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クルミットです♪
今回は皇帝の病状がいよいよ深刻になっていく回でした。周高朗が命懸けで皇帝に直言する場面もあれば、柳玉茹がついに自分の正体を明かす場面もあって、見どころがぎゅっと詰まっています。それでは35話を一緒に見ていきましょう!
長風渡 35話のあらすじ
皇帝の病はもう重く、黄河の堤防工事が終わって顧九思と柳玉茹に会えたら都に呼び戻すことだけを心の支えにしていました。そんな中、周高朗が皇帝のもとを訪れ、太子を都に呼び戻すつもりなのかと尋ねます。周高朗ははっきりと、太子はその地位にふさわしい器ではない、皇太子として都に呼び戻すべきではないと告げました。
皇帝はこれに激怒します。范玉はたった一人の実の息子なのですから、当然の反応だと思います。
ここまで言い切れる周高朗、本当に肝が据わってます
周高朗はそれでも引きません。国の行く末を、太子一人に頼らせるわけにはいかないと重ねて訴えます。皇帝はこの三年で太子の性根も変わっただろうと思っていましたが、周高朗はすでに人を使って太子を監視させていて、悠州でのふるまいをすべて記録していました。酒に溺れ、放言を繰り返し、しかも遊里の女性と親密な関係にあることまで、証拠として突きつけたのです。
周高朗は死罪も覚悟のうえで、范氏一族の中から他に賢い後継者を選ぶよう皇帝に進言しました。皇帝はさらに怒り、周高朗には息子が三人いるから一人失っても構わないだろうが、自分にはあと二人しかいないのだと言い返します。
この言い方、めちゃくちゃ悲しい
周高朗はこの一件で忠義を示すため、朝廷を離れて北の国境を守りに行くと決めました。皇帝との間には溝ができてしまい、頭に血が上った皇帝はその場で周高朗の願いを許してしまいます。
一方、太子の范玉は都に戻れる知らせを受けて大喜びし、想い人である西鳳娘子まで一緒に連れて行こうとしていました。
こっちはこっちで呑気すぎて言葉が出ません
都では、王知州がお金を出し渋るせいで、顧九思は木南を連れて試玉軒の試玉娘子のもとへ資金を頼みに行きます。そこで木南は、試玉軒で使われている紅が花容のものによく似ていることに気づきました。柳玉茹は自分の代わりに人を送って顧九思と会わせていて、まだ二人が直接顔を合わせる時ではないのだそうです。
周高朗が直言をして以来、皇帝と碁を打つこともなくなり、朝議にもたびたび仮病で顔を出さなくなりました。皇帝は、皇帝になれば孤独になるとわかってはいたけれど、これほど辛いものだとは思わなかったと嘆きます。
戦場では、周高朗が勝ちに乗じて追撃すれば民の田畑が荒れてしまうと考え、あえて追撃をやめる決断をしました。後で朝廷から非難されても構わないという覚悟で、秦婉之たちもその判断に従います。葉世安が担当していた国庫銀の不正事件も、証拠が固まり関係者を裁くところまでこぎつけました。
沈明は戦場で勇敢に戦い、かつての小さな山賊とは思えないほど頼もしくなっていました。葉韻は後方で負傷兵の手当てをし、自ら改良した止血薬「菩薩散」で多くの命を救っています。
みんなちゃんと自分の居場所で強くなっていて、ちょっとじんとしました
永州の顧九思と岭南から身を起こした柳玉茹は、皇帝にとって最も大切な二つの駒でした。国庫銀事件が解決し、葉世安は吏部尚書に昇進、葉韻の菩薩散も広く知られ、皇帝から「翰林医仙」の称号を授かります。周燁と秦婉之も功績を認められて昇進し、沈明も大将軍になりました。
朝廷では洛子商が流れを読み、顧九思を都に呼び戻して元の役職に戻すべきだと進言します。皇帝はこれに同意しますが、ただ元の役職に戻すのではなく、左相として皇帝を補佐し百官を統べる立場に据えると決めました。洛子商には「侍疾」という名目を与え、朝廷の実務から遠ざけます。洛子商はここで、江河がずっと顧九思の手の者だったことに気づき、江河は洛子商のもとを去ることを選びました。
そして柳玉茹は、黄河の堤防工事が完成したことを知り、ついに自分の正体を公にしたのでした。
長風渡 35話の感想まとめ
一番心に残ったのは、やっぱり周高朗が皇帝に「息子が三人いるお前とは違う」と言い返されるところでした。あそこの皇帝、権力者というより一人の父親の顔をしていて、怒っているのに切なかったです。
周高朗の方も、命懸けで正しいことを言ったのに、その結果自分から北疆へ行くしかなくなってしまって。忠義がまっすぐすぎて損をするタイプだと思いました。皇帝と碁を打たなくなったくだりも地味に効いていて、あの二人の関係が静かに壊れていくのが見ていて辛かったです。
范玉が西鳳娘子を連れて都に戻ろうとしているのは、正直この状況で何を考えているのかと思いました。父親と忠臣がここまで揉めている裏で、本人はまったく緊張感がありません。
顧九思と柳玉茹がそれぞれ着実に力をつけて、ついに皇帝の中で「左相」という重い役目を任されるところまで来たのは感慨深かったです。地道に積み上げてきたものが、ちゃんと形になっていく回でした。柳玉茹が正体を明かした瞬間は、ここまで長かっただけに、素直によかったと思いました。
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