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クルミットです♪
今回は事件が一気に押し寄せてくる回でした。静瀾は晟豊沢を追いかけたはずなのに、逆に自分が刺したような形にされてしまいます。そのうえ英英には和離書を託して、二人はしばらく離れることに。楊家では二爺の企みもついに英英の耳に入ります。それでは32話を一緒に見ていきましょう!
蜀紅錦 32話のあらすじ
牛将軍は陳兄と李兄を呼び出し、静瀾が節度使に不忠を働くかもしれないと嘘をついて、自分に味方するよう迫ります。陳兄は節度使を裏切るわけにはいかないと突っぱねましたが、なんと牛将軍はその場で陳兄を殺してしまいました。
話し合いのつもりで呼んだのに、いきなり殺すなんて、さすがにひどくないですか。
それを見た李兄は震え上がって、仕方なく従うふりをします。牛将軍は自分が節度使になった暁には、李兄を副都督にすると約束しました。
一方、英英たち一行はついに吐蕃にたどり着きました。長かった商路がようやく実を結んで、蕃市の人々も蜀錦に興味を示してくれます。
ここまで長かったので、うまくいって本当に良かったです。
そのころ静瀾は、晟豊沢が逃げ出したことに気づいて、一人で追いかけます。晟豊沢はわざと時間を稼ぎながら、牛将軍の腰牌を静瀾に差し出して、一緒に牛将軍を消さないかと持ちかけてきました。静瀾は晟豊沢が誰かの手を借りて人を消そうとしているだけだとすぐに見抜き、善悪の区別もつかないような真似はしないと突っぱねます。
すると晟豊沢は挑発するように、英英を南詔に連れ帰るつもりだと言い出しました。静瀾はかっとなって剣を抜き、晟豊沢に突きつけます。ところが晟豊沢はわざと自分の胸を剣先にぶつけて、自分から傷を負ったのです。
その手を使うとは思いませんでした。ずるいです。
そこへ赤虎たちが駆けつけて、傷ついた晟豊沢を見つけます。晟豊沢は話を盛って、静瀾に刺されたと訴えました。長安には行けない、長安の役人は職務を怠っていると責め立てて、六部の役人に南詔は必ずこの仇を討つと伝えるよう言い放ちます。六部の役人は言い訳のしようがなく、晟豊沢をそのまま帰してしまい、代わりに静瀾を捕らえて長安に連れて行こうとしました。幸い高放たちの助けがあって、静瀾はなんとか逃げ切ります。
六部の圧力で通緝令まで出されて、静瀾が人を刺したという話は誰もが知るところになりました。静瀾はこれを逆手にとって、節度使の穆輝を頼ることにします。穆輝なら牛将軍のやり方を見過ごさないはずだと考えたからです。高放は六部の腰の引けた対応にぼやきながらも、蕃商の証言を穆輝に伝えるため紛れ込むことにしました。
静瀾は英英のことを思い、この一件が彼女に迷惑をかけることを心配して、あえて和離書を書き残します。高放に英英へ届けるよう頼みました。別れる前、静瀾は事が片付いたらきちんと式を挙げて英英を迎えると約束します。英英は無事に戻ってきてほしいと願うだけでした。
和離書を書きながら、心の中は真逆のことを思っているのが切ないです。
場面は変わって、趙修縁はぼさぼさの髪のまま、玉縁のことをどう牛五娘に伝えればいいか悩んでいました。牛五娘は熱心にお祈りをしていたところに、玉縁が下働きに売られて殺されたと知らされて、悲しみに暮れます。趙修縁は自分のせいだと謝りましたが、牛五娘は泣きながら、玉縁の面影が見えるような気がして、彼女がいなくなったことをどうしても受け入れられません。玉縁は自分の一部のような存在だったと涙を流します。
楊家では二爺が親族を集めて、英英には商売の力量がないと悪口を言い、趙家の注文を受けて今の苦境をしのぐべきだと主張しました。楊静山は真っ向から反対しますが、二爺は自分が家を仕切ると言い張ります。そこへ錦繡が英英が戻ってきたと知らせて、皆で門まで様子を見に行きました。
