連れ込まれながら、ひとりで手がかりを集めていく回です。潘樾(パン・ユエ)も必死で追いかけているんですが、追いかけた先に待っていたのが「父親」だったというのが、この回の一番重い部分でした。
じわっと重たい話です。
それでは27話を一緒に見ていきましょう!
花間令 27話のあらすじ
3日後、楊采薇は万ママに選ばれ、他の舞姫たちと一緒に黒い布で目を隠されたまま馬車に乗せられます。
潘樾はすぐに気づき、遠くからこっそり後をつけます。馬車の中、楊采薇は少しずつ痕跡を残し続けます。潘樾たちが追えるように。目が見えない状態でも、できることをやる。
目隠しされたまま「ここを通った」って証拠を残し続ける楊采薇、冷静すぎて少し怖いくらいです。
やがて一行は莳萝院という屋敷に到着します。万ママは女性たちに「言うことを聞けば栄華富貴は思いのまま」と話します。他の舞姫たちはすっかり銀子に目がくらんでしまいますが、楊采薇だけは浮かれません。
入ったとたん、私物はすべて没収。楊采薇は最後の最後に香粉だけをそっと残します。潘樾への唯一の手がかりとして。
万ママ、笑顔で「好い暮らしができる」と言いながら荷物全部取り上げる。この笑顔、本当に嫌な感じです。
華やかな衣装に着替えさせられていく舞姫たちを眺めながら、楊采薇は思います。かつて芸儿(ユィアル)もきっと同じようにここへ来て、この贅沢さに目を奪われたのだろう、と。莳萝院は見た目と裏腹の、人を食らう魔窟でした。
楊采薇は地形を探ろうとしますが、万ママに見つかります。「見てはいけないものを見ると、目が見えず耳も聞こえなくなった婆さんのようになる」と、はっきりした脅しを受けます。
笑顔で言うのがまた怖い。
やがて舞姫たちは客間へ通されます。万ママが部屋の前で言うのは「この部屋の客は最上の貴客、何かあっても私には守れない」という一言です。
部屋にいたのは何大人と、莳萝院の管事人である左苑主(ズオ・ユァンジュ)。ただし裏には別の主謀者がいる、と示唆されます。
「主謀者は別にいる」ってここでさらっと出てくるの、後でまた絶対大事になってきますよね。
帳越しにこっそり観察する楊采薇。莳萝院の本当の役割は、朝廷の官僚と結びつくための場所だと確信します。
そこへ何大人が「この子だけを寄越せ」と楊采薇を指名。万ママは二言もなく彼女を部屋へ押し込みます。
何大人は明らかに不純な目をしています。楊采薇は酒令(お酒のゲーム)を持ちかけて時間を稼ぎ、「お酒を温めてきます」という口実でその場を離れます。
外では潘樾が兵士を連れ、近くの家々を一軒一軒捜索中です。
楊采薇は何大人のお酒にこっそり薬を仕込みます。何大人がやがて酔いつぶれて暴れ始めると、その混乱に乗じて左苑主の部屋へ向かいます。そこで見つけたのは令牌に刻まれた紋様でした。水波文様だと思っていたものが実は違う。目の前にある羊角(ようかく)のトーテムの一部分だったのです。
「水波じゃなくて羊角のトーテム」、これはかなり大きな発見では。令牌の謎がまた一歩深まりました。
誰かが部屋へ入ってきたため、楊采薇は急いで隠れます。聞こえるのは呪文のような言葉。でも顔は見えません。
莳萝院は「楊采薇がおかしい」と気づき、口封じのための捜索命令を出します。
潘樾は汚水車に不審なものを感じ、それを辿って莳萝院の本当の隠れ場所を突き止めます。しかし楊采薇の姿がありません。後院から馬車が出ていったと知らされます。しかもそれは、潘府(潘家)の馬車でした。
剣を手に潘府へ戻る潘樾。
父親を問い詰めます。
剣を提げたまま父親に向かっていく潘樾の背中、見ていてきつかったです。
潘父はすでに楊采薇の正体を知っていました。以前、潘樾が彼女を「楊采薇」と名で呼んでいるのを耳にし、「本当の楊采薇は死んでいない、上官芷(シャンガン・ジー)として偽装していたのだ」と見抜いていたのです。
潘父が楊采薇を連れ去ったのは、潘家に累が及ぶのを恐れたから。そして最大の懸念は、潘樾と郡主の婚約でした。これは欺君の罪(天子を欺く重罪)に問われかねない問題です。
潘樾はきっぱり答えます。「数ヶ月前から、もう関係はない。皇親国戚も欺君の罪も、俺には関係ない話だ」と。
その言葉を受けて、潘父は二人を解放します。楊采薇は潘樾に自分の髪型を伝えます。離れていても、見つけてもらえるように。
一方、水波文組織は「今夜の莳萝院に潘父もいた」という情報をつかみ、今回の騒動に潘父が関わっているのではと疑い始めます。
花間令 27話の感想まとめ
この回でいちばん残っているのは、潘樾が剣を提げたまま潘府へ戻っていく場面です。
楊采薇を追って追って、たどり着いた答えが「潘府の馬車」。敵ではなく、父親だったわけです。その瞬間どれだけ足が止まったか、と思います。
潘父は「潘家を守るため」という立場で動いていて、立場として間違っているとも言い切れません。でも、楊采薇をあの莳萝院から連れ出した理由が「潘家の利益のため」というのが、どこか冷たい。楊采薇はそこで何が起きているか分かっていたはずなのに。
潘樾の「もう関係ない、欺君の罪も俺には無縁だ」という宣言は、郡主との婚約を捨てると公言したも同然です。それをあっさり言えてしまうのが、静かにずっしり来ました。怒鳴るわけでも泣くわけでもなく、ただそこにある覚悟。
楊采薇の莳萝院での立ち回りもよかったです。脅されても、指名されても、薬を仕込んでも冷静に動き続ける。芸儿のことを思いながら「ここは人を食らう場所だ」と見切って、その上で行動している。かっこいいというよりも、「この人すごく追い詰められてる」という感じが伝わってきます。
万ママが「見てはいけないものを見たら婆さんのようになる」と脅す場面、笑顔で言うのが本当に嫌でした。あれ、実際にそういう人がいるということを知っているから言える台詞ですよね。
令牌の紋様が「水波ではなく羊角のトーテムの一部」だったという発見は、この回の中でも重要な手がかりです。「水波文組織」という呼び方が正しいのか、そもそも組織の正体は何なのか、また分からなくなってきました。
楊采薇が離れ際に潘樾へ「自分の髪型」を伝えるところ、この二人らしいなと思いました。髪型だけが手がかり、というのが何とも言えないです。
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