三国志-Secret of Three Kingdoms-あらすじ-10話-11話-12話-感想つきネタバレありでご紹介!

中国ドラマ-三国志-Secret-of-Three-Kingdoms-10話-11話-12話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

三国志-Secret-of-Three-Kingdoms

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クルミットです♪
前回は、とうとう劉協プレゼンツ許都の大乱が実行に移されました…が、多くの血が流され、身重の董妃などの犠牲が払われたのに、楊修の敵側への潜入が目的だったという、非常に後味の悪いことになってしまいました。
そして司馬懿はやっと、楊平が皇帝の身代わりになっていることを突き止め、再会を果たし、故郷に連れ帰ろうということに…

これで楊平が帰ってしまったら「三国志の戦いはこれからだ!司馬懿先生の次回作にご期待ください」で話が終わるので、楊修と司馬懿の敵とも味方ともいえないポジションで削りあう頭脳戦がまだまだ続いていくと思われます。
今回ご紹介する10~12話では、そろそろ臣下との接触も増えてきたために、楊平陛下の「変化」に違和感を覚える人たちが出てきます。新たな三国志メンバーの登場もあり、楊平の危機はさらに深まっていきますよ~♪

【三国志 Secret of Three Kingdoms】(ネタバレあり)

10話

司馬懿に会ったことで、皇帝をやめるという気持ちを固めた楊平。昨夜のキスのことも先帝劉協の計画だったのかと思い至り、楊平はすべて踊らされただけと思い知らされる。
唐瑛は慌てて「行けば殺す」と脅すが、腹をくくった伏寿は「意気地なしに用はない」と突き放し、楊平は司馬懿と共に故郷へ去ろうとする。
単純な楊平をあっちとこっちで洗脳合戦、という感じの趣がありますね…

司空府に戻ってきた伏寿だったが、警備の張繍と彼の配下の胡車児が出入りの人数を数えたいと止める。楊平がいなくなって人数が合わないためひやりとするが、曹丕が「兄の仇」と斬り付ける騒ぎを起こして、事なきを得る。
伏寿は反乱の失敗の原因になった張繍に思うところがあり、曹丕に感謝しつつ「兄君を殺したものが許都でのさばっていてもいいのか」と敵討ちを煽る。
曹丕が切りかかっても誰も伏寿を守ろうとしない事にモヤっとしますがそれはそれ

司馬懿は「すべて忘れてのんびりしよう」と言うが、楊平は伏寿のことを思って後ろ髪ひかれていた。
そして翌日は孔融が再現した青帝の儀式が行われる予定だが、楊平がいなくなって謁見が行われないため、荀彧はどうなっているのかと責められ、困り果てていた。
ひとり残された伏寿は、冷寿光の慰めについ泣き出してしまうほど、背負っていくものの重圧に耐えきれなくなっていた。
董妃の死に化粧をする場面とか、冷寿光の秘めた想いを感じさせるところとか、めったに弱いところを見せない伏寿がふと見せた孤独さが悲しいですね…

楊平たちの前に、董承の反乱の巻き添えになって連行される一団を見かける。役人に鞭うたれる女を見て、このまま伏寿たちを放っておけない自分に気付き、楊平は戻ることにする。今行けば二度と後戻りできないと止める司馬懿に「それでも私は、助けるために戻る」という。
そんな楊平を司馬懿も放ってはおけない。曹操に対抗するには諸侯を使え、と策を与えて、今後は陰ながら支えていくことを誓う…
ツッコミ

胡車児は、酔って路地裏にいたところを曹丕に刺し殺される。
曹丕は兄・曹昴の仇討ちのつもりだったが、胡車児はいまわの際で曹昴殺害は自分ではなかったと告白。許攸という人物に「魏蚊、宛で大曹に克つ」と言ってみろと言い残して絶命する…
謎のキーワードが出てきましたね。許攸とは、袁紹の参謀で後に曹操に寝返る人物らしいのですが、この遺言が後々どういう話に展開していくのでしょうか

