海棠が色付く頃に-あらすじ-13話-14話-15話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

月軒との縁談だと騙されて、月明と結婚してしまった海棠は、一度は朗家から脱出したものの、父の行方を捜すため再び朗家に戻り、離縁を求めますが、馮春言との溝が深まるばかり。月軒が詐欺に荷担するに至った月明への負い目を知っても、海棠の気持ちはおさまらず、月軒に無理難題をふっかけてしまいます。

海棠が月明に優しくすれば期待されるし、かといって突き放せば朗家にますます縛られるという悪循環。朗家と施家という二つの機能不全家族の狭間で、サンドバッグにされて追い詰められる海棠に逃げ道はあるのでしょうか。どんどん泥沼化していく人々の関係が、ドロドロすぎてむしろ楽しくなっていきますね♪

【海棠が色付く頃に】(ネタバレあり)

第13話

施済周は、今年も朗斯年に花神節の主宰を奪われるのではないかと苛立ちを深める。花神節の主宰を重要視する施済周は、迪文から朗家の長男のことを聞き、朗家に乗り込むことに。
施家の夫婦の方が夫婦関係は良好なようですね。夫人は色々不満があるようですが♪

月軒は海棠の出した要求のため、湖で蓮の実を採ろうとする。天候が怪しくなってきたため、同行した迪文はやめようと懇願するが、月軒は聞き入れない。一方、朗家では海棠が壊されたケーキを作り直し、月明の誕生祝いを行おうとしていたが、月明は姿を現さない。そこに施済周が訪問したため、誕生日はお開きに。施済周は朗家の婚姻の話を持ち出し、施家を呼ばないなんてと皮肉たっぷりに過去の因縁をにおわすのだった。
月明は月軒といる時は普通なのに、ちょっとしたことで閉じこもって面倒くさい…

急に大雨が降り出したため、迪文は月軒を止めようとするが、月軒は立ち上がれなくなる。月軒は家に連れ戻されるが、月明は海棠の無理難題のことは知らず、月軒の愚行を叱る。実は海棠が湖に駆け付けたのだが、海棠に一生許されないと言われ、月軒はひどく落ち込む。
月軒は意外に脆いところがありますね。すぐに酒に溺れたり、自虐的な行動に走ったり

学校で夏合に無視された青青は、朗家の保証を振りかざし、月軒に風邪をひかせた海棠は疫病神だと罵る。朗家に海棠が騙された夏合も黙って引き下がらず、姉を傷つけたら承知しない、と応戦する。
まさかこの二人に恋の予感とかそういうのは… イヤそれはやめてほしいですね…

龍徳水は華吉利に横流しした武器で大儲けしたが、そこに施済周が訪れ、賄賂を贈って取り入り、花神節の主宰になれるよう協力をとりつける。
龍徳水は金をくれて頭を下げる方だったらどっちでもいいのですね

月軒を心配した海棠は、部屋の外から様子を伺うが、それを青青に見つかって咎められる。青青は海棠を嫌って、月軒に「海棠に騙されるな」とまくしたてるが、月軒は「義姉さんを困らせたら僕が悲しむ」と青青を諭す。
「どんな悪だくみも見逃さない!」って、青青の方こそが悪だくみしまくりなのに♪

傷を見られまいと隠す月明に、海棠はこのままでいいのかと、皆や自分と向き合おうと説く。自分なら治す可能性があると、海棠は自分を信じて治療するよう、辛抱強く月明を説得する。
海棠が離縁状のため真剣になればなるほど、月明は期待してしまうわけですが…

馮春言は月軒に、なぜハスの実を採るようなことをしたのか尋ねるが、月軒は遊びだと言ってごまかす。月軒は母が冷たく当たる妙蘭を気遣い、朗家から嫁がせるべきだと提案するが、馮春言は耳を貸さない。陰で聞いていた妙蘭は暗い気持ちでその場を離れる。
妙蘭は朗家を出ていきたい気持ちと、月軒の傍にいたい気持ちがないまぜですね~

