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クルミットです♪
営州の混乱がいよいよ激しさを増してきました。
莫謙之の暴走を沈渡がどうやって食い止めるのか、ずっと気配を追っていた。
大切な人を想う純粋な気持ちが、どうしてこんなにも歪んでしまったのでしょうか?
愛する者を失った悲しみは、人をここまで見境なく狂わせてしまうものですか?
今回は胸が締めつけられるような痛ましい場面の連続でした。
それでも、逃げずに泥臭く立ち向かう沈渡の姿には胸を打たれる思い。
それでは28話を一緒に見ていきましょう!
長楽曲 28話のあらすじ
沈渡は、莫謙之に向かって必死に言葉を尽くして説得を試みる。
命を落とした潘馳を生き返らせるという執念を、今すぐ捨てるべき!
潘馳自身、こんな邪悪なやり口での復活など絶対に望むはずがありません。
しかし莫謙之は激しく耳を塞ぎ、自らの狂気じみた思い込みに固執し続けた。
その息苦しい空気の底から、昏睡していた秀秀が静かに目を開く。
秀秀は焦点の合わない瞳で、目の前に佇む莫謙之の顔を見つめる。
そして、莫謙之の輪郭を確かめるように「莫兄さん」と弱々しく呼びかけました。
潘馳が戻ってきたわけではないという残酷な現実、秀秀にどう受け止めろというのでしょうか?
死者が蘇るなどという都合のいい奇跡、初めから存在しなかったのです。
沈渡は苦渋の色を滲ませ、配下の兵たちへ莫謙之の捕縛を命じる。
縄を打たれそうになる莫謙之の姿を見て、秀秀は泣き叫びながら顔幸の袖口へ縋りつく。
本当に死者をこの世に呼び戻す術など存在しないのですか?
秀秀の悲痛な問いかけに対し、顔幸は胸を痛めながら静かに首を横に振るしかありません。
重苦しい沈黙が、その場にいた者たちの足元を冷たく飲み込んでいくのです。
秀秀が目を覚ました瞬間、切なすぎて胸が痛くなりました。
沈渡は莫謙之の身柄を直ちに拘束しようと前に出る。
ところが、莫謙之は周到すぎる罠をすでに張り巡らせていた。
莫謙之は長年営州の民衆から集めていた絶大な人望を悪用したのです。
民衆を巧みな弁舌で煽り立て、沈渡たちを取り囲ませて武器を向けさせる始末。
かつて沈渡が悪徳高官の許己則を排除するのを邪魔した一件を、莫謙之は大声で暴露する。
沈渡が火蛾門と裏で結託しているという事実無根の嫌疑まで民衆へ吹き込みました。
完全に民の心を誘導された沈渡は、予想外の展開に虚を突かれて身動きが取れなくなってしまう。
罪のない民衆に刃を向けるわけにもいかず、沈渡一行は完全に守勢に回るしかありません!
沈渡たちが絶体絶命の危機に追い詰められた、まさにその瞬間でした。
孫譚が手勢を率いて間一髪のところで駆けつけてくれたのです!
孫譚の決死の奮戦により、沈渡たちは包囲網を破って郊外の荒れ地へと逃げ延びる。
莫謙之が民衆を味方にして沈渡を悪者にする流れ、本当にイライラします!
この孤立無援の郊外で、一体沈渡たちはどんな策を打てるのでしょうか?
そこへ、都にいる太皇太后からの密詔が唐突に舞い込んできた。
密詔には、鎮遠将軍が一万の大軍を率いて営州を武力で平定しに来ると記されている。
沈渡はその驚くべき急報を受け取り、強い不審を抱かずにはいられません!
都から遠く離れた営州へ、なぜこれほど迅速に大軍を差し向けられたのでしょうか?
訝しがる沈渡に対し、顔幸がおずおずと重い口を開く。
顔幸は、自分も以前に太皇太后から密命を授かっていたという事実を打ち明ける。
司馬比丘が密偵として潜んでおり、営州の異変を太皇太后へ即座に通報したのではないかと思います?
顔幸の推測を聞いた護衛の景林は、自分たちがずっと太皇太后に監視されていたと知って息を呑む。
味方だと信じていた朝廷から終始監視されていたなんて、信じられますか?