曹丕は仇討ちの勇気をくれた伏寿に感謝し、ふさぎこんでいるのを慰めようと剣舞を披露する。ところが卞夫人が、曹丕が張繍に斬り付けたことを知って罰しようとする。張繍が曹家の仇であっても、今許都に必要な朝廷の将軍を害するのは許されず、曹操ならもっと重く罰するであろうと、卞夫人は伏寿のとりなしも聞き入れない。
しかしそこに戻ってきた楊平が割って入って、曹丕の罰をやめさせる。
そういえばまだ曹操出てきてなかったなぁと思い出したのですが、不在でも卞夫人が曹家に緊張感をもたらしてるので、これで出てきたらどうなってしまうのでしょう…

何事もなかったように戻ってきた楊平に、臆病な優しさは捨てたならそれを見せてみろと、伏寿は簪で自分を刺して、曹操に反乱の首謀者は伏寿だと告発するように言う。
しかしそれをいなして「国もあなたも私のやり方で救います」と、あくまでも伏寿を守って傷つけまいとする楊平に、伏寿は激怒する。
そして司空府の外には、楊平を思ってたたずむ司馬懿がいた…
楊平は自分を変えないで国を救おうとするのですが、それは多分無理…

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11話

許都は反乱が嘘のように日常を取り戻していた。そこに許都を留守にしていた曹仁が帰還し、満寵に不在中の情勢を尋ねる。
いまだ捕まらない刺客対策のため、郭嘉が腕利きの鄧展を送り込んできた。郭嘉はもうすぐ許都に戻ってくるにあたり、満寵へ「許都は乱れた方がいい」と伝言を残していた。
郭嘉は天才軍師ですが、このドラマではどんな感じに描かれる人物なんでしょうね。

孔融が祭祀を復元した青帝の祭祀の日、楊平は儀式の衣装に着替えることになるが、伏寿に服を脱がされ固まってしまう。
一方司馬懿は文学掾で眠りこけているところを荀彧に発見されて苦笑される。本当は楊平の救出で夜中駆けまわっていたものを、遅くまで書を読んでいたように工作してごまかしたのだった。司馬懿は荀彧に祭祀の参列を命じられる。
曹丕は祭祀の護衛のために張りきって準備していた。しかし並んでいる兵士の中に曹節の姿を発見するが、見逃すことに…
「青帝」とは春を司る神様だそうです。春のお祭りですね。戦乱で色んな祭祀が消失したのを、頑張って孔融おじいちゃんが復元したハレの日、という前提でご覧ください~

青帝の儀式が始まり、楊平らが順番に供物を捧げていく。董妃の言葉が気になった趙彦が楊平を見定めるためにじりじりと前に進み、それを見とがめた鄧展が剣を抜いて阻止しようとする。それを見て、心血を注いだ祭祀に水を差された孔融が激怒し、儀式の場は混乱するが、荀彧がとりなしてようやく儀式が進行される。
ところが、焚火の中から男が飛び出してきて、なぜか曹丕に襲い掛かる。その男は王子服の兄・王越と名乗り、弟の敵討ちのために曹操の息子を殺すのだと言う。それを見て楊平が割って入り、自分が公平に扱うから曹丕を解放せよと命じる。
そこで楊平が心配で黙っていられなくなった司馬懿は「王子服は唐王妃の手で討たれた」と叫ぶ。その隙に曹丕が逃げようとするが、王越に首を斬られてしまう…
王越は三国志では伝説の剣客扱いですが、この時代じゃない、はず…ま、いっか!

王越が唐瑛のもとに去って行ったので、司馬懿は孫儀に同行してもらって唐瑛を助けに走る。曹節の嘆きを放置できず、楊平はとっさに曹丕の太刀傷にてきぱきと治療を施してしまい、伏寿は内心激怒する。趙彦は楊平の姿を見て董妃の言葉がようやく腑に落ち、楊平がいつの間にか医術を体得していることを指摘する。冷寿光は自分に医術の心得があるのを明かし、陛下は「五禽戯」という健康術を学ばれたのだと説明する。
趙彦の幼馴染砲がようやく炸裂していましたが、冷寿光がナイスアシスト!