英英は楊家の叔父たちに残りの代金を渡して、自分は新しい商路を切り開き、楊家の錦を吐蕃に売ったのだと報告します。
誰にも頼らずここまでやり遂げたのがかっこいいです。
二爺は慌てて、英英にはそんな権限はないと責め立てて、県衙に英英を捕らえて取り調べるよう求めます。通緝令の出た人物の身内だという理由でした。英英はすでにこうなることを見越していて、偽物の和離書を取り出します。自分は静瀾とは無関係な立場だと示したことで、県衙も手を出せませんでした。二爺が注文を返そうとしないので、英英はすべての注文書に自分の署名があると告げて、他の家と組む構えを見せます。商売が壊れることを恐れた親族たちは、英英を主事として受け入れることにしました。二爺は趙修縁に泣きついて相談しますが、趙修縁は家のことには口を出したくないとかわします。
その後、英英は楊氏が意識を失っているのを見つけて、毒を盛られたと知ります。二爺の仕業ではないかと疑い、季耀庭に二爺を見張らせて、楊静山には家のことを任せました。諸葛が本物の和離書を持ってきたことで、英英はこちらが本物だと気づきます。静瀾の生死はまだわからないままですが、英英は心の中でひそかに彼を待つと決めました。英英は親族を集めて、注文の割り振りを理由にしながら、楊氏が目を覚ましたと伝えます。二爺は信じられずに、うっかり本音を漏らしそうになりました。
その後、二爺は趙修縁のところへ相談に行きますが、どうしたらいいかわからずにいました。英英は人を連れて扉を開けて、二人の会話を聞いてしまいます。楊氏に毒を盛ったと二爺を問い詰めて、家法で罰しようとしました。二爺はひざまずいて許しを乞い、すべては晟豊沢の指図だったと白状します。
やっぱり黒幕は晟豊沢でした。予想はしていましたが腹が立ちます。
英英は二爺のやり方にあきれながら、晟豊沢が各家の画本を持ち去っていたことを知ります。事態は思っていたよりもずっと恐ろしいところまで進んでいると、英英は悟りました。
蜀紅錦 32話の感想まとめ
今回一番驚いたのは、晟豊沢が自分から剣先に飛び込んでいったところです。静瀾が抜いた剣に自分の胸をぶつけるなんて、普通は考えません。しかもそれを利用して静瀾を悪者に仕立て上げるところまで計算していたのですから、本当にたちが悪いです。
そして静瀾が英英のために和離書を書く場面は、見ていて胸が締め付けられました。本当は誰よりも大切に思っているのに、守るために離れる形を選ぶという、あのやり方は切なすぎます。式を挙げて迎えると約束したところで少しほっとしましたが、それまで無事でいてほしいと願わずにはいられませんでした。二人はこの先、ちゃんと約束を果たせるのですか。
牛五娘が玉縁の死を知る場面も苦しかったです。祈っている最中に知らされるという流れが、余計にやりきれない気持ちにさせます。趙修縁が謝るしかできない立場なのも、なんとももどかしいです。
楊家のごたごたでは、二爺の情けなさにあきれてしまいました。英英が吐蕃での成果を持ち帰ってきたときの二爺の慌てぶりは、見ていて少し痛快でした。偽物の和離書まで用意していたあたり、英英はやっぱり一枚も二枚も上手です。
一番腹が立ったのは、二爺が楊氏に毒を盛ったと白状した場面です。しかもそれが晟豊沢の指図だったとわかって、開いた口がふさがりませんでした。この男は一体どこまで手を広げているのですか。画本まで持ち去られていたと知った英英が、みるみる表情を険しくしていく姿に、こちらまで身構えてしまいました。
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