海棠は月明の治療を始めるが、月明は海棠が自分のために一生懸命になっていることに希望を抱く。そして近くで海棠の目を見ることができたため、ようやく月明は海棠の肖像画を完成させる。
海棠のメイクシーンの表情は綺麗ですからね、間近で見たら惚れますよね♪

商会の選挙では周到に根回しした施済周が主宰に選ばれ、朗斯年は憮然とする。一方、月軒が病気だと聞いて心配した莫嫿は、夜中にこっそり月軒の寝室に忍んで来る。驚いた月軒は妙蘭に頼んで莫嫿を追い出してもらう。
莫嫿はどうやって入ったのでしょう。全体的に押しが強すぎますよね

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第14話

朗家の庭で夜の散歩をしていた海棠は、「海棠、恨む」と白い仮面の女に脅かされ立ちすくむが、そこに月明が現れ青青のいたずらを暴く。月明は「誰にそそのかされた」と追及するが、青青はただのいたずらだととぼけたため、次は容赦しないと厳しく叱る。一方、妙蘭が月軒の看病のすべてを任されていると聞いて、莫嫿は「友達になろう」と言う。
月明は、青青を唆す「誰か」の存在に心当たりでもあるのでしょうか

翌朝の髪梳きで妙蘭は、海棠が「朗家を出ていく」と言っていたと馮春言に吹き込み、月軒の風邪も海棠が命じた八つ当たりだと暴露し、月明の治療も「怪しげな薬草」と伝える。
妙蘭は海棠を追い出したいわけではなく、むしろ朗家に置いて不幸にさせたいのですね

激怒した馮春言は恵徳に怒鳴り込み、海棠を説教するために連れ出す。月明は妙蘭の密告だと見抜くが、妙蘭はとぼける。馮春言は海棠に、朗家の嫁となった以上、月明の顔を実験台にするなと説く。しかし海棠は譲らず、「もし治せたら離縁状を」と求める。
妙蘭も海棠くらい強かったら、不幸ぶりっ子でひねくれない生き方ができたのかな

花神節の主宰となった施済周は、昆陽商会の面々に「成人子弟は全員参加すべき」と主張し、朗家の長男の参加を要求する。朗斯年は施済周の目的に気付くが、月明が参加しなければ同業者から責められ、参加すれば商いが傾く事態に困惑する。海棠は怖気づく月明を励まし、考えがあるという。
施済周のやることはえげつないですね。そこまで両家が拗れた過去の事情とは一体…

月明の花神節参加について、出席させようと考える朗斯年と、月明が傷つくのを恐れる馮春言は言い争いになる。朗斯年は月明の意見を聞くべきだと言うが、馮春言は許さない。険悪になった両親を見かねた月明は、参加の決意を伝える。
「息子のことは私が決める」という馮春言のやり方は、月明を幸せにはしないですよね~

施済周は、花神節の準備を手伝いもせず、遊びに出ている迪文に腹を立てる。夫人は迪文を庇い、大人同士ちゃんと話し合うべきだと仲直りを提案する。花神節で朗家を叩きのめす算段で施済周は上機嫌で、これまでのやり方を改め、息子と話し合うことを了承する。
迪文はあんな父親がいたら、毎日家に居たくないのでしょうね…

花神節の日、化粧品業界経営者とその成人子弟は祭壇の前に勢ぞろいする。法師が仮面を取るように命じたため月明は仮面をはずすが、海棠の化粧が傷を隠し、月明の美男子ぶりに歓声が上がる。しかし海棠の使った化粧品は未完成で火に弱く、祭壇の火が風で煽られ月明の化粧が落ちたことで祭祀の場は騒然となる。月明は群衆に囲まれ、逃げる羽目に。その騒動は朗里春の商売に響き、全店で客足が途絶えてしまう。
法師は施済周から沢山報酬をもらっていたのでしょう、きっとそう