王越は弘農王祠に向かい、唐瑛を王子服の仇と決めつけて剣を向けるが、思わずそれを受けて戦ってしまったところを駆け付けた孫儀に見られ、剣の腕前を知られる。王越が「西園軍」と「東方淳」について問いただすのを見て、孫儀が聞き捨てならない様子を見せたので、司馬懿は孫儀の口を封じる。司馬懿は「王子服は愛する唐王妃を救うために死んだ」と明かし、王子服が唐瑛に王氏の剣術を託していたことで証明する。王越は納得しないながらも、王子服に免じて唐瑛の命は助けるのだった。
後から到着した鄧展に、司馬懿は現場を工作してごまかすが、腕利きとして送り込まれただけあって、鄧展は孫儀の傷口を見て何かに気付くのだった…
また謎のキーワード…「西園軍」と「東方淳」ってなんですか…

鄧展が戻ってきて、楊平に「唐王妃は無事だが、司馬懿が怪我を」と報告したところ、楊平が司馬懿の怪我に反応し、侍医を遣わそうとしたことで、満寵は異変を感じ取る。
さらに満寵は、小石が投げられて王越の刃先がそれて曹丕が救われたことに気付いており、その技の使い手は楊修の配下の徐福であることから、この一件に楊修が関わっているのではと考えるように。
満寵は冷寿光に養生術をどこで学んだのか追及するが、冷寿光は独学でと質問をかわす。しかし満寵は納得するわけもない…
満寵が調子に乗ってきてますね~。楊修と満寵はまとめて鼻を折っておきたい!

楊平は司馬懿のことが心配で心ここにあらず。伏寿は楊平の気持ちはお見通しだが、司馬懿が一見唐瑛を裏切ったように見せた策略については思い至らない。そこで楊平は、司馬懿がああいうやり方をしたのは唐瑛と司馬懿が反乱に無関係だと示すためで、唐瑛の武術を知っている孫儀を殺すことで唐瑛を守ったのだと説明する。伏寿は「そなたらは知恵が回るが、悪辣ですね」と半ばあきれつつ褒めてみせる。
その頃楊修は唐瑛に、王越は袁紹のもとに隠してあり、「曹氏が王子服を殺した」と伝えたことを話す。これで王越に仇討ちさせて曹家のものを殺すことができる。楊修は自分の采配に現れた司馬懿との勝負を楽しみ、唐瑛は司馬懿が気になる想いを楊修によまれる…
楊平も司馬懿も「賢いけど悪辣」なんですが、同じことをやっても楊修のゲーム感覚なところは、一線を越えていてムカっとくるんですよね…

12話

満寵と曹仁は、楊平の御前で「儀式の時の石ころ」について楊修を問いただす。楊修は「父がこっそり遣わした徐福が、祭祀に居合わせて曹丕を救った」と得意の詭弁で逃げ切ろうとする。
ところがそこに卞夫人が来て、祭祀の警備担当である満寵を告発すると言い出す。曹丕が死にかけたのに、曹丕の命を救った石ころの存在を追及している満寵が許せないと言うのだ。満寵は必死に謝罪し、楊平がとりなすが卞夫人の怒りは収まらず、荀彧が満寵の県令職の解任で場をおさめ、満寵は落胆し、郭嘉の帰還に望みをつなぐのだった…
満寵が徐福の石ころについて問題にすることに違和感があったのですが、卞夫人の言うとおりですよね。満寵もさすがに曹操の夫人に叩かれてはへこむしかないという…

伏寿は冷寿光を呼び出し、祭祀の時の彼の医療行為から、今まで身の上を偽ってきたのかと問い詰める。そこで冷寿光は、父親から医術を教わったのではなく、師匠の華佗から教わったのだと打ち明ける。五年前に兄弟子が華佗を怒らせ、そのため弟子一同が去勢されて追い出され、そこから王必に仕えていたが、楊彪の病を治したのがきっかけで伏寿のもとに送られたのだという。
伏寿が宮中に上がる前、伏寿の故郷が飢饉にさらされた時、伏寿が民に食べ物を恵んだことがあり、冷寿光はその時に食べ物を懐に入れてくれた伏寿の恩を忘れられずにいたのだという。その時の伏寿は後先考えずに民を守ろうとしていた、今の陛下に似ていると冷寿光に言われ、伏寿は複雑な気持ちになる…
冷寿光の隠された過去は、華佗の弟子だったのですね。弟子一同が去勢されるって、なかなかすごいことしますね、名医華佗…。この頃まだ華佗は生きているはず、です~

