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クルミットです♪
ついに舞台は京城での新生活へ。親しい人たちとの別れや新しい謎、そして“鬼画”と呼ばれる不思議な事件が巻き起こります。
恋愛模様に加えて、今回は本格推理も楽しめる密室殺人の謎が深まる展開です!
それでは第9話を一緒に見ていきましょう!
鹿苑記 第9話のあらすじ
陸白は最初、鹿南一のことをただの普通の女性と思っていましたが、彼女が自分の名前入りの判子を押す姿を見て態度が一変。
自分の話本(物語)の真犯人について尋ねようとするも、ネタバレを恐れて耳をふさいでしまう姿はちょっとお茶目でした。
林清秋と鹿南一は、陸白の府でしばらく過ごすことになり、林清秋は陸白が捜査資料を渡してくれるのを待ってから出発しようとします。
陸白は鹿南一に「なぜこんな男(林清秋)がいいのか」と不思議そうですが、なんだかんだ二人を応援している様子。
その後、鹿南一は荷物を整理しに自宅へ。1年ぶりに帰った家では、両親が家を空けており、残されていたのは手紙一通だけ。
使用人もみんな辞めてしまい、家のお金も持っていかれて、京城でひとりぼっちになってしまいます。
久しぶりの我が家でまさかの“家族全員お出かけ中”とは、切なさと少し笑いもこみ上げてきました。
気落ちして街を歩く鹿南一に、林清秋が声をかけてくれます。「また一人になってしまった」とつぶやく鹿南一の手を、林清秋はしっかり握り、「自分がいる」と静かに寄り添います。
一方、宮北音も実家へ戻りますが、家はすっかり荒れ果てたまま。両親も他界しており、宮北音は「家族の名誉を絶対に回復する」と心に誓います。
雷羽は宮北音の気持ちを察し、家の修繕を手配。「これからは宮北音のことは自分が全部面倒を見る」と励まし、二人でブランコに乗りながらそっと手を握ります。
宮北音もその手を離しません。
一方、京城の有名な富商・銭掌櫃は美しい仙女の絵に夢中。ところが、なんとその絵の“中の仙女”が突然現れるという怪奇現象が!
銭掌櫃は恐れるどころか大興奮。しかし次第に体が冷たくなり、布団を何枚も重ねても寒さが収まりません。
絵の中の仙女が現れる場面はまるで怪談そのもの、思わずゾワッとしました。
ろうそくの灯りでやっと落ち着いたと思った矢先、ロウソクが倒れ、あっという間に家が火事になり、銭掌櫃はそのまま焼死してしまいます。
林清秋と鹿南一、陸白は現場に駆けつけ、焼け焦げた遺体と“仙女画”を調査。
陸白は「これはただの事故じゃない、仙女画を手にした者は次々焼死する」と深刻そうな表情。
現場には富商の小妾(しょうさい/側室)も駆けつけ、「結婚は仕方なくしたもの。殺意はない」と涙ながらに語ります。
侍衛たちも徹底的に調べましたが、外部からの侵入者の形跡はなし――つまり“密室殺人”という状況です。
林清秋は小妾に「鬼画殺人」の噂話をあえて話してみせると、小妾は明らかに動揺し、何か恐ろしい秘密を隠している様子。
本格ミステリーのような緊張感があってワクワクします。
鹿苑記 第9話の感想まとめ
第9話は、舞台が一気に京城へと移り、
新しい登場人物や怪事件が次々と登場する、新章の始まりにふさわしい回でした。
“鬼画”と密室殺人、そして人間模様の切なさが絡み合って、とても見応えがありました。
家族との再会を果たせなかった鹿南一や、宮北音の決意など、それぞれのキャラクターの新しい一面も描かれていて、
事件だけでなく人間ドラマとしても楽しめました。
この“仙女画”の謎、そして小妾の動揺の理由――
次回は本格推理がどう展開していくのか、今からとても楽しみです!
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