勝ち誇った施済周は朗斯年と車がかち合っても道を譲らず、朗家の失態を皮肉たっぷりにあげつらい、車を動かさないまま去ってしまう。ショックで月明は以前より閉じこもってしまうことに。朗斯年は月明を厳しい言葉で外に連れ出そうとするが、馮春言はそれに反対し、両親の言い争いを聞いて月明はさらに閉じこもるばかり。
馮春言のやり方は守っているつもりでも毒ですよね。それにしても施済周ムカつく…

馮春言は海棠を呼び出し、月明に恥をかかせたのは海棠のせいだと妙蘭に折檻させようとする。海棠は自らの過ちを一切認めず、馮春言は無理やり押さえつけて叩かせる。月軒と月明のところに、使用人が海棠の折檻を知らせ、二人は駆けつけて止めようとする。月軒は悪いのは自分だと自らを棒で打ち、馮春言は息子たちの反抗に激怒する。
息子二人が庇えば庇うほど、海棠の立場が悪くなるだけなのに

打たれた痛みで倒れそうになる海棠を、月軒と月明は同時に庇おうとするが、月軒は自分の立場に気付いて手を引く。海棠にとっては月明の細かい気遣いが重い。
妙蘭は、怪我をした月軒を気遣って接近しようとするが、月軒は心の痛手で落ち込む。
妙蘭の本性が怖いです。月軒は早く気付いてほしいものですが…

第15話

月軒は妙蘭の手製の香り袋の香りに気付く。妙蘭は作ろうかと申し出るが、月軒にあっさり断られる。妙蘭は「自分は折檻を止めようとしたら叩かれそうになった」と、海棠を叩いたことは本意ではなかったと言い訳し、月軒はその言葉を全く疑わない。
月軒はプレイボーイと言われながらも、妙蘭のような女の本性を見抜けないのですね

朗斯年と全執事は、海棠が月明に施した化粧が、かつて見たある女性の死化粧の技術と同じだと気付く。それを施した化粧師は海棠の父・顧順琪だったが、海棠と化粧師の関係を二人はまだ知らない。朗斯年は同じ技術を持つ海棠との巡り合わせを「天の配剤」と考える。
あの女性は誰なのでしょう。でも10年前呼びに行ったのはやはり全執事のようですね

迪文と月軒は華吉利と三人で食事する。若い世代の月軒と迪文が知らない漢詩(王翰の「涼州詞」)をそらんじ、中国名を持ち中国語に堪能な華吉利は、昆楊をこよなく愛していた。華吉利は納期が短い大口発注案件を持ち込み、それに対し月軒は入札会の開催を提案する。
華吉利にとって中国は宝の山であると同時に、彼は無類の中国オタクなのですね

花神節の影響で、客足が途絶えている朗里春の美名を取り戻そうとする朗斯年に、月軒は華吉利の大口発注の話を持ち込む。月軒は月明に大口発注について相談し、月明は他の工房に協力を頼んではどうかと助言する。一方迪文は、大口注文を絶対に落札しなければ敷居を跨がせないと施済周から叱責される。施夫人に家が荒れないようにと懇願された迪文は、仕方なく月軒に相談することに。
施夫人の胸元のブローチ?は蛾に見えるのですが、あの意匠は不気味じゃないのかな…

華吉利は龍徳水に「天眼八珠」というチベット伝来の貴重な首飾りを贈り、あまりの中国通ぶりに龍徳水も舌を巻く。華吉利は昆楊での商売のために積極的に龍徳水に取り入る。
中国人よりも中国に詳しい華吉利みたいな人は、今も昔も結構いるのでしょうね

月軒は朗斯年に、なぜ施済周といがみ合うのかと尋ねるが、朗斯年は「いつか説明する」と言葉を濁す。朗斯年は施済周とだけは提携できないと、入札会で結果を出すよう月軒に望む。しかしその頃、月軒の部屋で待っていた迪文が、月軒の作った入札書を目にしていた。
施家との確執は根が深そうです。そして迪文も闇落ちしてしまうのでしょうか?