この深刻な密談を、物陰から斉野雲が盗み聞きする姿。
気配を察知した景林が素早く踏み込み、斉野雲の腕を掴んでその場を厳しく制止する。
太皇太后の張り巡らせた監視網、味方のはずなのにゾッとしますね。
その時、沈渡の頼みを受けて単独で動いていた潘馳が無事に戻ってくる。
潘馳の両手には、沈渡が調達を指示していた大切な品がしっかりと握られている。
潘馳の持ち帰った品を検分した沈渡は、起死回生の奇策を閃く。
沈渡はその品の上に、墨をたっぷりと含ませた筆で偽の軍旗の旗印を力強く書きつけました。
太皇太后の一万の大軍が営州に乱入すれば、町は激しい戦火に包まれて無数の民が犠牲になってしまいます。
無実の民を朝廷の大軍の軍靴で踏みにじらせるわけには絶対にいかない!
朝廷の援軍がこの地に到達する前に、自らの手で営州城を奪還しなければならない。
沈渡は偽の旗印を使って莫謙之を完全に欺き、時間を稼ぐ決意を固めます!
潘馳が無事に戻ってきて沈渡と連携する姿にはほっとしました。
沈渡は刀を帯びず、たった一人で莫謙之の陣営へと堂々と乗り込む。
武器を一切持たない丸腰の姿を見せることで、無用な敵意がない事実を自らの行動で示してみせたのです。
今からでも遅くはないから過ちを認め、民のために引き返すよう真摯に説き伏せようとする。
しかし、莫謙之の頑迷に凝り固まった狂気の執念は微動だにしない。
莫謙之は沈渡の甘さを嘲笑い、激しい言葉で罵倒した。
沈渡こそが朝廷のまやかしの正義に目を曇らせているのだと激しく吐き捨てる。
朝廷の腐敗ぶりを痛烈に糾弾し、証拠として一袋の空っぽの兵糧袋を沈渡の足元へと叩きつける。
かつて二人の師が命を削って守り抜いたこの営州に、一体どんな守る価値があるというのか?
莫謙之の絶望に満ちた問いに対し、沈渡は城内に暮らす無実の民の命を盾にして必死に思いとどまらせようとしました。
それでも莫謙之の凍てついた心を動かすことは叶いません。
説得は完全に決裂し、沈渡は苦渋に満ちた表情でその場を立ち去るしかなかったのです。
一方、城外の情勢は急速に険悪さを増していく。
莫謙之は、太皇太后の援軍がすでに城門の目と鼻の先まで到達したと思い込んでしまう。
そこへ、朝廷から降伏を促す使者の大臣が現れました。
ところがその大臣は、突如として闇から現れた火蛾門の凶刃に倒れて命を落としてしまう。
目の前で起きた凄惨な惨劇を目の当たりにした莫謙之。
莫謙之は自らの選んだ血の道こそが唯一の正義なのだと確信してしまったのです!
もう引き返す道などどこにも残されていません。
莫謙之は沈渡と雌雄を決するため、閉ざされていた城門を自らの手で開け放ったのです!
閉ざされていた城門が開いた今、営州の町はどうなってしまうのでしょうか?
営州の町の命運は、まさに風前の灯火となってしまいました。
空の兵糧袋を見せる莫謙之の姿、執念の裏にある絶望が見えてつらいです。
激戦を潜り抜けた沈渡は、薄暗く冷え切った牢房の中へと静かに足を踏み入れる。
沈渡の目の前には、すでに追い詰められて逃げ場を失った莫謙之が立ち竦んでいる。
沈渡はおもむろに、自ら書き上げた偽の旗印を莫謙之の目の前に突き出します。
莫謙之が怯えていた朝廷の援軍など、初めから影も形も存在しなかったのです。
外で大軍が迫っているかのように見せかけていたのは、潘馳が外で仕組んだ陽動作戦に過ぎない。
沈渡は莫謙之がこれまでの歳月で培ってきた成長を、敵でありながら静かに認めます。
その緊迫した瞬間、牢内へ火蛾門の残党が次々と乱入してきたではありませんか!
沈渡は電光石火の速さで身を翻し、襲いかかる刺客たちを一瞬のうちに切り捨てる。
そして莫謙之に向き直ると、容赦のない冷徹な真実を突きつけます。
死者を蘇らせる術など、この世のどこを探しても存在しないのだと言い放った。
莫謙之はただ、怪しげな火蛾門のまやかしの教えに踊らされていたに過ぎなかったのです。
潘馳の偽装工作だったと明かされた瞬間、沈渡の頭脳戦にうなりました!
沈渡が莫謙之を牢から連行しようとしたその瞬間、背後から秀秀が息を切らして駆け寄ってきます。
秀秀は沈渡の行く手を遮るように立ちはだかる。
かつて命を救ってくれた大恩ある莫謙之と、最後に言葉を交わさせてほしいと必死に懇願します。
危険すぎると判断した沈渡は、首を横に振ってその願いを厳しく撥ねつける。
すると秀秀は、懐から引き抜いた鋭利なかんざしを自らの喉元へと突きつけたのです!
