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クルミットです♪
楚嵐の襲撃による混乱、沈玉容と薛芳菲が公の場で向き合う共演の裏側、そして蕭蘅の踏み込んだ決断。31話は、誰が誰の背中を狙っているのか分からないほど、物語の駒が猛スピードで動き回る回でした。それでは31話を一緒に見ていきましょう!
【墨雨雲間(ぼくううんかい)】 31話のあらすじ
傷を負った葉世杰が蕭蘅のもとへ飛び込み、司徒九月が楚嵐に襲われた事実を告げます。蕭蘅はすぐさま暗衛を放ちますが、楚嵐は煙幕を張って姿を消しました。成王の陣営が本格的に始動したことが露骨に分かります。
この時の蕭蘅、怒りで震えていた気がします。司徒九月を救いたい気持ちと、自分の庭を荒らされた怒りが混ざってて、画面越しに熱気が伝わってきました。
報告を聞いた薛芳菲は国公府へ向かいます。司徒九月の様子を案じ、見舞いに通うことを伝えると、蕭蘅の表情が少し緩みました。
普段あんなに鋭い視線の蕭蘅が、薛芳菲の一言で一瞬だけ少年の顔に戻るの、ズルいですよね。
一方、会盟の演目は代役探しで揉めていました。杜公子の辞退により空席となった役へ、冗談交じりに沈玉容の名前が浮上します。沈如云の登場で場は落ち着きますが、薛芳菲はここを好機と捉えました。沈玉容のプライドを突き、わざと辞退をほのめかすことで、あえて彼の方から自分を指名せざるを得ない状況に追い込みます。
薛芳菲、冷静すぎて怖いくらいです。相手が何を嫌がり、何に食いつくのかを完全に掌握してる。沈玉容が言い返す時の、あの憎しみが滲む目。見ていてゾッとしました。
姜景睿と柳絮の協力もあり、ついに沈玉容と対峙した薛芳菲は、「共演すれば噂は収まる」と切り出します。さらに「亡妻を避けるのは、愛していないからか」と問い詰め、沈玉容のプライドを逆撫でしました。激昂し、「愛していた」と口走った沈玉容は、共演を承諾するほかなくなります。
その頃、皇城司に楚嵐が潜伏していると確信した蕭蘅は、龍武軍を動かして包囲する荒技に出ました。李仲南が激昂する中、剣を抜き放ち強行突破を図る蕭蘅の姿がありました。しかし、楚嵐はあと一歩のところで逃走。李仲南の指示ミスに、李瑾への当たりが強まるなど、内部の亀裂が深刻化しています。
夜の排練後、薛芳菲を謎の刺客が襲撃します。刃が彼女を捉える寸前、身を挺してそれを止めたのは沈玉容でした。彼は刺客が婉寧の差し金であることを察し、目で「去れ」と合図を送って逃がします。沈玉容が負った傷は、婉寧に対する明確な拒絶と、薛芳菲を守るという奇妙な執着の現れに見えました。
刺客に傷をつけられた瞬間、沈玉容の顔から血の気が引いていくのが見えました。自分の手で傷つけたはずの彼女を、今度は自分の体で守るなんて……歪んでるけど、彼の中では何か決定的なものが壊れたのかもしれません。
翌日、蕭蘅は薛芳菲を厳しく叱責しますが、彼女は「これが最初で最後」と言い切ります。婉寧は沈玉容の傷を見て、彼を冷徹に責め立てました。そして迎えた本番。沈玉容と薛芳菲は、かつて夫婦だった二人として、観衆の前で舞い踊ります。
舞台上の二人の距離感が、見ていて息苦しかったです。沈玉容の目に浮かぶ、消したはずの過去への未練と、それを冷ややかに踏みつける薛芳菲。あんな状態で踊り続けるなんて、二人ともメンタル強すぎます。
大昭王子は、演目の中に司徒九月への情念が混ざっていることを見抜き、この儀礼の裏に隠された複雑な意図を悟った様子でした。
【墨雨雲間(ぼくううんかい)】 31話で心に刺さったこと
今回、一番強烈だったのは「沈玉容の傷」です。彼は薛芳菲を殺したくてたまらないはずなのに、刺客から守るという選択をした。その理由が、慈愛なのか、それとも彼女を自分の支配下に置きたいという歪んだ所有欲なのか。婉寧の目をごまかしながら彼女を救うあの表情、彼がどれだけ深い闇に足を取られているのかが露骨に映し出されていました。
対照的に、蕭蘅の動かし方が今回は非常に鮮やかでした。李仲南を追い詰めるために皇城司を包囲する、あの龍武軍を率いて現れる時の圧倒的な存在感。彼は薛芳菲の危うい戦略を理解しつつも、最後には自分の力でねじ伏せようとしている。彼の手のひらから少しずつ外れていく薛芳菲の危うさと、それを繋ぎ止めたい蕭蘅の苛立ちが混ざり合っていました。
そして何より、薛芳菲。彼女の戦略は、常に自分が一番危険な位置に立つことで成り立っています。刺客に襲われることさえ計算の内と言わんばかりのあの落ち着きには、もはや執念すら感じます。沈玉容を舞台に引きずり出し、婉寧を怒らせ、その火種を自分に引き寄せる。彼女が何を目指してどこまで燃え上がろうとしているのか、次の展開が待ちきれません。
楚嵐は一体どこへ消えたのか。そして大昭の使団の影に隠された、本当の標的は誰なのか。舞台は整いましたが、幕が降りたあと、誰が立っているのかが全く分かりません。
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