入札会当日、昆楊の財界と報道陣が沢山集まって会場は賑わうが、施済周が提案した計画は月軒が考えていたものそのままだった。月軒は迪文が案を盗んだことに気付き、迪文は親に認められたかったと白状する。朗家は敗北に沈むが、その中で海棠は「朗家に損失は出ていない」と言い出す。実は施家は厄介な仕事を抱え込み、朗家にとって落札を逃したことは幸運だったという海棠の発想の転換を、朗斯年は高く評価する。
海棠は商売のことを何も知らないけど、商いのセンスを持っているのですね♪

馮春言は夫が海棠を庇ったことで、姑の面目が丸つぶれだと怒る。朗斯年は、馮春言から海棠の離縁の意志が固いことを聞いて驚く。朗夫妻は長年別々に寝ており、夫が不仲の本当の理由を語ってくれないことが馮春言の孤独を深めていた。
朗斯年は何を隠しているのでしょう。簪事件と関係があるのでしょうか?

大型発注の生産が始まった日、早々にトラブルが発生し、華吉利は施杭露の協力業者に取り囲まれる。月軒は華吉利に、施杭露の案は自分が盗まれた第1案だと明かし、実現可能な第2、第3案の存在を匂わせる。
このトラブルで、きっと迪文が叱られるのだと思うとかわいそうですよね

馮春言は海棠を呼び出し説教するが、海棠は自分に過ちはないと強気を崩さない。月明の治療を諦めない姿勢も気に入らないが、馮春言は月明を治せたら離縁を認めることに同意する。ただし月明の顔を傷つけないことと、月明にも口外無用だという条件を出され、海棠はそれを受け入れる。
馮春言は海棠を騙して結婚させたのに、なぜこんなに上から目線でいられるのでしょう

治療法の開発のため、海棠は久々に工房に戻ることに。工房の同僚たちは戻って来た若奥様の海棠に湧きたつが、新巧は月明の顔の傷を持ち出してあてこする…
海棠は一応、工房では寿退社的な扱いになっていたのでしょうか?

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13~15話の感想

花神節の主宰にこだわったのは、法師に袖の下つかませるためだったのかと思うほど、施済周の朗家への攻撃が炸裂していました。でも風が吹いたのはさすがに運でしょうか。子供たちの友情を裂いてまで、親同士がいがみ合うのはなぜなのか、一体過去に何があったのかを早く知りたいものです。

今回わかったのは、やはり海棠父を呼びに来たのは全執事だったらしい、ということでしょうか。謎の遺体の女性、死化粧を施す海棠父、という回想シーンを朗斯年と全執事が思い出していましたが、あの女性は誰なのかという謎がさらに膨らんでしまいました。海棠父はああいう死化粧の仕事もしていたのでしょうか。海棠は朗家にいることにこだわっていますが、このままでは彼女の化粧師としての技術が活かされないので、葬儀屋的なところと提携すれば結構稼げるのでは。この後彼女の化粧師の技術が活かされる形で朗家からの卒業が果たされるといいのですが…

あと気になったのは、妙蘭が朗家で被害者ぶりつつ暗躍しているところです。月明はなんとなく彼女の裏の顔に気付いているように思いますが、月軒は彼女の本性に気付いていない模様。妙蘭は朗家から出たら生きていけないので、朗家に依存しながら呪って日々を過ごしているという、海棠とは対照的な存在です。海棠を憎む妙蘭や奥様は、自分の弱さを海棠のせいにして勝手に疎んじているように思います。他人を恨む前にまず自分自身を何とかしてほしいものですね。

しかし化粧品業界は、女性を美しくするために化粧品を作っているはずなのに、施済周のような人を見下す道具として化粧品を利用しているのを見るとがっかりしてしまいますね。きっと施杭露にはバチが当たるだろうと思います。でも、ドロドロであればあるほどドラマは面白くなりますから、両家がもっと揉めることを期待してしまいます♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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