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クルミットです♪
47話はいきなり数年先へ飛ぶ回です。酔菊を失った後の娉婷の姿から始まり、気づけば時が流れて、荒れ地だった村を立て直した娉婷と成長した長笑が見られます。白蘭では何侠が着々と力をつけていて、穏やかに見えて内側ではいろいろ動いている話です。
それでは47話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 47話のあらすじ
47話の冒頭は、酔菊の墓前のシーンから始まります。
娉婷と陽鳳が、亡き酔菊のために墓前で合奏します。演奏が終わると娉婷は陽鳳に言います。「酔菊はもういない。私ももう楚北捷には会わない」。そう言い終えると、手に持っていた琴を力いっぱい叩き壊してしまいます。
琴を壊すシーン、大声を出すわけでも泣き崩れるわけでもなく、ただ静かに砕く。それがかえって重くて。
その後、場面は一気に数年後へと飛びます。
娉婷は則尹夫妻とともに、山あいの小さな村で暮らしていました。最初に来たときは荒れ果てた土地でした。娉婷は水源を探し当てて井戸を掘り、松森山のふもとに梅の木を根付かせ、高台の田に水を届ける連動式の水車まで発明して、誰も想像しなかったような豊かな土地へと変えてしまいました。
水車を自分で発明するってどういうこと! 娉婷、本当に何者なんだろうと毎回思います。
百里にわたる梅林が今年も豊作を迎え、娉婷と陽鳳は翌日の村人への分け前を相談しています。
則尹の息子・則慶と、楚北捷の息子・長笑は毎日則尹から武術を教わっています。ふたりが一生懸命に型を練習している姿を見ていると、娉婷の頭にはまた楚北捷の顔が浮かんできます。
息子の動きが父親に似てきているとしたら、娉婷はそれを見るたびにどんな気持ちになるんでしょう。しんどいですね。
この日、長笑は阿漢おじさんからもらった木剣を大切にしていました。「受けた恩は必ず返す」と娉婷から教わっている長笑は、こっそり帳簿を書き換えて、阿漢おじさんへの分配金を多くしようとしていました。
帳簿を書き換えるのは良くないけれど、長笑なりの精一杯の恩返しで、じんわりしました。
娉婷は長笑の細工に気づきます。でも怒るのではなく、子どもの気持ちを叶えてやることにします。阿漢への上乗せ分は自分の財布から補うことにしたようです。
村人たちは娉婷に感謝し、獅子林の村長に推します。長笑が「村長ってなに?」と則慶に聞くと、則慶は「お父さんが言う女侠だよ」と答えます。女侠とは、武術の心得があって義を重んじる女性のことです。ふたりは言い合ううちに興奮してベッドから転がり落ち、床下に小さな木の箱があるのを見つけます。
開けてみると、楚北捷がかつて身につけていた佩剣(腰に差す剣)が入っていました。
この瞬間の娉婷の顔、映像で見ていたらどんな表情だったんだろうと思いました。嬉しいよりも、苦しい方が上回りそうで。
剣を手に取りながら、娉婷はどうしても気になってしまいます。今の楚北捷は、どんな暮らしをしているのかと。
一方、白蘭の状況も大きく変わっていました。
かつて諸国の中で最も国力が弱かった白蘭は、何侠の遠征によって着実に力をつけています。この日も何侠は凱旋し、道すがら集めた珍宝と攻め落とした十の城の鍵を公主に献上します。公主は「丞相が内を支え、駙馬が外で戦う。白蘭が天下を取り戻す日は近い」と喜びます。駙馬とは公主の夫のことで、それが何侠です。
何侠、本当に強いです。ここ数年で白蘭をここまで変えてしまうとは。
その夜、何侠は公主を自分の屋敷に泊まらせます。翌朝、公主は朝廷に姿を見せませんでした。そして何侠が朝廷で公主の勅令を読み上げます。何侠を元帥に任命し、大晋へ出兵するという内容でした。貴丞相はこの展開に歯ぎしりするほど激怒します。
場面は変わり、則尹と管理人が嬌嬿楼という料亭へ酒を届けに行きました。管理人に勧められて楼内を見物すると、燕十三娘という女性が競売を仕切っていました。蝉の紋様が入った金の装飾品が百三十両から始まり、あっという間に五百両で落札されます。
落札した男が燕十三娘に貂の尾を贈って言います。「貂の尾と蝉の紋、合わせて”貂蝉”の名前になる」。すると燕十三娘はすぐさま黄金三百両を男に返しました。その堂々ぶりに、その場の全員が驚きます。
貂蝉とは、三国志でも名高い絶世の美女の名前です。この場面でその名前が出てくることに、何か含みがあるのかもしれません。
孤高の花 47話の感想まとめ
この話で一番頭に残ったのは、床下から楚北捷の剣が出てくる場面です。
子どもたちがふざけて転がり落ちて、偶然見つけた木の箱。その中身を見た娉婷の表情が、映像で見られたらよかったです。数年間、誰にも気づかれずに床の下にあった剣というのが、なんか切ないです。
長笑が帳簿を書き換えようとした場面も、小さいけどじんわりしました。「受けた恩は返す」という娉婷の教えを、子どもなりのやり方で実行しようとしている。娉婷がそれを怒らず、自分のお金で補うことにしたのも、このふたりの関係が出ていて良かったです。
白蘭パートは、遠征で動いていた何侠が、いよいよ政治的にも踏み込んできた感じです。公主の名前で勅令を出すのは、どこからどう見ても黒い動きで、貴丞相が激怒するのも当然です。でも貴丞相も今まで相当ずる賢く立ち回ってきたので、お互い様という気もします。
冒頭の琴を壊すシーンが、話の最後まで頭の端に残りました。「もう会わない」と決めて壊した琴の代わりのように、楚北捷の剣が床下から出てきた気がして、娉婷があの剣を手にしたときどんな顔をしていたのかが、ずっと気になっています。
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