自分の命を盾にしてでも莫謙之と話をさせてほしいと叫ぶ秀秀。
秀秀の凄まじい覚悟に圧倒され、沈渡は苦渋の面持ちで言葉を交わすことを許してしまいます。
秀秀は莫謙之の目の前へと静かに歩み寄る。
これまで自分を庇い、慈しみ守り続けてくれた莫謙之へ心からの感謝を伝えます。
そして感謝の言葉を紡ぎ終えた刹那、秀秀は迷うことなく自らの喉を貫いて命を絶ってしまった。
あまりにも唐突で凄惨な光景に、沈渡は息を呑んで立ち尽くします。
しかし、悲劇の連鎖はそれだけでは終わらない。
莫謙之の口元から、どす黒い血が止めどなく流れ落ちてきたのです!
莫謙之は秀秀と言葉を交わすよりも前に、すでに猛毒を自らあおっていた事実。
崩れ落ちながら、莫謙之は途切れ途切れの息の下から沈渡へ語りかけます。
秀秀の肖像画の裏に、沈渡へ宛てた遺物を隠してあると言い残した。
そう告げると、莫謙之は静かに息を引き取ってしまった。
秀秀のあまりにも純粋で一途すぎた想い。
そして、狂気じみた執念に囚われて破滅へと堕ちていった莫謙之の哀れな末路。
冷たくなった二人を前に、沈渡の胸中には言葉にできない複雑な痛切さが広がるばかりだった。
秀秀が命を絶った場面、あまりの突然さに言葉を失いました。
長楽曲 28話の感想まとめ
今回の28話で一番心に突き刺さったのは、やはり秀秀が自ら命を絶ってしまった場面ですね。
あの場面の衝撃といったら、見ているこっちまで息が苦しくなりました。
沈渡が必死に止めるのも聞かず、自分の喉にかんざしを突きつけてまで莫謙之と話そうとした秀秀。
どれだけ悪事に手を染めた大罪人であっても、秀秀にとっては暗闇から救い出してくれた唯一の恩人だったのですよね。
莫謙之に向かってこれまでの感謝を伝えたあと、一瞬の迷いもなく自決を選んだあの姿。
秀秀は莫謙之の犯した罪の重さも、もう二度と引き返せないところまで来てしまったことも、全部痛いほど分かっていたのでしょうか?
守りたい恩人を追うように散ってしまった秀秀の最期、切なすぎて胸が張り裂けそうです。
そして莫謙之も、秀秀と向き合う前から最初から死ぬ覚悟を決めていたのですね。
あんなふうに密かに毒をあおっていたなんて、救いようがなさすぎて本当にやりきれません。
莫謙之が沈渡に投げつけた、あの空っぽの兵糧袋。
かつて信じていた朝廷に見捨てられ、師匠とともに飢えと絶望に耐えていた過去を思うと、莫謙之が抱えていた闇の深さには同情する部分もあります。
守る価値のない腐敗した朝廷に、なぜ命を捧げなければならないのか?
莫謙之が沈渡にぶつけたあの絶望の問いかけ、胸に重く突き刺さる。
でも、だからといって無実の営州の民を巻き込んだり、火蛾門の怪しげな術に縋りついたりしていいはずがありません!
大切な秀秀まで道連れにしてしまった莫謙之の身勝手さには、本当に激しい怒りを覚えます!
そんな重苦しい展開の中で、潘馳が無事に戻ってきて沈渡に協力してくれたことだけは本当に大きな救い。
偽の旗印を仕立てて莫謙之の裏をかき、太皇太后の大軍が突入する前に騒乱を鎮圧した沈渡の頭脳戦は見事でしたね。
それにしても、太皇太后の張り巡らせた監視網の不気味さには背筋が寒くなります。
顔幸に密令を下していただけでなく、司馬比丘まで忍ばせて営州の動きを逐一監視していたなんて、朝廷の底知れなさは敵以上に恐ろしいです!
自分たちがずっと監視の目に晒されていたと知った景林のあの青ざめた表情、見ていて本当に気の毒でした。
莫謙之が息を引き取る間際に言い残した、秀秀の肖像画の裏に隠された遺物。
莫謙之はあの肖像画の裏に、一体何を隠して沈渡に託そうとしたのでしょうか?
朝廷の暗部を暴く決定的な証拠なのか、それとも火蛾門の黒幕へと繋がる手がかりなのでしょうか?
悲劇的な結末を迎えた莫謙之と秀秀の遺骸を前に、一人立ち尽くしていた沈渡のあのやり場のない痛切な横顔がいつまでも心に焼きついて離れません。
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