伏完と楊修が伏寿のもとを訪れ、楊平が曹丕を医術で助けたことは危なかったと批判する。
結果的に曹家の信頼を得られたのだから、と伏寿が肩を持つと、楊平に扱いにくくなられては困る楊修は、伏寿と楊平の男女の関係を揶揄して、伏寿を怒らせる。
楊修は満寵が解任されたことで、自分たちの計画がやりやすくなったと驕っていたが、父の楊彪に、許都に帰ってくる郭嘉が「絶対に間違いを犯さぬ」危険な存在だと言い含められ、ようやく事の次第に気付き真顔になるのだった。
楊修は、伏完の前だというのによくも下品なことを…郭嘉につぶされればいいのに…

楊平は、祭祀の場でとっさに伏寿を助けようと動いたことで、その優しさを捨てられないならここを出て行って!と伏寿に激しく叱られる。しかし楊平は劉協のように非情にはなれないものの、自分のやり方で漢王朝のために尽くし、伏寿を守ると言う。
伏寿は楊平の優しさを非難しつつも次第にそれに惹かれ、楊平も伏寿への想いを隠しきれなくなっていた…
楊平は皇帝なのに、自分でベッドメイクする場面が何回か出てくるのですよね。そこが皇帝になりきれてないところなのでしょうが、曹家の侍女たちがきっとチェックしてる…

満寵は、曹操の参謀である賈詡将軍に会いに行き、昔の陛下(劉協)について人となりを尋ねる。満寵は「劉協が袁紹との戦い以来人が変わってしまったが、この変わりようは袁紹と通じているのではないか」と疑っていたのだった。そこで賈詡に探ってほしいと依頼する。そこで賈詡は楊平に謁見するが、すぐに御前を辞する。そこで賈詡は何を察したのか、控えていた楊修に「若い者が火遊びはやめておけ」と忠告するのだった…
これはヤバい、賈詡は何に気付いたのでしょう。ヤバい、ヤバいですよ~!

満寵は許都にやってきた郭嘉を出迎えるが、美女・任紅昌を連れてきた様子に唖然とする。郭嘉は体調があまり良くない様子だが、今回の反乱について疑問を抱いていた。
楊平も伏寿に「郭嘉はどんな人物か」と尋ねるが、「計り知れぬ智謀の最も恐ろしい相手」だという。だが伏寿は楊平の弱み=司馬懿を楊平が無自覚なことの方を恐れていた。
そして曹丕もまた療養の床で郭嘉の帰還を待ち焦がれていた。曹節は郭嘉の人柄を直感的に嫌っていたが、曹丕は「許都で起きた多くの謎は郭嘉にしか解けない」と言う…
任紅昌は貂蝉です。董卓と呂布を骨抜きにした傾城の美女、あの貂蝉です!

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10~12話の感想

11話で、冷寿光が咄嗟にごまかして言った健康術「五禽戯」ですが、名医・華佗が開発した虎・鹿・熊・猿・鳥の動きの特徴をもとに作った健康法、らしいです。「三国志・軍師連盟」をご覧になった方は、あちらの司馬懿が家令の候吉と一緒に毎日やっている、ヘンテコな動きの踊りのようなものが印象に残っていると思うのですが、あれが「五禽戯」です!健康のために、牢に閉じ込められても毎日やっていましたね~♪ 

楊平は逃げることもできたのですが、自分のやり方で守りたいものに気付き、なりきり皇帝生活に戻りました。なりきりなのに自分流を貫くものだから、救命措置をしてしまったり、司馬懿の名前でリアクションしたり、かなりダメすぎです。フォローして回ってる伏寿の苦労がしのばれますが、伏寿みたいなタイプはそういう「今まで見たことがなかったタイプのダメ男、私がいないとダメな人」に母性本能を刺激されるのですよね…
そういう苦悩の伏寿や唐瑛を揶揄する楊修を見てると、こいつ好きな子はいじめて嫌われる、モテないパターンの奴な!って思うんですよね。

そして、いまだ曹操は出てこないのに、賈詡、郭嘉、任紅昌(貂蝉)という、三国志にはおなじみの顔ぶれが登場してきました。各キャラの使い方が実にひねっています。そして王越と鄧展などまで盛ってきて「裏・三国志」として好き放題やってるなぁという印象というか、三国志という縛りがありながら結構自由にやっているように見えますね。
劉協という皇帝の生涯の枠が決まっているのに、劉協ではないという設定から、これからどうオチをつけるのかが見えないというのが面白いですよね。
チラ見せされた数々の謎キーワードが、三国志の中でどう決着をつけられていくのか、謎解きの観点からも実に楽しみになってきました!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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