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クルミットです♪
40話、ついにここまで来ましたね。
娉婷が駙馬府を抜け出して、嫁衣だけ残して姿を消した。置き手紙には戦況の読みがすべて書いてあって、その通りにことが動いていく。すごいなと思うより先に、なんかきついなという気持ちになりました。
そして最後に楚北捷へ宛てた言葉が。「もう会わない」と書いた手紙を受け取った彼が、静かにこう呟くんです。
それでは40話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 40話のあらすじ
夜が更けても耀天は眠れません。前線の戦況が気になって、緑衣がなだめても「戦報が届くまでは落ち着けない」と言い張る。そわそわした気持ち、なんかわかります。
そこへ何侠から急報が届きます。計画通りに晋軍の野営地を焼き討ちにして、楚北捷の率いる部隊は壊滅的な打撃を受けて逃走中とのこと。しかも「今日の正午には楚北捷を完全に打ち破る」という自信満々の内容でした。
耀天がようやく笑顔になった場面、こっちもほっとしました。ずっと張り詰めてた顔だったので。
一方、朝廷では謝太尉が晋王に謁見します。鎮北王が無断で出兵したことへの大臣の不満を伝え、白蘭の戦いに援軍を出すかどうかを問いました。晋側の内情もじわじわ動いています。
そして駙馬府から知らせが届きます。白娉婷がすでに嫁衣だけを残して姿を消したと。
「あれだけ警戒の厳しい屋敷から、どうやって出たのか」と耀天は首をかしげます。冬灼の様子も特に異常はなかったとのことで、娉婷と侍女が夜中にこっそり抜け出したのだろうということに。
そして緑衣が手渡したのは、娉婷が公主宛てに残した二通の手紙でした。
耀天がそれを読んで顔色が変わります。「何侠が危ない」と悟った表情でした。
あの一瞬の顔の変わり方、見てて息が止まりました。
娉婷の手紙には、楚北捷軍の動きに応じた二つの読みが細かく書かれていました。
晋軍が東へ、つまり自国の方向へ撤退するなら、司馬弘が援軍を送っても長距離移動で疲弊しているはずなので一撃で勝てると。しかし西に向かうなら、峡谷が多くて伏兵を置きやすい。楚北捷なら必ず西に突破口を求めるはずだとも。
「もし峡谷に入る前に包囲できないなら、城内に退いて籠城の準備を。でも何侠は気が強い。追撃に出たら最後まで追い続ける」
娉婷自身は楚北捷の速さを知っている。以前に堪布典の青峰でその速さを目の当たりにしたから、自分なら絶対に速さで張り合おうとしないと。
そして予言通りに、何侠は追撃を続けていました。気づいたときには、晋軍の包囲の中でした。
何侠は開き直ったように楚北捷に一騎打ちを挑みます。数十合打ち合いましたが、やはり楚北捷の方が上。打ち負かされます。
「楚北捷は俺を殺せない」という何侠の読み、確かにそうかもしれないけど、あの状況で言うのはなかなか胆が太いというか。
何侠が言い放ったのは「俺を殺したら、大晋から白蘭軍に投降してきた数万の難民を道連れにする」ということ。その存在を盾に楚北捷を縛ろうとした。
しかし楚北捷は言いました。「何侠が死んでこそ、俺の王妃と難民たちが救われる」と。そして刀を振り下ろそうとした瞬間——
「刀下留人!」
耀天が間に合いました。「人から預かった書状がある。見れば退いてくれるはずだ」と言い、手紙を渡します。
その手紙にはこう書かれていました。
「王爷とはいつも情と憎しみの狭間に立たされてきた。もう顔向けができない。どうか私のことは忘れてください。生死を問わず、二度と会わないでいること——それだけが願いです」
楚北捷は手紙をしばらく見つめてから、静かにこう言いました。
「天涯海角(たとえ地の果てであっても)、必ず娉婷を連れ戻す」
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孤高の花 40話の感想まとめ
この話で一番きつかったのは、娉婷の手紙の後半でした。
戦局の読みを書いた部分じゃなくて、楚北捷へ宛てた「もう会わない」という言葉。娉婷がどれだけ考えてあの文を書いたかが伝わってきて、読んでるだけで重かったです。「生死を問わず」なんて言葉が出てくる。これはただの別れじゃない。
「もう会わない」と書いた手紙を、楚北捷は「天涯海角でも探す」と呟いて受け取るんですよ。この二人、本当に。
何侠が伏兵に囲まれる場面は、娉婷がすべて予測していたことと重なってよけいにきつかった。「峡谷に入る前に包囲できなければ退け」と書いてあったのに、何侠はそこまで読めなかった。気が強いのは知っているけど、その強さが裏目に出る形で——娉婷はそれも見抜いていた。
耀天が「刀下留人」と駆け込んでくる場面は、ぎりぎり感がちゃんとありました。あそこで一瞬でも遅れていたら何侠はどうなっていたか。
そして楚北捷が手紙を受け取ってからの静けさ。刀を収めて、一言だけ。台詞が少ない分、その一言が重くなっていました。
娉婷は嫁衣を残して去った。それが彼女の精一杯の「お別れ」だったんだと思います。それが切ない。
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