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クルミットです♪
第29話は、斉旻の正体と東宮の火事の真相が明らかになる回。浅浅が逃げ出す一方で、長玉は父を知る賀敬元と出会います。
長玉のために鎧を用意してくれる賀敬元。その優しさにほっとするだけに、城を離れる日の別れがつらいんですよね。
それでは29話を一緒に見ていきましょう!
逐玉-翡翠の君 29話のあらすじ
東宮で大火事が起きた年、長信王妃は長男の随元淮を連れ、夫を亡くした太子妃のもとを訪れていました。その滞在中に火事が起こり、太子妃も、長信王妃も、本物の随元淮も命を落としたのです。
生き残った皇帝の孫・斉旻は、顔にひどい火傷を負い、随元淮と入れ替わって長信王の長男として生きることに。
長信王は息子が別人だとは疑わず、火事以来、性格が変わってしまったと受け止めていました。親しくなれない長男を好まず、王位を継がせる相手は世子の随元青と決めています。
母親も本物の息子も亡くなっていたなんて……。長信王が何も知らないままなのも、やりきれないですね。
事情を知った謝征は、随元青が林安に現れた件にも斉旻が関わっていると考えます。
趙詢が案じているのは、残酷な斉旻が皇帝になること。民が苦しむ事態を避けるため、皇帝のひ孫にあたる宝児を皇位につけられるよう、謝征に力を貸してほしいと頼みました。
一方、盧城の西郊にある別邸では、火の世話をしていた侍女が斉旻の怒りを買ってしまいます。俞浅浅は斉旻をなだめ、侍女を下がらせました。
浅浅は斉旻を哀れな人だと言い、これ以上、人を殺してほしくないと伝えます。そして、その夜は優しく接して斉旻の警戒を解き、薬で眠らせて別邸を脱出。
侍女を逃がして、自分もようやく外へ! 浅浅には、そのまま安全な場所まで行ってほしいです。
逃げる途中、浅浅は自分を捜しに来た長玉と出会います。しかし、ゆっくり話す暇もなく、斉旻が護衛たちを率いて追ってきました。
ここで助けに入ったのが、長玉をひそかに守っていた謝七。賀敬元を連れて駆けつけ、浅浅も自分の命を絶つと斉旻に迫ります。
斉旻はようやく部下を連れて退きました。
命を持ち出すところまで追い詰めないでほしい。浅浅を連れ戻すことばかりの斉旻には、腹が立ちます。
長玉が宝児のことを尋ねると、浅浅は蘭ばあやが連れていったと答えます。この時点では、浅浅にも宝児の居場所が分からない状態でした。
長玉たちは金元宝らとともに、賀敬元に従って盧城へ向かいます。
賀敬元は、長玉が魏祁林の娘だと知っていました。そこで長玉と手合わせをするのですが、それは十七年前、雪の林で彼女の父と刀を交えた時を思わせるものでした。
長玉が使うのは、父から教わって長年繰り返してきた刀法。ただ、型に沿いすぎるため動きが硬く、隙を突かれて賀敬元に一歩及びません。
賀敬元から父の古い友人だと聞き、長玉は戸惑います。長玉にとって父は、林安で豚をさばいていた人だったのです。
長玉のお父さん、いったい何者なの? 父から教わった刀で、父の友人と手合わせすることになるとは。
賀敬元は、盧城の包囲が解けたら、すべて話すと約束します。
軍には女性に合う鎧がなかったため、賀敬元は長玉のために一式を作らせることに。長玉はその後もしばらく軍にとどまり、何度も手柄を立てます。
李懐安からは、このままでは武安侯の謝征を追い越しそうだと言われるほど!
長玉に合う鎧を、わざわざ作ってくれるのがうれしい! 賀敬元が長玉を受け入れてくれて、ほっとしました。
ただ、林安では長寧や趙大娘が長玉の帰りを待っています。李懐安は近いうちに彼女を帰すつもりでいました。
長玉自身は、軍を離れたくない気持ちを抱えていました。でも、兵を率いて戦い、人を殺すことも、もうしたくありません。
以前、陶太傅にその思いを話した長玉は、彼の言葉を聞いて心を決めていました。謝征から贈られた刀を取り出し、過去を思い返します。
手柄を立てても、人を殺すのはつらいまま。長玉がそう思っていることに、少しほっとした自分もいました。
そんな中、公孫鄞は、盧城で三日以内に血が流れると占います。謝征が選んだのは、兵を集中させて敵の本陣を直接攻める策でした。
ただし、兵を動かせば盧城の守りは手薄になります。謝征は公孫鄞に、賀敬元へ知らせるよう命じました。
浅浅から公孫鄞には、斉旻が虎符を持っているという話も。虎符は兵を動かす権限を示す割符で、斉旻はそれを長信王の反乱の証拠だとしていたのです。
賀敬元は李懐安に三千の精鋭を預け、複数の道から謝征の攻撃を援護させます。
焉州軍と謝家軍を除けば、盧城に残る兵は五千。李懐安は不安を抱きますが、賀敬元は城を守る役目を引き受けました。
五千の兵で、本当に守りきれる? 賀敬元に残ってもらえるのは心強いけれど、送り出す側も心配です。
賀敬元は、康小胆児も林安出身だと知り、長玉と一緒に帰すことにします。彼は康婆子の孫で、祖母をきちんと埋葬してくれた長玉に感謝していました。
そして長玉が盧城を離れる日、賀敬元は自ら見送りに出ます。
実は「長玉」という名前をつけたのも賀敬元。しかし、長玉はまだそのことを知りません。
この見送りが、二人にとって最後の対面となってしまいます。
包囲が解けたら話す約束なのに。名前をつけてくれた人だと知る前に別れてしまうのが、つらいです。
馬車が盧城から少し離れたところで、長玉は浅浅と別れます。謝九に浅浅を林安まで護衛させ、自分は金元宝たちと盧城へ引き返すのでした。
長玉が選んだのは、盧城と運命をともにすること。その頃、謝征はすでに長信王の軍と戦っていました。
逐玉-翡翠の君 29話の感想まとめ
いちばん残ったのは、賀敬元が長玉を見送る場面です。父の話を聞く約束も、名前をつけた人だと知る機会も、まだ残っているのに。
手合わせをして、長玉に合う鎧まで用意してくれた賀敬元。長玉が父のことを尋ねられる相手にようやく会えたと思っただけに、最後の対面だと分かると寂しいですね。
浅浅が逃げ出せたことには安堵しました。斉旻の過去は気の毒でも、浅浅や侍女に怒りをぶつけられると、そちらの心配ばかりしてしまいます。浅浅には、宝児に会って落ち着ける時間がほしい!
そして、戦って人を殺すのはもう嫌だと思っていた長玉が、盧城へ戻ります。帰りを待つ長寧たちのこともあるので、手放しで送り出せる気持ちにはなれません。
長玉のために作られた鎧を思うと、引き返す背中に、どうか無事でいてと願ってしまいました。
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